この世界で ~白くあり続ける為に~   作:璃鶯

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シリカちゃん登場!


第9話 ~妖使いの姫と竜使いの少女~

最前線の転移門広場で、

自分のギルドメンバーを殺したオレンジギルドを牢獄に送ってくれと頼まれて、

其のギルドについて調べていたんだが・・・。

キリトはそのギルドに襲われたと言う、35層で調べに行ったんだけど・・・

 

「俺はどうしようかなぁ・・・」

 

結局、仕方無いから、俺も35層に行ったが、特に何も分からなかったから、

そのまま帰る事にした・・・んだけど。

 

《From:Kirito》

 例のギルドのターゲットになっている少女発見、 

 その子はビーストテイマーなんだけど、先ほど使い魔がモンスターに殺された、

 だけど、「ピナの心」と言うアイテムが残ってる、

 ピナとはそのテイムモンスターに名付けた名前らしい。

 何か分からないか?            《To:Haku》

 

と送られて来た・・・

 

確か、○○の心と言うアイテムが残っていれば・・・蘇生できる!

 

急いで、フレンドリストから、キリトの場所を追跡、

メッセージには、

 

《From:Haku》

 今すぐそっち行くから、その子と居て!

 心があれば蘇生できる!       《To:Kirito》

 

と送った。

 

*――――――――――――――――――――*

「キリト――――っ!」

 

「あ、来たよ、シリカ、 あれがハクだよ。」

 

「あれとはなんだ! えっと、初めまして、俺はハクって言うんだけど・・・  君は?」

 

「あ、あのっ! 

 初めましてっ! シリカって言います! ピナが生き返るって本当ですかっ!」

 

「ああ、安心して! 絶対生き返らせれる!

 えっと、詳しい話は何処かで落ち着いてしたいんだけど・・・」

 

「じゃ、じゃあ、此処の宿屋はどうですか? チーズケーキが美味しいんです!」

 

「へぇ・・・ じゃ、そこにしよう!  良いよね?キリト?」

 

「俺は別に何処でも・・・。」

 

「じゃ 決定! シリカ・・・さん で良いかな?」

 

「いいえ、呼び捨てで構いませんっ!」

 

「じゃ、シリカ、 案内してくれる?」

 

「はいっ!」

 

*―――――――――――――――――――――*

「確かに結構おいしい・・・」

 

「ですよね! 私も大好きなんです!」

 

「うん、納得!  で、えっと、じゃあ、ピナの事、教えるね。」

 

「はいっ!」

 

「第47層のフィールドに思い出の丘ってところがあって、

 そこの一番奥に祭壇みたいな所がある、

 其処に、“プネウマの花”と言うアイテムが咲くんだけど、

 使い魔を失った飼い主が行かないと花が咲かないんだ・・・。」

 

「47層・・・ 本当は聞いちゃいけない事なんだけど、

 今のレベル、大体で良いから教えてくれないか?」

 

「44・・・です・・・。レベル上げ・・・頑張らないと・・・」

 

「悪いけど、蘇生可能なのは死んでから3日間だけ・・・」

 

「そ、そんな・・・  ピナっ・・・! ゴメンね・・・!」

 

「大丈夫。 キリトっ!」

 

「・・・んぁ?」

 

「お前・・・話聞いてたか・・・?」

 

「大体。」

 

「そうか、じゃ、明日の支度してろ、俺はシリカとする事がある、」

 

「了解・・・。」

 

「わ、私と?」

 

「ああ、明日、一緒に思い出の丘に行こう?」

 

「えっ・・・ でも・・・」

 

「大丈夫、だけど、少し聞かれたくない話するから、シリカ、宿は?

 

「えっと、此処ですけど・・・」

 

「そうか、じゃあ、俺も今日はココに泊まる、 良いよな?キリト。」

 

「俺は別に・・・」

 

「じゃ、そう言う事でっ! 部屋2つ取って置くから、キリトは明日の支度頼む。」

 

「了解。」

 

「あれぇ~ シリカちゃんじゃないの・・・」

 

其の声は、赤い髪の女性から、明らかに悪意のこもった声で・・・・

シリカは、会いたくない人に会っちゃった・・って顔してる・・・。

 

「えっと、シリカ、知り合い?」

 

「今日パーティ組んでた人です・・・」

 

「無事、森から出れたみたいねぇ・・・

 でも、もうアイテムの分配は終わっちゃってるわよ・・・?」

 

「アイテムはいらないって言ったはずです!」

 

「それに、あのトカゲ・・・どうしたの・・・?

 も・し・か・し・てぇ・・・」

 

「ピナは死にました・・・でもっ! 絶対生き返らせます!」

 

「じゃあ、思い出の丘に行く気なんだぁ・・・

 でも、あなたのレベルで大丈夫・・・?」

 

「大丈夫だよ、あそこの敵はそんなに強くない、

 それに、シリカ自信も、お前が思ってるほど弱くは無い。」

 

「なあに・・・貴方・・・ 」

 

「シリカの友達の、同じくビーストテイマー、だよ」

 

「へぇ、 そんなに強そうじゃないわね・・・弱い子どうし仲良くつるんでるの?」

 

コイツ、今すぐセツを巨大化させて見せつけてやろうか・・・と思ったが、

流石にそれは目立ちすぎるからやめておく、

それに・・・たぶん、コイツが今回の・・・

 

「それに、あなたもモンスター連れてないじゃない、あなたも死なせちゃった口?」

 

セツは、“妖を操りし白き姫”(最近は白き姫とか言われてきたが・・・)

として目立つから・・・

 

「キリカっ!  この子が俺のテイムモンスターだよ、そう簡単に死んだ事にするな。」

 

