転生愉悦部の徒然日記   作:零課

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 この人のギャグ適性の高さは本当に面白い。夏イベでまたはっちゃけてくれないかなあ。


りゅーたん

 「んふぅあ・・・朝・・・ね・・・あー変な時間に寝たの久しぶりだからまだぼっとするわ」

 

 

 「でも、無事に巴御前を眠らせてあげてよかったね」

 

 

 「本当に。本来はもっと優しい人のはずだっただろうから」

 

 

 「そうね。そこは良かったかも」

 

 

 巴御前を英霊剣豪の宿業から解き放ち、そこから少しでもと眠ればあっという間におひさまは高い場所に登りそう。いやー少し寝すぎたのかな?

 

 

 「おやおやみなさん。もう日が高いと言うのにのんびりしたものです。ささ、食事は用意しておきましたし、食べたら外に出るとよろしいでしょう。なにやら外が賑わっているようですよ」

 

 

 「みなさんおはようございます。昨晩の大手柄、お見事でした。僕は参戦できずに申し訳ありませんでしたが・・・もう回復しましたし、次こそは勝利を掴んでみせます」

 

 

 おたまさんの声と同時に入ってくるご飯と、すっかり元気になった小太郎くん。いやあ。嬉しい限りだし、外が賑やか?

 

 

 「先輩。確かに外の方では人だかりができています。祭り。というわけではなさそうですね」

 

 

 「おう。なにやら江戸の方から侍たちが来るということでそれを一目見ようと皆集まっているようだな。侍衆まで連れての行列ということで賑わっておったぞ」

 

 

 「おそらく怪異の騒ぎを聞きつけて警護にでも来たんだろうさ。将軍家の血筋が収める地域でそういう騒ぎをほっておくわけにもいかんという具合じゃろ。ま、見てくるといい。儂はここでゆっくりしておるよ」

 

 

 既に情報収集を終えていた胤瞬さんと村正さんの話を聞いてなるほどと納得。そして、侍衆が来るほどと受け取ってくれたんだと安堵? する。

 

 

 少なくても侍たちが町を警備してくれれば妖怪とかのある程度、英霊剣豪以外にはどうにかなりそうだから。

 

 

 「見に行ってみようか」

 

 

 「そうですね。私も生で侍の行軍を見るのは楽しみです」

 

 

 「そうねーま、いい眠気覚ましにはなりそうだし」

 

 

 「ただ武蔵ちゃん。挑発はしないでよ?」

 

 

 じゃあ行ってみよう。ということで僕らもご飯を食べて外に出る。

 

 

 侍の軍かあ。どんなものだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ぐぬぬぬぬ・・・! 本当に食えないじいさま! 伸びたうどんよりもたちが悪い!」

 

 

 「風来坊と武家の差であろう。して、そこの僧兵にかるであのますたあとやら。貴殿らも新たに現れたと言われる英霊剣豪なる悪鬼。今は山の先にいるというものの討伐。受けてもらうぞ」

 

 

 「了解しました。が、流石にタダ働きは出来ないですよ。こちらも日々の身銭や食事は必要な人間。気力と着の身着のままでは無理です」

 

 

 「ふむ・・・まあ、それも然り。では報奨は用意しよう。それでいいな?」

 

 

 あれから、武蔵ちゃんとまさかの顔見知りであったらしい柳生但馬守殿は私達としばらく街にやってきた妖怪悪鬼を打ち倒し、その後に野党の見間違いでなく本当に妖怪変化の類と知り、ついでに私達から情報をうまい具合に引き出し、しかもまあインフェルノの討伐経験を持っているのも言ってしまったので傭兵扱いに。

 

 

 将軍家の沙汰ともなれば流石に拒否をしては土気城にはいられないどころか、村正さんの庵にもいられなくなるので受ける他無い。ただまあ、なんか武蔵ちゃんがぐぬぬってるのでせめてその仕事に対するお金はだしてということで手を売ってもらう。

 

 

 あっちも参勤交代制度とか、下手に無理強いをしすぎると島原の乱のように立場が下の人でも歯向かうというのを少し前に見てきたのも有るのだろう。すぐに呑んでくれたのが幸いだ。

 

 

 「はい。それでお願いします。すぐに動くんですか?」

 

 

 「いや、一度準備を整え、城への守りもおいてから動く。故に、その間に貴様らも装備を整えておけ。よいな。案内もつけてやる故、これ以上騒ぐな。委細は追って伝える。では」

 

 

 そういって柳生殿は去っていった。うーん・・・すごい圧だった。あっちは平然と話しているようなものなのに、それだけでも切っ先が常にこちらに向いているような。静かで鋭い迫力とはコレのことを言うのか。

 

 

 「はぁー・・・勝手に小間使いにされたのは癪だけど、ま、銭をぶんどれる分マシと思いましょう。元。ナイス♪」

 

 

 「流石に英霊剣豪、それの退治を仕るのなら褒美の一つは欲しいものよ。拙僧のような仏僧なら徳を積むと無償でもいいが武士、戦は何かと金がいる。いい判断だと思うぞ元」

 

