転生愉悦部の徒然日記   作:零課

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色々思うままに書いていますが、認めて読んでくれる皆様に感謝です。評価もジワリ・・・ジワリと増えてくれるのが嬉しいです。邪道な部分も多い作品ですが、がんばります。


突撃!湖の乙女様

∬月♭日

 

  取り敢えず遭遇した蛮族を退けた後にこの島を離れてヨーロッパに到着。早速認識阻害の魔術を施したローブを羽織り、マーリンは自身専用の礼装を装備。

 

 何せ神秘のない大陸故に幻想種、夢魔と人間のハーフであるマーリンには辛い環境らしく。少しでも軽減するものがなければいけないそうです。私達も魔狼や栗毛に専用の道具を首輪に付けて万全に動けるように。

 

 その後はひたすらに馬を走らせて行程の三分の一あたりで本日の移動は切り上げ、野営の準備に入りました。ふぅ・・・お腹が空いていましたし、栗毛を休ませたかったので有り難いです。早速そこらの川辺で水を汲んで栗毛やハチ、花子にかけてブラッシングを開始。汗も流してスッキリしましょうか。

 

 労いの意味をこめてブラッシングを行い、その間にヤマジ達が薪を集めてくれたので火をおこして晩御飯の準備に。私も鎧を外して中に入れておいた荒縄仕込みのインスタント麦味噌とポテトとベーコンのジャーマンポテト。パンはフワフワのものとクッキーの硬いタイプに蜂蜜を準備。ハチたち専用の燻製肉に栗毛用のサトウダイコンの葉。遠出なので日持ちしつつも美味しいものをチョイスして作る晩御飯に一日の疲れも癒やして貰うことにして食事を開始。

 

 うん、いけますね。香草とポテト、ベーコンの組み合わせはいいですし、パンもまだ酸味が強いですがフワフワのモチモチで蜂蜜をかければその酸味もアクセントになる。味噌の塩気と味は流した汗の塩分補給とお腹に染みる温かさをくれるので嬉しいです。欲を言えば具ももう少し入れたいですね・・・干した人参も持ち込んで入れるべきでしたか? おやつ用にドライフルーツもありますが、合わないですしねえ。

 

 そんなこんなおいしい食事を楽しんでいると、何やら大きな腹の音と、視線を感じたので振り返るとブリテンの皆様がよだれを垂らして私達のご飯に釘付け状態。・・・・・・・もしよろしければ一緒に食べますか?

 

 その言葉に目を輝かせて食事の交流会を開始。なんと言いますか、ひたすらに破竹の勢いでの進軍故に今まで食事に気を掛ける余裕もなかったのか、パンはただ小麦粉を焼いただけ、若しくは硬すぎて石のようなものですし、飲料水も簡素なもので不味い。燻製肉は乾かし方が足りないせいで酸味が付いていて美味しくありません。

 

 ハッキリ言って私が来る前の食文化のレベルのまんま。あの軍の威圧、地力の基盤をよくこれで培えたものです。今のオークニーの軍事携行食ですらこんなものでませんよ。

 

 因みに今の軍事の食料加工はコーウェン将軍が一手に引き受け、私の持つ記憶などを元に様々な物を試しています。美味しく、簡単、食べやすく。昔の食文化や大陸の歴史をさがして今は研究をロット元国王と励んでいるようです。

 

 取り敢えずこの食事にブリテンの皆様は無心で、何かのタガが外れた状態で一心不乱に味噌汁でふやかしたパン、ジャーマンポテトに足した燻製肉を口に放り込んでは・・・・私達の分が無くなりそうですが、何でしょう。この光景になぜか胸を打たれ、止める気にならないんですよね。

 

 それは皆も同じようで、ただただ見つめていました。ただ、流石に明日や明後日の分まで食べられてはいけないので隠しておいてブリテンの皆様が食べ終わるのを待つことに。食べ終わった皆様はふと我に返り、ひたすらにお礼を述べてきました。別にいいですけどね。美味しく食べてくれて、楽しんでくれたのなら重畳ですし。

 

 その後はすっかり打ち解けたブリテンの皆様と少しお話になりましたが、その際にヤマジや古参の銀嶺の方が「これらの食文化の始まりはカナの大将が始めたことで、あんたらにも色々教えてくれるだろう」なんて言い出してしまい、アルトリア様を筆頭に皆様がギラついた視線を私に向けてきました。

 

 ああ、もう・・・言わなくてもいいのに・・・視線がもう「獲物を見つけた肉食獣」「宝の山を見つけた海賊」のそれですよ・・・アルトリア様やベディヴィエール様、ランスロット様は「是非とも我が国の騎士団に」と誘い出す始末。しかもジリジリと周りを包囲し始めるブリテンの騎士まで・・・・・

 今度にしましょう! 今度に! 今は湖の乙女に合うことが先ですから!! 何でこの欧州の地で魔獣でも獣でもなく味方の騎士に眼を光らせて囲まれる事態になるんですか~~~~!!!?

