転生愉悦部の徒然日記   作:零課

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ハチ「ウォウ。ウォーン」


華奈「む・・・ハチ。貴方も感じましたか。ええ。マシュ様、藤丸様。先に行っておいてください。ダンカン、護衛を」


ダンカン「了解」


マシュ「え。お母さんどうしたんです?」


華奈「ちょっと嫌な匂いを感じたので、様子を見つつ可能なら仕留めてきます。クー・フーリン対策メンバーとネロ陛下、スカサハ様もついてきてください。


ストームも。アルトリア様はヘリで先導。大尉様たちはニクスで同じく先行を」
(メンバーを集めて進路を変えて本隊から離れる)


ラーマ「華奈殿。クー・フーリンがいるのか!?」


華奈「おそらく。とんでもない気配を感じたのでどちらにせよ確認するべきでしょう」


ロマニ『うわ、本当だ! 華奈の移動方向にサーヴァント反応! しかもとんでもない魔力量と存在。進路、向かう方向的におそらく敵の英霊と考えていいと思う。どういう嗅覚、察知範囲しているのかなあ!?』


華奈「戦場で培われた勘ってやつですね。えーと・・・これとこれをつけて・・・あ、ストームにはこれを・・・そぉい!」
(妖精の宝石箱から装備をつけてからネギをぶん投げる)


機動力700%

 「・・・ちっ・・・何をしているんだかあいつは。無駄に決闘にこだわりやがって・・・・! っ!」

 

 

 「む。流石に弾きますか」

 

 

 「何だお前・・・っ!!」

 

 

 ネギを弾かれ、それをキャッチしつつ桜花で切り込みましたがそれでも少し後ずさるだけ。うーん。私だけではなく栗毛の爆走の勢いも乗せた勢いなのに。まあ、この連撃で意識を私に向かせた間に地面に刺しておいた深山で地面から土の拳でのみぞおちへのボディブローでぶっ飛ばしておく。手応えは薄いですが。

 

 

 「よーし。皆集合! こいつはチャンスだぞ!」

 

 

 ストームも追随してすぐにクー・フーリン。いやあー青をメインとした普段の色合いとはまるで違う黒い魔獣を思わせる鎧をまとっていた。死の匂いが濃密すぎる存在にガトリングをぶっ放して縫い付けている間にクー・フーリン対策メンバー&ネロ陛下とスカサハ様のメンバーも到着。

 

 

「相手はラーマ様を軽くひねるほどの怪物です。複数人で相手するのを卑怯と思わず、相手を人と思わぬようにしてください」

 

 

 「ああ、此奴はもはや人ではない。人の形をした牙神。魔獣みたいなものよ。ここで仕留めるぞ!」

 

 

 「うむ。此奴が敵将か。確かに獣というべき風貌と気配よ。春の日差し、花の乱舞! 皐月の風は頬を撫で、祝福はステラの彼方まで・・・開け、ヌプティアエ・ドレス・アウレアよ!」

 

 

 ネロ陛下の宝具で私以外の沖田様、クー・フーリン様、ラーマ様、シータ様、ネロ陛下、スカサハ様、ストームはネロ陛下の作り出した異界に相手のクー・フーリンと一緒に入り込む。7対1。とりあえず、形としてはおそらくアルジュナに合流される前に、カルナ様やビリー様たちを撃破するために合流させることなく逆に各個撃破できたというのは僥倖。

 

 

 「さて・・・戻りましょう。あとはあの女王陛下とやらをしばき回す番です」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ふむふむ。なるほど。つまりは地球防衛機構ができたのは古代に墜落事故をしてしまったプライマーのせいと。はぁー・・・自分で自分の墓穴をほったのね」

 

 

 『そういうことになりますね。ただ、それ以外でもEDFが成立している世界。つまりは世界規模の地球防衛治安機構ができているシリーズもあるので、そこでの違いなどもあるのかなとは』

 

 

 「うーむ・・・異星の侵略に矢面に立てるほどの軍事組織を各国が協力している状態。まさしく理想の世界と言えるだろうな。侵略者さえいなければ」

 

 

 「横暴な国のトップや領主もいるんでしょうけど、それでも全世界から守りの代表。戦士たちが生まれるとはねえ。未来の人類も捨てたもんじゃない未来があるってわけだ」

 

 

 こちらは北軍部隊。完成した砦に要塞、カルデアの軍師たちの英霊の意見も相まってできたこの要塞で、奥の手を隠しつつ戦闘の前の少しの時間。カルデアの元ってやつから改めてストーム1,2の所属する組織。EDFについて聞いていた。

