転生愉悦部の徒然日記   作:零課

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 魔法使いの夜コラボ。楽しみですねえー


小間使い開始

 「お待ち下さい。ギルガメッシュ様」

 

 

 「どうした銀狼。貴様の言葉とはいえ、雑種共を我に認めろというのなら貴様は追い出すぞ」

 

 

 「いいえ。無理に、かつ急にその様な状態を与えれば天狗になって馬鹿をするでしょうし、私のもとで働かせてもそれは人理を修復するためにやってきたマスターにはふさわしくない。

 

 

 ですが、王は知っているでしょう? ここまで来る。第六特異点までの過酷な旅路を」

 

 

 「ふん。そこは認める。貴様らの働きは見事だ。しかし、それはそれよ。ここでは関係のない話であり、何より自ら言葉と意思を持って伝えぬ意志薄弱な輩など言語道断」

 

 

 まあ、でしょうね。元様も藤丸様もやや萎縮していますし。でもまあ、認めるべき部分はあるのと、それと同時にこの英霊たちの顔ぶれ。

 

 

 話せる場所はある。

 

 

 「しかし、今の王はウルクを回すにあたって異邦者であるマーリンにガウェイン様、そしてストーム3,4のメンバーを集めています。それは、それほどのものを対処しないといけない。

 

 

 そのためには時代も場所も違う戦士たちであれど必要なほどの厄災に備えているという証では?」

 

 

 「フン。相変わらず鼻が効く。ああ、そうだ。此度の厄災は我一人が強ければいいというものではない。加えて、その人手も必要なうえで民を守り、国土を守り、国を安定させてメソポタミアすべての力を用いて戦う必要がある。

 

 

 そのために必要な英雄召喚で呼んだのは事実だ」

 

 

 「で、あれば今までのか細い希望を掴み取ってきたこの子達も磨けば王も使い所を見出し、そして今のウルクで働ける場所にあてがえればより民を守りやすくなるでしょう。

 

 

 丁稚奉公。小間使い。下働きで始めさせ、その成果は私や銀嶺隊、ガウェイン様、ストーム2以外の皆様によるものではない。確かな彼らの成果として貴方の目に通していける機会だけでもお与えくだされば。

 

 

 王のもとではなく、王の庇護する民の手伝いとして、その上でウルクを守り、可能性を見せるというのはどうでしょう」

 

 

 私の話にギルガメッシュ王も顎に手を当ててしばらく考え込んだ後にふぅと息を吐いてこちらを睨む。

 

 

 「ああ、よかろう。それならこのウルクでの滞在も許す。なによりそこの小娘も大地の声を聞いていないであろう。来たるべき時が来るまでせいぜい働き倒せば良い。

 

 

 銀狼。貴様の上奏を受け入れよう。そして、祭祀長! こやつらの待遇は一任する! 手間だろうが面倒を見てやれ!」

 

 

 そう言ってこれ以上は絶対に話さんぞ。ということで私達はジグラットから追い出され、私とストームは練兵所、兵長達がいる場所への地図と王の印鑑がされた許可証を渡されました。

 

 

 なるほどここでやれと。あと銀嶺隊を召喚するにしても広い場所じゃないと大変ですしねえ。・・・・・・一応役場でメンバー全員の登録手続きをしないといけないですかねえ??

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・なんとかウルクでの滞在は許されましたが、ほとんどお母さんとギルガメッシュ王による対談がほとんどでしたね・・・これからどうしましょうか。マスター」

 

 

 「あれが英雄王。オジマンディアス様に匹敵するほどの威厳。威光。わたしもファラオだと言うのに何もいえないまま・・・」

 

 

 「とりあえず、ストーム2のみんなが集めてくれていた資材を換金する他ないのかなあ」

 

 

 やれやれ。皆さん気落ちせずとも。大真面目にギルガメッシュ王は破格すぎる対応を持って歓迎しているといいますのに。

 

 

 そばにいるシドゥリ様がその証拠。

 

 

 「ご心配なく。当面の間皆様の生活はわたしが保証します。申し遅れました。私はシドゥリ。王の補佐官であり、祭祀場を取りまとめているものです」

 

 

 「よろしくお願いしますシドゥリさん」

 

 

 「よろしくお願いします。そして私達にそこまでしていただいて感謝します」

 

 

