ハイスクールS×S  蒼天に羽ばたく翼   作:バルバトス諸島

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全話全てを改行したりするなど修正して文章を読みやすくしました。
特に「仮面ライダースペクター」は戦闘シーンを色々修正したり描写を追加したりしています。マジ大変だった…。

修正で昔の回を見てると今と大分書き方が違うな…としみじみ感じる。

今話からヘルキャット編スタート。オリ要素が色々表に出てきます。

Count the eyecon!
現在、スペクターの使える眼魂は…
S.スペクター
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11.ツタンカーメン
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13.フーディーニ



死霊強襲編 《コード・アサルト》 第二章 冥界合宿のヘルキャット
第38話 「劇的ビ〇ォーア〇ター」


「はー、暇ー…」

 

7月の終わりごろ、夏休みシーズンに突入した我が家は実にのんびりとしていた。朝食を食べ終え、俺はソファーに横になりながらテレビを見ている。夏休み特有の時間を持て余すゆえに起こる現象だ。恒例の宿題に関しては勉強熱心なゼノヴィアの影響もあって着実に消化できている。

 

『この夏、最高の恐怖と感動をあなたに』

 

『IF-それを攻撃したら終わり』

 

テレビでは最近話題のホラー映画のCMが流れている。ホラー映画ではあるけれど怖い意味でなく普通に感動で泣けると評判らしい。今度ゼノヴィアや天王寺を連れて見に行こうかな。

 

「ふん、ふん」

 

その後ろではゼノヴィアが最近買ったダンベルで筋トレをしている。こいつに小遣いを上げるとその結構な割合がトレーニング関係の物に消えていくのだ。なんとも彼女らしいが、折角新生活を楽しむならおしゃれとかにも気を遣ってほしい。

 

「悠、今日の昼飯は何にする?」

 

「お前さっき食べたばかりだろ…」

 

「最近は機嫌がよくてね、何でもしたい気分だ」

 

二つのダンベルを交互に持ち上げながら微笑む。

 

和平会談の一件以来、悪魔でありながら聖書の神に祈りを捧げられるようになったゼノヴィアはよく笑うようになった。その前はどこか影が差し硬かった表情がほぐれて雰囲気も柔らかくなり他のクラスメイトとも交流するようになり、俺は安心している。

 

『こうやって勉学に励むことが出来るのは主のおかげ…う!!』

 

『こんなに美味しい食事にありつけるなんて、悠と主に感謝をうっ!?』

 

『お前の言ってた教材が見つかったぞ、これも主のみちび…うっ!』

 

もはや癖と言っても過言ではないレベルで何かにつけては祈りを捧げ、そのたびにシステムが働いてダメージを受けていたのが…

 

「気持ちのいい朝だ。今日も主に感謝を…」

 

なんということでしょう。

 

なんとも満ちたりた表情で祈りを捧げているではありませんか。俺もミカエルさんに直接頼み込んだ甲斐があったというものだ。

 

ふとダイニングテーブルからガチャガチャという音が聞こえた。

 

テーブルの上では暇を持て余すガジェットたちが和気あいあいとじゃれ合っている。コブラケータイにコンドルデンワー、バットクロック、そしてクモランタン。一気にガジェットが増えたことでコブラケータイも孤独ではなくなった。

 

我が家のマスコットたちは今日も元気なようだ。時々バットクロックがゼノヴィアを起こしに行くのを見かける。

ゼノヴィアにとってあいつは目覚まし時計みたいなものになっていそうだ。

 

今日は10時ごろにオカ研の今後の予定についての説明があるので兵藤の家に来るよう言われたのだ。何故オカ研の集まりを兵藤家でやるのかというと、部室でやるのもいいけどたまには別の場所でやるのも気分転換になるだろうという理由だ。

 

それよりオカ研はアザゼル先生を含めれば10人だぞ。この人数が果たして収まりきるだろうか。

 

そう思って俺は窓から見える兵藤の家に目をやる。

 

「…あ?」

 

窓から見える景色に昨日までなかった大きな建物が増えている。しかも割と近所に。

 

…気のせいか?それともまだ頭が寝ぼけているのか?