 

 

 いやあ、すごいもんですわ。軍権なんて権力者がまっさきに手放したくないものだっていうのに未来の世界ではそれを手放し、しかも異星人が侵略に来るまでは各国の紛争鎮圧にも協力できる世界最新。あらゆる国のプロの軍人が揃う精鋭組織。あり得るもんなんだなあ。

 

 

 「っと・・・来たか。さーて仕掛けのほど・・・・おいおいおい。まじかよ。オレちゃんと7割減らしたはずなんだけどな? 目がおかしくなったか」

 

 

 しかし話も程々に聞こえる怒声と気配。急いで双眼鏡を持ってケルトの軍勢を見れば、その一軍だけで10万を超える規模の敵の波が。

 

 

 さらにこれ、波状攻撃っぽいから更に第二第三の敵軍までいるなあ・・・いやいや、規模が違いすぎるでしょうよ。

 

 

 「ちょっと緑ネズミ! これちゃんと仕事したんでしょうね!?」

 

 

 「いやいやいや、あらゆるトラップを仕掛けたんだぜ? しかも銀嶺隊の工兵部隊とも一緒に。お陰で二つの軍相手に仕掛けられるほどの罠、仕掛け、諸々用意できたんだ。しっかり仕事をやり遂げたうえでこれだ。嫌になるねえ」

 

 

 「これは出し惜しみしている場合ではないな・・・全大砲用意! そしてEMC、レールガンも出せ! 長丁場になる。敵を可能な限り減らし、ここを守り抜くのだ!!」

 

 

 「南軍、元レジスタンスの方はどうなの?」

 

 

 『あ、うん。あっちはなんか・・・モルガンが大暴れしていて、ロット王たちもフルで戦術を駆使。銀嶺領の連携も相まってひどい光景だよ』

 

 

 流石に出し惜しみをしていられないとストーム1から借りた2両づつ借り受けたレールガンとEMC。怪獣レベルの怪物でも貫いて瞬殺する。山一つ軽々と吹っ飛ばす兵器というがそれをすぐに出す判断をしたエジソン。その方が良い。兵士の疲弊を軽減する意味でもここは早めに動くほうがいい。

 

 

 南軍の守りの方はさすが神代の魔女。騎士王の姉と華奈が信頼を置く拠点の王様たち。向こうを心配する必要もないってことか。

 

 

 「それなら、こっちは防御の強みを活かす番ってわけだ。よし。一つ頑張りましょうか!」

 

 

 「レールガンは兵士の集まっている場所を貫け! EMCは魔獣や銃の射程外の外にいる軍を攻撃することで敵の波に鈍る時間を作るように。数は少ないがまさしく人類の叡智の武器。この蛮族共にそれを味あわせてやると良い!」

 

 

 「マハトマにもひるまず、怪獣相手でも立ち向かえる技術、私も負けてられないわね! 行くわ!」

 

 

 みんなも乗り気になったところで開戦。さてさて、できれば早くしてちょうだいよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「うわぁ。白い魔王城ってこんなかんじなんですかねえ」

 

 

 「うーむ・・・本来のホワイトハウスのほうがかっこいいと思うがなあ・・・俺は」

 

 

 「まさしくケルトらしい拠点ですってことか。流石に・・・キャメロットと比べるのがおこがましいほどです」

 

 

 「もはや異界みたいですね・・・」

 

 

 ホワイトハウス。にたどり着いたと思えばまさかの白い柱に竜の置物に戦士の石像。古代建築と現代建築のごっちゃにした悪趣味な建物に思わずドン引きしてしまう私達。うーんこの・・・

 

 

 と、同時にメイヴがなにもしてこないのを不思議に感じ、念の為通信スイッチを入れて南軍、北軍にもこちらの情報を伝えられるようにしておく。

 

 

 「ようこそ私達の城に」

 

 

 「ようやく会えましたね。ケルト軍女王メイヴ。流石に城を壊されるのは貴女も嫌ですか」

 

 

 そして相まみえるピンク髪のきれいな体を白いドレス風の衣装に身を包んだ美女。メイヴが顔を出す。なんといいましょうか。美女とかわいいの中間でナイスバランスな美貌なんですが・・・その顔に感じる邪悪さというか、えげつないこと考えているというのがありありと分かる。

 

 

 「そりゃあね? 王様の帰りを待つべき場所。本来はクーちゃんと一緒にあなた達を殺そうとしたのだけど・・・殺気から気配を感じ取れないのよね。殺されるはずはないと思うけど、クーちゃんを一体どうしたというの?」

