ハイスクールS×S  蒼天に羽ばたく翼   作:バルバトス諸島

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誰がどの情報を把握しているのか混乱している方も多いと思いますので、現時点で誰が何を知っているのか忘備録を兼ねて参考までに投下します。

・悠河、ゼノヴィア
 悠河の異界、凛関係の事情
 レジスタンス関係(プロジェクト・ロンギヌスは知らされず)
 神竜戦争の一部
 ディンギル関係の情報 
 特異点の情報
 ウリエルの超既視感
 神祖の仮面の一部情報
 ポラリスが一度、NOAHに侵入したヴァーリチームを撃退したこと

・グレモリー眷属、イリナ、アザゼル、レイヴェル、シトリー眷属、オーフィス
 悠河の異界、凛関係の事情
 ディンギル関係の情報
 神竜戦争の一部
 コカビエル戦で悠河がポラリスの叱咤激励で再起したことは知っている。
 特異点の情報
 神祖の仮面の一部情報
 レジスタンスの存在(new)

・各勢力vip
 悠河の異界事情
 ディンギル関係の情報(ポラリス提供、ポラリスの異界のことは知らず)
 神竜戦争の一部(ポラリス提供、当事者であるがごく一部の神仏を除き記憶を封印されている。)
 特異点の情報(ポラリス提供)
 神祖の仮面の一部情報

・レジスタンス(ポラリス、イレブン)
 悠河の異界、凛関係の事情
 神竜戦争の一部
 特異点の情報
 ディンギル関係の情報
 プロジェクト・ロンギヌスについて 
 ウリエルの超既視感
 神祖の仮面の力と謎
 神祖の嫉妬の仮面を保有
 聖書の神の死
 ドレイクの素性

・レジスタンス(ドレイク、セラフ、六華閃)
 悠河の異界、凛関係の事情
 ポラリスの過去の一部
 ディンギル関係の情報 
 神竜戦争の一部
 特異点の情報
 プロジェクト・ロンギヌスについて
 ウリエルの超既視感
 神祖の仮面の力と謎
 ポラリスが神祖の嫉妬の仮面を保有していること
 ポラリスが一度、NOAHに侵入したヴァーリチームを撃退したこと
 聖書の神の死

・ヴァーリチーム
 神竜戦争の一部
 聖書の神の死
 悠河の凜関係の事情(生き別れの妹が何者かに乗っ取られ、悠河と敵対しているという大まかな情報だ  け。144話参照)
 レジスタンスの存在(new)

・旧魔王派(クルゼレイ、クレプス)
 神祖の仮面の力と謎
 大和はほぼ何も知らされず。

・アルルサイド
 悠河の異界、凛関係の事情
 神竜戦争の全て
 ポラリスの世界の出来事全て
 特異点の情報
 神祖の仮面の全て
 レジスタンスの存在(new)
 聖書の神の死
 ポラリスが神祖の嫉妬の仮面を保有していること

悠河の異界事情、ディンギル関係の情報は表向きには極秘事項とされている。

悠河の凛関係の事情はアルルが深海凛に憑りついていることを含む。ロキ戦での悠河のCO時に凜が何者かに乗っ取られていることを伝え、信長からアルルが乗っ取っていることを聞き出した(本当はレジスタンス経由で知った)ということにしている。

悠河とゼノヴィアがレジスタンスと通じていること、セラフもレジスタンスに協力していることは現状誰にも明かされていない。ウリエルとラファエルの御使いには知らされている。

Count the eyecon!
現在、スペクターの使える眼魂は…
S.スペクター
2.エジソン
3.ロビンフッド
5.ビリー・ザ・キッド
6.ベートーベン
7.ベンケイ
9.リョウマ
10.ヒミコ
11.ツタンカーメン
12.ノブナガ
13.フーディーニ
40.ジャンヌ
46.ノーベル
50.呂布


第181話「行動で示す」

ポラリスとアザゼルの詰問が終わった後、話は今後の動きについてとなり、軽くミーティングを行うこととなった。話題としては敵アジトの構造までは把握することができないため、緻密な行動計画を立てることはできないまでも、敵の主戦力についてのそれぞれの情報共有と対処法を話し合った。

 

「アルルは言わずもがなだ。神としての強大なオーラはロキにも匹敵する。生半可なレベルじゃ太刀打ちできないだろう」

 

「俺達が最初に戦った時よりも何倍も強くなってる。眼魂だって奪われたり、新しく作ったもんがあるから手の内にどんな能力を隠してるか分かんねえ」

 

「アルギスはスペクターと同じドライバーを使います。尚且つアンドロマリウスの特性『蛇遣い』もあり、搦手もできるかと」

 

「ジークルーネは私と同じヴァルキリーですね。オーディン様のおつき時代に、ロキ様には結界術が得意な家系のヴァルキリーがいると聞きました」

 