 「いえいえ。王は貴方達を不要と言いましたが、無意味、無価値とは言いませんでした。だからこそ銀狼殿の言葉を受け入れたのです。ですので皆様が仕事をこなし、功績を上げていく事で認めてもらうことこそが近道かと」

 

 

 本気で要らない場合無駄な時間を使わせたとその場で殺していたでしょうしねえ。それができる力量もありますし。

 

 

 だから自分に謁見するのならそれなりに理由と功績をもってこい。ということです。

 

 

 「功績を上げる・・・そうなると、やはり魔獣戦線で魔獣の退治になるでしょうか?」

 

 

 「いいえ、それは軍人の仕事であり、今しがたそれも銀狼・・・たしか、華奈さんと呼ばれていましたよね? が入ったのでしばらくはそれもないでしょう。なので、このウルク市内の市民の皆様の仕事を見ていただきたい。王はそれを望んでいると思うのです。

 

 

 まあ、華奈さんが言っていたような小間使い。何でも屋というわけです。では、皆様が過ごす宿舎にご案内します」

 

 

 「お願いします。では、私の方は兵舎に向かい、それと手続きの方をしておきます。今から一気に人材と獣の手を増やすので」

 

 

 ひとまず私の方は割り当てられた仕事があるので早速それをこなすための準備と市民登録も兼ねてマシュ様たちとは別行動。ストームチーム全員で向かいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「さて・・・この広場なら良いでしょう。来い、銀嶺隊!」

 

 

 「おぉー・・・これがアーサー王が全幅を寄せた銀の牙。銀嶺隊」

 

 

 「まさしく壮観だなあ」

 

 

 練兵場の広場、運動場で私の銀嶺隊を3000騎ほど呼び出し、兵士長に宝具というもので召喚した。ギルガメッシュ王に聞けばわかるので、とりあえずメンバーを市民登録させてほしいと頼んでから五什長以上のメンバーは粘土板を借りてきて早速割り振りを開始。

 

 

 「えー皆さん。まず今現在私達の方にある最新の銃火器は2500丁ほど。今いる銀嶺隊、ちびノブ部隊、あれ・・・妖精さん? んー・・・ま、まあそれらを合わせるととてもではありませんが武器はまだ回せません。

 

 

 さらに、今回は籠城戦なので騎乗戦、私達の機動力を活かす戦いにならないので魔獣の皆さんは基本動けないでしょう」

 

 

 そう。今回は守備、しかも城塞の守りを維持するので基本騎馬で戦うことは出来ない。

 

 

 「ですが、この練兵所や物資備蓄庫と城塞、その戦場への物資運搬。負傷者の輸送。畑の濃厚に泥の採掘。燃料の確保。そしてアヴァロンでの私の領地からも薪などの支援物資を送るなどでむしろ貴方達魔獣の機動力と輸送量は大助かりになります。

 

 

 今回はかつてない規模で行われる防衛戦。敵の質も凄まじく、EDFの最新武装出会っても油断せずにぶつかります。いいですね!」

 

 

 私の声に狼に馬に猪に戦士たちも気合の声を上げてくれる。よし。これなら行ける。

 

 

 「では早速ですがまず人間の兵士の方は2500を大体6つに分けて常に1部隊以上は休暇が回せるようにしておき、更に残りの500は魔獣の皆さんと一緒に輸送、運搬任務にあたってもらいます。

 

 

 そして、妖精さんは平時はウルクの市内を歩いていいですが市街地はダメ。危険なので。で、私や栗毛、ハチと一緒になにか頼み事をする際は声をかけるので。いいですね?」

 

 

 (・ヮ・)「「「「「わかったですー」」」」」

 

 

 とりあえずこれで物資運搬と農業効率は落とさずに済むし兵士の方もいくらか呼び戦力が出来たとして・・・

 

 

 「すいません。プロフェッサー様。通信は可能ですか?」

 

 

 『もちろん可能だ。そして、話は装備の件だね?』

 

 

 通信を繋げばプロフェッサー様の方も理解してくれているようで早速送ってきてくれるウィングダイバー、フェンサーの専用最強格の装備、盾、プラズマコア、補助装備などなどをストーム3、4の分。前にニコラ様と一緒に用意させておいた甲斐があります。

 

 

 「ほぉ。ストームチームマークのグレートシールドに、最強のブラストホール・スピアにスパインドライバー。ミサイルにデクスター自動散弾銃。ブースターとよりどりみどりだ」

