遡ること1ヶ月前
ハンター試験をクリアしたべジータは修行に励んでいた
「はぁあああああああああ!」
重力室で気合いを入れ、スーパーサイヤ人になるべジータ
だがすぐに元に戻る
(違う…。これではただ気が上がって力が強くなっただけだ)
ヒソカとの戦いを思い出す
(あの時はリミッターを着けていた。気は互角ぐらいになっていただろう…)
リミッターを着けてスーパーサイヤ人になったべジータの戦闘力は約1000
同じくヒソカも1000程
(それで負けた…)
「つまり、オレ様の戦いのスキルが低いということか…」
べジータは痛感していた
今までは"強敵が現れれば戦闘力を上げて圧倒して倒す"を繰り返していたことを
(力任せに戦っていたに過ぎん…。戦闘スキル、戦い方を見直す必要がある!)
そしてべジータは重力室を出てブルマの部屋に向かう
「おい、ブルマ」
「あら、べジータ珍しいわね。修行は終わり?」
「この前のリミッターとやらを貸せ」
「…変な物でも食べた?」
「うるさい!」
「はいはい、いいわよ。でもその代わりトランクスを映画に連れてってあげてね。何か見たい映画があるって言ってたから」
そう言いながら引き出しからリミッターを取り出す
「ちっ、あんなもの何が楽しいのかわからん」
「じゃぁよろしくね。はい」
べジータは早速受け取ったリミッターを着ける
カシャッ
これで平常時はサタンと同じく20程度
そして気を入れると300程まで上がる
スーパーサイヤ人で1000程だ
ニヤリとべジータは笑う
(まずは誰か試しに戦う相手は…地球人ぐらいがいいか)
「おい、ブルマ」
「何よ?まだ何かあるわけ?」
「クリリンやヤムチャたち地球人はどこにいる」
「あんたから2人の名前が出るなんて珍しいわね」
「さっさと言え!」
「クリリンは都で警察してるわよ。裸にサスペンダーでも着けて歩き回ってたら職質してくれるんじゃないからしら」
「か、からかうんじゃない!」
「ヤムチャは最近見ないわよ。野球でもしてるんじゃないかしら。でも試合だったら毎日あるから暇はないんじゃない?」
「ふん、修行の時間も取らんとはだらしないやつらだ」
「1ゼニーも稼いだことないあんたが何言ってんのよ。旦那がニートなんて嫌になるわ」
グググッ
べジータは歯噛みしながら部屋を出ていく
そしてべジータは思い付いたようにリビングで受話器を取る
(何か調べたいことがあれば連絡を、と言っていたな)
そう思い出し、クラピカに電話をかけていた
トゥルルルルルル
「はい、クラピカだが」
「オレだ。べジータだ」
「ハンター試験が終わってすぐ、とはな」
「…ヒソカの居場所を知らないか?」
「まさか君もヒソカを探すとはね」
クラピカは驚いた感じで続ける
「約半年後の9月1日、ヨークシンシティ。そこに現れるのだけは知っている。だがこれは私との約束の為だ。たぶん君はもっと早く、と思っているだろう」
「そんなに待ってられん」
「わかった。私としても足取りは追っておきたいからな。情報が入れば電話か電報ででも報せよう」
「ふん…、頼んだ」
そして電話を切ったべジータはまた重力室へと戻った