約一年ぶりの投稿になってしまいました。ですが今回のはただの修正投稿なだけですね・・・本当にすいません。
次回の投稿も修正?投稿となりますのでご了承ください。
次回の投稿も期間が空きそうですが宜しければ首を長くして待って頂けると幸いです。
それではどうぞ( *・ω・)ノ
周囲の景色が様々な色に変化し続ける異空間を歩き続ける。1度足を止め方向を見失ってしまうと自分がどの方角から来たのか分からなくなってしまう。
暫く歩き続けていると、桃色の光の膜に覆われた球体を見えた。それに気付いた夜空はそこに向かって進み始めその前で足を止め球体を覗き込む。すると、球体を見ると中に1人の少女が丸くなっていた。
桃色の髪でロングヘアのツインサイドアップの髪型。白と桃色を基調としたドレスを着た少女が気持ちよさそうに眠っていた。
「こんな危険な場所に何で、こんな少女が眠っているんだ?それにしてもこの子どこかで・・・」
疑問符を浮かべながら考えていると光の膜に覆われた球体が徐々に薄くなり、同時に少女はゆっくりと落ちてくる。このままだとこの異空間の底に落ちてしまうので咄嗟に少女を抱き抱える。抱えた少女はまだ眠っている。そんな時、美八が話しかけてきた。
『・・・夜空さん、この方・・・女神ですよ!』
「えっ!?こんな少女が!?だとしても何でこんな所で眠っているんだ?」
この少女が女神だと信じられなく驚愕してしまった。
『それは、私でも分かりません・・・ですが、先程のの光の膜はここの空間から身を守る為の物だったかもしれませんね。もうあの膜が無いのでこの子にとって、ここはもう危険な場所に変わりありません』
「もしかして俺が近づかなければこの子は安全だったのでわ・・・悪い事してしまったな・・・」
『いえ、そうとも限りませんよ。もしかしたら前から光の膜が弱くなりやがて消えてしまう可能性だってあったかもしれません。なので、夜空さんがここに来た事で助かったって事もあるかもしれませんよ』
美八の言っていることは正しかったかもしれない。夜空がここに少しでも遅れていた場合この子はこの異空間の底に落ち消えていたかもしれない。だけど、もし自分がここに来なくてもこのままだったとしたらこの子に対しての申し訳い気持ちがして不安になる。そんな安心と罪悪感が夜空の中でせめぎあっていた。
「そんなまさか。でも、光の膜が消えてしまったんだ。なんとかしないとな・・・」
『そうですね。それなら一緒に連れて行ってはどうですか?ローブの部屋にあるベッドで寝かせて置いてあげましょう。ついでに、少しだけ休憩にしませんか?8時間位ずっと歩き続けていると思いますし少し休まれてはどうですか』
「そうだな。ずっと歩き続けて少し疲れたからな。ついでに、飯作って食べておこうかな」
少女を抱えたままローブを覆わせ中に入った。それと同時にローブも部屋に入り異空間から夜空と少女の姿は消えた。
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・・・・・・
・・・
ローブに施された部屋に入ると玄関に出た。ここは部屋と言うよりも3LDK位の広さを持つ家である。そしてローブの出入口は玄関になっている。
玄関から入って左の扉を開け部屋に入るとベッドが置かれている寝室がある。少女をベッドに寝かせ毛布を掛けて寝室をあとにする。寝室の反対の扉を開けそこに入るとそこにはテレビが有り、テーブルを囲むようにソファーが置かれ、その奥には食卓のテーブルが置かれている。更に奥は広々やかなキッチンが設置されている。勿論、電気や水は通っている。電気は魔力石で、水は貯水タンクに溜まっている。キッチンへ向かい料理を作り始める。
料理が出来た。鮭のムニエルにレタスとポテトサラダ、ミニトマト。簡単に出来る味噌汁と白ご飯。食卓の椅子に座り、手を合わせて食べた。向かいには茶碗とお汁椀を伏せ、鮭のムニエルを盛ったお皿にはラップを掛けて置いておいた。
暫くして、料理を食べ終えると食器を洗い伏せておく。そして、少女が眠っている寝室へ入り机に書き置き部屋を出て行った。
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何も無い異空間から出てくると暫く周りを見渡した後呆然としてしまった。
「休憩して出たのは良いのだが・・・俺ってどっから来たっけ?・・・」σ(((;・ω・;;;)))ダラダラダラ
