転生愉悦部の徒然日記   作:零課

149 / 222
 魔獣戦線にいざ鎌倉。


 ~ドリフコントから翌朝~


 華奈「あ、ストームと、ストーム2の皆さん。今日はこれでカチコミしましょう」


 ストーム「おお、あれだな。了解!」


 ストーム2「ふむ。まあ、こういう装備も大事だ」


 華奈「ではこれこれとを用意してと・・・あ、ちびノブのみなさんも今日はこれ使っていいですよ?」(グラントMTZを20、E21ホーネットを30丁渡す)


 ちびノブたち「「「ノブノブー!!」」」(嬉しそうに受け取って城壁にかけていく)


ウルク大運動会

 ~BGM 有馬記念のファンファーレ、以下、運動会メドレー~

 

 

 魔獣戦線バビロニア。そこは常に魔獣たちの群れが襲い来る悪夢のような光景。

 

 

 「魔獣だー!」

 

 

 見渡す限りが敵敵、敵。でも、それはEDFにとってはいつものこと。ストーム1にとってもいつものこと。

 

 

 と、言うわけで。

 

 

 「そしてぇ!」

 

 

 「「玉入れの時間だぁアアアああああああ!!!」」

 

 

 思い切り攻撃をしながらハジケルしかないですよねえ!!? ヘッドホンと装着済みのミニマイクと録音、録画昨日も用意してバッチリです。

 

 

 「さぁ、始まりました人類の存亡をかけた玉入れ合戦! 赤組が多く我らが青組の壁に到達するか、はたまた青組、我らがストームチームの玉入れがまさるかのまさに激しい国家規模の大運動会! 実況は私現在もプラネット・スーパーカノンで援護射撃をしております銀嶺隊隊長船坂 華奈と!!」

 

 

 「声がいいということで採用されました。同じくプラネット・スーパーカノンで射撃支援をしています銀嶺隊所属ヤマジ隊250人将のゲンイチロウです」

 

 

 「赤組は文字通り赤い波となって青組に襲いかかり壁を目指しますがそこは青組代表ストーム1が見事対応。戦闘に出て赤い津波に向かってかんしゃく玉を投擲。先頭集団から次々ひき肉になっていく。われわれEDFを愛するもの、戦士、レンジャーであるのならおなじみの光景。

 

 

 その桁違いの肩から生み出される投擲と広がる無数のかんしゃく玉が広範囲を爆撃。その爆撃にふっとばされた魔獣たちが動けない間に地面も空も問わずに次の爆発で吹っ飛んで動きを封じられる完全無欠のコンボ。かんしゃく玉張り手です!」

 

 

 眼の前ではストームが逆茂木の前に出て魔獣たちにかんしゃく玉を投擲。500m先まで有に届くそのかんしゃく玉の爆破範囲はプロフェッサー様によって改良をされて千一号弾の火力と弾数をぶん投げられるように。

 

 

 「これは的確なコンボです。魔獣たちの群れは近接武器がなくストーム1は投げるということで程よい距離を保っているままあの爆撃の嵐。一つ一つがスナイパーライフルに近しい威力の爆弾の雨。これはまさしく歩く爆撃機と言ったところでしょうか」

 

 

 「ストーム1投げる! 当たる! その間にもう一発投げる! どんなに魔獣の数が多かろうが硬かろうがこれで死ぬってわけですね! これが人間でなくてよかったですね。人だったらただの殺戮ショーです!」

 

 

 「どっちにしろ目の前で爆炎と血しぶき肉塊飛び散るまさしく大戦争」

 

 

 「さあそんな恥知らずな魔獣たちの波を超えたと思えば次から次へとやってきます魔獣たち。この魔獣たちはどこからくるのか。魔獣の女神が畑になって取れるというのか、生み出しているとしてもこの規模は凄まじい。赤組はまだまだ諦めない様子。物量作戦による青組のいるゴール目掛けて前進だ!

