ベルがサイヤ人なのは間違っているだろうか   作:ケツアゴ

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ワンピでのサンジの過去 ラディッツの言葉 ターブルの存在 それらから思いつきました

DB系で好きな曲は三つ挙げるなら

奇跡の炎よ燃え上がれ

チャラヘッチャラ

摩訶不思議アドベンチャー 


神と神のも好き


プロローグ

 戦闘民族サイヤ人。その名の通り強い戦闘欲求と高い戦闘力を持ち、満月を見ることで巨大な猿に変身する能力を持った一族だ。その力で多くの星を滅ぼしたサイヤ人達の王であるベジータ王の居城に怒声が響いた。

 

「何だこの出来損ないはっ!! 戦闘力たったの五十だと!?」

 

 第一王子であり次期王のベジータはサイヤ人に相応しい高い戦闘力と戦闘欲求を持つが、第二王子のターブルは気が弱く、その内弱い星に送られることが決まっている。しかも、三番目に生まれたのは体が弱いアルビノで、気性も静か過ぎる。幼子とはいえ、今の状態からして将来的に下級戦士程度が精々だ。

 

「貴様など我が子ではない! サイヤ人の証である尻尾を切り落とし辺境の星に追放してくれるっ!!」

 

 元々自分には冷たかった父のこれまで以上の剣幕に怯えて母や兄に視線を向けるが、生粋のサイヤ人である母や長兄は同じく冷たい視線を送り、優しかった次兄は父親が怖いのか目を逸らす。

 

 

 こうしてサイヤ人第三王子は僅か一歳という年齢で遙か遠くの星に捨てられ、この半年後にサイヤ人の星、惑星ベジータは滅ぼされる事になる。後に成長した生き残りによって星を滅ぼしたフリーザは倒されるのだが、それは別の話である。

 

 

 

 

 

 

「……空から妙なモンが落ちてきたと思ったら中に子供が居るとは。坊主、名前は?」

 

「ベル……」

 

 追放され運良く生き残った第三王子ベルはとある老人に拾われ、田舎で元気良く育った。サイヤ人としては貧弱でも、この星では並外れた身体能力を持ち、そうでありながらも穏やかな性格に育ったのは育ての親の影響だろうか? 時は流れ、ベルが狩りに行っている間にモンスターに襲われ亡くなった老人からかつて聞かされていた話に憧れたベルは迷宮都市オラリオに向かうのであった。

 

 

 

 

 

 

「雑用係でなら雇ってやるよ」

 

「持参金もって出直して来なっ!」

 

 さて、道中の食事は木の実や獣や川魚、モンスターの卵を食べて無事オラリオにまでたどり着いたベルであったが、見た目が貧弱なモヤシなのでファミリアに入団を申し込んでも断られる。ここで本来の彼ならば絶望する所なのだろうが、気が弱くても戦闘民族サイヤ人である彼の思考は別の方向に行き着いた。

 

「よし! ダンジョンで持参金を稼ごう。取りあえず今夜の食費だけでも……」

 

 ど田舎で自給自足の生活をしつつ、悪乗りした育ての親のお爺さんが冗談で言いだした修行を熟しながら暮らして来た彼にとって世界の中心であるオラリオの物価は高すぎる。狩った獣を売って稼いだ路銀は既に食費に消え失せ、今夜の食事さえままならない。

 

 こうしてベルは神の恩恵を受けないまま本来は入ってはいけないダンジョンへと単身潜るのであった。

 

 

 

「ブモォオオオオオオッ!?」

 

 その姿を見た時、ミノタウロスは絶好の獲物だと思った。食う個所は少ないが、武器や防具も装備していない小柄な人間。本能的な敵意によって仲間と共に向かって行ったのだが、獲物の手の平に光の玉が出現したと思うと自分目掛けて飛来し、後ろの仲間を巻き込んで背後の壁まで吹き飛ばされた。

 

「よしっ! ……あっ」

 

 王子としての教育の一環で物心つく前から厳しい訓練を受けたベルは気の扱い方程度身に着けているので空を飛んだり気功波を放つ事も出来る。目立つから人前では避けろとお爺さんに言い含められているが、人目が無いからと躊躇なく使ってミノタウロスを吹き飛ばしたベルはガッツポーズをとるが、直ぐに失敗だと知った。

 

 炸裂した気弾はミノタウロスを確かに吹き飛ばした。ただし、換金対象である魔石諸共。辛うじてドロップアイテムである角が一個残ったが、まだ夕食代も稼げていない。知らない道に迷いながら動き回ったのでお腹が減って来たにも関わらず。

 

「が、頑張らなくちゃ……」

 