「豪獣鬼は知っての通り、バカみたいな図体とそれが振り回す破壊力が特徴だ。奴を倒すには代価力が必要になる」

 

アルル、アルギス、ジークルーネ、豪獣鬼。それぞれ確認できる敵の戦力について振り返ったが、特に難航したのはラディウスの対処についてである。強力すぎる能力、未解明の仕掛けは彼らを大いに悩ませ、現状は手数の多い要員を宛がう以外にないという結論に落ち着くしかなかった。

 

「それと、凜のことも話しといてやれ」

 

「はい。この場にいるメンバーに知らない人もいるから、話しておかないといけないことがある」

 

そしてアルルについて俺が共有したのは、俺の妹の凜がその依り代にされていること。俺の転生事情を把握している先生たちやシトリー組には、以前から何者かに凜が乗っ取られていて敵対していることを話していた。本当は裏でポラリスさんからその何者かがアルルであることを聞かされたが、ポラリスさん経由の情報を話しても疑われるだけなので、最近信長との決戦で聞き出したという体で情報を話せたのだ。

 

「ふむ」

 

「お前の妹が神の依り代とはな。だからあの時俺を止めようとしたのか」

 

「そうだ」

 

ポラリスさんや六華閃のレジスタンス組は本当は知っているが、表向きには知らないことになっているので改めて先生たちの前で異界事情は伏せつつ情報を共有することとした。本当に何も知らなかったのはヴァーリチームぐらいだ。

 

「だから…アルルは俺と兵藤に任せてほしい。俺の手で決着をつけたいんだ。いや、…お願いします」

 

その上で改めて、参加メンバー全員にアルルの対処を俺に任せてもらうよう頼みこんだ。俺の異界事情を良く知る面々は誰も反対しないし、ガルドラボークさんも不満あり気な表情は見せつつもポラリスさんとの取り決めがあるため反対はしなかった。

 

「いいだろう」

 

事情を把握していないヴァーリチームも、俺の意見を呑んでくれた。同じく妹のルフェイの奪還を目指すアーサーを抱えているため、俺個人の感情を慮ってくれたようだ。

 

「ざっと、こんな所か」

 

「うむ。異論はない」

 

「そうですね」

 

「俺は構わん。雪辱を晴らせるならな」

 

敵戦力についての情報共有とその対処について議論した後、出発の時刻が17時であることも決められた。会議の終わりが14時、それまでの3時間はけがの治療や休息にあてられることとなった。

 

「あー、疲れた。酒飲みてえ」

 

会議後VIPルームに残ったのは一部を除いてアザゼルを始めとしたオカ研関係者。悠河とゼノヴィアだけは、アザゼルの指示に従い客人である六華閃やヴァーリチーム、レジスタンス組を宛がった部屋へと案内しているため不在だ。

 

「すぅ…すぅ…イッセーさん…」

 

「ありがとうアーシア。ゆっくり休んでくれ」

 

アーシアは戦闘で負傷したメンバーの完全な回復に奔走した。今は疲れ果てて出発までの間、すやすやと寝息を立てて休息を取っている。

 

「小猫、腕の調子は?」

 

「もう問題ないです。十分戦えます」

 

リアスに訊かれた小猫は軽く腕を回して、復調をアピールする。

 

先の戦闘で、ラディウスによって右腕を手ひどく粉砕骨折させられた彼女。アーシアの手で応急処置が施された後は兵藤邸に戻ってから、黒歌の仙術やポラリスの反転術式による念入りな治療を施されたことで無事に回復を遂げた。

 

「本当に良かったぁ…」

 

「あの怪我を見たときは頭が真っ白になりましたわ」

 

「ありがとう、ギャー君、レイヴェル」

 

同学年である彼女の今までになく苦しむ姿は、二人の心を強く痛めつけた。そんな彼女の完治した腕を見たアザゼルは。

 

「ポラリスの奴、回復手段まで持ってるとはな。異界だと回復手段の希少性も違うんだろうな」

 

「深海の話だと、自分で自分を回復できたって聞きました」

 

「そりゃアーシアでも無理だぜ。できることなら教わりてえくらいだ」

 

「魔法で回復ってできないんですか?」

 

「私が知る限り回復魔法は超高等の魔法です。禁術指定を受けたものもありますし、何より才能も必要になります。攻撃魔法に向いた私では不向きなので到底無理ですね」

 

「うへぇ、ロスヴァイセさんが言うなら無理だ…」

 

グレモリー眷属内で魔法に明るい彼女の発言は、納得させるには有り余るほどだった。

 

「…先生はポラリスさんのこと、どう思います?」

 

「うーん、一応味方、戦力とは思っている。だが危険な匂いもする」

 

一誠の踏み込んだ問いにアザゼルは唸り、難しい顔で答えた。彼女の話と過去の実績。それら全てを踏まえ、アザゼルは彼女を一概に味方とも、敵ともいえない微妙な評価を下していた。

