転生愉悦部の徒然日記 作:零課
???「ふーん・・・・・すごいね。あの人。ふふふ。いずれ会ってみたいね。その際は、私も家族に、いや姉妹になりたいかなー? それとも、ね」
「えー・・・それでは今日の魔術教義だけど・・・一気に弟子が増えたわね?」
「本当の魔女さん。いえ、先生に教えてもらえるの楽しみねラヴィニア!」
「あ、えっと。はい。ワタシは錬金術師の家系だけど、おねがいします・・・」
「いやーあはは。一応カーターさんからそっちの魔術も教えておいてほしいとのことで」
「私としては逆にここの二人から色々学びたい気分よ・・・」
セイレムから帰還して、なんでかナイスバディな美少女に成長していたアビーちゃんとラヴィニアちゃん。その二人も入って今日はメディアさんの魔術教室。
オルガマリー所長も言っていたけどこの二人の魔術は本当に魔術協会でも伝承科という場所関連かつ、僕らの世界ではあくまでも空想の神話体系なのもあって書物などの一部の描写しか無いもの。
それを現実にかつ分かりやすく教えてくれるというのは魔術協会にとっても空想の産物を現実にできる。外なる宇宙は実在していてそこの魔術。いわば異世界の魔術を知れるということもあって僕でもわかるとんでも爆弾案件。らしい。
まあ、その二人も肉体は成長しても心は子供。なのでじっくりと教えてもらう他無いのだけど。
「まあまあ、メディア先生。今日もお願いします」
「んんっ。そうね。じゃあ、とりあえず復習も兼ねて魔術の基礎的なものから教えていきましょう。そして、アビーちゃんたちの場合は・・・空間魔術になるかしら?
ちょうどマスターの令呪による英霊のテレポートなどを可能にするのがあるし、そことも相性がいいでしょうからそこも振り返るわよ。じゃ、早速・・・」
メディアさんやっぱり優しいなあ~すぐに受け入れてくれるし。とりあえず今日の授業用のプリントされた資料に目を通しつつ授業開始。ミニテストはでてほしくないけど楽しい授業だった。
ただ、空間魔術を僕も覚えないといけないのはどうしたものだろう?
「いや、貴方EDFの武装。タレットに対空インパルスとか色々使うのなら体も鍛えつつもできる限り小型に縮小できるようにしておくようにすべきよ。ウチのマスターは私達英霊を強化する方針で考えているようだけど、あれはマスターの発想力と質の強化を考えているから。
藤丸は自分も積極的に手数を置いて数に対抗することを考えているし、発想は悪くないもの。互いに良いところを伸ばして磨き合いなさい」
「なるほど・・・たしかにそのほうが良さそうだし・・・頑張ります!」
「ええ。藤丸の魔術は雷。現代の武装が神秘を纏うEDFの武器と相性は最高。そこは誇るべきことだし、武器の装填にも役立つでしょう、頑張りなさい。じゃあ、次の改善点はこれとここと・・・」
「あ、メディア先生。私もここを教えてほしいです」
「はいはい。お待ちなさい。あ、それとこれをお願いね」
僕に赤ペンで改善点のメモをサラサラと書いていき、授業終了後の相談時間で色々書いてくれた・・・いや改善点が・・・多い!
ん? そのなかに「日本のメイド服カタログをくれないかしら」ってある。なんで?
「うーん。スコアは藤丸のほうが上。だけど基本的にはドローンや雑魚敵の殲滅で稼いだ部分が多数。そして、元の方は魔獣の巣穴の発破や魔術の拠点の根っこを壊すなどで正確な狙撃を弾数少なくこなす。魔力消費の少なさ、継戦能力なら元。
面白い感じに分かれましたね」
魔術の座学が終われば今度は実施の時間。もともとバリバリの武闘派で腕を鳴らしていたというフラムさんのもとで用意したシミュレーションシステム。紛争地域、魔術使い。そして魔獣戦線をもとにしたEDFのシミュレーションシステムでの訓練でへとへとだ。
「ほう。藤丸は突撃兵。元は狙撃兵という感じか。いや、何方も同じスナイパーライフルを使用していることに、陣地設営もできているし、狙撃と工兵といった感じか」
「ですね。やはり基本的に使う銃火器も決まってきたので独立支援兵装、そこら辺も学んできてくれたおかげでしょうか?」
「はははは。私の方は基本英霊が火力や手数はすごいしね。確実に相手の急所を突いたりできる方がいいかなーと。それにドゥンケルとかレイヴンは連写性能が高すぎて腕がしびれるよ」
「誰かを守りながら戦うっていうのもいいものね! 昔の戦士たちの気持ちが分かった気がする」
アビーちゃんも触手を召喚してびたんびたんムチのように振り回してふっとばしたりとで暴れてくれた。大真面目に空間を自在に扱えるのも相まって視覚で見える範囲であれば攻撃は可能。しかも弾丸を空間でつなげで横から撃ったのに上から狙撃したりなどの所謂ワープ? みたいなこともしていてすごかった。
あと、独立支援に関しても僕はタレット、元さんは手投げ弾の類とエアレイダーの武装に興味が出ているようで色々と試していた。なんでも僕のほうがゲーム好きでどんどん試したり今フラムさんと話している大尉さんと一緒に訓練して知識が上だったのに少し対抗心を持っていたようで。
魔術でいえば僕よりもずっと上で知識も女性への対応もずっと上のイケメンなのに、わからないものだなあ。