 ふと横を見れば先程の戦闘を見ていたのか怯えた表情のモンスターの群れ。ベルにはそれがご馳走の山に見えた。

 

 

 

 

 

「換金ですね。今回が初めてですし、何処のファミリアに所属しているのか……」

 

「あっ! 用事を思い出しましたので後で来ますっ!!」

 

 無事大量のドロップアイテムや魔石を手に入れたベルであったが、此処で根本的な問題に行き当たる。ダンジョンに入って良いのは冒険者だけであり、神の恩恵を受けていないベルが勝手に入って稼いだ魔石などは換金できないのだ。ダンジョンに入る前に出会った気の良い冒険者から聞いた話を今頃思い出したベルは荷物を担ぐと慌ててギルドから飛び去って行った。文字通り、空を飛んで……。

 

 

「ま、魔法よね……?」

 

 詠唱が聞こえなかった気もするが、そうに違いない。換金について質問されたギルド職員エイナ・チュールは唖然とした表情で小さくなっていくベルの姿を見るのであった。尚、空を飛んでいる事に気付いたベルは路地裏に隠れるまでに大勢に目撃されており、面白い事が好きな神の噂になるのをまだ知らない……。

 

 

 

 

「……うぅ。お腹減った……」

 

 グギュルルルル、とモンスターの雄叫びのような腹の音を響かせながらベルは自分の体より大きな荷物を担いで歩いていた。

 

「あの巨人が強かったから疲れたし、何処かのファミリアに持参金として渡してご飯を貰わないと……」

 

 その巨人が階層主と呼ばれる存在である事をベルはまだ知らないし、魔石は壊れたが手に入ったドロップアイテムの価値も分かっていない。一階先に町があるのも知らなかったが、付け込まれ騙されるだけだから運が良かっただろう。

 

 そして空腹が限界を迎えた時、時間帯が時間帯とあってか目の前の小さな建物から食事の匂いが漂って来る。つい顔を向け、その建物がファミリアのエンブレムを掲げていたのを発見した時、ベルにはまさに神の祝福に思えた。

 

 

 

「ええ、あの時の事は忘れないわ。ご飯時に大量のドロップアイテムや魔石を担いだ子が戸をぶち破って入って来たんだもの。その上第一声がなんだと思う? ご飯下さいっ! よ。全く……」

 

 ベルが入り込んだファミリア、ミアハ・ファミリアの団長ナァーザは後に呆れた様子でこの時の事を語るのであった……。

 

 

 

 

「小さいのによく食べるわね……」

 

「成長期だからだな。ほれ、これも旨いぞ」

 

「はい! いただきます!!」

 

 ミアハ・ファミリアは貧乏だ。借金がある上に主神が薬を配り歩いているので本当に赤貧の弱小ファミリアなので食費も出来るだけ節約している。だが、セールの時に買った保存がきく格安の食材は突如入り込んで来た入団希望者らしい少年の腹の中に次々と消えて行った。

 

 ガツガツムシャムシャと音を立てながら自分の体積以上の料理を平らげて行くベルの姿に唖然としながらも、ミアハが要らないと言いそうになったのを止めて受け取った持参金代わりの魔石やドロップアイテムの山に目をやる。

 

(ミアハ様は本当に恩恵を受けていないって言ったけど、だったら何者かしら……?)

 

 怪しくもある。だが、一日で此処まで稼げる人材を手放すのは非常に惜しい。

 

 

 

 

「あっ。おかわり貰って良いですか?」

 

「まだ食べるのっ!?」

 

 三十人前は既に平らげながらもお椀を差し出して来るベル。既に買い込んだ食材は底をついていた。まだ二人が食べていないのに関わらず……。

 

 

 

 

 

 

「ベル、貴方何者? 本当にヒューマン?」

 

「僕ですか? 僕はサイヤ人ですよ」

 

 サイヤ人って何!? 混乱するナァーザとは裏腹にベルは物足りなさを感じながらも食後のお茶を飲むのであった。なお、サイヤ人とは何かの質問に戦闘民族と答え、更にナァーザは混乱する事になる……。




感想お待ちしています

最初はオリ主人公の予定が ベジータ ブル

             ベジ ターブル

             ベ ジタブ ル

これに気付いた

やや脳筋ベル君

超になる予定は・・・・

あっ、今気づいたけど殺生石って・・・・

現在の戦闘力はご想像にお任せします 取りあえずゴライアスを手強かった、で済ませるレベル サイヤ人だから仕方ない

尚私が好きなキャラはミスターサタン 映画(東映アニメ祭り とか)から入ったからブゥの後にセル編のうざいのを知って・・・
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