 

 

 「狩り場に招待しておきましたよ。スカサハ様と、他にも腕利きの。有利な場所に招待できる英霊たち合計7騎で」

 

 

 「・・・そう。まあ、時間稼ぎにはなるんじゃないの? クーちゃんが負けるはずないし」

 

 

 少し不安を感じましたが、持ち直しましたね。この場にラーマ様とシータ様がいないこと。加えてスカサハ様にカルデア側の英霊たちで情報が入っているメンバーから誰をあてたか。察したということでしょう。それでもなお時間稼ぎになると言い張るあたり、本当にあのクー・フーリンは強いのでしょうねえ。

 

 

 「じゃあ、そのうえで貴女はどうしますか? ここで殺されるか、未だある奥の手と、あらゆる兵士を動員してここで私達と戦うか、逃げてアルジュナかクー・フーリンと合流してサイド各個撃破を狙うか。偉大なるコノートの女王。戦士たちの女王は。

 

 

 嫌がらせでもして、王の帰りも待たずに野望を終わらせます?」

 

 

 「殺したいわね。ほんとムカつく女だわ。スカサハを思い出す・・・! ええ、いいわよ。挑発に乗ってやろうじゃないの。同時に、私を挑発したこと。後悔させてあげる!」

 

 

 バシン。と石柱を叩く音と同時に出てくるシャドウサーヴァント、ケルト兵、竜種、魔獣たちの群れ。その数は私達銀嶺隊と南軍侵攻部隊の数をあっという間に上回るほどに。

 

 

 なるほど。さすが本陣。これくらいは用意していますが、まだこれだけでは終わらないでしょうね。

 

 

 「そして、この雑兵だけじゃないわ。私の伝説に刻まれた最高傑作。稀代の英雄クー・フーリンを倒す集合戦士! 『二十八人の戦士(クラン・カラティン)』!!」

 

 

 む・・・さらなる勇士たちの召喚術式ですか。アルトリア様とモードレッド様、マシュと私で対応しつつ、メイヴの方はストーム2に任せる他ないですかね? いや・・・・なんですかこの魔力の奔流と規模は・・・!

 

 

 「・・・とんでもないことをしましたね・・・・女王、メイヴ!!」

 

 

 「おいおいおい!? あいつケルトの女王だろ!? なんで、魔神柱が出てきているんだよ!!」

 

 

 空から降り立つ28本の魔神柱。これを戦士と言い張れるものではないし、メイヴに魔神の伝承はないはず。なら・・・!

 

 

 「魔神柱を戦士として自分の宝具に押し込み、そして魔神柱の力を落とさないように聖杯を用いたエネルギーで強さを落とさないケルト流の魔神柱を生成・・・! とんでもない発想、とんでもない構想!!

 

 

 そこまであの王に、クー・フーリンに尽くしますか・・・女王として、女として。同じ女性として敬意を払うほどですね・・・だけどこの発想がえげつなさ過ぎる! ここまで戦士を醜悪にしちゃうんですか!!?」

 

 

 「ふふふ。あら、意外と話がわかるわね。そうよ。私は恋する女王。そしてクー・フーリンに尽くす可愛い女の子。だからね? 今ここで私の全力をなげうってあなた達を殺し、その上ですべてをものにする! 行きなさい! 兵士たちよ!」

 

 

 「チッ! コンバットフレームバトルシステムフル稼働! エイレンⅥの性能を見せるときだ!」

 

 

 「ここまで来ても結局物量戦かよ! ひどい話だぜ!!」

 

 

 「戦闘準備、始めます!」

 

 

 空を覆うほどの魔神柱と大地を埋め尽くすほどの敵軍の群れ。いやはや、ひりつく展開ですね・・・! 同時に、この方を連れてきてよかったとは言えますが、連携と切り札を切る瞬間は間違えないようにしないと・・・!

 

 

 通信でこれが伝わってくれれば、きっとうまくいくんですがそれまでは耐えの時間です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「セェい!!」

 

 

 「はぁあっ!!」

 

 

 「ぐ、く・・・! ち・・・どうなっているんだコイツラの装備と技は・・・」

 

 

 「やぁっ!」

 

 

 7対1で始まったクー・フーリン討伐戦。ネロの用意した戦場の中で弱体化を食らったというのにそれでもとんでもないパワーとスピードを持って暴れまわるまさしく人の形をした怪獣そのものだ。

 

 