 

俺は自分の頬を叩く。割りと力を入れて。これで夢なら覚めるはずだ。

 

しかし、幻かと思った景色は何一つ変わることはなかった。

 

「…うそん」

 

俺は弾かれたように起き上がりゼノヴィアの方へと振り向いた。

 

「おいゼノヴィア、兵藤の家が消えたぞ!」

 

「ん?…ああ、そういえば昨日、部長からイッセーの家を改築して大きくするから一緒に住まないかという誘いが来たんだ。私は現状で満足しているから断ったが」

 

俺が指さす方へと歩き、窓から景色を見るが特に驚く様子もなく彼女は答えた。

 

改築したの!?え、兵藤の家ってどこの家とも変わらない平々凡々な一軒家だったよね!?あれ遠くから見ても改築の枠を超えてると思うよ!?

 

「何故それを言わなかったの!?ていうかあれ倍以上にデカくなってるよね!?横にも縦にも!」

 

「経済大国日本の改築とはああいうものではないのか?」

 

「あんな規模の改築をぼこすかやってたら土地が足りねえよ!」

 

経済大国だからなんでもアリなんてものじゃねえぞ!?

 

ゼノヴィアの浮世離れはまだ治りそうにない。

 

 

 

 

 ▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼

 

 

 

 

「…やっぱデカすぎるだろ」

 

「ああ…」

 

家を出て兵藤家に向かった俺は改築された家を前に圧倒された。外から見える壁や窓の縁は西洋風の意匠や色使いになっており、大きさからみて家を通り越して屋敷と言った感じだ。

2階建ての一軒家が一晩で3階、いやそれ以上の中くらいのマンション級の大きさになってしまった。

 

…もしかして俺は幻を見ているのだろうか。

事情を聞いていてもそう思ってしまうほどの変わりようだった。

 

そんなことを思いながら見上げていると。

 

「やあ紀伊国君、ゼノヴィア。おはよう」

 

いつもと違う私服姿の木場、そして女装姿のギャスパー君が歩み寄ってきた。

爽やかに笑って挨拶をしてきたので俺も挨拶を返す。

 

「おう、おはよう。ギャスパー君も一緒か」

 

「お、おはようございますぅ!」

 

普段とは違う私服姿でも中身は変わらずのおどおど具合。それは和平会談の一件を経ても変わらない。

 

「ところでお前らはこれのこと知ってたか?」

 

俺は眼前にそびえたつ家を指さす。

 

「話には聞いていたけどここまで大きくなるなんて僕もびっくりしているよ」

 

「むしろ初めてイッセー先輩の家を見ました…」

 

ギャスパー君は初めてか。木場は兵藤が入部した時からいたから部活外の交流があってもおかしくはないが、ギャスパー君は封印されていたのと本人の引きこもり気質があったからそうなのも仕方ないといえば仕方ない。

 

話もほどほどに、俺は表札の下のインターホンを押す。

 

『はい』

 

「すみません、兵藤君はいますか?」

 

『あら、紀伊国!ちょっと待っててね、すぐ呼んでくるわ!』

 

返ってきた元気のいい声の主は兵藤のお母さんだ。公開授業で兵藤…というよりはアルジェントさんが授業を受ける様子を一生懸命にビデオカメラに収めていたのをよく覚えている。

 

それから数分後、ガチャリと玄関のドアが開き兵藤が姿を現した。

 

「…お、来た」

 

「来たよ、おはよう」

 

「おう!おはよう!」

 

元気よく挨拶を返す兵藤。

 

「それよりこれはどうなってるんだよ?なんで一晩でこんなになってるんだ」

 

「それが部長のお父さんがモデルハウスの一環でタダでリフォームしたんだってさ、俺たちが寝てる間に」

 

