ただいま、絶賛料理中!
えっと、お菓子を作ってるんだよね・・・
理由は、10月31日、ハロウィンに備える為!
知り合い皆を回って、「
お菓子をどれだけの人が持ってるかと言う実験をする(予定の)為、
相手に
渡すお菓子を何にするか、作って確かめてる最中・・・
どうせ渡すなら美味しいの渡した方が良いものね!
チョコレートにするか、クッキーにするか、キャンディーにするか・・・
もちろん、衣装は作成済み!
少しずつ上げてた裁縫スキルが、もうすぐ900突破!
自分のスキルスロットに、だいぶ生産系が入って来たね・・・
料理、裁縫、そして製薬・・・
製薬は、麻痺毒を相手に使われたらだいぶ厄介だったから、こっちも使ってやれ!
みたいな感じで、麻痺毒作成に使ってる。もうすぐ800突破だね!
話が逸れたけど、衣装は私が魔女っぽい衣装で、セツにも同じような衣装を着せる!
試着させて見たセツはとっても可愛かった!
ま、と言う訳で衣装は出来てるから、後はお菓子・・・
何にしようかな・・・
*―――――――――――――――――――――*
また、暫くお菓子作りを続けてたら、キリトからメッセージが届いて・・・
曰く、
明日、アスナとパーティを組んで迷宮区探索する事になったから、
明日は一緒に攻略出来ない。
だとか・・・
成程、アスナ、2人で半ばデートだねっ!
迷宮区ってのが味気ないけど・・・2人らしいって言えば2人らしいかな・・・
まぁ、別に頑張ってくればいいと思ったから、
了解、頑張ってね。
とだけ返した。
明日一日空いたね・・・
偶には街に買い物に行こうかなっ!お菓子は今日中に何とかする予定だし!
結局、お菓子はカボチャ風味クッキーにする事にした。
ハロウィンらしいよねっ!ジャック・オウ・ランタンっ!
*―――――――――――――――――――――*
翌日、いつも通り5:30に起きて、何処に買い物に行くか考える・・・
まだ見つけてない食品探すのも良いかな・・・って、それ買い物じゃないね・・・
服でも見に行こうかな、普段着用の可愛いの。
さて、まだ朝ごはんには早いから、この間買った本でも読みますか・・・
*―――――――――――――――――――――*
はぁ、結局いろいろ見たけど、あんまり良いの無かったな・・・
どっか見晴らし良いトコで、お昼でも食べますか・・・
*―――――――――――――――――――――*
転移門のある街から、少しだけ歩いた草原で、のんびりご飯食べて、
そういえば今日の気象設定、そこまで悪く無かったな・・・
何て思って、寝っころがってみる。
鉄の浮遊城、アインクラッド・・・
空に浮いてるんだよね・・・どうやって浮いてるんだろ・・・
そんな事を考えながら、空・・・いや、上の層を見る・・・
100層の外周から外を見たら、どれだけ高いんだろうね・・・
のんびり・・・ゴロゴロ・・・
は、突如聞こえて来た声によって破られた。
「ハクっ! 聞こえてるか!?」
キリトの声、でも近くにキリトはいない。なら理由は一つ。この間渡したアイテムだろう。
トレジャーボックスから出たアイテムで、相手が何処に居ようと、
ログインさえしていれば10秒間だけお互いに会話が出来るという、
2つで一組、相手が使用したら自分のも消費する、消費系アイテム。
折角だから、2人で持っていようと言って、キリトに半分を渡したアイテム。
それをキリトが使ったって事は・・・
「聞こえてるけど!? どうかした!?」
緊急時って事だよね!?
「今74層とのボス戦中!実質俺含め数名で戦ってる!来t・・・」
声が途絶えた。10秒経過って事か。
74って聞いた時点で、セツに飛び乗ってたけどねっ!
「セツっ!転移門に!」
加勢に行きますかっ!