 

 

 

 

(´・ω・`)月(^q^)日

 

 昨晩のブリテン大勧誘会を逃げ出してどうにか睡眠も取れた二日目。移動がてら鳥を数羽投石で撃ち落として晩御飯の準備をして移動中。今晩は焼鳥と野草を入れた味噌汁、鶏ガラも準備できればソバも出しちゃいましょう。

 

 しっかり休ませたお陰で皆様の馬も絶好調。予定よりも早く湖に着きそうなのですが、問題が発生。突然一人の騎士が目の前に立ちはだかり、私達は全員が動きを止められました。

 

 この行動に皆様が危険だとか馬鹿者と罵声を浴びせますが、目の前の騎士は気にすることもなく自己紹介を始めました。名前はペリノア。ある国の王なのですが、武者修行の最中で目についた強者に挑んでは自分を高めているそうで、私達にも目に留まる強者が数名いるために是非とも勝負をして欲しい。とのことだそうです。

 

 ・・・・・・・あれですよねえ。確か、正史でカリバーンを折った方で、円卓にもいませんでしたか? この御方。こうして見ると本当に奔放そうな方です。恐らく40代程ですが、それよりも若く見える姿に快活な雰囲気、身の丈程の大剣を担いで此方を品定めする目も王というよりも生粋の剣客、又はおもちゃを見つけた子供のようですね。

 

 そんな自由人なペリノア様はこの一行の主を聞き、それにアルトリア様とガウェイン様が名乗り出て、これ以上留まる理由もないので決闘はやめてほしいと言いますが、聞く耳を持たずに勝負だと言い出して構えだすペリノア様に対してアルトリア様はランスロット様に決闘を受けるように言い渡してランスロット卿もこれを受けてアロンダイトを抜刀して臨戦態勢。空気が張り詰めて重い静寂が流れ始めました。

 

 何かこう、アレですね。「助さん、格さん、こらしめてやりなさい」ってこういう場面で使うんでしょうねえ。と何故か場違いな感想と前世で見た時代劇の映像が脳内再生され始める。その間にも勝負は進んでおり、やはりと言いますか、ランスロット様が優勢の状況ですが、ペリノア王も彼の苛烈な攻撃に食らいつき、7,8撃に一撃は反撃できている。流石は武者修行を積んでいるだけあり、そう簡単にはやられない。

 

 しかし結局ランスロット様の優勢は終始揺るがずにペリノア王は敗北。流石に未来の円卓最強、最高の騎士と言わしめる彼には敵わなかったということでしょう。

 

 その結果にペリノア王は大爆笑。ここまで強い騎士に会えたことも光栄で嬉しいと言い出し、更にはここにいいる奴らも同じくらい強いのかと聞いたのにガウェイン様が「ここにおられるアーサー王は言わずもがな、私の師である伯母上にヤマジといますよ」と返したので更にペリノア王は爆笑。自分もこの一行に加えて欲しいと言い出してきた。

 

 アルトリア様も困惑していましたが、ペリノア王の勢いとその剣の腕を見込んで参加することを許可。職務はどうしようかとも相談会が始まったので、私は少しこの場を離れて新たに参加する分の食料調達を始めることにしました。これにガウェイン様も参加。ヤマジは一応この話を聞いておくと言うのでその間の警備を任せました。

 

 暫くして野鳥数羽とウサギを3羽、香草や野草を少しばかり、ハチ達は魚も手に入れてきました。これなら昨晩のご飯の分も補給できているでしょうし、僥倖です。

 

 戻ってくる頃にはペリノア王の職務も決まったそうで、職務は顧問監査官。

 

 いやまあ、同盟国に戦力が増えるのは嬉しいですが、今更ながらに思ったことを一つ。貴方の国の職務は大丈夫なんですか? 王ですよね? 適当に誰かに任せる? ああもう・・・・・自由人にも程がある。

 

 しかもこれを聞いたガウェイン様がどうやって国王のまま参加できないかと考え出す始末・・・はぁ、頭が痛いです。下手すればまたあの相談会再びですか。

 

