その結果の話。
前話が長かった分、今回は短め。
無事、圏内事件は解決して、
なぜか、アスナとはフレンド登録する事になって、
で、皆でNPCレストランに行く事になって、食事した後、
アスナとデュエルする事になって。
―――あ、 そう言えばそんな事言ってたっけ・・・
って事で、アスナとデュエル・・・
目指せ! 金環ノ輪!
あんまり目立ちたくないって言ったのに、そのまま街の広場で戦う事になって・・・
初撃決着モードでの勝負・・・か。
「ねぇ、アスナ、やっぱり移動しない?」
理由、周りに観客が集まって来てるから!
閃光のアスナと白姫のデュエル・・・
目立つのは当然かもね・・・
「私は速くレシピが欲しいから、移動時間が勿体無いわ!」
そう言ってアスナがウィンドウを操作して、私の前に現れるデュエル申請。
初撃決着モードで承認するけど・・・
こんな街中で長ったらしく続ける気無いから、手っ取り速く終わらせるよっ!!
カウントダウンが始まって・・・
あと10秒・・・
って、ダメだ!カウントダウンした時に限って良い事無いから、もうしないようにしようっ!
表示が0になった瞬間、アスナの剣が光を纏って突っ込んで来た。
アスナ、覚えて置いた方が良いよ、
“ルールを決めてない”私とのデュエルで、ソードスキルを放つ事はただの命取りだと。
アスナが放ってきたのは“リニアー”レイピアの基本技だけど、
アスナの敏速値なら凄まじい速度で突っ込んで来る。
私はそれを、大きく横に飛んで回避する、
それを見ながら、アスナはソードスキルの硬直に入る。
そんなに長い時間じゃなくても問題ない。その時間は一瞬あれば十分。
硬直で動けない一瞬を狙って、彼女の足元から巨大な火柱が立ち上る。
その炎は、アスナのHPを2割ほど削り取り、
私の勝ちと言うウィナー表示が出る。
「はい、おしまいっ!!」
「ちょっと! 今の何よ!」
まぁ、そりゃあそうだろうね。
「今のは、ほら、アスナの後ろで待機してた、セツのスキル“妖炎”だよ。
モンスターはプレイヤーには使えない、魔法みたいなの使えて便利だよね・・・
アスナがソードスキルを使ったら、その硬直中に妖炎を使ってって頼んでおいたの。」
「セツまで使うって、あり!?」
「ルール上は、使い魔はデュエル時、普段と同じように戦闘が可能。
使い魔が一撃決めれば主人が決めたと同等 ってルールだよ~
使い魔をどうするか決めなかったのがアスナの敗因だね」
「くっ・・・ むぅ・・・わ、分かったわよっ!」
そう言って、アスナは金環ノ輪を投げつけて来た・・・
「っ・・・危ないよ・・・ じゃ、これね。」
そう言って私が渡したのは、塩と砂糖のレシピ。
「え? これって・・・」
「その2つは、かなり完璧に出来てるから、美味しいよっ!
まぁ、液体の塩ってなんだか使い辛いけどね・・・」
そう、できた塩も砂糖も、液体で、色も、塩が黄色で砂糖が青緑と言う・・・
なんとも使い辛い物・・・着色料になる物も少しずつ見つけて言ってるから、
たいていそれで誤魔化してるけど・・・
なぜか入れると白くなる着色料もあり、中々面白い・・・。
「でも、私、負けたのに・・・」
「まぁ、自分でも結構卑怯な手ってのは自覚してるし、
美味しい物作る人が増えてくれるのは嬉しいなって・・・
と言うか、こんな立派なチャクラムと引き換えにするって言えば、即渡したと思うけど・・・」
「それは、私がハクと一回戦って見たかったからで・・・」
「・・・ゴメンナサイ。」
「って言うか、ハク。何?この訳の分からない食材。」
アスナが、私が渡した塩と砂糖のレシピを見ながら聞いてきた・・・
「あぁ、じゃあ、コレもあげる。
各種食材の名前とその入手法、名前からじゃ食材って思えない物ばっかりだったからさぁ、
それに、同じもの作りたいって思っても、入手法忘れてたら話にならないし。」
「あの・・・ハク。 コレ、今の最前線のモンスターの名前まで書いてあるんですけど?」
「ああ、それは、モンスタードロップだったからだと思うよ?
モンスタードロップのは総じて確率低めだから、頑張ってねー」
「ハクの料理に掛ける情熱が強すぎる・・・」
「はぁ、じゃ、アスナ、私はこれから家に帰るね~
眠いし。 チャクラムありがとー」
そう言って、私はとっととセツに乗って転移門まで走って行った。
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聞いた話だと、今回のデュエルから会話の間ずっと、
キリトは離れた所で突っ立ってたらしい。
曰く
「2人の会話に入るには、同じくらいの料理スキルを持った女の子じゃないと無理」
らしい・・・
なんじゃそりゃ・・・
*―――――――――――――――――――――*
そして、この事を見ていたあるアスナのファンの人が、
白姫様はアスナさんに匹敵する程の美しさで、
アスナさんより料理上手の女性と言う噂があっという間に広まり。
このアインクラッドで一番美しい女性は?と聞いたら、
今まではアスナが圧勝だったのが、
今では私が1位になり。
アスナのファン以上の数の人による、
“白姫様ファンクラブ”なる組織ができており、
絶大な人気を誇るらしく・・・
最近では、私に求婚してくるプレイヤーが何人か現れたりして・・・
悪のビーターとか言われてた頃が懐かしい・・・・
ちなみに、キリトはものすごい嫉妬の対象になっているらしい。 ごめん。
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・・・~1つの事が終われば、別の事が始まる~・・・
次がリズさん登場ですねー