転生愉悦部の徒然日記   作:零課

142 / 222
 カルデアの方でもコツコツとEDFと銀嶺ワールドのミックスが広まっております。


次への備えに

 「ぜー・・・ぜー・・・ぜは・・・」

 

 

 「元さん。早く早く! まだ走るよ!」

 

 

 「そうだぞ元! 訓練に付いていかなければ意味がない!」

 

 

 華奈さんも完全復活してカルデアにのんびりとした空気が流れる中、僕は元さんとストーム2のみんなと日課のマラソンをしていたけど、元さんは今までそういう運動はしていなかったからすぐにダウン。

 

 

 ストーム2の皆の激が飛び、僕らも少し歩調を緩めるけど走りは止めない。

 

 

 「マシュに藤丸。後輩たちも頑張っている。貴様もマスターとして前線に出る以上今のうちにみっちり鍛えてやる。覚悟しておけ!」

 

 

 「頑張りなさいマスター! 私の同盟者というのなら強い足腰に心肺機能は必須! 走りなさい!」

 

 

 「は、はい・・・! ふ・・・んぐぅー・・・!」

 

 

 ニトクリスさんの叱咤激励に男として気合が入ったのか、ヘロヘロだったフォームが少しまともになってなんとか追いついてくる元さん。

 

 

 「よぉーし! あと3週! その後に武器分解組み立て、そして、藤丸と元に与えるスナイパーライフルの講義と射撃練習を行う。それまで気絶も許さん! 駆け足!」

 

 

 「「「はい!」」」

 

 

 「わははは! 大尉殿も気合入っているなあ」

 

 

 「華奈さんのあんな大立ち回りを見たんだ。燃えないわけがない」

 

 

 「俺達も英霊の端くれとして呼ばれていたんだ。頑張らないとな」

 

 

 そう言って大尉さんたちについて行きつつ走る走る。

 

 

 「次は古代の、神代の環境と聞いています。先輩。新武装の練習。わたしも応援と見学させてくださいね」

 

 

 「うん! 結局ドゥンケルシリーズになりそうだし、無理せずにマシュを守るよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ハッ!」

 

 

 「ま、参りました」

 

 

 わたしが完全復帰して、いちおうフローレンス様に検査をしてもらってからというもの、剣士の皆さんとスカサハ様、につれてこられたクー・フーリン様たちがこぞって私とストーム、アルトリア様に練習試合を挑むことが増えました。

 

 

 今も武蔵様に剣術指南ということで戦い刀を全部ふっとばしてから首筋に刃を当てて両手をあげさせて勝負あり。

 

 

 「んー武蔵様の剣術はやはり剛剣より。居合術も素晴らしいですが、それよりもまず受けの対応をしないとですね。今まで大体20合も撃ち合えば倒せていたでしょう武蔵様」

 

 

 「え? あ、はい。そこそこ腕の立つ剣士ともやり合いましたが、だいたいそれくらいで・・・」

 

 

 「あーならまあ、いわゆる防御への対処がどこか雑になる部分が多いはずです。良いですか武蔵様。空手という武術の考えでもありますが、防御はただ相手の攻撃を受けるだけにあらず。その受けるという行為にも反撃を与えたり、あるいは隙を作るようにも出来ます。

 

 

 ダンカンは常に無数の敵と最前線で切り合っている故にそこの技術も高く私の剣術も一部使えます。少し休憩した後は彼からも学んできなさい」

 

 

 「はいっ! ご指導ありがとうございます華奈さん!」

 

 

 刀を一緒に拾って鞘に収めた後に背筋を伸ばしてきれいなお辞儀でお礼をする武蔵様。いやはや、新しい門下生が来たようでなんだか昔に、ブリテン時代に戻った気分です

 

 

 「ふふふ。武蔵様は筋が良く、才能は私以上のものがあります。もう少し進めば、概念切りの技術も教えましょう。さて・・・次は沖田様ですね?」

 

 

 「はい! あんな熱い戦い。まさしく騎士としての在り方に沖田さんしびれました! 私は侍ですが、色々学ばせてくださいね!」

 

 