「いや限度ってものがあるだろう…」

 

部長のお父さんといえば授業参観で見たあのダンディーボイスの男の人か。ていうか悪魔は建築業にまで手を伸ばしているのかよ。

 

寝てる間にここまで大きくリフォームできるのも魔法の力って奴か。ホント魔法ってのは便利なものだ。俺もいっそリフォームしてもらいたい…と言ったって二人暮らしだからどうせ大きくしたって持て余すだけになりそうだ。

 

何事も慎ましい物がいいもんだ。

 

「ま、立ち話もなんだから入ろうぜ」

 

親指でぐいぐいと玄関を指さす兵藤の言葉を受けて俺たちはぞろぞろと大きくなった兵藤の家へと足を踏み入れる。

 

「うっす、お邪魔しまーす」

 

靴を脱いで土間に並べて家に上がる。そして歩みを進めると広間に出た。

広間は吹き抜けになっておりこの一階から上の階の廊下を見上げることが出来る。また階段の他にもエレベーターまでが備えられていた。

 

…なんというか本当に、変わったのな。

 

「広すぎです…」

 

「部長の城と比べるとまだ狭いけど、それでもかなりの広さだよ」

 

木場とギャスパー君が各々の感想を漏らす。

 

部長さんは城を持ってるのかよ。今まで戦闘能力の高さでしか上級悪魔を知らなかったが社会的地位って一体どれほどの物なんだろうか?

 

「お前の母さんも父さんもびっくりしたんじゃないか?」

 

「まあそうだけど、今はデカくなった家の中をうっきうきで歩き回ってるぜ」

 

そういって兵藤はきょろきょろと階上を見上げる。すると上の階からはしゃぐような兵藤の両親の声が聞こえてきた。

 

「一誠君、この家は何階建てなんだい?」

 

「6階建てで地下は3階まであるんだとさ、トレーニングルームに室内プール、書庫、倉庫、和室に屋上には空中庭園。何でもありだよ。これでも空き部屋がたくさんあるんだぜ?」

 

「すげえ…」

 

羨ましい位に色んなものが満載じゃないか。

 

トレーニングルームね…。これなら皆も空いた時間に鍛えることができるな。週三でイレブンさんと模擬戦やってる俺と違って皆には自分を鍛える施設が今までなかった。もしかして今後の禍の団との戦いを見越して改築したとか?

 

雑談しながら広間を歩き、先頭を歩く兵藤が一室のドアノブをガチャリと回した。

 

「来たわね」

 

俺たちに声をかけたのは部長さん。既に朱乃さんや塔城さん、アルジェントさんは椅子に腰かけている。

 

「おはようございます、部長さん」

 

「ええ、おはよう」

 

部長さんの挨拶を受け、俺たちは続々と長いダイニングテーブルに着く。

リビングもかなり広くなっており、広さに見合う大きな掃き出し窓から燦々とした日差しが差し込んで、爽やかかつ明るい雰囲気をしっかりこの広い室内にもたらしていた。

 

全員が席に着いたところで部長さんが話を始める。

 

「さて、揃ったことだし今後の予定について説明するわ。いきなりだけど明後日、私は冥界に帰るわ」

 

冥界に帰る?まあ部長さんは生まれながらにグレモリー家の悪魔だから帰るといえば冥界なんだろうが…。

そういえば夏休みといえば帰省の時期でもあったな。

 

「冥界に帰る!?そ、そんな部長…俺たちを置いて……」

 

突然の宣言に兵藤は捨てられた子犬のような目をする。

 

おいおいそんなにショックなのかよ。

 

部長さんはそんな兵藤に「ふふ」と笑う。

 

「もう一誠ったら、毎年のことなのよ?それに大切なあなたを置いてどこかに行くわけないじゃない」

 

「ほ、本当ですか…?」

 

「本当よ。あなたの主、リアス・グレモリーを信じなさい」

 