 

「危険?」

 

「僕も同じことを考えました」

 

「木場もか!?」

 

疑うことを知らない一誠は彼女を信じていた。しかし周りはそうでなかったということに気づかされ、はしごを外された気分だ。

 

「ちなみに、どうして…?」

 

「ディンギルとの敵対は間違いなく彼女の目的なんだろう。だが、まだ腹の底が見えていない。あの話だけが彼女の全てじゃないはずだ。どうにも闇を感じてならん」

 

「彼女の復讐のきっかけは親しい仲間も含めた世界そのもの。それを今になるまでずっと抱えてきた彼女の復讐心は、昔の僕以上の計り知れないものだと思う」

 

「それだけのもん、通常なら狂って然るべきだ。手段だって問わないようになるだろ」

 

負の感情とは心を侵食し、変貌させ得る毒。その負の感情が強烈な経験に起因していればするほど、その毒も比例して強くなり、おぞましい怪物にしてしまう。

 

それを永い年月抱えてきた彼女の心が如何ほどのものか、彼らはまだ測りかねている。

 

「そもそも彼女の目的はディンギルを倒すことであって、この世界の平和を守ることではない。と、俺は踏んでいる」

 

「なるほど…それはそうね」

 

「ん?どういうことですか?」

 

「極端な話、あいつらはディンギルを倒しさえできれば俺達や冥界がどうなってもいいって思ってるんじゃないかってことだ」

 

「ええっ!?」

 

アザゼルの意見に一誠は馬鹿正直に声を上げた。味方と思っていた人物がそんなことを考えているのではと疑われていることなど夢にも思っていなかったからだ。

 

「他所の世界出身のあいつらにはこの世界で守るものがない。誰だって、守りたいものがあればこそ平和を求めるもんだ。だからディンギル以外にも平和を脅かす禍の団との戦いには首を突っ込まない。現に、あいつらと一緒に曹操たちやシャルバと戦ったか?」

 

「それは…でも、グレモリー領を守る戦いには出てきましたよね」

 

「だがその一回こっきりだ。本当に世界平和のために動くんならもっと出てきていいはずだ。それもあくまでアピールのつもりだろう。それと同時に、俺達に力を誇示するつもりでもあるんじゃないか?」

 

「そうね…私としてはグレモリー領を守ってくれたことには感謝しているけど、複雑な気分だわ」

 

彼女は魔獣騒動でグレモリー領を豪獣鬼から守る戦いに参加できなかったことをこの場の誰よりも悔いていた。グレモリー家の次期当主として、将来継ぐべき領地と民の危機を直面しながらもその間近の危機に立ち向かわなかった。英雄派との戦いで戦果を挙げたとはいえ、その選択が最善だったのか今でもリアスは考えることがある。

 

その戦いに参加し、多大な貢献を上げたポラリスには感謝してもしきれないところだが、彼女の話を聞きどう接するべきか迷っている。

 

「同じ異世界人でも深海は彼女とは違う。お前たちと同じくらいの年でもっと純粋に、本心からお前たちを守りたいと考え行動してきた」

 

「そうですわ、疑う余地もありませんわね」

 

教師として、顧問として、アザゼルは悠河の戦いをずっと見てきた。一誠達と心を通わせ、共に強大な敵に命を懸けて立ち向かう姿は出身の違い、種族の違いなど感じさせない。本人の前でこそ言わないが、アザゼルが悠河を真に信頼していることの証だ。

 

「だがポラリスはあの口調からして、見た目に反して俺並に年を食ってるかもしれん。永い長い異界ぶらり旅で妙な思想に染まった可能性だってある。豪獣鬼と渡り合える戦力を保有している以上は慎重に付き合った方がいいだろう」

 

アザゼルが何より気にしているのはポラリスの話の行間。語られていない部分に今の彼女を形成する重要なファクターが、闇が隠されているかわからない。復讐者の過去、復讐のための旅だ。まっとうなものではないだろう。

 

そしてその結果、豪獣鬼の頭を消し飛ばすような力を得ている。下手を打てばこちらの脅威になるのは目に見えている。そうならないよう、かつ寄り過ぎないように慎重な対応が求められると彼は思っていた。

 

「100%信頼するのはまだ厳しいってことですか」

 

「ああ、信頼を100にするか0にするか、それはあいつの行動次第だ」

 

だがアザゼルとしてはこちらに協力的な意志を向けている相手を無下にしたくはない。あれだけの戦力を保有しているのだ、味方にしておきたい。だからこそアザゼルは彼女らに求める。真に信ずるに足る行動を。

 

 

 

 

 

 

 

 

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広大なスペースを誇る母艦NOAHにある薄暗い明かりがともる無機質な一室。そこには無数の培養ポッドが備え付けられ、分厚い鋼鉄のカバーが内容物を覆い隠している。

