ベジータの天空闘技場 攻略   作:KTケイティ

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いきなりフロアマスターの名前が出ています。

前の話をまだ読んでいない方は、ネタバレになります。

本日、4/22は【51】話から3連投しているので、

昨日、4/21まで読んでいた方は、【51】話からお読み頂くことをオススメ致します。


大丈夫、という方のみどうぞ









【53】フロアマスター戦、開始!

~200階 バトルステージ~

 

「む、なんだ貴様!ヤムチャじゃないか!」

 

「べ、ベジータ!なんでここに!?」

 

ヤムチャと呼ばれた男、荒野の狼

 

「貴様が最強のフロアマスターだと?」

 

この野郎…、と拳を握りしめるベジータ

 

(ひ、ヒィィ!)

 

後ずさるヤムチャ

 

「ヤムチャ頑張れよー!!!」

 

「ヤムチャ様頑張れー!って…あれは?」

 

「べ、べ、べ…ベジータじゃんか!」

 

ヤムチャにくっついて舞台袖まで来たプーアルとウーロンもベジータに気付く

 

そして観客も

 

ざわざわ

 

『荒野の狼ヤムチャ様の後ろにいるやつって…』

 

ざわざわ

 

『あの下品な豚の顔…見間違えないわ!』

 

ざわざわ

 

『私、おでこに6つの点をつけた小さな子供が豚に変身したの見たわ!』

 

ざわざわざわざわっ

 

『『『『私の下着盗んだ奴!!』』』』

 

会場中の女性がウーロンを指す

 

「ま、まずい!なんでバレたんだ!?」

 

ヒュンヒュン パリンパリン

 

ウーロンに瓶が投げつけられる

 

避ける度にポケットから下着が落ちる

 

『『『変態のブタよーーーーー!!!』』』

 

まずいっ!下着を拾い集める間もなく

 

「じゃ、じゃーなヤムチャ!プーアルも!」

 

ダダダダダダダダダダダ

 

どこかへ走り去って行った

 

 

 

ひそひそ

 

『きっと荒野の狼ヤムチャ様もグルよ』

 

ひそひそ

 

『250階で隠れて何してたのかしら』

 

その矛先はヤムチャへ向けられる

 

(せ、せっかくカッコいい地位を築いて来たのに…)

 

 

 

"ひ、一波乱ありましたが試合を始めます!"

 

アナウンサーが会場の雰囲気を察して試合を促す

 

「KO制!バトル、始めっ!」

 

審判員も即座に試合開始を宣言

 

「ちっ、くだらん」

 

既にベジータは興味を失ったようにそっぽを向いていた

 

「あ、あの~。このバトルは無しということで…。できたらオレの勝ちで終わりたいなぁ~なんて、あはは」

 

窺うように尋ねるヤムチャ

 

ピクッ

 

片眉を上げるベジータ

 

「相変わらず逃げ腰の野郎が」

 

「いや~、たはは」

 

ヤムチャは機嫌を損ねないようにだけ注意して後頭部をポリポリと掻く

 

「ふん、ちょうどいい。オレ様はリミッターで1000までしか戦闘力を出せん」

 

その言葉に首をかしげるヤムチャ

 

「ブルマのやつに戦闘力を抑え込むものを付けられていてな」

 

と、腕を見せるベジータ

 

「戦闘力ではなく戦い方を鍛えている。どうだ?貴様も戦闘力を1000までで抑えて戦い方で勝敗を決めるというのは」

 

ヤムチャにとっては嬉しい提案だった

 

(戦闘力が同じなら!なんとかなるかも!)

 

「そ、それでいいかな。あ、あはは」

 

それを聞いたベジータは気合いを入れる

 

ハァアアアア シュインシュインシュイン

 

そして早速スーパーサイヤ人となった

 

(た、確かに気が小さい!これなら!)

 

そしてヤムチャも気合いを入れ始める

 

「ちゃんと上手く合わせろよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

観客席ではカストロが愕然としていた

 

「師のあんな姿は始めてだ…」

 

「え、フロアマスターが師だったの?」

 

カストロの言葉に驚くゴン

 

「あぁ、だから"いつか会うだろう"と言っていたわけだが…」

 

ベジータにヘコヘコするヤムチャの姿を直視できないでいた

 

そしてヒソカは…

 

ピピピ

 

(ベジータは1016…ハンター試験の時と同じ◆)

 

そして気合いを入れるヤムチャを見る

 

ピピピ

 

(12005…!?そんなバカな!?)

 

ガタンッ、と立ち上がるヒソカ

 

 

 

 

舞台の上ではベジータとヤムチャが向き合っていた

 

「さぁ来い!同じ戦闘力なら敗けはしない!」

 

ザッ、と構えを取るヤムチャ

 

だがベジータは額に血管を浮かび上がらせている

 

「どうやら本気でぶっ飛ばされたいらしいな」

 

(ギクッ!)

 

「い、いやぁ~、気のコントロールはムズカシイなぁ」

 

シュゥゥ

 

気を落とすヤムチャ

 

 

 

ピピピ

 

(…?1231…?さっきのは故障?それでも戦闘力が高い…イイネ◆)

 

 

「ちっ、まぁいいだろう。さぁかかってこい」

 

「絶対にそれ以上気は上がらないんだよな…」ビクビク

 

シャッ

 

そして二人は同時に動き、舞台から姿が消えた

 

 

 

 




ずるいぞヤムチャ!
せこいぞヤムチャ!
でも大好きヤムチャ!
さぁ、戦闘力を合わせた(?)戦い方のみでのバトルがいま始まる!

できればもう少し投稿しようかと思ってます!
どこまで読んだかわかるように、しおりやお気に入りは忘れずに!

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ぜひぜひ皆さん宜しくお願いします!

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