 

 ははは。まあ、それに宿賃とかも欲しかったし、色々と備えておいて損はない。ウルクのように新たな敵が隠れていました。とかもありえないわけじゃない。

 

 

 「とりあえず、一度こっちも戦う準備を考えよう。一応、侍は残ってくれるけど、守りとかはこっちも残しておく?」

 

 

 「うーん・・・おぬいちゃんたちが心配だし、村正さんはできれば動かしたくないよね」

 

 

 「それと、今回は町、どこに相手が出てくるかも不明ですし、私も今回は守りに入ろうかと」

 

 

 マシュと藤丸、村正さんは残る。と。侍も来てくれているし、銃火器のほうも前もって説明しておけばそこも問題なく扱えるのなら狙撃、援護射撃ができる藤丸と圧倒的防御力を誇るマシュがいれば問題ない。と。

 

 

 「しかし、昨夜からの戦いからあっという間にこの動き・・・密偵がいるのでしょうね」

 

 

 「だと思う。それに英霊剣豪の場所も見つけているあたり、相当な数と、手練れがいるとは。小太郎くんはそういえばどうしてあったときに倒れていたの?」

 

 

 「あ・・・それは、実は僕も英霊剣豪と、同じ忍びと戦いまして・・・しかし僕一人では敵わず、毒や刃はしのぎましたが、追撃で身体をしたたかに打ちのめされまして。それでこのざまです。しかし、あれだけの死臭を漂わせる鏖殺を狙う相手は見過ごせない。

 

 

 元殿。よければ僕も一緒に戦いに連れて行ってくれれば。斥候は出来ますし、戦闘もそこそこできるはずですので」

 

 

 願ってもない。しかもあの風魔小太郎が味方にいるのは頼もしい。しかも斥候は普段は銀嶺隊のメンバーや華奈の嗅覚や聴覚が主だったし、嬉しい。

 

 

 「こちらこそよろしく。キミほどの戦士なら頼もしいし、藤丸たちが守りに入っても大丈夫だ」

 

 

 「ありがとうございます! 一宿一飯の恩。槍働きでお返しします」

 

 

 「うんうん。いい感じで仲間が増えたし、それじゃあその祝いに知覚の茶屋で団子を食べましょうよ♪ 奢りで元に頼みましょう♪」

 

 

 「ちょっ!」

 

 

 「はははは。贅沢な托鉢だのぉ。では拙僧もいただこう」

 

 

 もー、ま、いいかあ。みんなで戦前の腹ごしらえだ。あ、それと居酒屋でしょっぱいものとかを包んでもらおう。あっちなら塩の多い物も多いだろう。

 

 

 とりあえず、相手は堂々と構えているようだし、それほど自信があるということ。いざというときはすぐに救援を頼めるようにしておかないと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「段蔵。いるな」

 

 

 「はっ。ここに。但馬守様」

 

 

 暫くの間互いに戦の準備を整えて改めて柳生殿と再会すると案内の密偵、いや忍び。を呼んでくれたのだけど黒髪ロングのくノ一。武蔵ちゃんは可愛い女の子と目を輝かせていたりとでまあ、相変わらず。でも機嫌が良くなったので良しとしよう。

 

 

 「段蔵。此奴が英霊剣豪なる者の存在を探り当てた腕利きの密偵だ。英霊剣豪の場所までの案内と監視役を努めてもらう。では、我らは別方向で動く。貴様らも疾く動くといい」

 

 

 最低限の内容だけを言って去っていく柳生殿。うーん。まあ、コレはだいぶ厚遇してくれていると言うべきだろう。監視役とは言うけど、そこまで急に素性も知れない私達を受け入れているわけだし。

 

 

 「さて・・・じゃあ、早速案内をお願いしていいかな?」

 

 

 「はい。では皆様どうかご同行をお願いします」

 

 

 「・・・・・・・」

 

 

 「小太郎くん。どうしたの? 驚いているようだけど?」

 

 

 「あ、いえっ! 気にせずに。しかし、団蔵殿が斥候をしてくれるのなら僕の方は護衛をしつつ皆さまを無事に送り届けるようがんばりますので」

 

 

 段蔵・・・うーん。女性名ではないけど、段蔵。加藤段蔵なら、なるほど。小太郎くんも驚く。英霊・・・なのかな? でも、その割にはこちらを見て、そして上司の柳生殿がいないこの状況でも何も言わないし。他人の空似?

 

 

 武蔵ちゃんは団蔵ちゃんに声をかけては色々粉をかけようとしているけど、ふーむ。

 

 

 とりあえず、遠くに感じる怪異の気配もまた来そうだし、対処してからその先へと向かうべきだろうね。

 

 

 ついでに小太郎くんと団蔵の実力を見極めるのにも良い機会だし。




 小太郎くんのお母さんとおばあちゃん。どっちもメカ美少女でほんと面白いですねー。金時や頼光といい。エロゲみたいなおもしろ設定だなあ!
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