 「いえいえ。わたしも沖田様の身軽な動きに、あの三段突きは私とは別の形の剣術の極み。是非、今はいい試合を・・・」

 

 

 次の相手は沖田様。この方はわたしとは別で凄まじい剣術を。しかも病弱の身で覚えてしまっているという明確に私よりもとんでもない天才。概念を捕らえる私と、同じ時間、瞬間に三つの刃を叩き込むという神々も驚く絶技。

 

 

 言ってしまえば初代翁様の技術の一つですしねえこれ。

 

 

 「おい、華奈よ。私との体力も残しておけよ? 私も血が沸き立っているのだ、思う存分やらせてくれねばこの馬鹿弟子に本気でぶつかる」

 

 

 「オレを勝手にサンドバッグ扱いするんじゃねーよ! 頼むぜ華奈! 戦いは好きだが師匠のシゴキは勘弁だ!」

 

 

 「あはは。これはこれは。本気で沖田様とぶつかりつつ余力を残せと。贅沢な注文で。可能な限り応えます。さ・・・行きますよ・・・沖田様」

 

 

 「はい。では・・・」

 

 

 「「参る」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「よーし。次は銃の講義だ! しかし・・・思った以上に生徒が増えたな?」

 

 

 「わたしも使う機会があるかもですし、お気になさらず」

 

 

 「現代の最新の武装。気になるのでな」

 

 

 それぞれの練習が一息つき、藤丸様、元様へのスナイパーライフルの支給と講義、そして解体組み立て、手入れの授業でしたがスカサハ様と私、銀嶺隊のメンバーも揃って集合。

 

 

 大尉様も少し驚いていましたがまあいいかと言うことでホワイトボードに描いた銃の絵と、性能について解説してくれます。

 

 

 「では、説明していこう。今から藤丸、元に渡すスナイパーライフル。ドゥンケルN236R これは狙撃銃ではあるがその速射性能の高さと威力の高さからアサルトライフルとして、そしてスカウトチームなどが愛用する武器だ。

 

 

 装弾数は82発。藤丸の使うM9レイヴンやストーム1、華奈の使うスレイドとは違い貫通することはないが、1秒で約8発の速射に2キロ以上の有効射程。近、中距離でもレーザーサイトがあるのでそれを使えば速射での対応もできるまさに名銃の一つだろう」

 

 

 「スナイパー・・・ライフル?」

 

 

 「ゲームでも対空戦に強いし、ミサイルと違って自分で獲物を選べるのがいいですよね」

 

 

 「スコープにレーザーサイト。うーん。至れり尽くせりにこの装弾数。継戦能力も大変グッド!」

 

 

 ゲームにあった武器を実際に、その世界の住人がこうしてリアルで説明してくれるというのは英霊が多数いるこのカルデアでもやはり楽しい時間。そして元様はまあ、そういう反応になりますよね。突撃銃と言ったほうがまだわかるような性能ですし。

 

 

 もしくはゴルゴ13の使う遠距離狙撃もできるM16か。

 

 

 「ただし! 藤丸の使うレイヴン以上の威力の弾丸をより遠くに発射する威力。その反動と速射性は正直言って、軍人でも制御するのは難しい。

 

 

 君たちが礼装で筋力を強化するとしてもその制御術や扱いに慣れないと味方への誤射や狙撃の失敗につながる。故に、筋力トレーニング。そして射撃練習の時間を増やしつつこれからの訓練メニューを変える。さあ、休憩ついでの講義も終わった。射撃場に行くぞ!」

 

 

 「はい! しかし、指が痙攣しそう」

 

 

 「実際、僕もレイヴンを扱いなれるまでペットボトルを開けるのさえも出来ないほどに消耗しましたよ」

 

 

 ふふふ。まあ、こういうのは慣れてこそ。急いで鍛えていってくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「よく来たわね。華奈。スカサハ。礼装は持ってきてくれたかしら?」

 

 

 「それとジュースにお菓子も。休憩しつつ話を聞きましょう」

 

 

 「元からの頼みと言っていたな。確かニトクリスに関してとか」

 

 