 ただ、インドの大英雄ラーマを単体で軽く殺しかけるほどの実力者というのがわかっていたので俺等は最初から役割を分けることで殺すことを考えていた。ストーム1こと俺、沖田、クー・フーリンの三名のうち沖田はそのずば抜けた剣技と身軽さ。カルデアのクー・フーリンは自分自身のもう一つの姿。槍の構えや技、クセを知り尽くしている利点を活かして横槍を入れてもらう。

 

 

 俺はマスターから借りている敏捷速度増加のアクセサリーを腰のボックスにしまい、移動速度上昇用の補助装備をガン積みした結果普段の機動力を700%増加。敏捷を3ランクとプラスで早くしたその速さと俺と装備とパワードスケルトンの重量を生かしたシールドバッシュとフラッシング・スピアM7Lの槍を単発でマシンガンのように連射する武器で押し込む。

 

 

 「ラーマ様!」

 

 

 「おう! シータ!! はぁあああ!!」

 

 

 そして、シータも英霊の座をラーマと同じになっていた影響でアーチャークラスの英霊。しかもラーマの弓術、技を使えるようで俺のFGZFハンドガトリング二丁持ちと合わせた弾幕を張り、多方向からクー・フーリンを縫い付けている間にラーマが斬りかかる。

 

 

 「ぐっくぅぐ・・・くそっ! っづ!」

 

 

 「余の劇場、余の戦場で見落とすとは不敬であり、致命的であるぞ?」

 

 

 「これで・・・!」

 

 

 「っち! ラアっ!!」

 

 

 復活したうえでシータも一緒溺愛百倍のラーマの剣戟に対応をして傷を負い、押し返せば不意をついてネロの剣戟が鎧を砕く。

 

 

 更にスカサハも一撃を放つがそれを自分の掌で受け止めて貫かれた手のひらで槍を握りぶん投げ、尻尾? それっぽい武装? を用いた三つの武装で俺等を押し返す。

 

 

 ここで終わらずに近くにいたネロを狙うが

 

 

 「させるか!」

 

 

 カルデア側のクー・フーリンがその槍を抑え

 

 

 「フッ!」

 

 

 「オラァ!!」

 

 

 沖田に合わせて俺がシールドバッシュとフラッシング・スピアの突撃して壁になりつつ沖田にその隙間を縫って攻撃をしてもらいつつネロやラーマたちから距離を取らせる。

 

 

 スカサハに穿たれた手のひらの傷もすぐに回復しているけど、それでもこっちの与えるダメージのほうが早い。

 

 

 「くそっ・・・! この連携でも、尚仕留めきれぬか!」

 

 

 「私の・・・ハラダヌの弓からの矢すらも弾くとは・・・! ラーマ様も警戒するのも納得です」

 

 

 「全く一個人で国盗りをできるほどの武力よの。これに加えてメイヴの物量もあればなるほど。二騎でこの大地を物にできると豪語するわけだ」

 

 

 「自分自身と殺し合うってのは不思議な気分だが・・・本当に、これは俺の一側面なのか・・・?」

 

 

 「なるほど。俺自身と師匠に加えてこの数、場も用意した。メイヴもアルジュナも、ベオウルフもいねえ。あの馬鹿が手こずるカルナを仕留めようと思えばこれだ。欲を出したか」

 

 

 それでもこの英霊のメンバーでも一押しが足りない。更に相手のクー・フーリンは自分の必殺の技。ゲイ・ボルグは自分の側面とスカサハという師匠のおかげで阻まれている。

 

 

 だってのに、余裕を崩さない。もしくはこの状況でも嫌に冷めているというべきか? 

 

 

 「なにはともあれこっちは削ることをできているんだ。焦らず、逸らず、仕留めるぞ。たった数人のこの戦場だが、落としちゃいけないってのは確かだしよ」

 

 

 「はい。ここで王を討てば私達も動ける。援軍としていけるわけですからね」

 

 

 沖田の言う通り。そして俺は単騎で一気に行ける機動力がある。ただ、だからこそ油断はいけない。俺の持つ最強の盾。グレート・シールドの使い所も考えなければいけない。あのえげつない極太の朱槍から何が放たれるか。相手の必殺の一撃を防ぐ。時間を作るそのタイミングを見極めないといけない。

 

 

 ケルトの戦士の頂点。インドの大英雄等を従え、退け、仕留めに行けると自信を持つその正体。見極めてやる!




 ストーム1。フェンサースタイルの最速のさらに最速装備に。多分はたから見るとすごい光景。あとクー・フーリンを袋叩きにできているのに油断しないのは強さもだけどシンプルにこのあと敵がなにかするっていう状況も何度も味わってきているので。
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