これって連行になるのか・・・?
とりあえず・・・
ホルンカの村に向かうか・・・
*―――――――――――――――――――――*
「クエスト受諾完了ー!」
おかみさんはもう少し話を短くして下さい・・・ とは言えず・・・
話を纏めると、
おかみさんの娘が病気になったが、市販の薬では効果が無かったため、
森に住む“リトルネペント”の“花付き”から取れる
“リトルネペントの胚珠”を取って来て欲しい。
取って来てくれたらお礼に先祖代々の剣を差し上げましょう・・・
という事で・・・
「βテスト時と変わって無いな・・・」
なら、貰える剣も、“アニールブレード”だろう・・・
この剣を強化しながら使って行けば・・・・暫くはこの剣で事足りるはずだ・・・
「そうと決まれば、胚珠取りに行きますかっ!」
*―――――――――――――――――――――*
「・・・・・・・・・・・ぇ・・・?」
其処にいたのは、2人のプレイヤーだった・・・ が。
1人がリトルネペントの“実付き”を・・・ その手に持った剣で・・・ 割った・・・・。
そのプレイヤーは、割った直後、 消えた。
「隠蔽・・・ MPKってトコか・・・」
リトルネペントの実付きを割ると、周りのMobが寄って来る・・・
それは、βテストの時に分かった事・・・
其の集まってくるMobの群れは、4人のPTを全滅させてしまう程の量・・・
《デス・ゲーム》と化した世界で、MPKを行うプレイヤーがいるのか・・・。
「っ、・・・・!」
俺は・・・MPKされた、もう一人のプレイヤーの元へ駆け寄っていた・・・
そいつはもう、周りのリトルネペントを倒し始めていたが、量が量だ、
それに、俺のレベルは8・・・花付きが全然出てこなかった為、
ひたすらただのリトルネペントを狩っていた事もあり、だいぶ上がった・・・
足手まといにはならないはずだ・・・
「手伝うっ!」
一声掛けてから、周りのリトルネペントに集中する・・・ ざっと30・・・
「・・・っ! 頼むっ!」
何か言ってるのは聞こえたが、俺もかなり危険な状態だ・・・
目の前のリトルネペント達を睨み付け・・・
倒す事だけに集中するっ!
*―――――――――――――――――――――*
「はぁぁ・・・・っ、 お・・終わった・・・ ・・・生きてるよなぁ?」
「お・・俺は一応・・・お前は?」
「問いかけてる時点で分かってるだろう・・・」
「ま、それもそうだなっ! で、・・・ありがとう、俺一人だと切り抜けられたかどうか・・・・」
「運良く花付きがいて、胚珠入手できたから別に良いよ・・・ でも・・・ もう1人の・・・」
「ああ・・・あいつは知らなかったんだろう・・・・ ログアウト状態になってる・・・」
「そうか・・・・」
・・・リトルネペントに隠蔽は効果が無い・・・
隠蔽はあくまで、“姿を隠す”でしかないから・・・・
目を持たないリトルネペントに、効果は“無い”
そして・・・ログアウトしていると言うのは・・・
~プレイヤーが自発的にログアウト出来ないこの世界~
ログアウト表示になる理由は1つだけ・・・・・
《この世界、そして現実世界で・・・ “死んだ”場合》のみ・・・
「・・・。」
「・・・。 ・・・コペル・・・。」
「・・・コペル?」
「あ、ああ・・・もう一人のプレイヤーの名前。」
「そうか・・・
で、話は変わるけど・・・」
「・・・・・?」
「俺、“ハク”って言うんだけど・・・フレンド登録しない?」
「・・・・ぇ・・・・?」
「・・・駄目・・・か・・・・?」
「いや・・・ “ハク”って!? お前βテストにいたか!?」
「ぇ・・・ い、いたけど・・・」
「俺は・・・ “キリト”だ・・・。」
!?!?!?!?!? っき、キリトって・・・
・・・・・・俺がβテストの時、ずっとタッグ組んでた相手じゃん!!
「・・・ホントにキリト・・?」
「・・・あ・・・あぁ・・・」
「好きな色は?」
「黒。」
「俺の好きな色は?」
「白だろ・・・。 今も白いローブに白いマフラー、白い髪・・・
・・・やりすぎじゃ・・・髪まで・・・1層で染めれたっけ・・・?」
「いや・・・服はともかく、髪色は生まれつきだよ・・・ 俺、アルビノだから・・・」
「へ・・へぇ・・・ しかも・・・」
「・・・ん? まだ何か・・・?」
「可愛い?女顔”だな・・・」
「そっくりそのままお前に返すよ、キリト。」
「ひ・・・人が気にしてる事を・・・」
「気にしてるんだ・・・」
「は、ハクは気にしてないのか!?」
「別に・・・」
だって・・・女顔って・・・俺一応女ですから・・・。
しかも可愛いって・・・
まぁ、自分で言うはなんだが・・・
一応整った顔である事は認めよう・・・。が・・・。
キリトにこの事話すべきかなぁ・・・。
よし!内緒にしとこう! ・・・キリトがいつ気づくか・・・! 反応が楽しみだ・・・
「キリト・・・可愛い顔したんだな・・・」
「うぅ・・・他の奴にも言われた・・・」
「へぇ・・・ 人付き合い苦手なお前が・・・」
「う、煩い! 俺だって・・・」
「はいはい・・・っと で、フレンド登録しよう! で、できれば・・・」
「・・・?」
「PT組まない? また・・・2人で!」
「了解っ!」
「で、キリトは胚珠出たのか・・・? ココに居るって事は、それ目当てだろう・・・?
「あぁ・・・ さっき入手した・・・ 再PoPしない内に村まで帰るか・・・」
「だな・・・」
*―――――――――――――――――――――*
「さて・・・と・・・。」
報告は果たして、剣も貰った・・・
初期装備の剣“ショートソード”ともお別れか・・・ いままでありがとうな・・・。
で、・・・
「これから宜しくなっ!」
「おうっ!」
「・・・俺はアニールブレードに行ったんだけど・・・」
「ぇぇー!? お・・・俺は・・・。」
「キリト・・・」
「なんだよ・・・」
「これから宜しくなっ! ?相棒”っ!」
「っ・・・! あぁ!」
キリトが急に満面の笑顔に・・・ 単純な奴だ・・・。
そうして、俺は、これから先・・・一生の“相棒”キリトに出会えた・・・
~・・・この“相棒”と一緒なら、100層だって行ける・・・そんな気さえしてくる奴だ・・・~
連行だったらすみません!
注意点、問題点、感想 などなど・・・ありましたら、ぜひ・・・。