 思う存分射撃練習を途中から参加したアン様とちびノブの皆さんも交えて撃ちまくり硝煙と銃声の雨の中から抜けてきて次に来たのはメディア様の自室兼工房。なんかフィギュアとか、色々増えてきていますがそれでも綺麗で整理がされているのはさすが。

 

 

 元様なりのある考えとニトクリス様の宝具から着想を得た発想を活かせないかということで私のものが必要だったようです。

 

 

 「ええ。私のカルデアの礼装服。まあ、シャツですが。それにあるストーム1専用のクラスチェンジ、もとい兵科チェンジのやつですよね?」

 

 

 「それとスカサハのルーンね。ニトクリスの冥界を映し出すような鏡と、生前での行いから神罰の執行者、復讐者としての側面。あれで『天空の神の化身』としてのファラオ以外にも『冥界神』としての側面を出せないかって言われて。

 

 

 ほら、スカサハ。クー・フーリンもアメリカででてきたあのオルタっていえば良いのかしら? ああいう魔獣の牙、棘を表に出した側面と、ストーム1の兵科チェンジを見てニトクリスにもそういうクラスチェンジが出来ないかって」

 

 

 なるほど。まあ、生前の行いからしてアヴェンジャーやアサシンのようなクラスにもなれそうですし、相手への対応を変えるなどの面でもニトクリスという神代のファラオにして神の化身という本人がルールという自由も聞きやすい存在ゆえの考えですか。

 

 

 後はスカ様のルーン。それも大変多芸かつ効果もすごいですし、ストーム1は本来の特性からできるものですが、それに合わせた礼装をより強固にしてニトクリスにもクラスチェンジをさせてしまう。と。

 

 

 「ふむ・・・確かに霊基をルーンで少しいじくれば出来ないこともない。というか問題なくできる。そして生前の行いで可能性があるのならなおさらにそれは容易い。

 

 

 ただ、それは一度切り替えれば戻せないものにするのか? それともストーム1のように自由に変えていくのか?」

 

 

 そこですよね。ストーム1の場合はゲームの都合一息挟める。そういう余裕がある場所でなら自由に兵科を変えられるけど別側面、別クラスに変えるとなればその負担や魔力の用意も元様にかかる負担そこそこありそうですし。

 

 

 「元からは一度クラスを変えて、その後に戻せるようにする感じのようね。だから例えば今のニトクリスはキャスタークラスだから、そこからアサシンクラスとかに変えてしまうと1~2日ほどはそのクラスのまま戻せない。って感じのようよ」

 

 

 「なるほど。それくらいのクール期間を置くのならまあ、良いのかも? じゃあ、とりあえず後でダ・ヴィンチちゃん、フラム様にも話を通しておくので、まずは二人で草案を作る。そしてあちらと一度草案を突き合わせてから改良をするという感じで行くのはどうでしょう?」

 

 

 「うむ。そのほうが良いだろう。華奈。しばらく礼装を借りていくぞ」

 

 

 「ウチのマスターの我儘と無茶ぶりも驚くけど、まあ創作意欲やチャレンジを気兼ねなくやれる。道具も時間もゆっくりやれるし楽しんでおくわ」

 

 

 彼もニトクリス。王であり神の化身と契約できて。あと多分好いている女性へ助けをしたいという嬉しさと頑張りなんでしょう。

 

 

 三人で少し談笑をしつつ私の礼装のシャツをわたしてから小腹がすいたので食堂へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「うーん・・・やっぱり魚介スープもいけますねえ。銀嶺領印のラーメン久しぶりです」

 

 

 「イギリス産日本人発案ラーメン。行けるいける。はふ・・・んーすいませーん。魚の炊き込みご飯も追加で!」

 

 

 ストーム1、モルガン様、聖剣二刀流のアルトリア様と一緒に食堂で食事。

 

 

 「いやー魚介出汁もですが鶏ガラで調整を取れば。それに小麦、麺の風味もいいですね。七味、胡椒での味変は・・・いや、シソの刻みでも?」

 

 

 「はふ・・・はふぅ・・・んー昔の麦でもこれ。今の私達の畑の小麦を銀嶺領の土壌と、農家のみんなにさせればどれほどになるか・・・ふふふ」

 