 因みに参加したペリノア王は私達にも勝負を挑んできたので倒しましたが、かなりの剛剣で大変でした。ガウェイン様やガヘリス、ヤマジの力に慣れていなければ受け流すのも一苦労ですよ。勝負の後はガウェイン様とは同じパワーファイター同士気があったのか打ち解け、ヤマジはイイ男とロックオンしていました。

 

 

 

 

❖月~日

 

 大陸に入って3日ほどで漸く湖の乙女様のいる森に到着。多くの人数を入れるのは避けたいというマーリンやランスロット様のお願いにより森の入口に護衛の騎士、魔狼たちは待機。ペリノア王様とヤマジ、ベディヴィエール様をまとめ役にして私達は森の奥深くにある湖に。少しばかり歩いたところで結界に当たり、それをマーリンとランスロット様が解除、そして連絡を取ると私達を拒むこと無く更に奥まで入ることが出来ました。

 

 そこで待ったいたのは美しい湖とその中心に佇む女神を思わせるほどの美しい女性。彼女が湖の乙女なのでしょう。此方に柔らかく微笑んで挨拶を交わした後に、私達を品定めするような目で此方を見やり、クスクスと笑い始める。

 

 ? どこかおかしな点でもあるのでしょうか? まあ、精霊のお方、湖の乙女ともなると様々なことを考えているのでしょうが。取り敢えずその湖の乙女・・・ヴィヴィアン様はランスロット様とマーリンの3名で少し会話をした後に湖の中に沈み、暫くしてから二振りの剣を抱えて戻ってきて、それを一つはアルトリア様、もう一つはガウェイン様に渡しました。

 

 銘は「エクスカリバー」「ガラティーン」共に聖剣のカテゴリーでは最高ランクの武器を渡された二人は感無量というべきでしょうか。その美しくも荘厳な剣に見入っています。ガウェイン様には同盟者であり、信頼できるということも含めて用意してもらったそうです。

 

 そして、私に「折角あの島きっての食文化に貢献した方に来てもらったのだから、何か料理を振る舞ってはもらえないでしょうか?」と聞いてきました。もし満足できるなら私やヤマジ達の武器も見てもらい、強化してもらえるとの事。まあ、そう来ますよねえ。ランスロット様も絶賛していましたし。

 

 調理に取り掛かり、せっかくなのでこの森の香草や木の実も採取して使用。カルボナーラに燻製肉と香草の包み焼き、木苺と蜂蜜のパイ。鶏肉とビートのサラダ。これらを用意しました。さあ、召し上がれ?

 

 これを食べたヴィヴィアン様は絶賛。おかわりを何度も催促し、途中で補給しておいた食料と帰りの食料まで一部無くなりました。その後は互いに小話をしましたが、何でも食材自体は美味で困らないが、基本的に簡単な調理で済ませていたので今回のような細やかな料理はそう口にする機会もなかったそうな。

 

 すっかり気を許してくれたヴィヴィアン様は早速私達の装備の強化も快諾。まずはヤマジ、ダンカン、アンナ様の武器を見て修繕、手入れ、強化してくれました。

 

 ヤマジのハルバードは純粋な強化、とりわけ頑強なものになっており、切れ味も高い、かつ落ちにくい。武器としての性能が跳ね上がっていました。ダンカンの双剣は風をわずかにまとい、魔力を流せば剣のリーチを風で一時的に伸ばせるとか。アンナ様の杖は雷の魔術の増幅機構が強化されて以前の小規模の魔力で大規模の魔術を撒き散らせる魔杖。短剣は竜種との会話を可能にできるものに。ガウェイン、ガヘリス様の太郎太刀はとてつもない頑強さと、攻撃時に相手に接触した瞬間に刀の重さが倍になるという能力が付与。

 

 ぶっちゃけると皆様の武器が中堅ランクの聖剣、その類になっており、それは今までに蓄積された神秘や元の技術の土台、そして今までの防衛の最中で殺してきた相手の血を吸収したゆえに出来たものだそうです。

 

 ややこしいですが、元がいい武器で、神秘や多くの命を狩ってきた経験を昇華したゆえの出来。ということでしょうか? 最後に私の刀を見せて、ドン引きされました。理由は今までに殺してきた魔獣、幻想種、騎士にワイバーンやらとどれほど殺してきたのかわからないほどに色々なものがべったり付いていたとか。

 

 ああ、まだ銀嶺が少ない時期、防衛戦が今よりも強固でない時は三徹で常に領内を駆け回って蛮族やら何やらを殺して回ったり、半年以上も前線に張り付いて魔獣たちと栗毛を休ませている間は縮地で移動して暴れまわり続けたり、色々屍山血河を築いていますからね。最近では単身で蛮族の拠点や集落に乗り込んで全員首切りなんてのもやっていますし。