『・・・左ですね。・・・多分』(((;・ω・;;;)))ダラダラダラ
夜空達は方向を見失ってしまったのだ。ただでさえこの異空間には道標になる様な物や空も存在しない。部屋に入ったことでどこから来たのかが全くと言っていいほど分からなくなってしまっていたのだ。
「多分って・・・ま〜、仕方ない事なんだけどさ・・・」
『すいません・・・けど、間違った所に出てももう一度移動する事が出来ますから少しは安心できますね』
苦笑しながら答える美八。
「ホントだよ・・・マジで良かった・・・ゼウス爺に2回分の力を貰っておいて助かったよ・・・まさか、2回使う羽目になるとは・・・この力、消耗が激しいってのに」
この異空間の渡航する為にゼウス爺さんから保険として2回分の能力を貰っていた。本来この異空間は資格が無いと入る事も見る事も出来ない。運良く入れたとしてもいずれ自身という存在が全て消えてしまう。ここを渡るにはゼウス爺さん並の神格神から資格とゲートを開くための能力が必要とする。1回で目的地に着けばそれ以降能力は消滅する。だけど、もし何かしらのアクシデントがあってはいけない為、保険として2回分の能力を貰っていたのだ。
凹んだまま、左へ向きまた歩き始める。
暫く歩き続けていると、果てしない先に光が見えてきた。どうやら、出口までもう少しの様だ。
だけど、目的の場所で無い事が分かってる。何処に出ても良い様に警戒しながら出口へと足を進めるのだった。
・・・・・・・・・
「ふぅ〜、やっと外に出られた〜」
漸く異空間から出る事が出来た。腕を伸ばしながらすぐに周りを見渡すと、凹凸が出来た荒れ果てた谷の様な場所だった。
何も無い場所に出たと思いきや空から、爆発音や嘆き声、何処までも響きそうな大きな叫び声が響き渡った。
なんだ!、と思い上を見上げると大きな赤と白の龍2匹と天使、堕天使、悪魔が束になって争っている。
「・・・な〜にこれ〜」(´・ω・`)
『やっぱり、予定の場所へ出る事が出来ませんでしたね。♪すぐに、ここの軸と目的の軸を解析して、ゲートを開くために繋げる準備をしておきますね。♪それまで夜空さんはゆっくりするか暇潰しでもして下さい♪』
「おいっ!ちょっと待て!最後、明らかに面白がって言ってなかったか!」
『ヤダな〜気のせいですよ。(棒)準備が出来たらすぐにお知らせしますね。♪では、失礼しま〜す♪』
何度も呼び戻すが無視する様に心の底へ行ってしまった。
「おい・・・嘘だろ・・・こんな戦場のド真ん中でゆっくり時間潰せる訳無いだろ!俺に死ねってか!巫山戯るな!コンチクショー!!」
戦場のド真ん中で絶叫したものの爆発音やトカゲの叫び声で絶叫は掻き消された。
『ここは・・・俺とアルビオンの喧嘩していた時、三大勢力が邪魔しに入って来た頃じゃないか。何で喧嘩したか忘れたが懐かしいもんだな』
『あのクソ赤いのが一々いちゃもん付けて喧嘩吹っ掛けていた頃のか。チッ、むしゃくしゃするな。おい、ドライグ一発殴らせろ!』
『ちょっと待て!?八つ当たりやめろ!てか、それは俺じゃなくお前の所のだギャーー』((((;゚Д゚))))
突然笑いながら懐かしむ様に語りだしたドライグだったが、何か嫌な過去を思い出したのかドライグに八つ当たりしだしたアルビオン。
またやってるな〜・・・てか、なんで喧嘩して三大勢力巻き込んでんだよ!あとそれって1000年以上前ってことだよな!
『イテテテ、コイツの所のアイツのせいで俺がこんな目に合わなきゃならんのだ!いつかアイツをぶん殴ってやりたい。まぁ、これは置いといて相棒、ゲート開くまで時間があるんだ。それまで八つ当たり(暇潰し)にアイツらと殴り飛ばそうぜ』
「おい!本音と建前が逆になってるぞ。お前が殺る訳でも無いのに何言ってんだよ。てか、あれはお前らだぞ?なかなかシュールな気分になつんだがいいのか?」
『あいつらは私達であって私達では無い。構わんよ。てゆうか夜空、私もむしゃくしゃしてるんだ。殺ってしまえ!』
「確かにそうだがお前もか!。気持ちは分からんでもないが抑えてくれよ。てか、アルビオンが1番良い例だよな。ある意味・・・」
『だな、あいつは雄だ。だが、こっちは雌だからな。遠慮なくぶっ飛ばせるな。てか、ぶっ飛ばしてくれ!こいつじゃ無いが同じアルビオンなんだ!ぶっ飛ばされた姿でも見れれば晴れ晴れしグハッ』( ゚∀゚):∵グハッ!!