 

 「私としては骨と小魚の粉末ふりかけのおにぎりもいいですねえ。うまいうまい♪ でーどうしたんです? 急に四人で話し合おうって言い出して。うふふ。クアトロデートは流石に驚きですよ?」

 

 

 ぬか床につけていた魔剣大根ブレードで出来たたくあんも大変美味しく、魔力がすごいので体に力が貯まるのを実感しつつ改めて呼ばれた内容を聞く。普段なら朝の挨拶がてら食事に誘うのですがメールで直に頼まれるとは思いませんでしたよ。

 

 

 それを聞けば三人とも真面目な顔になっていく。おや、なんでしょう?

 

 

 「いやぁな。三人で話したんだよ。それで、是非そうしようってなったんだけどやっぱりマスターの、華奈の許可をもらいたくて。

 

 

 マスター。オレと同じストームチームにはいって、そして銀嶺隊に俺も入れてくれ」

 

 

 「私もですお姉様。昔は王女という立場で動けないでしたが今は違う。農民ですし、是非銀嶺隊に入れてください」

 

 

 「私もです! 姉上と一緒の部隊に。もう王様ではなく、一人のアルトリアとして!」

 

 

 おぉう。まさかの三人からの入隊願いと私をストーム1のチームに勧誘ですか。うふふふ。一気に来ましたねえ。

 

 

 今の時代に、英霊になって尚新加入が増えるとは。いやはや面白いことは尽きないものです。答えも当然。

 

 

 「もちろんです。改めてお願いしますストーム、モルガン様。アルトリア様。んーじゃあ、ストームは私の部隊。モルガン様はアンナ隊、アルトリア様はクラーク隊に入れていきます。そして、ストーム1の仲間としても入りますが・・・プロフェッサー様にも加入願いはしていますか?」

 

 

 「ああ、当然だ。アイツは俺の相棒の一人。EDFの頭脳だ。頼んだら二つ返事だよ。ふふふ。現代と昔の軍部隊にそれぞれの戦士が、騎士王が来てくれるってすごいことが起きるよな。マスター」

 

 

 「ありがとうございますお姉様! うふふ。ああ、それなら早速鎧の用意と、ああ。夫にも言いにいかないと。ふふふ。武器は・・・ハルバードのようなものが良いでしょうか? 急いで妖精さんにも新調してもらわねば!」

 

 

 「やったー!! 姉上と同じ銀嶺隊に! あの癒やしの最高の場所、戦士たちと一緒に! タナボタチャンともまた会える! 姉上。あの子を私の愛馬に! それとクラーク隊・・・なるほど。支援や助力。ヤマジ隊とは別で私の戦略、戦術で動いていいという感じです?」

 

 

 いやはや、三者三様大喜びで嬉しい限り。そして、ええ。ストーム。これがあるから今のカルデアは面白い。モルガン様はたしかに護身用の武器としてなにか持っていたほうが良いかも。アヴァロンで鍛える妖精たちの作る武器・・・最高ランクの魔槍ができそう。

 

 

 アルトリア様はやはり鋭い。そうなんですよね。モードレッド隊と同じように鋭く強い戦士が一つ余裕を持った視点で動いてくれる方がウチの部隊の機動力の切れも増すというもの。

 

 

 頼もしい三人の武将級。超弩級の英霊たちを招いたようなことが起きましたし嬉しいこと。ふふふ。これはアヴァロンに召喚している私の領地と、領地で休暇を取っている、カルデアで過ごす銀嶺隊にもビッグニュースとして送りましょうか。

 

 

 「じゃ、入隊祝いとしてラーメン替え玉と、チャーシュー大盛りのおまけを私の権限で頼みましょう。エミヤ様! ここの3名にチャーシュー大盛り、替え玉トッピング全部のせ! あとコーラにサイダーも!」

 

 

 「よかろう。本来はないメニューだが特別に用意していこうではないか。そしてそのメニューを乗せる際には三人がその味を知る第一号だ! お上がりよ」

 

 

