ベジータの天空闘技場 攻略   作:KTケイティ

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【38】絶・隠・凝

~ウイングの部屋~

 

「さて、一昨日の続きの説明です」

 

べジータ、ゴン、キルアの3人はウイングの部屋へと来ていた

 

ウイングから念の使い方、べジータにとっては使われ方、を教えてもらうために

 

「まずは気配を消す"絶"から」スッ

 

一瞬でそこに居ないかのようにウイングの気配が消える

 

「どうですか?これが絶。オーラを絶って気配を消すことで、そこに人がいないかのように気配を消せます」

 

だが3人とも驚かない

 

「大丈夫、それはできるよ」

 

と、ゴンも同じく気配を消す

 

「そゆこと」

 

キルアも頷く

 

「…絶、は習得済みでしたか…」

 

ウイングは出鼻を挫かれる

 

「では少し難易度を上げますよ」

 

そう言うと、ウイングは花瓶から花を一輪抜き取る

 

「先日お見せした花瓶を貫く花を作ります」

 

ズッ、花を念で覆うウイング

 

「見えますか?花の周りにオーラがあるのが」

 

ゴンとキルアの前に花を近づける

 

べジータは部屋の隅から遠巻きに見ている

 

「なんか…花から圧力を感じるような…」

 

キルアが目を細めて花を見る

 

「周、纏と練の応用技ですがそこはまた後日説明しましょう。まずは花にオーラをまとわせているのが見えると思います」

 

「うん、なんとなくだけど見える」

 

ゴンも目を細めながら頷く

 

「いいですね、ではいきますよ…"隠"」フッ

 

急に花から圧力が消える

 

「どうです?見えますか?」

 

再度ゴンとキルアに問いかける

 

べジータも気になるのか、集中して見始める

 

「オーラを消した?」

 

キルアが確認するようにウイングを見る

 

「いいえ、オーラはそのままです」

 

証拠に、とウイングは花を壁に投げる

 

カッ

 

小気味良い音と共に壁に花が突き刺さる

 

「ほ、ほんとだ!」

 

ゴンが驚きの声を上げる

 

「これが隠。オーラを限りなく見えにくくすることで、念を使っていないように見せる」

 

ゴンは感心しているだけだが、キルアは汗を流す

 

「これを使われたら…気付かない間に殺されるね」

 

危惧したことをそのまま口に出すキルア

 

「えぇ、危険性がわかって頂けただけたようですね」

 

ウイングたちのやり取りを見ながらべジータは確信していた

 

(四次試験でのヒソカとの戦い。あのとき石が飛んでくるのは超能力だと思っていたが…念を使いオーラを隠で隠していたから仕組みが見えなかっただけか)

 

「では、この隠を見破る技…"凝"を説明します」

 

そのウイングの言葉につられ、べジータはゴンたちと同じところまで近づく

 

「興味が湧いてきたようですね」

 

ウイングはにっこりとべジータに微笑む

 

「ふん、少しはな」

 

そんなやり取りもそこそこに、ウイングは説明を続ける

 

「凝とは、隠を見破る技。オーラを目に集中して見えないものを見る」

 

ものは試しです、とまた花にオーラをまとわせて隠で隠す

 

「目にオーラを集中して下さい。見えないオーラが見えてくるはずです」

 

花に集中する3人

 

(なるほど、気を目に集中させれば見えるな)

 

即座に見破るべジータ

 

更に思考を加速させる

 

(確かによく考えられてやがる。未来のトランクスの剣も気で覆っていたな…あれを隠せば…驚異を感じずに切り裂かれるわけか)

 

そんな思考をしている中

 

「み、見えた!」

 

「オレも!」

 

ゴンとキルアがやっと見えてきたようだ

 

「飲み込みが早くて助かります。念能力者との戦いでは凝は必須です。常に凝の状態でいられるようにする必要があります」

 

今日はここまでです。と説明を終えるウイング

 

ゴンとキルアはお礼を言い

 

べジータも世話になる、と一言残して部屋を出た

 

 

 

 

~200階ロビー~

 

一人先に部屋に戻ったべジータと別れて、ゴンとキルアはロビーで選手インタビュー映像を見ていた

 

「こいつがヒソカの対戦相手か」

 

キルアが興味深そうに見る

 

"勝算がないなら戦いませんよ"

 

カストロと呼ばれる選手が大画面に映し出されていた

 

「すごい自身だよね。優しそうな男の人に見えるのに」

 

ゴンの言う通り、銀髪の線の細い優男だ

 

"2年前とは違うというところを見せますよ、我が師に誓って"

 

「でも…なんか凄い気配を感じるぜ…」

 

そう言って髪を書き上げたカストロの左頬には、厳しい修行の痕と思われる十字傷がうっすらと見えていた

 

 

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