 

 引きつった笑いで「貴女は何を目指しているの?」とヴィヴィアン様に聞かれましたが、それくらいしないとオークニーの民草や兵士の被害を抑えることが出来なかったから。としか言えないんですよねえ。縮地で距離もどうにか出来ますし、受け入れてくれた国のみなさんが穏やかに過ごせるなら暴れまわりもしますよ。

 

 この答えに納得がいったのか、ヴィヴィアン様は少しだけ待って欲しいと言った後に私の刀と共に湖に沈んで行きました。ご飯をまた食べたいとも言っていましたので、この森の獣も少しばかり頂き、調理の傍らにウノで遊んでいると戻ってきました。

 

 結果から言いますと私の刀全てが聖剣上位端に指をかける位の業物になってしまいました。しかも中には魔剣のようなものまで。それだけ多くの命を狩ったということなのか、それともヴィヴィアン様が気を利かせてくれたのか。最後にアルトリア様に多くの水の精霊の加護を授かり、私も常に身体が清潔なままになる水の加護を貰い、用意しておいた鶏がら出汁のおでんと猪の味噌鍋を皆で頂き、この森で出来るレシピを渡して湖を去りました。

 

 気のいいお方でしたのでまた会えるなら会いたいですが・・・海をまたいでこの距離まで縮地が出来ませんので、簡単には出来ませんね。でも、20年近くも前に諦めた出会いが叶ったのです。それだけでも本当に嬉しいです。

 

 

 

 

(・∀・)月(*´ω`*)日

 

 帰って新たに聖剣、魔剣、魔杖を手に入れた皆様は早速使い心地を試すために訓練に汗を流しています。私の刀も慣らしていくために振るっていますが、凄まじいの一言です。

 

 「陽炎」は所謂死徒や夜、魔による者へかなりの破壊力を誇るものになり、魔を清める力、陽光も出るので夜での探索などでも役立つでしょう。

 

 「深山」は魔力や気を流して地面に刀を奔らせれば局地的な地形操作もできるものらしいです。私はそもそも魔術の素養があまり無いので、こういった武具による操作が確立されるのが有り難い。

 

 「秋水」は純粋な刀としての強化ですが、一番手に馴染み、取り回し、切れ味、どれを取っても非の打ち所のない優等生です。

 

 最後の「桜花」これが所謂魔剣、問題児でした。何せ斬り殺した分だけ切れ味も強さも増す妖刀。しかも私の血をかけたら血に宿る魔力で更に切れ味を一時的に上げるという化物ぶり。

 

 大変強化されたのは嬉しいですが、同時にこれに頼りすぎるのもいけない。出来る限り刀の性能は使わず、練習用の刀での訓練も重ねておかねばいけない。ガウェイン様たちにもこれは口酸っぱく言っており、練習用の重い刀も用意して聖剣を使いこなせるように励んでいます。剣に頼りすぎてはいけない。自身を磨いて刀に相応しく、いやさ上回る程の人物にならねばいけない。私も遅まきながらに技術以外にも肉体を磨くために筋力の増加に重きをおいた訓練を開始。剛剣は苦手ですが、まあ少しは修めておいて損はないでしょう。

 

 それは全員が自覚しているのか訓練用の武器と新たな武器を交互に使った訓練や追い詰められた状況の訓練も余念がなく、今の所天狗になっている人はいないようです。

 

 因みにアンナ様は今回の強化した短剣のおかげで我が部隊のワイバーン「レギア」と「イネンナ」との会話も楽になり、教育も進んでいるようで、むやみと噛み付くことの多かった二頭もすっかり大人しくなり魔獣たちとも打ち解け始めています。因みに食育のためにすり潰した野菜の味噌出汁漬けも喜んで食べています。魔狼や魔猪もそうですが、意外とこうすると本当に野菜も食べるんですねえ。

 

 ブリテンの方は新たに加入したペリノア様(王は付けなくてもいいとの本人のお達しでこう呼びます)の力ににエクスカリバーというアルトリア様にもたらされた聖剣に勢いを取り戻したブリテンの兵、そしてアルトリア様の勢いに誰も抑えることが出来ず、残る諸侯を軒並み平らげていきます。私達の後ろ盾もあり、守りが強化されたせいか以前よりも思い切りの良い戦略も立てて所狭しと暴れては戦果を上げたり、それに惚れ込んだ騎士が加入したり。再び勢いを取り戻すどころか増すばかり。最近、トリスタンなる騎士やパーシヴァルなる騎士も参加して将の数も増えたそうです。