 三人から太っ腹と囃し立てられたりしつつ、皆でワイワイ話す内にあっという間に時間は過ぎて。麺が伸びきれないように急いで完食して昼食は終了。良い時間でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「おお、待っていたよ華奈くん! この天才エジソンとプロフェッサー君の成果を話す時が来たようだな!」

 

 

 「何を言うポンコツが。私とプロフェッサー殿の成果であろう?」

 

 

 「あ?」

 

 

 「お?」

 

 

 「はいはいふたりとも喧嘩しない。クライアント兼カルデアの最高戦力よ。ごめんなさいね。ふたりとも張り切っていて」

 

 

 「ふたりともすごくいい仕事をしてくれていてね。いやあ、本当に私にとっても貴重な経験になったよ」

 

 

 お昼からはエジソン様、ニコラ様、プロフェッサー様に頼んでいた装備諸々の用意が一段落したということでその報告会。なんですが、まーったく仲良く喧嘩して。まあ、プロフェッサー様とエレナ様の反応を見ればその仕事ぶりは問題なさそうなのでいいですがね。

 

 

 皆で昼下がりのお茶を飲んで平和なひととき。

 

 

 「まあまあ、じゃあまずはエジソン様からお願いします」

 

 

 「ウム! まずは銀嶺隊、エミヤ君、プロフェッサー君、妖精さんたちと協力してMA10Eスレイド、M9レイヴン、SGNーDAT、KFF71Sをそれぞれ500丁、E21ホーネットを100丁づつ英霊向けの武器として製造。テストも既に済んでいる。

 

 

 そして、レンジャーの兵科と合わせた銀嶺隊向けのアーマースーツも3500人分用意しているぞ。これで銀嶺隊はまさしく神代最後の時代のブリテンの銀の牙に現代の最新兵器技術と英霊の強みを併せ持つ部隊となるはずだ! ・・・銃の方はまだ全員に渡すことは出来ていないが、必ず更に用意して見せる」

 

 

 「パーフェクト。さすがですエジソン様。これは後でモルガン様たちに頼んでヴォーティガーン様や知り合いの竜種たちの生活の中で取れた鱗やいろんな素材と報酬を送ります。ふふふ・・・防具も武器も軽く、でも強く。歩兵戦での戦いも強くなるので魔獣たちの行動力や選択肢も増えていく・・・

 

 

 まさしく理想。私の部隊もだいぶ良くなってきましたよ・・・!」

 

 

 エジソン様が来るまではまだ700人分しか用意できなかった武装が一気にこれです。さすが大量生産という技術のノウハウに人手と技術、資材を与えればあっという間にこなしてしまう。最高ですよ。最高の仕事人です。

 

 

 ウチの魔獣部隊には空いた背中の鞍にセントリーガンとか、パワーポスト、ガードポスト、後はリバースシューターとかを乗せてしまっても良いかも。銃声への訓練とそういう改造ができないかも後で発案、相談をしておきましょう。

 

 

 「おお! そうかそうか! いやはや、軍事関連の仕事も面白いものだったし、プロフェッサー君の頭の中の武器の設計図も書き出して保管している。今後はこれを元に改良案を出したりしていくので良ければ華奈くんの部隊からもテスター、アンケート結果をくれると嬉しい」

 

 

 「わかりました。その際は集計とかも手伝うのでエジソン様は気楽に発明や研究などを楽しんでくださいませ。第七特異点を前に間に合ってよかったです」

 

 

 「そうであろうそうであろう! 軍隊に必要な数と高品質な武器。それをこの数用意できるのは私だからこそ!」

 

 

 「チッ。まあいい。次は私とプロフェッサー殿の成果報告と行こう。まず十数人分のフェンサー、ペイルウィングの最新プラズマコア、補助装備、そして最強と思われる最高の装備をそれぞれ10種を10人分用意した。

 

 

 そして、ストーム1,2への最高のプロテクトアーマースーツと、目玉はやはりこれだろうな」

 

 

 「プラネットシリーズの武器にブレイザーの最強装備を用意できた。それ以外にもバスターショットにドゥンケルN236Rなどなど、彼らをより英霊としての高みへ、いや、本来の戦闘装備を用意できた甥って良いだろう」

 

 