 

 

 しかしそんな魔獣にも怯まずストーム1かんしゃく玉を投げる投げる! その爆撃範囲はまさしく巨人の一撃。愛のかんしゃく玉張り手でふっとばすその様は小さな巨人。ガリバーのビンタが魔獣に響いていく。

 

 

 目に憎悪を宿る魔獣の愛を求める叫びかはたまた愛を知らない故か! そんな悲しき魔獣たちにストーム1かんしゃく玉を投げて殺すことで愛を送ります。死ぬことによって憎悪から開放されるまさしく小さな巨人による愛の張り手による救済! これぞ権能。これぞ肩力! いまEDFの英雄がこの絶対魔獣戦線バビロニアで唸る肩で愛の救済殺戮劇神話を生み出しています!」

 

 

 「そんな物騒なことして・・・いやしているけどなあ!」

 

 

 ストームのナイスツッコミも無事に入り戦闘もまた一つ先に。壁の前についていた魔獣は軒並み吹っ飛んだので奥から更にやってくる魔獣たち。血の匂いを嗅いで興奮気味でますます元気一杯です。

 

 

 

 「敵の魔獣たちはその巨体によって突撃しつつ炎を吐く竜にその鋭い角と毒針を持って襲い来るトカゲ、そして大きな顎に生える牙で襲うライオンみたいな奴らと多種多様。その魔獣の群れが猪突猛進、お前を倒してゴールに向かうと更に勢いが良い。

 

 

 かんしゃく玉の爆発と肩力が勝つか物量が勝つかのまさに真っ向勝負! 小細工抜きの時間無制限一本勝負が幕を開けました! さあストーム1更に肩を唸らせてかんしゃく玉を投げる。筋肉のねぎとろじみた大回転。機関車の如きピストン運動で敵をひき肉に変えていきます!」

 

 

 「これはいい動き。良い回転です。来年のドラフト会議でもEDF代表チームとして野球界を賑わせるでしょう」

 

 

 「さあ敵はまさしく動く魔獣の波。動く山脈。ケモケモ山脈だ。互いに射程圏内にはいっての爆撃祭り。ストーム1選手投げる投げる! その物量の接近早いぞ!」

 

 

 おお、敵の方も更に勢いよく、更に突っ込んでくる方角も増えたためにストーム1に近づきますが。直前で爆発と弾丸の雨がそれをカット。

 

 

 「ここでストーム2、青組の大尉チームと城壁よりE21ホーネット、グラントMTZで支援射撃をしているちびノブたちの援護です! 近中距離では無類の強さを誇るアサルトライフルMA10Eスレイドも合わせてまさしくそのカットは神業! 赤組のストーム1包囲網に穴を開けました!

 

 

 かんしゃく玉はその爆破範囲一つ一つは小さいので誤爆の危険性は少ないですが過度な接近はご法度。お触り禁止のマナーを守りつつ玉入れを頑張ってほしいです! ああっとこれも危ない! 敵の猛襲止まらない! 右を見て、左を見て人間に襲い掛かれ! 自動車教習所ならぬ人間強襲所を卒業したドライバーの魔獣たちが教えを守って群れをなす! これはストームチーム危ないか! 頑張れストームチーム! 負けるな赤組!」

 

 

 「「「「「いや敵を応援するな!!」」」」」

 

 

 「ナイスツッコミいただきました」

 

 

 うふふふ。皆様のりがいいので兵士のみなさんも気合が入っていきますねえ。ええ。ええ。これでこそウルクです!

 

 

 あ、ツッコミをしている間にストームが噛まれた。

 

 

 「おおっとストーム1選手! ライオンのような魔獣に噛まれた! がっぷり四つ! 首相撲のままスレイドで応戦します! 吹っ飛んだぁああああ! 着地します! そして再びかんしゃく玉で応戦開始! 地図を塗り替えるごとき魔獣の波に向かって気合の一投! ああっと、これもまた噛みつかれた! 赤と黒の正面衝突! 漫画のような交通事故!! ストーム1のかんしゃく玉闘争本能が鈍った隙を赤組見逃しません!!

 

 

 しかしここでストーム2のかんしゃく玉がストーム1ごと魔獣を吹っ飛ばす! そしてここでかんしゃく玉の戦士が5人揃いました! さあ、地球防衛戦隊ゴレンジャイの勢揃い! ここからショータイム、ここからが本当の地球防衛の始まりです!」

 

 

 「それぞれが一方方向にバラバラにかんしゃく玉を投げていたのが5人でカバーしつつ前に出ていくのでそれに魔獣たちも追いかけるので城壁から引き離しつつのこの爆破の雨。これは効果的ではないでしょうか」

 

 

 「止まらない止まらない! ゴレンジャイのかんしゃく玉張り手とその進撃はまさしく破壊力抜群のブルドーザー! 敵の波を雪のように吹っ飛ばす除雪車のごとく! 大事に爆炎と黒煙が渦巻いて太陽のもとでおこなられる整地作業! 害獣駆除! 私達もプラネット・スーパーカノンを絶えず射っていますがその威力はものが違う。範囲が違う!