部長さんは悲し気な視線を送る兵藤を優しく包み込むような表情と声色で宥める。

…やはり部長さんは主というよりも、時々見せるあの表情から母と言う感じがする。

 

「とにかく、今回は眷属全員で冥界に帰るわ。8月下旬までを冥界で過ごし、修行や試合も全て行うから準備はしっかりとしておいて頂戴」

 

部長さんの話に皆がしっかり頷いた。

 

おーう、今年の夏休みは濃密な内容になりそうだ…って。

 

「ちなみに俺は?」

 

俺は眷属悪魔ではないのだが。

 

…まさか俺だけ置いてけぼりなんてないよね?またあの家で一人寂しく過ごさないといけないなんてないよね?

そう思うと不安になったがそれが顔に出たのか部長さんは安心させる答えを返した。

 

「あなたも勿論同行よ。あなたは三大勢力の和平推進大使なのだから、これを機に冥界をしっかり見ておくといいわ」

 

「了解でっす」

 

自分の役職名を出された俺はビシッと気を引き締める。

 

役職の仕事がほとんどないとはいえ、与えられた役職に恥じないようにしなければな。

 

「この場で冥界に行くのが初めての人は…」

 

「俺と紀伊国は婚約パーティーで一回行ったからアーシアとゼノヴィアだけだな」

 

言われてみればそうだ。俺一回冥界に行ってたんだった。

外から見た景色はレンガ造りの町が印象的だったけどほぼほぼ会場のある建物で過ごしたから冥界に行ったという実感は皆無に等しい。

 

「はい!まだ生きているのに冥界に行くのはドキドキします…!」

 

「天国に行くのを目指して信仰を積んできた私が冥界に行くことになるなんてね…人生何が起こるかわからないものだ」

 

アルジェントさんは緊張の入り混じった表情で答え、ゼノヴィアはうむと頷く。

あれ、そういえば兵藤が婚約パーティーに乱入した時は会場にアルジェントさんの姿はなかったな。今まで全然気づかなかった。

 

「…海、生きたかったなぁ」

 

どこかにやついた顔で兵藤がぼそりと呟いた。

 

確かに夏と言えば海やプール、他にも花火といったイメージがある。

前世ではそう言ったものとはほとんど無縁だった。でも折角だし、ゼノヴィアや天王寺達と楽しみたいと色々計画を立てていたがそれもご破算になりそうだ。

 

「あら、冥界には海はないけど大きな湖ならあるわ。それに我が家には大きなプールもあるわよ、他にやりたいことでもあったの?」

 

「はい!それはもちろん!」

 

部長さんの問いにウキウキに返事する兵藤の表情に邪なものが混ざっている気がした。

 

何気に冥界に海はないという新情報が。海はないのかー…。

 

そしてそれは速攻で塔城さんに見抜かれてしまう。

 

「イッセー先輩、いやらしい妄想はいけません」

 

「相変わらず鋭いツッコミだぜ…」

 

ツッコミを兵藤にくれてやった塔城さんはその後、嘆息しロリロリな顔に影が差した。

それはどこか何かに落ち込んでいるように見えて…。

 

「おいおい、俺抜きで楽しくおしゃべりなんて妬けるじゃねえか」

 

「どうかした?」と訊ねようとしたその瞬間、この場にいない人物の声が聞こえた。

声が聞こえた方へ向くと、初めて会った時と同じような黒い着流しを着たアザゼル先生がいた。

 

…全く気付かなかった。俺たちがおしゃべりに集中していたのもあるんだろうが。

 

「あなた、いつの間に?」

 

他の部員達も全く気付かなかったらしく驚いている。

 

「普通に玄関から入ってきたんだが。そりゃあお前たちが修行不足ってだけだ」

 

アザゼル先生は事も無げに答える。

さいですか…。あれ、普通に玄関から入ってきたって前にも聞いたことがあるような?