「アビーちゃんもいい感じでしたね。ふふふ。触手に魔力をまとえば炎のムチとか、雷のムチとかもできるかもだし、特に狙撃を読ませずにできるのはいいことかと」
「ハイメタ テルミット弾とかを自由にばらまいたり、フレイムガイザーとかを好きな場所においたりとか、アビーと組む際はできる限りそういう設置武器をあちこちにおいて疑似包囲網を置いておくのがいいのかな」
「ふむ。それは悪くない。それに、錬金術師のラヴィニアちゃんもいるのだろう? 元は狙撃である程度雑魚散らしをしつつそういう支援武器でタコ触手の質量と物量を両立させておく。ラヴィニアちゃんと一緒にアビーちゃんをとことん強化するほうがいいかもしれない。
・・・・・・・・とりあえず、最低限の基礎体力をつけてからな」
「げほっ・・・おぇ・・・はく・・・さ、さんそ・・・・くうき・・・はひひゅっ・・・」
奥でぐったりして酸素マスクを吸いながら倒れているラヴィニアちゃん。アビーちゃんの場合もともと活発に動いていたのと、神の力で強化されているのも相まって元気だけどラヴィニアちゃんは英霊召喚システムで強化されているけどもともとインドアの研究者気質。
肉体強化の魔術もあんまり勉強していなかったようでちょっと動き回った結果ぐったりしちゃいましたとさ。
「あ、あはは・・・少し前の私ですね。ほら、大丈夫?」
「あ、ありがと・・・ふふぁ・・・ら、楽に・・・なった・・・」
「んーとりあえず、私の方で肉体強化魔術を教えるとして、常に肉体を少し強化できる魔道具の類はメディアさんから教わるといいわ。あの人かなり現代にも精通して理解もしているから洋服とか下着でいい感じに用意できるでしょうし」
「・・・触媒とかの用意をしないと。ウルクで狩りまくった魔獣たちの毛皮の在庫、華奈から許可を貰えるほどあったかなあ」
魔獣の毛皮を使った肉体強化術式の服かあ。あれ?
「それ、銀嶺隊の防具鎧とかがまさしくそれなんじゃ?」
「「・・・あ」」
そうだったと手を叩く二人。だよね。たしかお金がないので節約と軽装を併せた木材と金属を使った防具に強化魔術とか色々としていたと聞いているし。
「うーん。じゃあ、アンナに頼もうか。そういえばそうだった。最近だと現代の軍服姿の銀嶺隊隊員も増えているけどそういえば表は金属、裏側は木の鎧だったねあれ」
「機動力の確保と武器を多めに積めるようにって武具全部に軽量魔術もつけていたようでしたし、ですねーこれは灯台下暗し」
「そういうわけでラヴィニアちゃん。今度銀嶺隊に衣装を用意してもらおうか。きっと羽のように軽くなった体で動けるよ」
「あ、ありがとう・・・でも、アーサー王の最強の騎士でお姉さんが、異形の神を認める私を・・・助けてくれるかな・・・?」
「安心しろ。おそらくこのカルデアの中でも一番何でもありで受け入れる枠が広い女性だ。君の頼みくらいお茶の子さいさいだろう」
みんなでお茶と薄めたスポドリを飲みつつ談笑に浸る。ラヴィニアちゃんも釣られて笑顔が花開く。うんうん。いいことだよ。ここでは外なる神の存在位も受け入れる場所だしどうか心地よく笑顔でいてほしいな。僕よりも年下の女の子が町から爪弾きにされたりとか、家族を失うとかの苦しみを受けていたんだし、ここでは笑顔でね。
「ふぅー・・・今日も大変だった・・・」
鍛錬と講義、そして二度目のシャワーを終えて一息つけた。レポートの提出とかも終えて漸く休めた。
色々と疲れたけど、風呂上がりのこの脱力感は心地よいものだ。
「あら、おかえりなさいませ御主人様」
そして、聞こえてくる声に振り向けば驚く。
「どうですか? 良ければお疲れの体を労うためのマッサージは。うふふ。たしか、こうしてマスターを労うのが・・・え、英霊の努めですよね?」
「あ・・・え、えっと・・・お願いします・・・ふつつか、ものですけど・・・」
メイド服姿のアビーちゃんとラヴィニアちゃんがベッドの側で顔を真赤にしながら私を待っていた。
あの後、メディアさんからなにか貰っていたようだけど変な入れ知恵もしていないかなあ!? いや、美しいよ。白と黒のシックなメイド服に金髪の明るい少女にアルビノ白髪の少し影のある少女のお誘い。これは、興奮する。男の夢ではないだろうか。
「えっと。意味はわかっているよね? 夜の奉仕やマッサージの方は・・・?」
「は、はい・・・それに・・・その、これのほうがより私達もイシュタルさんとかに負けないほどに仲良くなれるって」
「え、えっと・・・それに・・セイレムから、気になっていたし・・・・・いひっ・・・た、楽しみでした」
なるほど・・・まあ、一応あの時代だし、ある程度の教えもあるのかもしれない・・・添え膳喰わねばなんとやら。食べる他無いかなあ。
「じゃあ、どうかよろしくお願いするよ。マッサージも、奉仕もね。愛も全部受け取るから」
今夜は色を知らない少女に彩りを与える時間。こっちの方の先生は私がしないとだな。変なことを他の男にしないためにも。
藤丸は手数と雷撃を生かした手数勝負。元は英霊たちと一緒に攻撃の質を高めながら戦うスタイル。
何方も即席の反撃拠点とかを用意するのは勉強中。
アビーとラヴィニアちゃんは元によって花弁を散らしました。