 

そこにただ一つだけ、開かれたポッドがあった。その傍で一人の女性が液体に濡れた一糸まとわぬ華奢な体をしなやかに動かし、まるで寝起きでなまった体を起こす様に念入りにストレッチを行っている。

 

「…などと、考えておるだろうなぁ」

 

先の会話を振り返り、ポラリスはアザゼル達がどう受け止めるかを考えていた。いずれにせよ話の胡散臭さと底の見えないところは自身が固辞したブライトロンという戦力の強大さと相まって、彼らを警戒させるだろう。

 

会議が終わった後、レジスタンスの3人はイリナの案内で部屋に通された。しかし彼女らの準備は兵藤邸で行えるものではない。よって彼女の相手をドレイクに任せ、イレブンと二人でNOAHに戻ったのだ。

 

思案にふける矢先、ガシャンと入口の鉄の扉が横開いた。

 

「ポラリス様、お体の程は?」

 

明るい廊下から差し込んだ光を背にポラリスの衣類と、ジュラルミンケースを持って現れたイレブン。付き合いの長く、世話をしてきた彼女の裸体にも何ら動じることはない。

 

ドレイクと共に部屋に通された後、直ぐにNOAHへ戻って決戦の準備に取り掛かっていた。NOAHには必要な物資が多くあり、ただ部屋で休息を取るだけでは戦に備えることはできない。

 

「問題ない。意識データの移行、定着、全て正常。後は軽くデモンストレーションをこなしてから向こうに戻る」

 

彼女は先の戦いで消耗した体…アバターを捨て、別のアバターに意識データを移した。不完全な異能しか行使できない体で反転術式を自身や負傷者に使用したことで大きく負担をため込んだ。後の戦闘で引きずると判断し、意識データの移行に踏み切った。一見すると銀髪の可憐な容姿は変わらないが、体内に流れる異能は全く異なっている。

 

「まだ問題点の多いあのアバターではアレの相手はできん。使える異能を呪力に絞れば、問題なく生得術式、反転術式を使える」

 

「アレを使用するのですね」

 

「うむ。叢雲と姫島朱乃が見れば余計な混乱を生むやもしれんが…そうならぬよう立ち回るほかあるまい」

 

首をこきこき鳴らすポラリス。ぴちゃぴちゃと水音交じりの足音を立ててイレブンからタオルを受け取り、溶液で濡れた体をふき始める。

 

「それはともかく、すまんのう。スタッグレイダーの装甲を補修する時間もない。別のプログライズキーの用意はできたかの?」

 

先の戦闘でイレブンが変身するスタッグレイダーは装甲の大部分に損傷を受けた。致命的な部分はないにせよ、そのような万全でないものを決戦に持ち込むわけにはいかない。その為、イレブンには事前に新たなプログライズキーを用意させていた。

 

「はい。幾つかアタッシュウェポンも予め付与しておきました。これで戦闘で困ることはないかと」

 

「そうか。…例のドライバーも用意してきたようじゃな」

 

「はい、本当によろしかったので?」

 

イレブンの視線が、自身が手に持つジュラルミンケースに移る。ケースの中には事前にポラリスから指示され、倉庫から引っ張り出してきたものがある。ネビュラスチームガンを破壊された彼女が代替品として、決戦に向かうにふさわしい力があると判断した一品が。

 

「構わん。妾如きが仮面ライダーの力を使うことなどおこがましいことは百も承知。しかし、個人の感情に囚われ致命的な失敗を犯すよりはましじゃ。ゼクスドライバー完成までのつなぎ、この一回のみよ」

 

特撮をたしなむ彼女にとって、仮面ライダーはある種神聖なもの。趣味の範囲で開発はすれど実戦で使ったことは一度たりともなかった。血塗られた経歴を持つ自身に仮面ライダーの名を冠するに相応しくないという強い思いがあるから。外での活動時にネビュラスチームガンで非仮面ライダーであるヘルブロスに変身してきたのはそれが理由だ。

 

しかし状況が変わった。スチームガンが破壊されて顔と素性が露になり、尚且つ予定と異なり大幅に早い段階で二つの世界が繋がろうとしている。ここで本気を出さねば、全てがご破算になってしまう。そうなる前に、ここで決着を付けなければならない。

 

だから彼女はそのドライバーを手に取った。ヘルブロスとしての戦闘経験を活かしつつ、自身に相応しいと感じたその力を。破壊ではなく、今を守るための力として。

 

「承知しました…やはり彼らの反応は芳しくありませんね」

 

「当然の反応じゃよ。面を隠し、腹を隠し、体のいい形ですり寄っているのだからのう。それでも信頼を勝ち取るのなら行動で示すほかあるまい。あの手の人間たちにはそれが一番じゃ」

 

