幼馴染の好感度が低すぎる件   作:足でされたい

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静、覚醒

 

「静!1on1しよ!今日先生いないから自主練だって!」

 

「あ、まじ!やったやりたい放題できるね」

 

話しているのは同じ2年生の八神 祐希。笑顔が可愛い黒髪のショートカット。多分バスケ部の中で私が一番仲良い子かな。

 

「そー!そーいえば3年の高町ゆかり先輩が純一君にこくったらしいじゃん!!!」

 

「え?それほんとゆーき?」

 

ちょっと待って。何かしらあるとは思ってたけど告白なの…でも純一本人が言うわけないしまさか噂広めたのはゆかりさん本人?

 

「ほんとらしいよ!バスケ部の先輩がゆかりさんに恋愛相談頼まれたんだって!」

 

「あいつのなにがいいんだか。ゆかりさんなら相手いくらでもいたでしょうに…」

 

やっぱり告白だった…あいつどーするのかな。あいつの好きな人とかなんて考えたことなかったけどゆかりさんなのかな。毎回話す時デレデレしてたし。ずっと笑顔だし。なんかむかついてきた。やめよあいつの事考えるの。結局きめるのはあいつなんだしどうでもいいや。

 

「まぁ純一君普通に顔もそれなりだし性格いいからもてるしね」

 

「みんな目が腐ってるのよ」

 

「またそういうこと言う。静はもっと自分に正直になった方がいいよ」

 

「余計なお世話、そろそろ始めましょ。時間がもったいないわ。」

 

そういって祐希を相手に1on1を始めた。最初は私が攻撃で祐希が守備だ。祐希も1年生の中でスタメンに選ばれている出場者。ちょっとでも気を抜いたら簡単に負けてしまう。

 

「どっからでもきなさいな」

 

「なめてると泣いても慰めてあげないよ」

 

「純一君取られて泣いてても慰めてあげないもんねこっちも」

 

「んな!?」

 

「ひっひー、隙をみせたねーしずかぁ。純一君の名前出した瞬間動揺したのみえみえだよ」

 

「はぁありえない。祐希。私を怒らせたね。もう手加減してあげない。」

 

その時の静は本当にエースオブエースって感じだったらしい。その後20回ぐらいやって祐希はボールにすら触らなかったらしい。攻撃でもシュートを1度も打てないぐらいに完封負け。

 

「あんたさぁ…それ試合でやりなさいよ。そんな動き試合ですら見たことないんだけど…私相手にこんな動きしてもしょうがないでしょ…」

 

「静ちゃんやるねー。それならマジで全国レベルよ。毎回純一君の名前使って煽ったらいいんじゃない?」

 

「ですよねキャプテン!」

 

「キャプテンまで勘弁してください、別に純一が誰とくっつこうがどうでもいいんでほんとに。」

 

バスケ部のキャプテン風見栞。同級生後輩からの人望がありみんなのまとめ役。恋愛沙汰の話が大好きでこの人に捕まると口をわるまで返してくれないとか。ちなみに本人は彼氏はいません。

 

「もぉ素直じゃないんだから」

 

祐希とキャプテンは純一君も可哀想になどと言ってるが無視しておこう。でも確かに今日の動きはキレてたな。あの動き覚えておこう。

 

半年後百合山の怪物と言われる北原静の1歩であった。

 

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