源頼光 948年生まれ
渡辺綱 953年生まれ
碓井貞光 954年生まれ
卜部季武 950年生まれ
年功序列に並べると。頼光→季武→綱→貞光になるんですけど、ここではツナくんが年下になります。でもあんまり影響ないんで大丈夫だとは思います。
ちょっとした報告でした。
それとまた展開早い上にろくに碓井貞光と卜部季武を紹介しないという。あとマッマがブレブレです。
姉さんに仕える有名どころの人物は俺の他にあと三人いる。
金太郎で有名な坂田金時、温泉見つける碓井貞光、赤子を持ち帰る卜部季武。
この3人と俺を合わせたのが俗に言う頼光四天王だ。
さてこの頼光四天王の碓井貞光、卜部季武に関することなのだが。この2人は平氏の人間でありそれぞれに平貞光、平季武という名がある。俺が源氏の人間で源綱という名前があるようにだ。
だが、これはあやふやでもあり碓井貞光は平氏の他に橘氏という説もあり、卜部季武は本来の名は坂上季猛という名前がある。
まぁ俺が何を言いたいかと言うと、一応武士(平安では武士という言葉はない)ということもあり高貴な人物ということだ。
その高貴な人物だというのにだ。
「おりゃぁあ!!死ねぇぇぇぇぇえ!!」
「射抜いて殺す。」
死ねやら殺すってなんなんですかね・・・
時は遡って一時間ほど前。
「ツナ。新しい家臣が来ます。」
「前にもこんなことなかった?」
姉さんが俺の部屋にやって来て唐突に言い放ったことから始まる。
「そうですか?まぁとりあえず新しい家臣が来るので今すぐ会う準備をして下さい。」
「えぇ・・・今すぐってまた急な・・・」
鬼退治のときみたいに急なことを言う姉さんは俺の返事を聞かずにその場を去っていった。
最近姉さんは俺に対して、最初の頃みたいに少し余所余所しいのが無くなって遠慮というか距離が無くなった。もちろん俺にとっては嬉しいことだ。嬉しいことなのだが、前話したみたいにトイレついてきたり、お風呂入ってきたりと思春期男子にとってはとっても悪い。
まぁ仲良い姉弟みたいだから良いっちゃ良いんだけどな。美味しい思いもさせて貰っていますし。パイオツカイデー。
とりあえず姉さんのあとを追うためにパッパっとよそ行きの服に着替える。そして刀を腰に差す。
それじゃあ、行きますか。
テッテっと廊下を小走り。
向かう先は。
・・・どこだ。
ある程度走り回って玄関で姉さんを発見した。
行き先知らせずに先に行くもんだから走り回ったぜ。
ん?誰かと喋っている。
あれが新しい家臣かな。
玄関の前で2人の男性がいて。1人は長髪のイケメンともう1人は渋谷にいそうな髪型をしたイケメンだ。
・・・イケメン。
おっと負のオーラが出てしまった。
前世でイケメンには良い思い出がないからついつい出てしまった。そういうことってあるよね。テヘッ。
「やっと来ましたかツナ。」
そんなことを考えていると姉さんが俺を発見した。
いや、やっと来ましたかって俺のこと置いていくからやで。
でも一応謝る。2人でいる時みたいにタメ口じゃなく前みたいに敬語を使って。
「申し訳ありません、待たせるようなことをしてしまって。準備に手間取ってしまい。」
目の前にいるイケメン達に不敬な人と思わせないように、下手に出て。
そのイケメン達は俺のことを見るとにこやかに微笑んで自己紹介をしてくれた。
「どうも初めまして、某は卜部季武と申します。これから頼光殿に仕えさせていただきますのでどうぞこれからよろしくお願いします。」
「うっす、碓井貞光です。どうかよろしくっす。」
長髪のイケメンは古風な一人称を使い、渋谷イケメンは現代の若者にある敬語を間違って使ってるみたいな感じで自己紹介をした。
一言言う。キャラ濃いなぁ〜。
髪の毛とかも色鮮やかやし。来てる和服も高級そうで、いい所の坊ちゃんといった感じだ。いや、まぁ俺もいい所の坊ちゃんではあるんですけどね。
「自己紹介ありがとうございます。僕の名前は渡辺綱と言います。これからもどうかよろしくお願いします。」
俺はそんなキャラ濃い訳じゃないから、普通の挨拶しか出来なかった。
くっ、キャラ濃いうえにイケメンって。なんて映える人達なんだ。
というか、碓井貞光と卜部季武って頼光四天王の一員じゃないか。いつ仲間になるかなって思ってたけど結構早い段階で家臣になるのな。
年的にもまだ若い。卜部季武のほうは明らか俺より年上で14ぐらいかな?姉さんに近い年だと思う。碓井貞光に関しては、俺と同じくらいかちょい上らへん。
「自己紹介も終わったことですし、茶の間に行きましょうか。」
姉さんがそう言うと俺達はゾロゾロ移動を始めた。