 

 

 敵がこちらの作った陣地を埋めるか爆発の波があちらの陣地を脅かすかの勝負はまさしく未来の時代でときめく娯楽。大人気ゲームスプラト◯ーンをこの神代の時代で再現してしまうのか! お前の血と俺の爆炎でナワバリバトルだ! なんて物騒な! これが神代の塗りあい勝負、地と泥と肉片と炎渦巻く熱い命がけのバトル! 青組が背を向ければ赤い津波が襲い、赤組がひるめば赤い爆炎、レッドサイクロンが吹っ飛ばす!

 

 

 さあこの半年以上もの間この場所を埋めていた魔獣たちの数も数が数えられるほどに! かんしゃく玉の攻撃力はまさしく隕石! それが5人揃えばまさしく流星群! 止まらない止まらない! その戦いに終止符の楔を撃てストームチーム!」

 

 

 「敵の流れが途切れています。これは魔獣の女神、一度戦力の投入を断念して補給と備えに行くのでしょうか。ストームチームと我らウルクの駆除能力が上回りつつあります」

 

 

 ふむ。ゲンイチロウの言うように確かに敵の波が途切れ、こちらの見える場所にとどまっている。今日はここまで。でしょうか?

 

 

 そうなればこちらのワンサイドゲーム。どんどん敵の波も減り、消滅していき包囲殲滅に。

 

 

 「さぁ、最後の敵の一匹へ全員の集中砲火を持ってのオーバーキルで見事に勝利! 絶対魔獣戦線バビロニア! 今日も青組による見事な防衛、見事な玉入れを終えました! 我らがウルク軍の勝利です!

 

 

 では、続きまして次のプログラムは勝鬨と軍歌の合唱になります。実況は銀嶺隊隊長船坂 華奈と」

 

 

 「銀嶺隊所属、ヤマジ隊250人将ゲンイチロウでお送りしました。皆様ごきげんよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・ということで、これが戦況報告の映像記録と粘土板です」

 

 

 「フハハハハハハハハハハハハハハハハハ!! っははははははははははは!!! あの魔獣の群れを運動会のプログラム感覚で仕留めるでないわ! 全く持って現時点では比類なき功績であるぞ銀狼に嵐の勇者よ!」

 

 

 「いやーお陰で肩が熱くて。アイシング中で申し訳ない」

 

 

 「ふっ・・・くく・・・い、いえ・・・私には文字通りウルクの英雄として、そして三女神同盟にも大きな痛手とは思います」

 

 

 無事に戦闘も終わり、あのエルキドゥのそっくりさん? と魔獣の女神も動いてくることはなく戦況報告に行けばお二人揃って大爆笑。いやー頑張った甲斐がありますね。

 

 

 ロマニ様の報告と探知いわくあれがまだまだ10倍以上備えていて、数も増えているようですがそれでもこの猛攻の成果はあったようで。

 

 

 「ふん・・・しかし、この一日の猛攻、負傷者もなく乗り切ったのは大きい。その1日分の猶予で生まれた兵力を回せる。が、同時に魔獣の女神とその子は襲い来るだろう。銀狼。無闇矢鱈と煽ったのはそれも見越してか?」

 

 

 「ええ。私でも出る杭、戦場で目立つ、危険な存在は優先して討つ。動くでしょうし、明日にはわたしも前に出ます。銀嶺帯の方も1000名を出そうかと」

 

 

 ただしまあ、当然この被害は女神がすぐに埋め合わせるように誕生させたとしても城壁を突破できないとわかればその存在を叩くべきと腰を上げるはず。

 

 

 そこで倒せずとも、打撃を与えて三女神同盟で一番活発な戦力を鈍らせることが出来ればこっちが前に出ることができる。女神の陣営に打って出て対処に動けるとかんがえている。それはギルガメッシュ様も考えているようで。

 

 

 「・・・ふむ・・・ガウェイン、ストーム3、ストーム4もいれば問題ないか?」

 

 

 「そこにストーム、ストーム2。つまりはストームチームと、私とガウェイン様のコンビでなら」

 

 

 「よかろう! ならばいますぐにでも城壁側に向かい魔獣の女神及びその子等に備える意味でも待機しつつ休憩せよ!」

 

 

 「ハッ!」

 

 

 「イェッサー!」

 

 

 とりあえず、決定打になるかは不明ですが、今夜か明日にでも大きな動きを起こせるであろう戦いが出来そうです。何方かだけでも手傷を与えれば、はてさて・・・どう動く?




 EDFシリーズで人理修復をするのなら運動会、もといかんしゃく玉回は必須だよなあ!? ってことでようやくできました。いやー書いていてかんがえたりしましたが楽しかった。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。