 

 

 「これだけの装備・・・そしてこの声、先進科学技術部の主任ですか。まさか装備を大幅に強化、更新ができるとは。感謝する」

 

 

 よしよし。もしここで出会えなくてもそれはそれで量産しているパワードスケルトンをうちの部隊にも着けさせるのを考えていましたし、精鋭たちをより更に強化できるようになったのは嬉しいです。

 

 

 ストーム3もミサイルや散弾銃で遠距離支援もできるようになりますし、上空からキャノンショットやプラネットシリーズの武器をぶち込んでも良い。で、ストーム4もスターダスト・キャノンやガイストなどの兵器に最新鋭のコア。

 

 

 可能な限りのバックアップは出来たでしょう。

 

 

 「ありがとうございます。精鋭たちによりさらなる装備更新。アーマーの強化もできて、ますますこれからの戦いも行けるでしょう」

 

 

 『いやいや、わたしも晴れてストームチームの一人だ。戦友。相棒の助けになれて嬉しいよ』

 

 

 「ほう。主任殿もストームチームか。なら、戦友からの差し入れ。感謝する」

 

 

 「これでより戦える。ふふふ。さあ、行こうか」

 

 

 「よぉし! 俺達ストームチームで戦い抜くぞ! まずは城壁にいる戦友たちと戦いに行こう!」

 

 

 「私はストームと一緒に行きます。銀嶺隊はストーム2,3,4について言って支援。その後にガウェイン様たちの支援射撃を。ちびノブたちは城壁から援護狙撃。負傷兵にはリバースシューターを打ち込みつつ魔獣と負傷兵を引き離してください。

 

 

 では、行動開始!」

 

 

 「「「「おう!」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「あははははは! いやーそれでまあ、無事に今日は死傷者はゼロ。なんとかなったので良かったですよ」

 

 

 「日中が私のフルパワーを出せるので夜は休みで良かったです。こうして先生といっしょに麦酒を飲めるなんて夢のようです!」

 

 

 「なんて旨い酒だ・・・! ふぅー・・・戦闘後にこれが飲めるのは・・・いいな・・・!」

 

 

 「うーん。羊肉もうまい! 特に調味料もなくこれ・・・は。つまりマスターの調理技術を使えば!?」

 

 

 (・ヮ・)「さとうがしうまうま」

 

 

 (・ヮ・)「かじつみずもおいしーですー」

 

 

 「うふふ。皆さんお疲れ様です。私達も無事に拠点ができましたし、明日からは私達もみなさんが戦っている場所に行けるようにがんばりますね!」

 

 

 「いやはや、まさかガウェイン殿の師匠にその軍隊が来てくれる。この戦いの中にこの援軍が来るとはまさしく万人力! このレオニダス感動して思わず槍が振るい過ぎて筋肉が熱くなりましたとも!」

 

 

 戦闘任務が終わり交代の時間。マシュたちの住まいで皆で酒と肉とパンと水で乾杯。私とストームチーム、ガウェイン様は兵舎の近くの建物に住まいをもらいましたがここでの時間も良いものです。

 

 

 そこに今日知り合ったスパルタの王レオニダス様。そして武蔵坊弁慶様に牛若丸様。誰も彼もが有名な英霊たち。この戦士にガウェイン様、ストーム3,4の皆さんで戦い、兵士たちの将となって暴れていたゆえに持ちこたえていたのも、あのとんでもない守備陣系と対応術も納得。

 

 

 「ふふふ。レオニダスの言う通り。ガウェイン殿という屈強な盾であり敵を焼き尽くす灼熱の大剣。それを鍛え上げた師匠である華奈殿に銀嶺隊、後ちびノブ? に妖精さんという不思議な存在も来ましたが・・・まあ、座敷わらしのようなものでしょう。

 

 

 しかし、出来れば是非今度華奈殿の料理を味わいたい次第・・・ひたすらに美味いとガウェイン殿が称賛していましたので」

 

 

 「いやはや。全くですなあ。我ら戦場に生きる武人ですがそれは日々の癒やしがあってこそ。狼を従える女傑。彼らの胃袋を掴んだ美味。このウルクの食材でどれほどに・・・」

 

 

 「おい。生臭な発言は控えろよ? その首が飛んでも知らないからな」

 

 