その後は互いに交流を深め合った。
どこから来たのか、年齢の話や、獲物は何かなど身の丈の話を交わしあい、お茶などを嗜む。
あれだな姉さんと初めて会ったときはこんな感じじゃなかったから新鮮だ。完全に上下関係が決まっていたから余所余所しい感じだったのだ。
それに反して、姉さんを交えながらではあるが同じ家臣という立場の人ということもあり話が進む進む。同年代の同性とか俺の周りにはいなかったから嬉しいです。
だが俺は2人より年齢も下。なので季武殿、貞光殿と敬語で話していたのだが(地の文ではさん付けです)。2人はどうやらそれが気に食わないらしく、俺が姉さんの筆頭家臣だからっと言って俺には敬語を使うのに敬語を使わないで欲しいと言ってきたのだ。
えぇぇ、それはどうなんでしょうか・・・。
と、渋っていると。
姉さんが急に、
「それなら決闘などをしてどちらが上かを決めてはいかがでしょう」
と言ったのだ。
どぅえぇぇぇ・・・それは・・・俺普通に負けると思うのですが!ほら年齢も相手が上ですし、そこそこ腕に覚えがあるからって勝てる相手ではないと思うのですが!
と、そんな感じの意思を姉さんに目で伝えると。姉さんは微笑んで。
「大丈夫!ツナなら勝てます!」
みたいな目で伝え返してきた。
お、おかしい。何故そんなに信頼があるのでしょうか。前に姉さんと打ち合いをしたけど結構手も足も出なかったと思うんだけど?もし決闘をして負けたら、俺立つ瀬ないんだけど?
だが姉さんはそれをひっくるめて「できるできる、ツナならできる!」と目で言う。
ツナくん期待でお腹痛いんですが・・・。帰っちゃ駄目?あ、ここが帰る場所だ。
一応期待を込めて相手になる2人を見る。まさかやらないよね?お茶菓子とか食べたからお腹いっぱいでうごけないよね?
その期待に反して、
「いいですね、某は別に構いません。」
「やるっす。食後の運動にもなるっすからね。」
やる気満々やん(泣)
ということで冒頭に戻るのだが。
「どりゃぁぁぁあ!!」
貞光さんが大ぶりで攻撃を仕掛けてくる。貞光さんの得物は薙刀だ。薙刀故に大ぶりなのが特徴なので避けることは容易い。
そのまま少し横にズレて交わすのだが、
「射殺す」
避けたところで季武さんが得物である弓矢で攻撃するという二段構えで非常にやりづらい。
というか、なんで2対1なんですかね!
あれ?1対1なのかって思ったら知らず知らずのうちにふたり同時に戦うことになっていた。
こんなんポルナレフ状態になるで。
ありのまま今起こったことを説明するぜ!1対1と思っていたら2対1の状態で戦いを強いられていた!何を言っているか分からねぇと思うが、俺もどういうことか意味が分かんねぇ!姉さんの天然だとか相手のボケだとかそんなチャチなもんじゃねぇ!もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ!ってあぶねぇ!
シュン、と俺の頬をスレスレで矢が通っていく。
それ鏃ないからってあぶないねんからな!
と、続けざまに薙刀が襲い来る。今度は大振りではなく小技で小手やら足を狙っている。
「死ねぇぇぇ!!」
「射殺す」
というか色々物騒なんすけど!
2人ともどうやら戦いで熱くなるタイプらしく、決闘が始まってから言葉がどんどん悪くなっていく。貞光さんは熱血に、季武さんはクールに熱く。
射殺せ神鎗とかそのうち言いそうですね。
「頑張ってくださーいツナー!」
いやいや姉さん、これはちょっと厳しいんですけど。
対応するので精一杯で、攻撃に出れないです。
今もほら。薙刀を避けたり、矢を刀で打ち払ったりでいっぱいいっぱいなんです。
けど、狙う隙はあるにはある。
俺が攻勢に出れない理由は季武さんの矢が常時俺の隙を狙ってくるからだ。なら季武さんの矢が無くなって番えなくなったそのときに、攻勢に出れるはずなのだ。
でもなぁ、貞光さんの薙刀も脅威でそれが出来るかどうか。大振りに小技と使い分けてくるから厄介だ。
「よっと!」
その状況が来るまで避けたり払ったりして待つ。
決して貞光さんの薙刀を刀で受けてはダメ。それをするとすかさず季武さんが俺を狙う。
なので薙刀は避け矢は打ち払う。薙刀とは並べく距離を置くのではなく間合いを近くして薙刀の刃の部分が当たりにくい状況を作る。そしてひたすら待つ。
狙うのはただ一つ。
季武さんの矢が無くなり、貞光さんが大振りをかますとき。
そしてそのときが来る。
季武さんの方を確認すると矢筒の中は空っぽ。手にも矢を持っていない。そこで貞光さんは都合よく大振りで攻撃してきた。
今だ!