 

「俺も冥界に行く。一応、表でも裏でもお前らの『先生』だからな」

 

そう言ってアザゼル先生は折りたたんだメモ紙を取り出して開いた。

 

「ざっと説明するぞ。冥界に着いたらグレモリー領でリアスの里帰り、ちょこっとグレモリー領観光の後有望若手悪魔たちの会合。そして修行だ」

 

「観光ですか!」

 

俺が一番に食いついたのは観光だった。修行するのは事前に聞いていたしもちろん新しい環境で強くなりたいという思いもあったからそこまで食いつくほどの物でもなかった。

 

遂に冥界観光か。婚約パーティーの時に見たあの中世ヨーロッパのようなレンガ造りの町を見て回ることが出来る、それを思うと俄然冥界行きが楽しみになってきた。

 

「冥界には美味しい物がたくさんあります」

 

「観光するときに色々紹介してあげますわ」

 

塔城さんと朱乃さんがそっと付け加える。

いいなぁ、グレモリー領の郷土料理とかあるのかな。

 

「そんでお前らが若手悪魔とだべってる間は俺は各勢力のトップと会合さ。あーあ、俺も観光してーなぁ…」

 

期待に胸を躍らせる俺とは対照にアザゼル先生は面倒くさげに大きくため息を吐いた。

 

トップの人はトップの人で忙しそうだな。何か労をねぎらうようなことができれば…そうだ。

 

「お土産買ってきましょうか?」

 

俺の提案にアザゼル先生は嬉しそうに食いついた。

 

「お!まじか、んじゃゴモりん饅頭2箱と紅い情熱の雫を3瓶頼むわ!」

 

ふむふむ、ゴモりん饅頭と紅い情熱の雫…。ゴモりんというのは名前の響きからしてマスコットキャラだろうか。だがもう片方の紅い情熱の雫というのは一体?瓶、そして雫と言うフレーズから飲み物と言うのはわかるが。

 

「アザゼル!紅い情熱の雫はお酒でしょう、未成年になんてことさせようとするの!」

 

アザゼル先生のオーダーに部長さんが抗議する。

 

紅い情熱の雫って酒かよ!そういえば瓶とか言ってたもんな、未成年は酒を買っちゃあだめだ。

 

「バレちまったか…、ま、饅頭や煎餅、あと酒のつまみになりそうな土産でも買ってくれ」

 

アザゼル先生はいたずらがバレてしまった子供のように「しまった」という表情を浮かべると肩をすくめた。

 

「了解しました」

 

俺は速攻で自分のスマホのメモアプリに頼まれた内容を記録する。人のことを気にするのもいいが俺も自分のお土産を考えておかないとな。部長さんに後でいいお土産でも聞いてみようか。

 

「そんでもってリアス、俺は今回悪魔側のルートで行くつもりだからそっちで予約しておいていいぞ」

 

「わかったわ」

 

アザゼル先生の指示に部長さんが頷く。

 

そんな調子で打ち合わせは進んでいった。

 

ちなみに冥界への行き方については秘密にされた。なんでも「せっかくならびっくりしてほしい」とのことだが…。やはり以前のように悪魔らしく魔方陣でひとっ飛びなのだろうか。でもそれだと驚きがないんだよな。

それも含めて楽しみにしておくか。

 

取り敢えず天王寺に「地獄に行ってくる」とでもメールしておくか。比喩でもなく、本物の地獄だが。

でも案外楽しいものになりそうだ。

 




推進大使の現状…それなりに知名度はある(ただし一般の悪魔や堕天使にはほとんど知られていない。上層部の人は顔だけじゃわからないけど「自分は推進大使だ」と言ったら「あああの人か」と言った感じ)。仕事は対禍の団と駒王町の防衛だが上が基本的に学業等を優先させてくれるし禍の団との小競り合いも各勢力の動員された戦力で大抵事足りるので駆り出されることは滅多にない。

次回、「冥界電車で行こう」

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