この世界で ~白くあり続ける為に~   作:璃鶯

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うぅ・・・
これって連行になるのか・・・?


第2話 ~“相棒”との再会~

とりあえず・・・

ホルンカの村に向かうか・・・

 

*―――――――――――――――――――――*

 

「クエスト受諾完了ー!」

 

おかみさんはもう少し話を短くして下さい・・・  とは言えず・・・

話を纏めると、

 

おかみさんの娘が病気になったが、市販の薬では効果が無かったため、

森に住む“リトルネペント”の“花付き”から取れる

“リトルネペントの胚珠”を取って来て欲しい。

取って来てくれたらお礼に先祖代々の剣を差し上げましょう・・・

 

という事で・・・

 

「βテスト時と変わって無いな・・・」

 

なら、貰える剣も、“アニールブレード”だろう・・・

この剣を強化しながら使って行けば・・・・暫くはこの剣で事足りるはずだ・・・

 

「そうと決まれば、胚珠取りに行きますかっ!」

 

*―――――――――――――――――――――*

 

「・・・・・・・・・・・ぇ・・・?」

 

其処にいたのは、2人のプレイヤーだった・・・  が。

1人がリトルネペントの“実付き”を・・・ その手に持った剣で・・・  割った・・・・。

そのプレイヤーは、割った直後、 消えた。

 

「隠蔽・・・  MPKってトコか・・・」

 

リトルネペントの実付きを割ると、周りのMobが寄って来る・・・

それは、βテストの時に分かった事・・・

其の集まってくるMobの群れは、4人のPTを全滅させてしまう程の量・・・

《デス・ゲーム》と化した世界で、MPKを行うプレイヤーがいるのか・・・。

 

「っ、・・・・!」

 

俺は・・・MPKされた、もう一人のプレイヤーの元へ駆け寄っていた・・・

そいつはもう、周りのリトルネペントを倒し始めていたが、量が量だ、

それに、俺のレベルは8・・・花付きが全然出てこなかった為、

ひたすらただのリトルネペントを狩っていた事もあり、だいぶ上がった・・・

足手まといにはならないはずだ・・・

 

「手伝うっ!」

 

一声掛けてから、周りのリトルネペントに集中する・・・ ざっと30・・・

 

「・・・っ! 頼むっ!」

 

何か言ってるのは聞こえたが、俺もかなり危険な状態だ・・・

 

目の前のリトルネペント達を睨み付け・・・

 

倒す事だけに集中するっ!

 

*―――――――――――――――――――――*

 

「はぁぁ・・・・っ、   お・・終わった・・・  ・・・生きてるよなぁ?」

 

「お・・俺は一応・・・お前は?」

 

「問いかけてる時点で分かってるだろう・・・」

 

「ま、それもそうだなっ! で、・・・ありがとう、俺一人だと切り抜けられたかどうか・・・・」

 

「運良く花付きがいて、胚珠入手できたから別に良いよ・・・  でも・・・ もう1人の・・・」

 

「ああ・・・あいつは知らなかったんだろう・・・・  ログアウト状態になってる・・・」

 

「そうか・・・・」

 

・・・リトルネペントに隠蔽は効果が無い・・・ 

隠蔽はあくまで、“姿を隠す”でしかないから・・・・

目を持たないリトルネペントに、効果は“無い”

 

そして・・・ログアウトしていると言うのは・・・

~プレイヤーが自発的にログアウト出来ないこの世界~

ログアウト表示になる理由は1つだけ・・・・・

《この世界、そして現実世界で・・・  “死んだ”場合》のみ・・・

 

「・・・。」

 

「・・・。  ・・・コペル・・・。」

 

「・・・コペル?」

 

「あ、ああ・・・もう一人のプレイヤーの名前。」

 

「そうか・・・  

 で、話は変わるけど・・・」

 

「・・・・・?」

 

「俺、“ハク”って言うんだけど・・・フレンド登録しない?」

 

「・・・・ぇ・・・・?」

 

「・・・駄目・・・か・・・・?」

 

「いや・・・  “ハク”って!? お前βテストにいたか!?」

 

「ぇ・・・ い、いたけど・・・」

 

「俺は・・・  “キリト”だ・・・。」

 

!?!?!?!?!? っき、キリトって・・・

・・・・・・俺がβテストの時、ずっとタッグ組んでた相手じゃん!!

 

「・・・ホントにキリト・・?」

 

「・・・あ・・・あぁ・・・」

 

「好きな色は?」

 

「黒。」

 

「俺の好きな色は?」

 

「白だろ・・・。 今も白いローブに白いマフラー、白い髪・・・

 ・・・やりすぎじゃ・・・髪まで・・・1層で染めれたっけ・・・?」

 

「いや・・・服はともかく、髪色は生まれつきだよ・・・ 俺、アルビノだから・・・」

 

「へ・・へぇ・・・  しかも・・・」

 

「・・・ん?  まだ何か・・・?」

 

「可愛い?女顔”だな・・・」

 

「そっくりそのままお前に返すよ、キリト。」

 

「ひ・・・人が気にしてる事を・・・」

 

「気にしてるんだ・・・」

 

「は、ハクは気にしてないのか!?」

 

「別に・・・」

 

だって・・・女顔って・・・俺一応女ですから・・・。 

しかも可愛いって・・・

まぁ、自分で言うはなんだが・・・

一応整った顔である事は認めよう・・・。が・・・。

 

キリトにこの事話すべきかなぁ・・・。

よし!内緒にしとこう!  ・・・キリトがいつ気づくか・・・! 反応が楽しみだ・・・

 

 

「キリト・・・可愛い顔したんだな・・・」

 

「うぅ・・・他の奴にも言われた・・・」

 

「へぇ・・・ 人付き合い苦手なお前が・・・」

 

「う、煩い!  俺だって・・・」

 

「はいはい・・・っと  で、フレンド登録しよう!  で、できれば・・・」

 

「・・・?」

 

「PT組まない? また・・・2人で!」

 

「了解っ!」

 

「で、キリトは胚珠出たのか・・・?  ココに居るって事は、それ目当てだろう・・・?

 

「あぁ・・・  さっき入手した・・・  再PoPしない内に村まで帰るか・・・」

 

「だな・・・」

 

*―――――――――――――――――――――*

 

「さて・・・と・・・。」

 

報告は果たして、剣も貰った・・・

初期装備の剣“ショートソード”ともお別れか・・・ いままでありがとうな・・・。

 

で、・・・

 

「これから宜しくなっ!」

 

「おうっ!」

 

「・・・俺はアニールブレードに行ったんだけど・・・」

 

「ぇぇー!?  お・・・俺は・・・。」

 

「キリト・・・」

 

「なんだよ・・・」

 

「これから宜しくなっ! ?相棒”っ!」

 

「っ・・・!  あぁ!」

 

キリトが急に満面の笑顔に・・・  単純な奴だ・・・。

 

 

 

そうして、俺は、これから先・・・一生の“相棒”キリトに出会えた・・・

~・・・この“相棒”と一緒なら、100層だって行ける・・・そんな気さえしてくる奴だ・・・~






連行だったらすみません!


注意点、問題点、感想 などなど・・・ありましたら、ぜひ・・・。
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