まぁ、そんな訳で・・・穴からの脱出方法を考える・・・
リズの案
「ドラゴン倒したんだから、もう一度ハクが壁を走って登れば良いんじゃないの?」
良く考えたら、この高さの壁を補える程のロープとか持って無いから、
キリトやリズは脱出できないので却下。
キリトの案
「とりあえず腹減った。」
それ、案じゃないよね!?
と言う訳でご飯作ってる・・・はぁ・・・
鍋と携帯コンロ持ってて良かった。材料も一応あるし・・・。
完成っ!
あさりとトマト(っぽいの)のリゾット!
「「「いただきます!」」」
そして、食べながら話し合い・・・にはならず、2人は必至に食べてる・・・
別にリゾットは逃げないよ・・・。
「「おかわりっ!!」」
「無いよ。」
「「え~っ!!」」
似た者同士だね。
さて、食べ終わった所で話し合い再開・・・かな?
「とりあえず、ご飯食べたし、寝るか。」
え? 何言ってるのキリト・・・
「賛成・・・」
リズ!?賛成するの!?
「なんだよ・・・ハクは眠くないのかよ・・・」
キリトっ!人の心読むのやめてよっ!
眠いか眠くないかと言われれば眠いけど・・・
「じゃ、寝ようぜ。」
だから人の心を読むなぁっ!!
はぁ、もう良いや、寝ちゃおう。続きは明日考えよう。
ちなみに、一番最初に寝たのは私だったとか・・・何で2人は知ってるんだ?
*―――――――――――――――――――――*
「ふあぁ・・・おはよう・・・。」
横を見ると、キリトもリズもまだ寝てる。まだ朝早いもんね・・・。
「・・・おはよう・・・」
返って来ないと思ってた挨拶は、キリカによって返って来た。
可愛いな・・・。
朝5:30分。現実で毎日この時間に起きてたからか、
アラームをセットしてなくてもこの時間に起きる。
キリトと比べて、早すぎる気がするけど、二度寝ができず、
この時間に起きてしまうから、もう諦めた・・・
2人が起きてくるまで暇なので、アイテムストレージを見て、
どれぐらい食糧があるのか、武器等の耐久値は大丈夫かを確認。
結果、食糧はあと5~6回、3人で食べれば無くなる事、
武器等はまだ余裕な事が分かった。
食べ物はなぁ・・・
キリトにご飯抜きにすると腹が減っては戦はできぬとか真顔で言いだすし・・・
*―――――――――――――――――――――*
それから暫く経って、キリトが起き出した・・・
「ふぁあ・・。」
「おはようっ!キリト!」
「ん・・・んぁ・・・おはよう・・・」
完全に寝ぼけてるね・・・。
「って、二度寝するなよ・・・」
はぁ、まあ、まだリズが起きてないから、別に良いか・・・
リズが起きたら叩き起こす、で。
と、思ったら数分後。キリトが勢い良く飛び起きて・・・
「!? ・・・なんなのさ・・・」
と、思ったらいきなり地面・・・いや、足元の雪を掘り始めて。
何してるのか見てたらリズも起き出して来た。
顔赤くして、その後頬叩いてるけど・・・どうしたんだろう・・・?
「どうしたっての?」
「さぁ・・・。」
リズもキリトの謎行動(雪に穴掘り)を覗いて来たけど・・・
「ああ、ほら。」
そう言って、キリトが取り出したのは・・・。
金属? クリスタルライト・インゴット? それが探しに来た金属・・・?
え・・・ドラゴンの排泄物って・・・
「あれ?でも、ドラゴン倒しちゃったら、その金属もう手に入らないね・・・。」
「「あ。」」
「再PoPしない・・・だろうしね・・・。」
「あぁ、あのドラゴンはフィールドボスだと思うから・・・再PoPしないだろう・・・。」
「ちょっと待って! と言う事は、それが最初で最後のクリスタルライト・インゴット?」
「いや、周り探せばまだ落ちてるかもよ?」
と言った私の提案で、皆で穴掘りする事に・・・冷たい・・。
*―――――――――――――――――――――*
結果、追加で4つのクリスタルライト・インゴットを入手。
そのうち3つはセツが見つけた・・・
流石
では無く。炎で雪を溶かしてた。効率良いね・・・。
これ以上はなさそうって事になったので、真剣に脱出方法について考えよう・・・。
はいっ!
順番に時計回りで意見言って!