 

 ・・・・・・あれ? 確か、パーシヴァル様ってペリノア様のご子息だったような・・・でも、特にそういう話は聞きませんし・・・私の知るアーサー王伝説とは完全に違う、パラレルかつメダパニ状態ですねえ・・・でも、主要な方々や部員時代に知ることが出来たお方もいますし・・・うん、出来る限り考えないほうで行きましょう。多くの作品を思い出して頭痛になりそうですし。

 

 最近では聖剣を手にしたガウェイン、ガヘリス様はよく前線に出張っては私達と共同戦線を敷いたり、ブリテンに出向いてアルトリア様のいないブリテンを守ったりと凄まじい勢いで戦いの経験を重ねて成長を続けています。私の教えた柔術や受け流しの技術も問題なく使えていますし善き哉善き哉。ただ、政務も頑張ってくださいよ? そこもしっかり出来ているのですから。

 

 ガヘリス様は苦手なので別のお仕事を教えつつ手伝いますがガウェイン様はそこも問題ないですし、アグラヴェイン様も文官の才を完全発揮してからは本当に凄まじい勢いで仕事をこなしていきますからね。本当に才気あふれる王子たちです。補佐役、後進の成長も順調ですし、私達銀嶺も以前ほど忙しくなくなり始めていますからね。

 

 お陰で畑仕事や漁、料理や食材散策、モルガン様たちとのお茶会に時間を裂けますから嬉しい限り。少し前に黒介がトリュフを見つけてくれたり、ハチが太りすぎたガチョウ、天然のフォアグラをくれましたし。モルガン様達に献上しましょうか。ハチたちにもお礼にローストビーフをプレゼント。付き合いも長いですが、魔狼、魔猪は寿命も長いのでしょうか? 全く老いを見せずに成長するばかり。元気ですねえ。

 

 そして・・・この楽しくも忙しい毎日であまり手を付けることが出来なかった問題をヴィヴィアン様から貰った加護で思い出し、只今少し悩んでいます。

 

 その問題は・・・「お風呂に殆ど入れていない」ことです。何せこの時代の風呂はローマのテルマエクラスの馬鹿でかい風呂か大きめなたらい、桶を使っての簡素な行水のどちらか。前者はただでさえ蛮族やら魔獣やら動乱のこの島では貴族も「風呂日」と決めた日にちにしか入れず、その維持費も洒落にならない。後者は貴族も庶民も使いますが、貧しい、薪などの燃料が手に入りにくい地域では基本冷たい水を布に浸して拭くだけ。

 

 私はイグレーヌ様の侍女、またモルガン様の義姉妹(扱い)ということで比較的入れましたし、アンナ様が参加してからは魔術で沸かした湯で体を拭いて誤魔化しましたが、正直もう温かな湯船に頻繁に入りたくてしょうがない。

 

 幾ら清潔なままでいられる加護を貰っても風呂でしか落とせない疲れや汚れもあります。主に心の。

 

 この余裕のある時間を利用して何らかの手段で風呂を作ることを決意。取り敢えず漁師をしていたダンカンに声をかけて相談をすることに。私のわがままですが、衛生問題、病気への対策にも一手を打てるかも知しれないですし、本気で取り組みます。




作品によってはなんとエクスカリバーすらも折った上に二回もアーサー王を下したという王様ペリノアの参戦。これを差し置いて最強と言わしめるランスロットの実力がやばいですね。カリバーンならともかくエクスカリバーですら壊すとは・・・本来は「唸る獣」を追っていたそうですが、これくらい自由人のほうがいいでしょうとこうなりました。自由人の多い作品ですねえ・・・

三国志の時代でも「風呂日」があり、偉い人でも基本はたらいでの行水くらいだったそうです。テルマエを普及させたローマの凄まじさたるや。

円卓のメンバーも揃い始め、ブリテンの快進撃も再開。順風満帆ですが、はてさて、何処まで行けるでしょうか。

そして・・・まさかのUA1万超え!!! しつこいようですが感謝です!!! 何度も言っては言葉が軽くなるかもしれないですが、言わせてください。有難うございます!! 嬉しいです。ここまで評価されて感謝です。失踪はしないよう励みますのでどうかお付き合いください!!

暫くは仕事が忙しく更新が遅れると思います。しばしお待ち下さい。

最後に UA 10572件 しおり 28件 お気に入り 130件 感謝します!!

また次回にお会いしましょう!

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