 「流石です! これはいい・・・しかもブレイザーは助かりますよ。文字通り火力が違う」

 

 

 こちらも満足の行く内容。いやはや、アサルトライフルや実弾銃以外は本当に量産、用意するのが難しかったのですがそれをこの数用意できるのは素晴らしい。質の方も問題なさそうですし、ブレイザーもいちおう射程距離はスナイパーライフルに劣ったり、手数勝負という意味ではバスターショットなども必要。

 

 

 彼らの不死身の戦歴と経験。これに最強の装備を合わせれば神代の英霊や敵が相手でも戦えるはず。まああっちは異星の侵略者、その神のような存在と未来の母星の怪物たちととんでもない物量に対処しているので大概ですけどね。

 

 

 「ふむふむ・・・ああ、そうですプロフェッサー様、ニコラ様。ダ・ヴィンチちゃんとのあれの用意は?」

 

 

 「既に問題ない。最終調整も済んでいるよ。ジェノサイド砲のリロード時間と弾速も改良が済んでいて、既にストーム1に渡している」

 

 

 「了解です。これで私の備えも漸くもう一つが揃った。安心できました・・・ふぅ・・・」

 

 

 安心して落ち着ける。ウチの部隊の強化に備えも一段落。高高度ミサイルとか、スターダストキャノンもあるのが素晴らしい・・・・・・・

 

 

 「皆様。報酬の2億QPと、ウチの領地で使える貨幣の1億QP分を一人づつ用意しました。使ってください。それと・・・・・・全員何日寝ていないですか?」

 

 

 「「「5日」」」

 

 

 「止めたんだけどね・・・」

 

 

 「報告会終了! 今すぐ寝なさい! 起きたら私の方で料理を用意しますから」

 

 

 報酬を研究室において、急いでワーカーホリックたちをそれぞれのベッドに叩き込んでホットミルクやハーブティーを用意してから寝かしつけました。通りでところどころ目の焦点があっていないはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「やあ華奈君。今日も忙しかったようだね。備品課課長だから今は特異点やアヴァロン以外では仕入先もないってのに。人気者は辛いね☆」

 

 

 「ふふふ。でも楽しいですし明るいのは良いことです。ダ・ヴィンチちゃんも大丈夫で?」

 

 

 ダ・ヴィンチちゃんの方でのんびりと一緒に持ち込んだアップルティーとクッキーで茶をしばきつつゆっくり談話。というわけにもいかず。

 

 

 「ああ、例の仕込みも万全。武装研究の方に関してもプロフェッサー君のお陰で大分楽させてもらっているよ。知恵袋たる、万能の私でも体は一つだ。頭脳労働、作製労働も担ってくれるプロフェッショナルが来てフランスの特異点に行っていたときよりも仕事量は50%軽減。

 

 

 気楽に仕事をさせてもらえて万々歳さ。ロマニの方もナイチンゲールに銀嶺隊の医療チームのおかげで余裕が増えつつあるのと、第七特異点。あれの観測、割り出しもだいぶ早い」

 

 

 「そうですか・・・いよいよ最後の特異点。ゲーティアに挑む前の最後の障害たる特異点」

 

 

 甘く香り豊かなアップルティーを飲みつつ、真剣な表情で互いに見つめ・・・すっごい美人ですねえやっぱりダ・ヴィンチちゃんは。おっとと。まあ、いよいよここまで来ました。

 

 

 「あのゲーティアがあそこまで余裕なのは多分その特異点。西暦よりも前の神代の時代。そこは絶対に突破できない。もしくは突破したとしてもその間にゲーティアの計画が完了する時間を稼げると踏んでいるのだろうさ。

 

 

 今回のエルサレム以上の戦力や何かがいる」

 

 

 「でしょうねえ。今回ですら神代の、神霊級の力を持っていたアルトリアにオジマンディアス様。そして神代のファラオニトクリス様に、大英雄アーラシュ様に藤太様。まさかの大聖者三蔵様に初代翁様。大真面目にそれ以上の何かがいる場所。艱難辛苦が待ち受けていると然るべき。

 

 

