幼馴染の好感度が低すぎる件   作:足でされたい

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告白

 

ブルペンにつくともうゆかりさんはその場にいた。

 

「ゆかりさんすみませんお待たせしました。」

 

 

「ううん。私も今来たとこだし気にしないで」

 

そう微笑むゆかりさんはほんとに絵になって綺麗で見とれてしまいそうになる。

 

「早速なんですけど用件はなんですか?見たところブルペンもマウンドも荒れてないみたいなんですが。」

 

「野球とは全く関係ないよ天谷君。私があなたに話があるの」

 

「お話ですか?練習メニューとかの相談ですかね」

 

「前から思ってたけど天谷君鈍いよね…笑

まぁ本題だけど天谷君バスケ部の北原さんのこと好きでしょ?」

 

「え、ええ!なんでわかるんです?1年の教室とかこないですよね先輩」

 

俺が静のことを好きって知ってるのは幼馴染の隆俊ぐらいで他の人にはそんなこと言われたこともなかった。

 

 

「だって君…毎回グラウンドから帰る時同じ子ばっかり見てるんだもん。そりゃ少し考えればわかるよ。それで私が話したいことっていうのはね…」

 

「はい。」

 

「私は天谷君の事が好きなの。私と付き合ってくれませんか?」

 

その後の事はいまいち思い出せない。少し時間を下さい。って言った後午後の授業は完全にうわの空で教師が何を言っているかわからなかった。

 

「純一!ちょっとねえってば!」

 

「はい!すみません!」

 

「なんで敬語なの気持ち悪い。」

 

「なんだ静か…どうしたの?」

 

「あんたゆかりさんに呼ばれた後からずっとうわの空だけど何かあったの?もしかして部活中あんたの気持ち悪い目で視姦しててそれが気持ち悪いからやめて死ねとかでも言われたの?」

 

「女子が視姦とか言ってんじゃねーよ…そんなんじゃない。静には関係ないことだよ」

 

「何その言い方。なんかむかつく」

 

「ごめん。とにかく今はいっぱいいっぱいなんだよ。俺は部活行くから」

 

静は自分でもわけがわからないぐらいイライラしていた。

なんなのあいつ。ゆかりって言ったけな。あの人は間違いなく純一に好意を向けてた。鈍感なあいつじゃわからないだろうけど私にはわかってた。見たところ多分告白でもされたんだろう。なんでかな。別に純一のこと好きでもないのに付き合ったらと思うと胸が張り裂けそうだった。これ以上考えると私も部活に支障出るし今度ちゃんと純一の口からどーするのか聞こう。私らしくもないうじうじすんな!両手で頬をばしっと叩いて気を入れ直して部活に行く静だった。

 

 

 

 

ゆかりside

 

はぁついに言っちゃったよわたしぃ!

高校2年の春に天谷君の投球を見て1年生なのに凄い投手なんだなとは思っていたけど気配りも出来て誰にでも優しいし気付いたら彼をずっと目でおってしまっていた。好きだって確信したのは5月の合宿の時同じ1年生の相川君に強引に告白されて迫られた時に純一君がなにしてんだよお前!ゆかりさん嫌がってんのわかんねーのかよ!って庇ってくれた。私にはそれが本当の王子様に見えた。その後相川君は監督に厳しく言いつけられてそれ以来私には目も合わせなくなったけどね。とにかく私は天谷純一って人が好き。北原って子が好きなのはわかってるけど私にも取られたくないものはある。絶対に純一君は渡さないからね北原静。

 

「さぁ部活行こ!もう好きなの隠す必要もないんだしガンガン行くから覚悟しててよ純一君!」

 

この発言が純一にとんでもない災厄をもたらすとはこの時は何も知らなかったゆかりであった。

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