「はいっ! ハクが私達を抱えて壁を走って登るっ!」
「はいっ! トンネル掘って地上までの道作る!」
「にゃっ! ニャーにゃっ! ニャニャー ミャーニャっ!!」
「・・・はい・・・ ・・・剣を壁に突き立てながら登って行く・・・」
上から、リズ→キリト→セツ→キリカ の順・・・。
「リズ、却下。 人を担いで登れるほど筋力値無い。
キリト、お前が1人で掘って出れそうかやって見ろ。
セツ、猫語が理解出来ない。ごめんね、
キリカ、大変そうだけど一番まともかも。」
「ハク・・・じゃあ、お前が意見だせよっ!」
「とりあえず、竜だけど、再PoPするんじゃないかと思うんだよ・・・。」
「「え?」」
「いやさ、だってだよ?この山に金属取りに来た人は他にいるはずでしょ?
その人達は、何をもって金属入手出来ないと思ったかと言ったら、
このドラゴンを倒してもドロップしなかったからじゃないかな・・・って。」
「なるほど・・・」
「んで、竜が再PoPするとしたら、巣穴からじゃないかなって・・・。
それで・・・」
「「それで?」」
「さっきセツが溶かした雪の下にあった、この大きな白いすべすべした物。
竜の卵だったり・・・しないよね?って事・・・」
「・・・・おい、ハク。
これ、中から音するぞ・・・コツコツと・・・」
「やっぱり?
・・・あ、ヒビ入った。」
「「・・・。」」
あ、穴開いた・・・。
出て来た・・・
「「「ちっさ!!」」」
出て来たのは、キリカ並の大きさの竜・・・。
しかも、昨日のと違って羽毛だし・・・
シリカのピナを小さくして、色調反転したっぽい感じ・・・
でも、形は昨日のと一緒・・・。
と、
「「「でっか!!」」」
明らかに昨日倒したドラゴンより大きくなった同型のドラゴン・・・。
大きいほうのドラゴンはこっちを見て威嚇してる訳で・・・
小さい方は私の頭の上に乗ってる訳で・・・。
・・・へ? 乗ってる?
これはアレだ、友好的な奴だ。餌あげないと・・・餌・・・餌・・・
A、肉
B、植物
どっち!? とか考えてたら、
さっきまで姿が見えなかったキリカが空から降って来て・・!?
キャッチしたら水晶を持ってた・・・成程、コレが餌か。
頭の上に乗りっぱなしの竜にあげて見たら・・・
――――ミニドラをテイムしました―――
黄色い小さい猫型ロボットを想像した私は悪くないはずだ・・・。
―――名前を決めて下さい―――
名前・・・名前・・・
―――
理由? 蒼と、後は好きな読みだからっ!
「宜しくなっ!アサギ!」
「ピュイッ!」
か、可愛い・・・
「おい、ハクっ!手伝えっ!!」
ん? キリトの声で後ろを向くと・・・
あ、大きい方のドラゴンとキリトが必至で戦ってた・・・。
そういえばあっちのドラゴンは戦闘態勢だったっけ・・・
「って!アサギっ!!」
アサギは、キリトに思いっきり体当たりした・・・
「何やってるのっ!あ、でも。同じ卵から出てきたし、兄弟or姉妹なのか?
って、あの子女の子?男の子?」
「・・・あの子は女の子・・・」
「良かった・・・ありがとキリカ・・・」
「良くねぇよ! 」
「あ、キリト、あんまりダメージ受けてないから良いじゃん。
しかも・・・
と言うか、リズ何処だ?」
リズの声聞いたのは、
「リズなら、さっきから隅の方でおとなしくしてるぞ?」
あ、ホントだ・・・竜達から一番遠くの壁の傍で突っ立ってる・・・
危険は無さそう・・・と言うか、2匹の竜の家族会議を夢中になって見てる・・・
「ピィ! ピュゥイ!!」
「グルルルル・・・」
「ピュイ、ピュピュゥイ!!」
「ガル、ガルルゥ・・・グルゥ・・・」
全く分かりません。この世界のAIって高度ですね。萱場さん。
暫く、その理解不能言語で会話を続ける2匹を見守り・・・
どうやら折り合いがついたらしく、アサギが私の所にやって来て、
大きい方のドラゴンの方に連れて行こうとする・・・
ドラゴンは・・・伏せか・・・?
