ツナっていこう   作:朝昼晩御飯

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頼光ママの口調が分からんぜよ。
変になってるのでその変はご了承ください。

あと展開が、展開がはやい〜。


歴史は当てになりまへん

 

 

 

源頼光についてちょっと話してみたいと思う。

 

 

 

 

源頼光は渡辺綱同様、平安時代中期に生まれた。

彼の出生地などは不明なのだが、父である源満仲が平安京に居をかまえていたのもあってそこで生まれたのではないかとされる。

源頼光は中流貴族たちと同じくして出仕し、父と同じくその時代摂関政治を行っていた藤原氏に臣従。

 

平安時代最大の荘園を誇り、「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」の歌で有名な藤原道長に仕えていたこともある人物だ。(ついでに言うとこの歌は、この世界は自分のためにあるようなもん、満月見たく何も欠けてないみたいにな。っていう超傲慢な歌だ)

 

そして、源頼光の何が有名かと言うと。

彼は今昔物語集や宇治拾遺物語、はては室町時代に成立した御伽草子での数多の説話で有名なのだ。

 

たとえば、大江山の酒呑童子、土蜘蛛討伐、浅草寺の牛鬼など、皆も聞いたことがあるような伝説の英雄でもある。

 

その他にも類まれなる武勇だったり、髭切や鬼切など有名な武器の持ち主だったり、彼の弟の子孫があの源義経や頼朝だったりと聞いて驚くような人物なのだ。

 

そんな超がつくほど有名な人物なのだが、目の前の人物を見て信じられない。

 

 

信じられないじゃなく、有り得ない。

 

 

いやまさか。

 

 

ほんとに?

 

 

こんなことってあるのだろうか。

 

 

今、目の前にいる源頼光が。

 

 

あの有名な源頼光が。

 

 

まさかまさか。

 

 

 

 

 

 

・・・女だったなんて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ことの始まりは義父上からの急すぎる申し出からだ。

 

 

あの後、ご飯を早くに掻っ攫いドタバタと従者が俺の前に出現。

あれよあれよと着替えを急かされ、その他もろもろの準備を促され。

気づいた時には、馬に乗せられていた。

 

この間、僅か十分である。戦慄もんである。

・・・準備良すぎでしょう。

 

一応、お付き人として従者のトメさんが同行。

えっちらほっちらと源頼光のもとへと向かった。

 

そして、長いこと馬に乗って目的地に到着したのは3時頃。朝方に出発したので本当に長いこと馬を走らせた。

 

現在は源頼光のいる屋敷の中だ。

 

従者に座敷へ通され、源頼光と謁見は果たしている。

 

まず、源頼光の顔を拝見した時驚きより困惑が先に来た。この人が源頼光?的な。

源頼光さんが自ら自己紹介をしてくれたので信じれたが、他に源頼光がいると言われた方がしっくりくる。

 

 

「どうかなさいましたか?」

 

考え事をしていた俺を不思議そうに見る頼光さん。

おふっ、首をかしげながら見ないでください。可愛いすぎます。

 

頼光さんの容姿は一級品だ。

真っ白い肌に艶やかな紫がかった黒髪。スタイル抜群の身体に出るところが出過ぎている。ボンッキュッボンである。リアルボンキュッボンである。

 

あと声。声がとろとろしておる。

 

「いえ、なんでもありません。お初にお目にかかります頼光殿。渡辺綱と申します。以後お見知りおきを」

 

邪なことを考えていると悟られないようにしながら、自己紹介。大きく頭を下げながら言う。一応さん付けじゃなく平安時代らしく殿づけで。

 

「いえいえ、頭をお上げ下さい。若いながら丁寧な対応痛み入ります。」

 

若いっていうか、若すぎるっていうか。

義父上にも言ったが自分元服すら済ませてない若造なんですが。

 

まぁ、そんなの頼光さんに言っても仕方ないか。

 

とりあえず隣にいるトメさんから贈与用の品を出してもらう。

 

「これ粗品ですが。」

 

受けたまわりました。そう言って頼光さんは品を受け取ってもらう。

 

 

・・・なんというか。未だに信じられない。

ここまでの対応を見るといい所のお嬢さまって感じがする。まぁ武士の家系だからいい所の娘なのは確かなのだが。決して武士のトップに君臨するような人物には見えないんだが。

年齢の方も見た限り、15、6ぐらいかな?

若いながら源氏の棟梁になることが決まってる。

 

そしてこの人が俺の、渡辺綱の主君になる人。

 

 

「ときに綱殿は御義父上からなんと聞かされてこちらまで来られましたか?」

 

なんてって配下になるから会いに行ってこいって言われて来ましたんやけど。

 

「頼光殿の部下、つまり配下になると聞きまして会いに来た次第です。あと主君になられるお方ですので自分のことは呼び捨てでお願いします。」

 

主君になる人から敬称つきで呼ばれるとむず痒いので呼び捨てでお願いします。

 

「わかりました。ではこれからは綱と。・・・ではこれからの事は聞き及んではいないと?」

 

ん?これからのこと?

 

それってあれか。配下になるってことだよな。

 

「頼光殿の配下になるということですよね?」

 

「いえ、違います。私の配下になるのは決まっているのですが今日これからのことです。」

 

よく分からんぜよ。

 

今日これからの事って、この会合が終わったらそのまま帰るつもりなんすけど。

 

「あなたは今日から私と一緒に暮らすのですよ?」

 

は?

 

「そ、それってどういう・・・」

 

「そのままの意味ですよ。あなたは今日から私と衣食住を共にするのです。」

 

衣食住って・・・。こんな美人さんと一緒に暮らせるってことですか?

いや、嬉しいんですけど。普通に急すぎません?あれこれ、義父上に行ってこいって言われた時も似たようなこと言ったと思うんですけど。

 

「い、いや。今日は顔合わせでそのまま帰ろうかと・・・」

 

「まさか。今から帰ったら夕刻はおろか逢魔が時すら超えますよ」

おおう、ほんまやん。

もしかして義父上これ見越して、急がせて出発させた?

 

「ええ、ですから。今日からよろしくお願いしますね、綱。」

 

まじですか。

 

え、ほんまにまじですか。

 

 

 

 

不肖、渡辺綱。今日から主君である源頼光との同棲生活始めます。

 

 

 

 

 

 

 

 




この頃の頼光ママは今みたいにママしてません。
言うなれば頼光姉みたいな感じです。

あとほんま展開が早い
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