この世界で ~白くあり続ける為に~   作:璃鶯

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今回は、第12話でのデュエルの話の事と、
その結果の話。

前話が長かった分、今回は短め。


第14話 ~事が終わった後に~

 

 

無事、圏内事件は解決して、

なぜか、アスナとはフレンド登録する事になって、

 

で、皆でNPCレストランに行く事になって、食事した後、

アスナとデュエルする事になって。

 

―――あ、 そう言えばそんな事言ってたっけ・・・

 

って事で、アスナとデュエル・・・

目指せ! 金環ノ輪!

 

あんまり目立ちたくないって言ったのに、そのまま街の広場で戦う事になって・・・

 

初撃決着モードでの勝負・・・か。

 

「ねぇ、アスナ、やっぱり移動しない?」

 

理由、周りに観客が集まって来てるから!

 

閃光のアスナと白姫のデュエル・・・

目立つのは当然かもね・・・ 

 

「私は速くレシピが欲しいから、移動時間が勿体無いわ!」

 

そう言ってアスナがウィンドウを操作して、私の前に現れるデュエル申請。

 

初撃決着モードで承認するけど・・・

こんな街中で長ったらしく続ける気無いから、手っ取り速く終わらせるよっ!!

 

カウントダウンが始まって・・・

 

あと10秒・・・

って、ダメだ!カウントダウンした時に限って良い事無いから、もうしないようにしようっ!

 

表示が0になった瞬間、アスナの剣が光を纏って突っ込んで来た。

 

アスナ、覚えて置いた方が良いよ、

“ルールを決めてない”私とのデュエルで、ソードスキルを放つ事はただの命取りだと。

 

アスナが放ってきたのは“リニアー”レイピアの基本技だけど、

アスナの敏速値なら凄まじい速度で突っ込んで来る。

 

私はそれを、大きく横に飛んで回避する、

 

それを見ながら、アスナはソードスキルの硬直に入る。

そんなに長い時間じゃなくても問題ない。その時間は一瞬あれば十分。

 

硬直で動けない一瞬を狙って、彼女の足元から巨大な火柱が立ち上る。

その炎は、アスナのHPを2割ほど削り取り、

私の勝ちと言うウィナー表示が出る。

 

「はい、おしまいっ!!」

 

「ちょっと! 今の何よ!」

 

まぁ、そりゃあそうだろうね。

 

「今のは、ほら、アスナの後ろで待機してた、セツのスキル“妖炎”だよ。

 モンスターはプレイヤーには使えない、魔法みたいなの使えて便利だよね・・・

 アスナがソードスキルを使ったら、その硬直中に妖炎を使ってって頼んでおいたの。」

 

「セツまで使うって、あり!?」

 

「ルール上は、使い魔はデュエル時、普段と同じように戦闘が可能。

 使い魔が一撃決めれば主人が決めたと同等 ってルールだよ~

 

 使い魔をどうするか決めなかったのがアスナの敗因だね」

 

「くっ・・・ むぅ・・・わ、分かったわよっ!」

 

そう言って、アスナは金環ノ輪を投げつけて来た・・・

 

「っ・・・危ないよ・・・ じゃ、これね。」

 

そう言って私が渡したのは、塩と砂糖のレシピ。

 

「え? これって・・・」

 

「その2つは、かなり完璧に出来てるから、美味しいよっ!

 まぁ、液体の塩ってなんだか使い辛いけどね・・・」

 

そう、できた塩も砂糖も、液体で、色も、塩が黄色で砂糖が青緑と言う・・・

なんとも使い辛い物・・・着色料になる物も少しずつ見つけて言ってるから、

たいていそれで誤魔化してるけど・・・

なぜか入れると白くなる着色料もあり、中々面白い・・・。

 

「でも、私、負けたのに・・・」

 

「まぁ、自分でも結構卑怯な手ってのは自覚してるし、

 美味しい物作る人が増えてくれるのは嬉しいなって・・・

 

 と言うか、こんな立派なチャクラムと引き換えにするって言えば、即渡したと思うけど・・・」

 

「それは、私がハクと一回戦って見たかったからで・・・」

 

「・・・ゴメンナサイ。」

 

「って言うか、ハク。何?この訳の分からない食材。」

 

アスナが、私が渡した塩と砂糖のレシピを見ながら聞いてきた・・・

 

「あぁ、じゃあ、コレもあげる。

 各種食材の名前とその入手法、名前からじゃ食材って思えない物ばっかりだったからさぁ、

 それに、同じもの作りたいって思っても、入手法忘れてたら話にならないし。」

 

「あの・・・ハク。 コレ、今の最前線のモンスターの名前まで書いてあるんですけど?」

 

「ああ、それは、モンスタードロップだったからだと思うよ?

 モンスタードロップのは総じて確率低めだから、頑張ってねー」

 

「ハクの料理に掛ける情熱が強すぎる・・・」

 

「はぁ、じゃ、アスナ、私はこれから家に帰るね~ 

 

 眠いし。 チャクラムありがとー」

 

そう言って、私はとっととセツに乗って転移門まで走って行った。

 

*―――――――――――――――――――――*

 

聞いた話だと、今回のデュエルから会話の間ずっと、

キリトは離れた所で突っ立ってたらしい。

 

曰く

 

「2人の会話に入るには、同じくらいの料理スキルを持った女の子じゃないと無理」

 

らしい・・・

 

なんじゃそりゃ・・・

 

*―――――――――――――――――――――*

 

そして、この事を見ていたあるアスナのファンの人が、

白姫様はアスナさんに匹敵する程の美しさで、

アスナさんより料理上手の女性と言う噂があっという間に広まり。

 

このアインクラッドで一番美しい女性は?と聞いたら、

今まではアスナが圧勝だったのが、

今では私が1位になり。

 

アスナのファン以上の数の人による、

“白姫様ファンクラブ”なる組織ができており、

絶大な人気を誇るらしく・・・

 

最近では、私に求婚してくるプレイヤーが何人か現れたりして・・・

 

悪のビーターとか言われてた頃が懐かしい・・・・

 

 

ちなみに、キリトはものすごい嫉妬の対象になっているらしい。 ごめん。

 

*―――――――――――――――――――――*

 

 

・・・~1つの事が終われば、別の事が始まる~・・・




次がリズさん登場ですねー
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