 ・・・・・・・・でも、止まりませんし、戦い抜きますし、藤丸様たちも、元様も、マシュも死なせずに勝ちます。私と、ダ・ヴィンチちゃん、ロマニ様。皆で用意した備えと私の最強の相棒ストーム。仲間たちで必ず・・・!」

 

 

 まあ、まずゲーティアがヘラクレスや魔神柱、ロンドンででてきた際には魔神柱8本を瞬殺しても気にもとめない、被害と捉えないのは本人の絶対の自信と、それだけ第七特異点の恐ろしいまでの状態はカルデアに踏破できないと思っているのでしょう。

 

 

 でもここまで来た。止まる気はないし、守備には成長したアルトリアとギフトは外れたとはいえ覚悟の決まった騎士たちもいる。私達の戦力で絶対に戦い抜く。その気持を出せばダ・ヴィンチちゃんがくすくすと微笑む。

 

 

 んえ?

 

 

 「ふふふ。流石だね。どんな状況でも君は怯まない。そして、やり遂げてきた。だからだろうね。安心してしまうよ君の言葉には。銀嶺隊、ストームチーム双方に円卓と嵐の勇者が来たんだ。きっとやり遂げるよ。

 

 

 思わず惚れちゃうほど、美しさは私が少しばかり上だが、かっこよさは私より上だねえ。華奈。さ、おかわりの紅茶とお菓子を用意している。淹れてあげるからカップを出し給え」

 

 

 「おやおや。これはレアな。普段は私達から紅茶やお菓子をねだる立場ですのに」

 

 

 「ふふふ。第六特異点攻略の勇者への私からささやかな労いさ♪ それに、料理のレシピを学んでいたのでね。味見役をしてもらおうじゃないか」

 

 

 「変な薬淹れてないでしょうねー?」

 

 

 「失礼な。私から君へのアプローチだよ。ああ、それとだね。英霊の霊基を強化するために現在の人理焼却野中にカルデアの外を漂うエネルギーや高濃度魔力の塊をかき集めたエネルギーをまとめた物があってね。その名も叡智の業火! これと華奈くんら銀嶺隊が集めていた魔術触媒、素材に使えそうなものを使えば英霊たちの強さを後押しできると思うよ。

 

 

 君にそれを初回サービス。叡智の業火を50個あげるので是非活用したまえ」

 

 

 種火なる面白そうなキンキラの金平糖? みたいなものをもらい、二人でガールズトークをしつつゆったりと計画の確認。そこにロマニ様も混じって三人での久しぶりの時間を過ごしました。ふふふ。こういう余裕は良いものです。




 ~アヴァロン~


モードレッド「おーいケルヌンノス様ー!! 今いいかー!」


ケルヌンノス「シー。今ジャックちゃんとナーサリー、フランちゃんが寝たから」


モードレッド「あ、悪い悪い。いやあさ。華奈先生からケルヌンノス様にお土産だって」


ケルヌンノス「ええ! 私に? いやー今領地からも毎日おいしい捧げ物のご飯もらっているのに、もっとアヴァロンを豊穣で楽しくしないとね」


モードレッド「豊作になりすぎても収穫作業でまたバーヴァン・シーが腰痛めるぞ? 豊穣の祭神っていっても無理せずにだ。ほい。お土産」
(藤太のくれた美味しいお米満載米俵、エジプトの椰子の実蒸留酒、ビール。果実詰め合わせセット)


ケルヌンノス「・・・・・・・あれ? 華奈ちゃんまたローマ攻めたの? 君たちがアヴァロン来る前にしていたよね大規模遠征。その戦利品・・・あ、でも質はこっちがすごく良いなあー」


モードレッド「いんや、エルサレムで並行世界の叔母上にお説教してきた」


ケルヌンノス「・・・??? ま、まあ人理焼却事件だし、こういうことも起きるよね。うん。ありがとう。モードレットちゃん」


モードレッド「おうよ。またなにかお土産手に入れたら送るって言うから期待していてくれよなーアタシも頑張ってくるから!」






 漸く出せます現時点でのEDFでの最強、最優レベルの武器、プラネットシリーズ。あとある意味伝説のジェノサイド砲も改良完成。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。