見ていたら、アサギが私を突き飛ばした・・・
小さいのに、ずいぶん筋力値があるようで・・・
見ていると、キリトとリズも同じように突き飛ばされて、ドラゴンの前に立たされた・・・
「コレは、乗れって事なの?」
「そうなんじゃないか・・・?」
「乗っちゃおうよっ!」
リズ・・・。テンション高いね。
まぁ、此処から出してくれるならありがたいか・・・と言う訳で、
3人+セツ、キリカ、アサギが乗ると・・・
「「きゃぁあああああああ!」」
「うわぁぁぁああああああああああ!」
「ニャ―――――ッ!!」
「・・・速い・・・」
「ピュイ?」
上から、リズ&私、キリト、セツ、キリカ、アサギ。
アサギだけは怖くないのね・・・。
*―――――――――――――――――――――*
その後、一応無事降ろして貰い、
ドラゴンはアサギと少し話してから、巣に戻って行った・・。
アサギは私の頭上に乗って、更にその上にキリカが乗って、
セツは肩の上に乗る事になった。
重い。
そして、皆で無事山を下り、リズは剣を作ると言うので、
私は今回使った物の買い出しと、アサギの能力確認をする事に。
ココ、リンダースで基本すべてそろったので、
広場の傍にあった椅子に座って、アサギのスキル等をみた・・・
「Asagi」《ミニドラ》(小竜)
《敏速値:筋力値 4:6
スキル
・アイスブレス:氷のブレス。
・氷矢:氷の塊を飛ばす etc....
用は氷を投げつける関連が沢山・・・
しかし、最後の1つが、
・???:??????????????????
完全に文字化けしてる・・・なんだろう、コレ。
まぁ良いか・・・
って、アスナが目の前走り抜けていったよ・・・
向かった先はリズの店方面・・・何かあったのか?
*―――――――――――――――――――――*
私もリズの店に向かうと、店が見えて来たくらいの時、リズが走って出てきて・・・
「何で隠れてるんだろう・・・。」
瞬間隠蔽を使いました・・・。
でも、リズ泣いてたんだけど・・・何があった!?
すると、キリトも店から出てきて、隠蔽は切っていたので、キリトに見つかり。
(隠れてた訳じゃないんだけどね・・・)
「ハクっ! リズ見てないか?」
と聞かれた・・・
走って行った方を指差すと、一言お礼言って走ってった・・・何なんだ?
仕方無いから、裏口からリズの店に入ると・・・
「あ、ハク! そうか、ハクも2人と一緒にダンジョン行ってたのよね!」
アスナ・・・・? やっぱり来てたのか・・・
「ねぇ、アスナ、リズが凄い勢いで走ってって、キリトも追いかけて行ったんだけど、
何があったの?」
「えっとね、私、昨日からリズと連絡が取れなくって、心配してたんだけど、
今日はマップ追跡出来て、帰って来てたから、会いに来たら、キリト君が居て、
ハクとキリト君と一緒にダンジョン行ってたって言われて・・・
それから、変だけど悪い人じゃないわね、ハクもいるけど、頑張ってねって・・・
リズ、私がキリト君の事好きだって・・・気付・・・い・・・ !?」
はぁぁあ・・・アスナ・・・誤爆してるし・・・
リズが泣いてた理由はそれか・・キリトが追いかけてった所を見ると、告白したのか・・・?
で、アスナが来たから、アスナの好きな人がキリトって分かって・・・。
「あ、あのね?ハク・・・」
「うん、わかった、今のアスナのセリフ、全部キリトに教えとくねっ!!」
「ぇぇぇえ!? やめて!お願い!!」
からかい甲斐がある・・・
しかし、リズ、ハクもいるけどって事は・・・
はぁ、リズは聡いね、以外にも。
「まぁ、アスナがキリトの事好きだってのは、かなり前から分かってたけどね・・・」
「ぇぇえええ!?」
ばれてないと思ってたのか?アスナは・・・。
「い、何時から!?」
「確信したのは、圏内事件で、張り込み中の食事の時かな・・・・?」
「なっ・・・!
って言うか、ハクは本当にキリト君の事好きなの?」
「直球だね・・・」
「良いから答える!」
「そりゃあ好きだよ?だから一緒にいるし。」
「・・・それは、Likeで?それとも・・・Loveで?」
「ん~ 両方? 愛って意味でも好きだよ~」
「っ・・・ ま、負けないもん!」
「・・・頑張れ~ たぶんキリトは、どっちの思いにも気付いて無いと思うよ・・・」
「やっぱり・・?
でも、好きなのに、あんなに一緒にいて気付かせないハクも凄いよね・・・
キリト君が鈍感すぎるのも凄いけど・・・」
その後、暫く他愛無い話を続けた・・・。
・・・~この心に、名前を付ける必要なんて、無いと思ってたのに~・・・