幼馴染の好感度が低すぎる件   作:足でされたい

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過去のお話になります


過去編 純一

過去編

 

思えば静との出会いは最悪だった。小学2年生の頃が初めての出会いだった。俺はその頃は野球もしてないなくて友達も少なくほとんどの時間を1人で過ごしていた、、、そんな時体育の授業でクラスを二つに分けてドッジボールをやっていた時だった。1人だけ桁違いの運動能力で周りを驚かせたのが北原静だった。小さな時から口悪かったなほんと、、、

 

「天谷!逃げてばかりじゃなくてボールとって私にパスするなり相手に投げなさいよ!」

 

試合終盤だった、静はアウトになり陣地に残るは何故か俺だけになってしまった、、、すばしっこくて中々当たらなかったらしい。そして相手陣地は5人、それなりに運動が出来る子もいて絶体絶命だった。

 

「無理だよ北原さん、、、僕ボールなんてとったことも投げたこともないんだから、、、」

 

「そんな弱気でどーすんのよだっさいなぁ」

 

そんな会話をしてくる中で少年野球チームに入っていた小久保高俊(現在の親友)が投げたボールを避けきれずゲームセットとなった。

 

「ごめんね北原さん僕がもう少しボール取れてたら、、、」

 

「弱虫の言い訳なんて聞きたくないわ。なら小久保君にでも教わって勉強しなさいよ、ほんとあんた見てるとイライラする」

 

この時の心境はなんだこのくそおんなちょっと運動出来て顔がいいからってなんなんだよこいつっていうのが素直な感想だった。俺が静のことを気にし始めたのがその半年後、ちょっとした出来事だった。

 

「おい、天谷そこどけよ俺が座りたいんだけど」

 

当時のクラスのいじめっ子に言われて俺は確かどかなかったと思う。でもそんな些細な事であーなるとは思わなかったんだよね。

 

「なんでよ、ここ僕の席だし木村君向こうの席じゃん」

 

「はー?なんでお前に指図されなきゃいけないわけ?」

 

「逆になんで僕が譲らなきゃいけないのさ」

 

「もーいいよお前うざいわ」

 

ドン!俺は座ったまま蹴られていた。

 

「いったぁ、、」

 

「初めからどいときゃいいんだよバカ」

 

その次の日から木村君から俺へのいじめが始まった。

 

「あれ?」

登校して外履きから上履きに履き変えようとしたら上履きがなかった。仕方なく裸足で教室まで向かうと、、、

 

「お前なんで上履き履いてねーの?可哀想にそんなお金もない家なのかな天谷の家って、ギャハハハ」

 

すぐにわかった。上履きを隠したのは木村君だって。それに取り巻きも笑っていて心底腹が立った。

 

「返してよ!なんでそんなことするの!?」

 

「はー?やめてくんね?俺らが隠したみたいじゃん?証拠でもあんの?」

 

「う、それはないけど、でも!」

 

「証拠もねーのに犯人扱いとかきもすぎなんだけどあっち行けよきもちわりーな」

 

その頃の俺は気も弱くて引き下がらざるをえなかった上に泣いてしまった、、、今思えばほんとに弱すぎだったな俺、、、

 

机に顔をつっぷして泣いてたのを隠してた時だった、、、当時隣の席だった静が俺に声をかけてきた。

 

「ねぇ、大丈夫?これ天谷のでしょ?さっき女子トイレにあったんだよ?ねぇってば」

 

「え、北原さん、、、?」

 

「ってえぇ!?なんで泣いてんのよ、ほらハンカチ貸してあげるから」

 

強気な静しか見たことなかった俺はあたふたしてる静を見て少し笑ってしまった。

 

「ってなんで今度は笑ってるわけもーわかんなよあんた」

 

「なんか強気な北原さんしか見てなかったら慌ててる北原さん見るの新鮮でおかしくて」

 

「はー!?私だって心配ぐらいするわよ!ほらハンカチ使いなって遠慮しなくていいから」

 

「ありがと北原さん」

 

そう言って静からハンカチを使って涙を拭いた。

 

「洗濯して返すねこれ」

 

「いいわよ別に、少しは元気でた?」

 

「うん、ありがとね、ほんとなら僕が木村君にガツンと言わなきゃなんだけど、、、」

 

「あんたの性格じゃまぁ無理よね、気にしない事が一番だと思うよ。私もあいつ嫌いだし。それにあんたが無理して性格変えるまでもないと思うよ、まぁ少し弱気すぎるところは直した方がいいけどね」

 

笑いながら話す彼女を見てたら胸がドキッとしてしまった。そんな優しい顔も出来るんだ、、

 

「何よ人の顔マジマジと見て?」

 

「あ、ううん。ごめんなんでもないよ、でもこの前の北原さんに言われた小久保君にでも教わったら?って言うので僕も野球始めたんだよ」

 

「え!?そーなの?冗談半分で言ったのに、結構真に受けるタイプなのあんた?」

 

「僕がボール取れてたら勝てた試合だったかもだし何か運動したいと思ってたからいいきっかけになったよありがと」

 

「あんた結構負けず嫌いだったのね、いい性格してんじゃん、それと!北原さんってのやめて他人みたいで嫌だから。仲良い子は私のこと静って呼んでるから」

 

「わかった、これからは静って呼ぶね。僕も静の負けず嫌いなとこの性格とか真似したいと思ったんだもん、恥ずかしいけど1人活躍してる静がほんとかっこよかったんだもん」

 

「別にあんたに褒められても嬉しくないわよ、まぁ素直に受け取っとくわありがと、じゃあこんどキャッチボールでもしようよ、私、ソフトボールやってるんだ」

 

「だからあんなにドッジボール上手だったんだ。うん!こちらこそお願いします」

 

 

それから静とは気付けばクラス、学校でも一番の友達になり俺は静に憧れるようになった、男の子にも負けない運動神経やはっきり言える強い心、俺が今野球をしているのも静がいなかったら有り得なかったしね。そして気付けば憧れだけじゃなく静の事が好きだった気付いた。性格はもちろん外見も可愛くてほんとに夢中になっていたレベルで静以外の女の子には目もくれなかった。

 

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