人の信頼とは失う時こそ一瞬だが、作り上げていくには時間がかかる。しかし永い時を生き大きなも今日に向かう彼女にとっては時間がかかることなどそう気にするものでもない。気長に、こつこつと積み上げていくだけ。今までの長い旅と同じように。

 

体をふき終え着替えに取り掛かろうとした矢先、一つの通信が飛び込んできた。

 

「…む、ウリエルか。こんな時に何用じゃ」

 

『事情はサーゼクスとアザゼルから聞いた。ようやくアルル達との決戦に向かうのだな』

 

レジスタンスにおいて、ガルドラボークと並ぶ協力者である四大セラフが一角、ウリエル。彼もまた、大きな戦いに向かおうとしていた。

 

「そうじゃ。今は準備時間での、しかしあまり猶予もない」

 

『私もだ。ラファエルと共にそちらに向かいたいところだが、豪獣鬼の対応で手一杯だ。君たちに託すしかない…頼んだぞ』

 

通信を通してポラリスに届いたウリエルの声には切望の色が乗っていた。ディンギル討伐は彼にとっても悲願である。その戦いに同席できないことを彼は悔やんでいたのだ。

 

「わかっておるわい。ここらで奴らの出鼻をくじき、恥の一つでもかかせてやりたいところじゃ」

 

『ああ、それから…深海悠河のこともだ』

 

「あやつのことはあやつに決着を付けさせる。十分お膳立てはしたのじゃ、後は任せることにした。これ以上出しゃばっては為にならん、何せあやつの因縁のなのじゃからな」

 

アジトの特定から、アルルとの繋がりのある有力者の調査。ポラリスはアルルを深海凛から引き剥がす方法ではなく、この状況に繋げるための本拠地の特定というお膳立てに尽力してきた。それはアルルと戦う深海悠河では為しえないと判断したからだ。

 

そして引き剥がす方法も、彼なりに模索し仲間の協力を得ることで確立しようとしている。最初に出会ったときは抱え込みだと感じた彼の成長を彼女は垣間見た。だからこそ、全てを託した。

 

「あやつなりに色々考えておるようでのう。うまくいくと、妾は信じておるよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

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会議が終わって早々に先生から任せられたのはあの嫌なヴァーリチームの部屋の案内だった。六華閃はゼノヴィア、レジスタンス組は紫藤さんと来て俺かよ。俺があいつらに嫌な感情を抱いてるのは知ってるだろうに、なんで俺に振るんだか。

 

「赤龍帝の家デカすぎね?」

 

「グレモリー家が手を回して一晩で改築したと黒歌から聞きました」

 

「そそ、隠し部屋もたくさんあるらしくって飽きないにゃん♪」

 

「マジかよ!俺っちもこんな家持ってみたいぜぃ!」

 

俺の後ろをついてくるヴァーリチームの雑談。こいつら緊張感もへったくれもねえ。テーマパークに来たんじゃないんだぞ。人様の家だ。

 

そんなしょうもない雑談を聞き流しつつ歩いていると、指定の部屋のドアの前に着く。

 

「ここがお前らの部屋だ。時間になったら呼ぶからそれまで食っちゃねしてろ」

 

「サンキュー♪」

 

「うっしゃ、物色してやろうぜ!」

 

「散らかすなよ」

 

ドアを開けてやると、ひゃっほーと活気のいい声を上げながら二人がソファーに飛び込んでいった。

 

こいつら絶対生活リズムできてないぐーたらタイプだよな。黒歌がオーフィスの付き添いで滞在してた時にそうだったから他のメンバーも絶対…。

 

早速部屋のあちこちを物色し始めるアホ二人を他所に、物静かなヴァーリが訊いてくる。

 

「カップ麵用に湯を沸かすポットはあるか?極覇龍を使ってから腹が空いて仕方ない」

 

「それならここにないから後で持ってくるけど…カップ麺ってお前、何食うの?」

 

こいつ、由緒ある魔王の血を引く戦闘狂だから戦闘と神秘の探求以外に興味ないもんだと思ってたけど、カップ麵なんて意外なものを食うんだな。バトルジャンキーだけに、ジャンキーなもん食うってか。

 

「今日は赤いき〇ねの気分だな」

 

「おや、私は緑のた〇きが食べたいところですね」

 

「…」

 

思ったよりも俗っぽかった。ちなみに俺はどん〇衛派だ。

 

「おい、ポテチねえか?俺っちのマイブームの堅〇げが食いてえんだが」

 

部屋の棚をあちこち開けまくる美猴がオーダーを付け始めた。こいつら遠慮ってもんがねえな。

 

「うすしおとコンソメなら…堅〇げは切らしてる、我慢しろ」

 

「けっ」

 

「バター醤油なかったら代わりに白音を頂くにゃん」

 

「無茶苦茶言うな!?」

 

こいつら客人って立場をいいことにわがまま言いやがって!!そんなにしおっけのあるもん食いたかったら岩塩を直にぶち込むぞ!?