「へぇ・・・・ ちっこくて、弱そうねぇ・・・

 ま、お二人さん、せいぜい頑張る事ね。」

 

「言われなくても・・・っと、

 シリカ、邪魔が入ったけど、少し待ってて、宿取ってくるから。」

 

「はい・・・」

 

*―――――――――――――――――――――*

 

「で、シリカ、その防具だと心元無いから、シリカの武器とステータスの振り教えてくれるか?」

 

「あ、はいっ! えっと、武器は短剣で、ステータスは敏速値7の筋力値3です。」

 

「成程・・・、敏速よりだな、 じゃあ・・・」

 

「えっ コレ・・・。」

 

俺が渡したのは、アクセサリーの、

“ブレッシング・オブ・ア・フラワー”《花の祝福》

コレは、着用中に、オートヒールが自動で付く物。

キリカの花桃の祝福と同じような物だな。

回復量は、アクセの方が劣るが、シリカのHPならコレ一個で十分なはずだし、

 

そして、もう一個、

 

“ザ・フラワー・オブ・ホワイト・スノウ”《白い雪の花》

此方は、装備時、敏速値15増加効果と防御2増加効果付与。

 

この2つのアクセサリーは、キリカが持って来た。

キリカの特殊能力で、周りにある物をアクセサリーに変える能力を持っていた、

ただし、いつでも作れる訳ではないようだが。

そして、そのアクセサリーは必ず花に関係するようだ。

流石、桃の花の妖精・・・

 

何はともあれ、この2つは何かと役に立つはず・・・

 

それから、他の装備だが、キリトから先ほどメッセージで、

シリカの装備は良いのがあるから大丈夫!と来たから、それに任せる事にする・・・。

 

「その2つと、あとでキリトがくれるはずの装備を使えば、5.6レベルは底上げできる、

 それに、思い出の丘周辺のMobは、総じて攻撃力が低い、

 いきなり殺されるようなことはありえない、

 セツとキリカと俺とキリト、4人の索敵にも引っかからないほど高い隠蔽を持ってる

 奴が47層に居るとは思えないしな。

 

 あ、キリト、おかえりー」

 

 

「おかえりなさいっ! 準備、手伝えなくてごめんなさいっ!」

 

「ただいま・・・ 準備は、足りない消耗品買うだけだから、

 それと、ハクから聞いてるだろうけど、コレ・・・」

 

「何渡したのー?」

 

「イーボンダガー、シルバー・スレッド・アーマー、ムーン・ブレザー、

 フェアリー・ブーツ、フロリット・ベルト。」

 

「確かに丁度良いな、良い物持ってたね。」

 

「あ、あのっ!

 この装備類も、アクセサリーも、高い物じゃないんですか?」

 

「あぁ、いちいち売るのも面倒だし、売るよりシリカに使ってもらえた方が良い。」

 

「キリトに同意ー」

 

「ど、どうして2人ともそこまでしてくれるんですか・・・?」

 

「わ、笑わないって約束するなら・・・言う。」

 

「笑いません!」

 

「笑わない!」

 

「えっと・・・、シリカが、妹に似てるから・・・」

 

「「・・・。    プッ」」

 

「あははははははっ!」

 

「クッ・・・ もう、ダメ・・・  あはははははっ! 妹に似てるって!」

 

「2人とももう信用しない・・・」

 

「す、すみません・・・」

 

「ご・・・ごめんって・・・」

 

「「じゃ、次はハク(さん)だな(ですね)!」」

 

「俺はただ、同じビーストテイマーだったって言うのと・・・」

 

「「と?」」

 

「シリカは、ピナが死んで悲しんでただろ・・・?」

 

「ぇ・・? ええ、大事な友達ですから・・・」

 

「そうやって、友達って思ってるから、かな、

 ただの仮想世界のデータ、とか所詮AIとは思って無いから、って事。」

 

「ック・・・  仕返しに盛大に笑えない・・・」

 

「なんだよ、それ・・・。

 

 ま、だから、シリカ、明日は、“友達”の為に頑張ろうなっ!」

 

「はいっ!  あの・・・これ・・・こんなんじゃ、全然足りないと思うんですけど・・・」

 

「あぁ、大丈夫だよ、」

 

「でも・・・」

 

「あ、そうだ、シリカ、」

 

「はいっ?」

 

「シリカの使い魔の種族はなんなんだ? あの人はトカゲって言っていたけど・・・」

 

「トカゲなんかじゃありません! ピナは、小さな竜です! とても可愛い・・・」

 

「ご、ゴメン・・・」

 

「あ、いいえ・・・ すみません、ハクさんは悪くないのに・・・。

 ピナは、フェザーリドラって種族でした・・・。」

 

「!?!? シリカ!」

 

「はいっ!」

 

「お、お願いがあって!!」

 

「わ、私に出来る事ならっ!」

 

「ピナを蘇生したら、ぜひ会わせて下さい・・・」

 

「「・・・へ?」」

 

「キリトまで!?  フェザーリドラって事は、あのレアMobの、蒼い竜!

 お願い! シリカっ!」

 

「あ、あの・・・ホントにその程度で・・・?」

 

「十分すぎる!」

 

「はい・・・」

 

「やった!」

 

「はぁ・・・ ハク、俺の部屋何処・・・。」

 

「ココの左隣、 はいコレ、鍵」

 

「ありがと、 じゃ、俺先部屋行ってるから・・・」

 

「じゃ、俺も、 シリカ、明日に備えて、早めに寝なね!」

 

「あ、はいっ! おやすみなさい!」

 

 

 

・・・~竜使いの少女と出会えた事に、感謝を~・・・




話が進まない・・・

次回こそ、ピナちゃんに会える! (
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