ベジータの天空闘技場 攻略   作:KTケイティ

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今日は2話連投


【44】ヒソカの能力とは

~200階 医務室~

 

「あ、意識戻ったみたいだよ!」

 

目を開けたカストロを見てゴンが反応する

 

「カストロ、オレがわかる?」

 

キルアがカストロへ話しかける

 

「私は…負けたのだったな…」

 

確実に負けた記憶の残っているカストロは項垂れる

 

「君たちが私をここまで運んでくれたのか?」

 

「ううん、べジータさんが運んでくれたよ」

 

誰だ?という疑問が湧くが、まだ体が動かせず周りを見ることはできない

 

それを察してか、キルアが言う

 

「いまはいないぜ。さっき放送でオレたち3人の対戦が決まったって流れてたから、それ確認しに行ってる」

 

「そうか…」

 

カストロはそれだけを言うと無言になる

 

「でもさ、ほんと凄かったよ!最初の攻撃は見えなかったし、分身も出てくるし、最後の技だって手の動き全然見えなかったよ!」

 

ゴンが試合を思い出しながら感想を述べる

 

「それでも届かなかったがな…」

 

「最後の技、あれ使わずにやれば試合はどうなってたかわかんないんじゃね?」

 

落ち込むカストロにキルアも励ましのアドバイスを送る

 

「カッとなったのもあるが、師の技で決めたかったのもある。弱点を残した未完成のまま放った私が悪いのだがな」

 

「未完成?」

 

ゴンが気になった言葉を聞く

 

「手の動きばかりに注力してしまい、足元が疎かになる。師は既にその弱点も消しているが私はまだ…」

 

「そういやさ、カストロさんの言ってる"師"って誰なの?」

 

「それ、オレも気になってたんだよ」

 

ゴンとキルアが二人で尋ねる

 

「師はこの世で最強のお方だ。念ではなく気を操り、放出した気弾を自由に操作し、全てを切り裂き、空を飛び、眩しく輝く」

 

「…凄いや」

 

「ダブルもその人から…?」

 

「そう、元々は師の仲間の技で4人に分身する技だそうだが、師が身に付けられたのは2人までだそうで、私もその人数にしか分身できなかった」

 

そう話すカストロに、まだかな?という顔で二人が見てくる

 

「…?あぁ、別に隠すことじゃないから教えるよ」

 

その人の名は、

 

「こ━━」

 

バンッ!!

 

大きな音と共に勢いよくドアが開けられる

 

「喜べ!オレ様もお前たちも試合が決まったぞ!」

 

試合の決定通知を持ってやって来たべジータに話は中断され、同じタイミングで入ってきた医師に面会時間終了を告げられた

 

 

 

 

 

 

~ウイングの部屋~

 

「なるほど。次の試合が1週間後ですか」

 

試合の決定通知を見ながらウイングは頷く

 

「しかもオレ、キルア、べジータさんの3連続!」

 

「それにべジータさんの対戦はあのヒソカ。ゴンはまたコマ使いのギド。オレはリールベルトっていうよくわかんないやつ」

 

ウイングはべジータを見る

 

「昨日のヒソカの試合は見ていましたか?」

 

「もちろんだ」

 

「ここに試合の録画があります。まずは全員で見てみましょう…凝を忘れずに」

 

そしてテレビ画面に録画映像を流す

 

「さて、べジータさんに質問です。ヒソカの能力は何に見えますか?」

 

「隠で隠しているが粘着性のゴム、だな。ハンター試験のときはわからなかったが昨日で確実にわかった。そして、おそらくだが変化系というやつだろう」

 

おぉ、と感心するゴンと、だよな、と頷くキルア

 

「流石です。では、どう戦いますか?」

 

質問のレベルを一段階上げる

 

考え込むべジータ

 

「そんなに悩む必要ある?」

 

ゴンが誰ともなく尋ねる

 

「そのゴムに気を付けながら攻撃すれば良いだけでしょ?」

 

そう尋ねるゴンだが、ウイングは首を横に振る

 

「べジータさんが悩んでいるのにも理由があるんですよ。まず、ヒソカの能力をゴムと呼びましょうか」

 

そして説明を続ける

 

①もし自由にゴムを飛ばせたら?

⇒避けるのは難しい。

 

②体のどこからでもゴムを出せたら?

⇒殴った瞬間、殴られた瞬間にゴムをつけられる

 

③ゴムが相当伸びるなら?

⇒引っ張っても外せない

 

「他にも切り離したときにでも使えるか、などの注意点はありますが、これだけでも相当厄介です」

 

言い終えたウイングに続いてキルアも話す

 

「能力がバレても問題がないほどに応用力があるってことか…」

 

「そんなとこまで考えきれないや…」

 

ゴンは目を回したように頭を抱える

 

そして、静かに考え込んでいたべジータが口を開く

 

「ゴムであって、バネではない」

 

ウイングたちは黙って続きを聞く

 

「収縮させてはいるが、反発させてはないな。飛んで行くトランプも、カストロとトランプを結んで収縮させている」

 

ならば、と

 

「付けられたゴムの位置を把握して、そちらに引っ張られることを念頭に置いて戦えばいい。あとは気弾で弾幕を張れば飛んでくるゴムには対処できる」

 

「流石ですべジータさん」

 

ウイングは手放しで誉める

 

少し得意気なべジータに、再度ゴンが尋ねる

 

「前に戦った時もゴムにやられたの?」

 

「だろうな、急に顎がやつの膝に引き寄せられて…!」ハッ

 

腕組みを解いて何かがわかったような顔をするべジータ

 

「顎…とはいえ、力が拮抗していた状態で一撃だったというのは…」

 

「拮抗していて一撃…」

 

ウイングはべジータの呟きを逃さず聞いていた

 

そしてべジータにこう告げる

 

「べジータさん、もしかするとヒソカも危ない橋を渡っていたのかもしれませんよ?」

 

 




と、言うことで【36】の最後にキルアとゴンを見ていた長髪の十字傷の人はカストロでした!

次回はゴン、キルア、べジータの200階バトルです!
誰が勝ち残るのか!?
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