 

「…菓子はさておいて、実は紅茶用の茶葉を切らしてまして。もしあれば頂いてもよろしいですか?」

 

「えっ、あー、それなら部長さんが買ってたな。後で聞いてみる」

 

アーサーまでも流れに便乗してオーダー付け始めた。敬語でお願いしてきたからそれは対応してやろう。てか、カップ麺に紅茶って組み合わせとしてどうなのか。

 

「なあ黒歌、なんでアーサーの頼みは聞いて俺たちはぞんざいなんだろうな?」

 

「人にものを頼む態度ってもんがあるだろうが、敬語使え敬語を」

 

「やーい、けちん〇ー、ヤリチン」

 

「おめえだけ屋上の野ざらし部屋に通してやろうか…!?」

 

好き放題言われたあげくそこまで貶されたら俺もプッチンしてしまうだろうが…!!野良猫なら外飼いがいいよなぁ!?

 

…しかしだ、こいつはさておいて前々から思っていたが、アーサーは木場と決戦を望むような戦闘狂の気があるにも関わらず、ならず者らしからぬ気品ある佇まいだ。常識人ぽいルフェイ含め、ヴァーリチームでも浮いている兄妹と言える。なんでこんな奴らについていってしまったの?

 

ま、それは今聞くことじゃない。それよりもやるべきことがある。

 

「あーそうだ、それと」

 

アルルとの戦いからずっと腰に携えていた長剣を、アーサーに差し出す。

 

「コールブランドは返す」

 

「…ありがとうございます。これでルフェイを救いに行けます」

 

差し出されたそれにそっと手を添えると、柔和な笑みを浮かべてアーサーは手に取った。

 

「今のあんたには必要だろう。こっちもあんたという大きな戦力が必要だ」

 

聖剣の頂点に立つ剣を扱えるトップクラスの剣士。普段は敵対すれど、目的を共にし味方になれば頼もしい存在だ。本来ならアーサーではなく、持ち出しされたペンドラゴン家に返すべきだろうが今回は非常時につきアザゼル先生の許可がある。

 

それにこいつには、ルフェイのことを知った時から聞いてみたかったことがある。今回の戦いで、どういう気持ちで臨むのかを。

 

「…なあ、あんたにとってルフェイはどういう存在だ?」

 

「大切な存在です。家を出て、戦いの道を進もうとする私を彼女は健気にも追い、道を共にしてくれました。彼女がいなければ今の私はなかったでしょう」

 

踏み込んだ問いに対し、自身の感情を確かめ、噛み締めるようにアーサーは語る。

 

「だからこそ、今度は私がルフェイを追うのです。必ずや私の手で救いたい。同じく妹を救わんとするあなたも同じ気持ちでしょう?」

 

「…そうだな。積もり積もった思いがある。話したいことが山のようにある。あいつをあんな危険な奴らの手元に置いては置けない。あんたに同調するよ」

 

「ええ、私たちで救いましょう。私のルフェイも、あなたの妹も」

 

「ああ、絶対だ」

 

テロリストと三大勢力の長の直属の部下。相いれない立場の俺達だが、妹という血のつながりが団結させた。

 

その様子をだらしなくソファに腰かけて眺める猿と猫は。

 

「スペクターの奴、うちのアーサーと気が合うとはねぇ」

 

「さっきの話はびっくりしたにゃん。ホテルで籠城してた時の話ってこれのことだったのね」

 

「そうだ、あの時は言えなかったけどな」

 

「はぁー私の白音もあんたらのとこから救いたいわぁー」

 

「それはお前の方が問題あるだろうが。本人が拒否ってるし。救われる気がない奴を救おうとしてどうすんだ」

 

あの猫又姉妹は、俺とは違ってまたこじれた関係だ。塔城さんは過去の記憶からこいつを恐れ嫌っているが、発情期を止めたり曹操の戦いで攻撃からかばわれたりで姉に対する気持ちに変化があるらしい。

 

でも問題は黒歌の方からのアクションだけで根本的な解決はしないだろう。塔城さんがこれまでの姉の行動をどう受け止め、どう向き合うか。それでこれからの関係は変わっていくはずだ。

 

「私だって色々考えてるのにねー」

 

そんなこと言いながらポテチをボリボリ食べるんじゃない。話の真面目さが抜けるだろうが。

 

「しかし、またお前らと共闘する時がこんなに早く来るなんてな」

 

「俺も思ってもみなかったさ。神や神滅具とやりあうのもいいが、俺としてはそろそろ強くなった君たちと戦いたいのだが」

 

「やだよ、極覇龍とか絶対勝てねえよ」

 

プルートを真正面からねじ伏せて文字通り潰してしまうパワーとどう戦えというのか。戦えるとしたら選択肢は眼魂全揃いプライムスペクターしかないな。デチューン後の眼魂全揃いでどのくらいの出力になるかはわからんが、それでも戦いたくない。

