Fate/GO_PLUS   作:スペシャルターボマン

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Fate/GO_PLUS"INTERLUDES
PLUS"INTERLUDES《APLIL FOOL01》


「や、また会ったね諸君。ストーリーテラーだ」

「さて、このお話について3つ、注意事項を伝えておこう。」

「まずひとつ。オリジナルキャラクターがいる。―まぁこれはタグにもあるし、よっぽどいいとは思うが。」

「そしてふたつ。オリキャラが原作キャラに好意を向けているという表現がある。」

「そしてみっつ。とうのオリキャラがまだ本編に出てきていない。―ま、この文は彼が本編に出たら消去するが。」

「このお話を読み進め上でこの3つを念頭に入れておいてほしい。」

「『一向に構わない』、という人はこのまま読み進めてくれたまえ。そうでない人はブラウザバックを勧める。」

「―じゃ、始めようか。プラスされた幕間を―」

 

4月1日二十三時五十九分。カルデアの1区画。休憩室にて―

 

「あーあ、エイプリルフールも終わりかよ…鯖パーツコンプできなかったじゃねーかぁ」

 

支給品のタブレット端末を片手に持ちながら銀髪の青年―アルフレッド・アロウヘッドがぼやき、紙コップに入ったインスタントコーヒーをぐいと飲み干す。

 

「心残りだよなぁ~...」

 

「あら、アヴェンジャー。居たのね」

 

これまた銀髪の女性―カルデア所長、オルガマリー・アニムスフィアがマイマグを片手に休憩室へやってきた。

 

「居るぜ?」

 

「そう、よかった」

 

マグカップにコーヒーを注ぎ、椅子に座るオルガマリー。暫く静寂が続く。

 

「マスター、コーヒー冷めちまうぞ」

 

「猫舌なの―ねぇ、アヴェンジャー...いえ、アルフレッド」

 

「なんだよ、いきなり畏まって」

 

へらへらと笑みを浮かべ茶化すようなアルフレッド。しかし直後、その笑顔は驚愕に変わる。

 

「好きよ。」

 

一言。しかしそれは女性経験に乏しく、さらにオルガマリーに好意を抱いていたアルフレッドにとっては非常に重く、強く、それでいて嬉しい言葉であった。

 

「...あー、マスター。」

 

腕時計に目を落とし、日付が変わってさらに少し経っていたことを確認する。

 

「エイプリルフールは、もう―」

 

「知っているわ。」

 

トドメの一撃。みるみるアルフレッドの顔が赤く染まり、顔には驚きと喜びの相が現れる。

 

「マジで?」

 

「えぇ。」

 

クスリと何かを含んだ笑顔を向けるオルガマリー。しかし童貞を拗らせているアルフレッドは含まれているそれに気づかず、あまつさえその笑顔を意味を誤認する。

 

「ぉ、おおおおおお、おあぁああああああああああああああああああああああああぁぁぁ!!!!!!!!!!」

 

突如叫び始めるアルフレッド。椅子が倒れるのにも構わず立ち上がり、勢いに任せ走り去る彼をオルガマリーは―

 

「...バカね、『LOVE』って決まってるわけじゃないのに」

 

と、からかう様な目で見ていることを、アルフレッドは気付く由もなかったのである。

 

 

Fin


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