俺は貞光さんの攻撃を避けると、避ける勢いのまま季武さんの方へと走り出す。
先に季武さんを倒し、その後に貞光さん。これでやっと五分五分の戦いに持っていけて勝つ確率が高くなる。
そう思い、季武さんへと刀を上段で構え攻撃をしようとする。
そこで季武さんの目の前に矢が「降ってきた」。
は!?どゆこと!?
降ってきた矢はそのまま季武さんの目の前の地面に刺さる。それを季武さんはすかさず拾い矢を番える。
そこで季武さんは笑う。
あ、やべ嵌められた。
前には矢を放つ瞬間の季武さん。後ろには薙刀を構え直した貞光さん。まさしく前門の虎後門の狼。
しかも俺は上段で刀を構えている。
絶体絶命のピンチ!
季武さんはそのまま矢を放ち、俺へと向かってくる。
あぁ終わった・・・。
と、思うじゃん。そうはいかないんだよね。
俺は上段で構えていた刀を振り下ろす勢いで季武さんに「投げる」。
そしてそのまま斜め前へと身体能力を頼りに転がりぎりぎりで矢を避けることに成功。
そうするとどうなるか。
俺が投げた刀は矢を放って無防備になった季武さんへと直撃し、俺が死角になって見えなくて避けられた矢は後ろにいた貞光さんへと当たる。
「ま、まさか刀を投げるとは!・・・ぐはっ!」
「え、ちょいちょい危ないんすけどぉぉおっはぁぁ!!」
刀と矢が当たった季武さんと貞光さんはそのままばたりと倒れ動かなくなる。
はい、計画通り(ニヤリ)
こうしてぎりぎりで2対1の決闘を勝利することができた。やったねツナくん大勝利!
そして少し時間を経て起き上がった季武さんと貞光さんと俺はお互いを讃えあった。そこで季武さんのことをタケ。貞光さんのことをミツと呼ぶことにした。
戦いが終われば友になるのだ。そんな感じ。
・・・あと後ろで姉さんが何故かこちらを睨んでる気がするんですけどなんで?
頼光side
少し時間が経って、私は決闘を終えて仲良くしている3人を見ていた。
3人は戦いの感想会みたいなことをしていて、お互いを讃えあっている。
季武殿の流麗な弓矢、貞光殿の豪快で緻密な薙刀は見ていた私ですら勝てるかどうか分からなかったものだ。
だがツナは苦戦しながらも最後は勝っていた。
刀を投げる行為や矢で同士討ちを狙うなど奇想天外な戦いでだ。もちろん剣技も2人に劣るものではなかったし、その証拠として2対1ながらも同等の戦いをしていた。
正直勝てるかどうか分からないものだったが、私はツナが勝つと信じていた。いや、違う。必ず勝つと分かっていた。
何故だろうか。信頼や信用はもちろんあるがその他に何か別なものがあったと思う。だがそれが分からない。とにかくツナは勝つと分かっていた。
多分あれだと思う。前に打ち合ったときに感じた才能なのかもしれない。
とにかくツナは勝ったのだ。私の期待に応えて勝ってくれた。自分勝手な期待だったけど応えてくれた。
それがたまらなく嬉しい。やはり私はツナのことが好きなのだと改めて思う。
・・・それにしても貞光殿と季武殿と仲良くしすぎではないだろうか。名前も殿付けから一変。ミツ、タケと愛称で呼んでいる。私の時は半年近く経ってから姉さんと呼ばれたのにだ。
いやいや別にこれは嫉妬などではありません。ありませんとも。
これから貞光殿と季武殿と仲良くできるでしょうか?
「「あれ寒気が」」
解説
季武ことタケの目の前に矢が降ってきた訳は上空に矢を放って矢が無くなったと思わせていたってことになります。
表現が甘いんですけど、そこらへんよろしくお願いします。
それと水着イベで茨木童子が当たらないんです。これは事案問題ですよ。前回の水着イベではマッマが当たらず。どういうことやねん!!!
皆さんはどうでしたか?茨木当たりましたか?
あと何か間違ってる点があったら報告して下さると助かります!