 

「…もうお前ら、いっそ出頭して罪を償えよ。そんで懲罰部隊として俺らと一緒に強敵と戦ったらいいんじゃないか」

 

こんなことが俺の口から出たのは短期間でこいつらと共闘した経験が積み重なった結果だろう。立場はお尋ね者だが、敵を同じくして俺たちは立場を越えて力を合わせた。こいつらは強いし、一緒に戦ってくれるなら心強い。これからも戦ってくれるなら大歓迎だ。でも立場が邪魔をしてスッキリした気持ちで臨めない。ならもう、一度出頭してもらうしかないじゃないか。

 

罪状は諸々あるが腹決めて出頭すれば、サーゼクスさん達も悪いようにはしないだろう。曲がりなりにも旧ルシファーの血を引いているから旧魔王派の支持もあって変なことにはできないし、うまく取り込めば派閥間の融和も進むのでは。

 

こいつらに誠意は最初からないだろうし、求めない。育ての親であるアザゼル先生や関係各所に形だけでも謝罪し贖罪のための行動をしてくれたら、俺もそれ以上は突っ込まない。だが俺もある程度気持ちはスッキリする。こいつらも制限はかかるだろうが、変わらず強者と戦えるなら文句はないはず。

 

そんな提案をしてみたら、奴は目を丸くして黙っていた。

 

「...」

 

「なんだよその顔は」

 

「いや、君からそんな言葉が出るとは思わなくてね」

 

「嫌いだけどお前らが強いのを認めてるからこんなこと言ってんだぞ」

 

こいつらに対して抱く感情が嫌いなだけならこんなことは言わない。ロキ戦のようにヴァーリチームなしでは乗り越えられなかった場面があったのも事実だし、それらを踏まえ俺はこいつらを認めている。

 

「悪いが俺は誰にも従うつもりはない。誰にも縛られない自由な神秘と力の探求こそが、俺たちの生き様であり目的だ。前回も今回もたまたま共通の敵が一致しただけに過ぎない。そうだろう?」

 

「ま、そうだよな。お前らは誰かの下に着く玉じゃないもんな」

 

「わかってるじゃないか」

 

これですんなりいうことを聞いてくれるならそもそも裏切ってないよな。

 

「…でもお前ら、強者と戦いたいんだろ?だったら俺らがやろうとしてるディンギルの降臨阻止はお前らの行動目的と食い違うんじゃないか?」

 

アルルがやろうとしている竜域と神域、二つの世界の接続。それが為されれば神域からこの世界に多くのディンギル達が現れてしまう。それは強者との戦いを求めるヴァーリ達にとってはこの上なく魅力的な状況ではないのか。俺たちの目的とこいつらの求めるもの、それらの食い違いを理解したうえでこの場にいるのだろうか。

 

「確かに真なる神との戦いには興味がある。だがそれ以上に俺達は奴らに仲間とその誇りを奪われる屈辱を与えられた。だから俺達もそれ以上の屈辱を奴らに与えてやりたくなった。奴らの計画を木端微塵に破壊することでね」

 

「ええ、この屈辱を晴らさずして聖王剣の使い手を名乗ることはできませんよ」

 

こいつらにとっては目的以上に仲間を優先しているわけか。前々から仲間意識が強いことはわかっていた。禁手を使った曹操との戦いでも、こいつは黒歌を自分の攻撃で倒されたことに激昂していたし。

 

ただ、その仲間意識がどこまでのものかまではわからなかった。目的と仲間、いざという状況でどれを優先するのかまでは。それがわかったことで、一段とヴァーリチームという集まりの解像度が高まった気がする。

 

「どうやら二天龍はどちらも仲間意識が強いようだ」

 

第三者の声が会話に横槍を入れる。知的な口調、俺にとっては嫌な声の持ち主が。

 

「六華閃の一角、ガルドラボークか」

 

「よっ、デュランダル使いに部屋に通されたけど暇だから来てやったぜ」

 

「改めて挨拶をと思い」

 

ガルドラボークさんだけならず、レーヴァテインさんや叢雲さんまでも来ていた。レーヴァテインさんのオッドアイの視線が一度アーサーが握るコールブランドに移ると、ぐいと前に出て間近で観察を始める。

 

「おっ、そいつがコールブランドか!文献で見るよりも本物は美しいなぁ…!私じゃとてもじゃないがそんな剣は作れないぜ…!」

 

興奮もあらわに語るレーヴァテインさんはコールブランドにうっとりした様子だ。模擬戦の時もハイテンションだが、今回は若干変態じみている。

 

「…間近で見るのは良いですが、触れないでください」

 

アーサーも見せてはいるものの若干引いてるし。

 

そんなレーヴァテインさんを無視するように、ガルドラボークさんは嫌味ったらしく俺に一言。

 