アルビオンに再びぶっ飛ばされたドライグであった。
まぁ、そうだ。俺の中に宿って居るアルビオンは雌なのだ。少し男癖のある口調をしているアルビオン。初めて知った時、真っ先に思った事は、雄のドライグが雌のアルビオン相手にマジで喧嘩していた、と聞いた時・・・「何やってんだよ・・・」と、思ってしまったもんだ。
『相棒、いい加減にアイツらをぶっ飛ばしに行こうぜ』
「・・・分かったよ・・・まぁ〜、負傷者が大勢いるし助けるか。その前にフードフード。ん?あの女の子って・・・ヤバい!」
赤い龍は口に炎を溜め、女の子がいる方向に炎のブレスを放とうとしていた。それに察知した夜空はフードを取り出し深く被り、女の子に向かって瞬動術で飛び虚空瞬動術を駆使し加速させ一直線に飛んでいく。
女の子の後ろにいた兵士達はブレスの射程範囲から離れていたが女の子だけがその場を動けずにいた。赤い龍は容赦なく、口の中で溜めた炎を女の子がいる方向に放った。放たれた炎のブレスに飲み込まれてしまう直前、女の子を抱えブレスを間一髪躱す事が出来た。
「ふ〜、間に合った。大丈夫でしたか?」
声をかけたが反応が無かった。女の子は突然の出来事に状況が追い付いていなかったの。状況を確認する為、キョロキョロとしていた。自分が目の前の人に助けられたのだと理解すると、次は現在の自分の体制に気付き、目をパチクリさせ頬を赤らめていた。夜空は無意識なのか女の子をお姫様抱っこをしていたのだ。
「・・・あなたは一体・・・」///
名乗った方がいいのか?・・・いや、止めておこう。えぇっと〜・・・
「今はブラックと名乗らせて貰うよ」
「ブラックさん?」
呆然とした顔で名を呼ぶ女の子。夜空は女の子を近くで見て改めて確信した。
やはりあなたでしたか・・・てか、この時代でも魔法少女姿じゃないだと・・・あの万年魔法少女何て言ってたあなたが普通の姿だと・・・こ、これはS級のレアな姿じゃねぇか!セラフォルーさん
「セラフォルー!大丈夫か!」
紅髪の男が近づいてきた。セラフォルーが心配で、近づいたのだろう。だが、紅髪の男は夜空を警戒しているのか、ゆっくりと近づいて来た。
「サーゼクスちゃん!」
やはり、サーゼクスさんでしたか。セラフォルーさんが居るのだから当たり前だよな。それよりも、セラフォルーさんを任せようか。
「この人を頼みます」
サーゼクスにセラフォルーを預けた。そのまま、二天龍の方へ向き2匹の前まで飛んで行った。途中、黒い翼を生やしたオッサンと白い翼を生やした美女がいたがオッサンは何故かイライラしたのでぶっ飛ばし、美女は優しく後ろへ下がらせた。
「なんだ貴様!貴様も俺達の戦いを邪魔しに来たのか?他の連中とは違うようだがいい加減目障りだ!いくら雑魚が集まっったところで所詮雑魚は雑魚だ!消えやがれ!」
「こいつと同じ意見で癪だが雑魚は引っ込んでろ。まだ、邪魔をすると言うのならば、先にお前を片付けてやるぞ。だからさっさと消え失せろ!ゴミ」
二天龍であるドライグとアルビオン。2匹は夜空や三大勢力を見下げながら罵倒している。今も、見下げながら次々と罵倒の嵐。
さっきから雑魚雑魚と罵倒しかしないな。そんなに邪魔ならさっさと攻撃すれば良いだろうに。はぁ・・・面倒だけど雑魚でも力を合わせれば届くことを思い知らせてやろうか。
少しキレ気味の夜空はドライグとアルビオンにキレ気味の低い声で口を開いた。
「雑魚ゴミうるさいな〜。お前らは俺を甘く見すぎだ。それに、雑魚でも力を合わせれば届くことを思い知らせてやるよ。例え、倒せなくてもお前らに届かせることは出来るのだからな」
「はっ、肝は据わってる様だが所詮口だけだ。だが、ちっぽけな勇気に免じて見せて見るがいい。チンケな奴らがいくら粋がろうが、我ら二天龍には届かないとな!!」
嘲笑うドライグとアルビオン。そして話終わったと同時に、二天龍は炎のブレスを放ってきた。後ろにいたサーゼクスや兵士達は射程範囲から離脱している。離脱しているのを確認出来た夜空は、その場を動かず、二天龍2匹の炎に飲み込まれるのだった。
二天龍は笑う。
「見たか。雑魚が粋がるからこうなるのだ!やはり口だけの愚かなゴミだったか。つまらん奴だ」
「だから、失せてれば良いものを。我らの間に割り込むからこうなるのだよ」
夜空がいた場所は、赤と白の炎で燃え上がっていた。三大勢力の全ては乱入した夜空を死んでしまったのだと沈黙していた。この場には2匹の二天龍の嘲笑う笑い声と炎で燃え上がる音が響き渡っていた。
いかがでしたでしょうか?台詞に付け加えや少し修正を加えました。
上でも書きましたが次回の投稿は不定期となります。次の投稿まで首を長くしてお待ち下さいませm(_ _)m
あとちょっとしたアンケートを取りたいと思います。これははっきり言って自分で首絞める行為ですがアンケートやるだけやって今後を決めたいところです。( ^_^ ;)
それではまた次回で( *・ω・)ノ
作者の中で2本ほど新たに投稿したいと思っております。因みにその作品はハイスクールDD世界の終わった後の話になります。つまりネタバレの危険性もあればどこかで矛盾してしまう事もあります。作品ですがソードアート・オンラインとリリカルなのはです。。このアンケートは結果次第では投稿頻度がもっと遅くなってしまうものです。
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新たに作品を同時投稿しても良い。
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片方だけで同時投稿。
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巫山戯んな!さっさと次投稿しろ!