 「しかしですねえ。私はウルクの兵士たちの意識改善も是非してもらいたい。死ぬまで戦っては敵を追い返せない。若い命が散っていくだけ。『勝つまで負けない!』が拠点防衛の心得だと思うのですよ私は! うぃ~・・・あふ・・・あ、お肉とお水もう一杯!」

 

 

 「知り合いのジャック将軍も似たようなことを言っていましたねえ。うふふ。はい。酔い冷ましの果汁いりお水と鶏肉の香辛料焼き。お待ちどう♪」

 

 

 「私の実家の野菜の蒸し焼きに塩を降ったものもどうぞ。そのままでも甘いですし、肉汁につけて食べてもいいでしょう」

 

 

 即席でその場にあった食材を調理してどんちゃん騒ぎの宴。なんやかんや元気な皆さまも疲労が溜まっているでしょうし、疲労回復の魔術礼装で回復も適宜かけて置きつつ一息。

 

 

 「しかし、魔獣。女神の子どもとはいっていましたが彼らも生物。夜の方は休眠や動きが鈍るのですねえ」

 

 

 「ああ、だから守りは最低限残すが城門裏の予備隊と城壁からの射撃で時間を稼ぐことができやすい分戦力は温存しやすかった」

 

 

 「加えて我々の装備はプラズマ、レーザー兵装が多い。闇夜の中では魔獣たちにとっては目を潰すような閃光であり、友軍には魔獣の規模を見せる照明弾となる」

 

 

 「なるほど・・・ああ、それと牛若丸様。私の軍を預けるのもですが、ある程度自由にしていいというのは本当ですか?」

 

 

 麦酒を飲み、野菜を食べつつ今日の戦闘終了後の帰り道の中、牛若丸様からの提案。私の軍を指揮を預かる代わりにしばらくはこのウルクで藤丸様たちと一緒に仕事をしてもいいという内容。

 

 

 一応わたしも武人ですし、座から直接来ているので大丈夫だと思いましたが。

 

 

 「いいのですよ。藤丸殿、マシュ殿、元殿。貴方達は遠き場所からこの厄災あふれる土地に訪れたマスターと戦士たち。その意気を買わずして何が英霊か。それに、華奈殿はこのウルクへ訪れること、英雄王を尊敬していると聞いています。

 

 

 ならばせっかくですし今から戦う土地のことを知り、肌で感じてもらうのが良いでしょう。知らぬものを守るよりも知るもののために戦うほうが士気も高くなるというもの。加えて『銀狼は物資調達や兵站任務、現場の仕事は任せても良い』と王からも言付かっているので。それを終えて改めて戦場で共に戦いましょう」

 

 

 ありがたい心遣いです・・・それに甘えて早速ウチの部隊の休暇の方たちも可能ならウルクを楽しみなさいと言っておきましょうかあ。

 

 

 「では、そうですね。後方にも少しであれば魔獣が現れるかも知れませんし、そこも警戒しつつ好きにさせてもらいます。・・・あのエルキドゥを騙る存在の方も気になりますしね」

 

 

 「貴方がたも出会ったのですね。あのエルキドゥと名乗るものに」

 

 

 「はい。私はよく知りませんが、あの戦闘力はまさしく神々の生み出した兵器と言っていいほど。最強の一角に名前負けしない・・・でも、あの方は昔にお亡くなりになったのですよね?」

 

 

 「・・・ええ。確かに王が最後を看取り、その肉体は冥界に埋葬されました」

 

 

 「ですか・・・失礼しました。では、次に当たるときは容赦なく私達も今度は倒します。それに、私とマスターなら、きっとその真偽もわかるはずです」

 

 

 頭を下げた後に麦酒を飲んで皆でいろいろと語らいつつ夜は更けて、二日酔いにならないように水をたくさん飲んで解散。

 

 

 さあ、明日から楽しいウルク散策しつつの仕事です!




 改めて日本英霊、ウルク、ギリシャ、南米と色んなところのメンバーが戦っていたとはすごいですよねえバビロニア。


 そして茨木、天草、風魔の代わりにガウェイン、ストーム3(元グリムリーパー)ストーム4(元スプリガン)が参加しています。不意打ち奇襲、濃霧、砂嵐、街がアラネアの糸によってジャングル状態。空も大地も敵だらけでテレポーションシップやアンカーを壊さない限り無限湧きする敵の中で生き残った怪物なので元気に全員生きています。
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