「やあ、シスコン」

 

「…!」

 

不快感に眉を顰める。人前でド直球に言ってくれるじゃないか。睨む俺に肩をすくめて。

 

「冗談だよ。君の焦りは手に取るようにわかる。妹を助けたくてたまらないんだろう?だからさっきの会議でも積極的に発言した」

 

事情を知っている連中からすれば俺の考えることは全部わかるんだろうな。それでもこの人みたいにからかうようなことは言わんが。

 

「仲間だの家族だの、個人の感情を大義より優先するなど言語道断だ。大事な戦局でその焦りが致命的な判断ミスを招くかもしれないとは思わないのか?」

 

「…何が言いたいのですか」

 

それは今回の場合、俺に限った話ではなかった。あのアーサーが声を低くして問いかける。普段は余裕を崩さないこいつが珍しく怒りの感情を滲ませていた。

 

「例えば君の妹ルフェイが人質に取られ、そこの白龍皇を殺せと言われたとしたら君はどうする?二天龍である彼の損失は大きいだろう。彼を頭に据えている以上はチームの崩壊にも繋がる。予想し得る損失よりも、君個人の感情を優先するか?」

 

「…私にルフェイを殺してでも戦いに貢献しろというのですか」

 

「そうだ。無論、そうならないに越したことはない。だが、もしもの時は最善の選択を迷いなく取れる意志が必要だ。君達にはそれが欠けている。身内に執着する君達はこの大事な戦いにおいては危険因子だと俺は思うがね」

 

瞬間、刀と長剣の刃がガルドラボークさんの首に向けられた。抜刀の瞬間が見えなかった。余りにも速い。

 

「ガルドラボーク、あなたの発言はあまり容認できるものではありません」

 

「少し口が過ぎるのでは?」

 

叢雲さんとアーサーが、その目を刃のように細め己が得物と共にガルドラボークに向ける。叢雲さんも身内のことで苦労し、後悔した身だ。俺やアーサーの気持ちが理解できるのだろう。

 

「俺の言葉は間違っているか?一つの犠牲で100の損失を防げるのなら犠牲は甘んじて受け入れるべきだと思うが」

 

しかしガルドラボークさんは悪びれも動じることもなく、自身の意見を述べ続ける。それは彼自身の信念が何事にも揺るがないことを表しているようだ。

 

「お前がその犠牲にならないといけなくなったとしてもか」

 

「ああ、俺には大義に殉ずる覚悟がある。それが歴代の誰もが為しえなかった六華閃の使命を果たすジャフリール家当主としての矜持だ」

 

「そのジャフリール家も内側からボロボロにされているようだが?」

 

「何?」

 

「お前の家が戦争の史料の大半を喪失しているのは知っている。使命に燃える割には情報の管理が随分とお粗末じゃないか。六華閃の叡智を司るとされるジャフリール家が聞いてあきれるな」

 

そういいながらヴァーリが取り出したのは古ぼけた一冊の本。以前俺たちに見せてくれた神竜書記其ノ弐だ。それを見た途端、今まで変わりもしなかったガルドラボークさんの表情が初めて揺らいだ。

 

「それは…!どこでそれを手に入れた!?」

 

「拾い物だ。その反応を見るに、これも元々お前の家で保管されていたものらしいな」

 

ヴァーリは見せびらかした本をパラパラとめくり、破れた頁、焼かれて読めなくなった頁などの内部の惨状を見せつける。

 

「中身はボロボロで、情報のほとんどが失われている。つまり、神竜戦争の情報を不都合に思う存在が六華閃の内部にいたということではないのか?そしてそれは、厳重に管理されているジャフリール家の保管庫に立ち入れるごく一部の者に限られる」

 

「ガルドラボーク!どういうことですかこれは」

 

ヴァーリの話を受けて叢雲の目が、身内を軽んじる怒りから追及の眼差しへと変わる。レジスタンス協力組の新参者である彼女とは、同じ六華閃でも情報格差があるらしい。

 

「…話しといたほうがいいんじゃねえの」

 

一方のレーヴァテインは頭をポリポリ書くと、剣の柄で隣のガルドラボークを促す様に小突いた。それにガルドラボークは観念したように息を吐いて。

 

「裏切者、か」

 

重い気持ちで重い言葉を呟いて、数瞬瞑目する。気持ちの整理をつけ、開眼した。

 

「そうだな。君の予想通りだ」

 

俺たちの視線を一身に浴びるガルドラボークさんは、衝撃の一言を放った。

 

「六華閃の裏切者は…我らジャフリール家だ」

 

 




そのうちアーサーと悠河と叢雲でシスコン・ブラコン連盟組めそう。

仮面ライダーは3人だけ(スペクター、ネクロム、ダークゴースト)、と前に言いましたが申し訳ない。

次回、「ジャフリール家の闇」
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