*―――――――――――――――――――――*
セツに乗って走って貰いながら、装備を変更、
白い和服と、雪月花、金環ノ輪を装備して、
47層に転移した後は、隠蔽を使って敵をすべて無視して走る。
気付かれたとしても、セツの今の速度なら間違えなく振り切れるし、
途中で追えなくなるくらい引き離せるからボス部屋にMob連れ込む・・・って事も起こらない。
ほら、ボス部屋見えて来たよっ!
*―――――――――――――――――――――*
セツと共にボス部屋に突っ込むと、
キリトは自分のユニークスキル・・・二刀流を使ってた。
って、実質キリト1人でボスと渡り合ってるじゃん!
急いで剣を抜いて、
「キリトっ!スイッチ!」
そう叫べば、キリトが敵の・・・ザ・グリーム・アイズの剣を跳ね上げてくれた。
其処に片手用直剣スキル、ヴォーパル・ストライクを打ち込む。
硬直はあるけど、硬直時間はセツとアサギが防いでくれる。
つまり、私とセツとアサギがいれば、3人と同じ。
「キリトっ!全員ボス部屋から出てっ!引きつけておくからっ!」
周りにいた・・・軍の人達などを逃がして欲しい。
「無茶だろっ!」
「早くっ!周りに居られると邪魔っ!」
そう、私の戦法自体、ダメージを負わずに少しずつ敵の体力を削る・・・
“長時間同じ敵と戦う”戦法。
一撃必殺のキリトより適任だよねっ!敏速値高いから、逃げるのも楽。
「っ! 了解!」
よしっ!じゃ、精々皆が逃げる為の時間を稼ぐとしますか・・・
頑張ろうねっ!セツ、キリカ、アサギっ!
じゃ、宜しくねっ?グリームアイズさん?
逃げる皆の方に行かせないように。私に増悪値が向くように・・・
だけど、ココで誤算が起きて。
確実に今の増悪値は私に向いてるはずなのに。
なぜ逃げる人達を追いかけるのっ!?
撃ったソードスキルの硬直が解けた時には、グリームアイズは皆にその剣を振り上げていて。
全員、逃げる為、出口の方を見てる為、誰もボスは見て無くて。
キリトや、他の人のHPはだいぶ減っていて、下手したら一撃食らったらそこで0になりそうで。
どうにかしなきゃって思ったら、方法は1つしか無くて。
私の剣じゃ、グリームアイズの剣を逸らせない。
でも、全身なら出来る。全身で太刀筋の真ん中に割り込めれば、彼らまで剣は届かない。
私の敏速値なら、振り下ろされる前に太刀筋に入れる。
ほらねっ!入り込めたっ!
その時には、グリームアイズの剣は目の前に迫っていて。
切られた時の不快感は、今まで食らってきたどの攻撃より大きかった。
無理もないか、私にとっては、
防御力なんか全く意識してない装備。敏速性を重視したため、金属どころか革すら無い。
剣も防御力は殆ど無い。
だから、切られた瞬間一気に減ってくHPゲージ。
赤を通り越して、0になって、ゲージ自体消滅して。
代わりに出てきた《You are dead》と言う赤い文字。
ポゴリンが爆散する音が聞こえた。私の人生、これで終わりかぁ・・・
皆は、もうボス部屋の出口のすぐ手前にいたから、
剣が逸らされた今、すぐに全員脱出できたはず。
キリト、また自分を責めるかなぁ・・・
せめて一言くらい言って置きたかったな・・・
ハロウィンの準備、全部無駄になっちゃったな・・・
セツやキリカやアサギはどうなるんだろう・・・
一緒に消滅とかにはならないよね・・・
はぁ、いざ死ぬってなると、未練ってものはいっぱいだね。
良い人生って言える人生だったかな・・・
最後の2年近く、SAOβテストから、今まで、キリトと一緒にSAOに居て、一緒に戦って。
これだけは楽しかったね。
ずっと、親のいう事に従って。政略結婚の駒として扱われ。何も言わずにそれに従って。
そんな一生を終えなくて良かったね。
最初の、デスゲームになったって言われた時は怖かったし、
嫌な事もあったけど、
この世界に来て良かったよ・・・絶対。
キリトと一緒に過ごせて、良かった。
・・・~この世界で迎えた終焉は、幸せだったよ~・・・