転生愉悦部の徒然日記 作:零課
「はぁ・・・マスター。ですから魔力の質を調べるためにこれは必要なのです」
「っふ・・・だからといってキスに愛撫までしてほしいとは・・・まあ、いいですけどね」
毎朝の健康診断。フローレンス様の健康診断も魔力の質を調べると言ってキスをし始めてきました。しかもまあ、愛撫まで求めてきたりボディタッチが増えてくる。
頬が赤らんでいたり発情の臭いはするんですがそれでも隠すんですから・・・まあ、私が元様のように色恋を奔放にしていないのもあるんでしょうけどね。
私と藤丸様はまだ英霊には手を出していない。忙しいのもありますが基本は私のほうが抑えが効かなくなるから。藤丸様の方は・・・鍛えている分性欲も鍛えているので、うん。近い内にマシュかジャンヌオルタ様といい関係になるかも。
「で、どうです? 魔力の方は」
「ええ。大変濃厚。味もよく、虫歯もない健康体です。ですが、健康というのはたやすく崩れるもの。最近は藤丸と元が特異点に出ていますがそのバックアップも大変なものです。毎日欠かさず来るように」
「はあ・・・」
私の唾液のサンプルをアレコレしつつ色々とキリリとしているというもうどこから突っ込んでいいかわからない情報に頭が少し宇宙猫になりつつも、実際健康診断の結果と検査の技術は確かなので受け入れる他無い。でないと私の部屋に手榴弾と消毒液のコンボで漫画の資料や機材が燃えかねないですし。
・・・最近元様が多用しているゴムを見てなにか考えているフローレンス様が怖いんですよねえ・・・なにかおきなければいいんですけど。
「おはようございます。頼光様。ティアマト様。果心居士様。ふふふ。今日も元気ですね」
「おはようございます。華奈。ああ・・・今日も元気そうで何よりです」
「オハヨウ、華奈。母は元気、デスヨ」
「おはようございマす主様。今日の朝食はイカがなさいますカ?」
「蜆の味噌汁と野菜炒め、納豆でお願いします」
健康診断を済ませて食堂に行けば料理メンバーが揃っていて愛らしいハートマークのエプロンをつけて料理を振っている。
ティアマト様はその母性と努力で文明から遠い存在なのに料理という文明を覚え、頼光様はまあ、もとより料理上手。そして果心居士様は食事も魔力供給になり得る。ということから孫のような小太郎様に娘の段蔵様たちのより良いエネルギー、自身の強化のためにもと料理にのめり込んでくれました。
料理は知略と愛情、知識経験が物言うもの。そういう意味ではあの時代に全身サイボーグ、美少女型ロボを作り上げた果心居士様はレシピ通り作るというのもそこからうまいアレンジをするというのもお茶の子さいさいというものでしょう。
「主様。できましたヨ。朝食をどうぞ」
「うふふ。ありがとうございます」
「お弁当も、アる。あとで、貰ってね。華奈」
「ええ。うーん。いい味わい・・・ふふふ・・・」
本当に熟練の料理人レベルの料理。しかも味わいも良い・・・最高ですね。これは朝から元気が出ます。本当に野菜の味わいもいいもので。
食事に舌鼓をうっていればドカンと5段重ねの重箱。そしてそれを持ってくる前よりもムッチムチのスケベになった果心居士様。フェンサー武装をメインにした重武装換装したせいで容量とかを増築したらじゃあそのままスケベにということになったそうな。ナンデ?
「ふふふふ。ありがとうございます。美味しそうな香りが・・・これは食事の後に思い切り食べるのが楽しみです」
「はふぅ・・・お疲れ様です姉上。私もいただきます。うーん・・・あー空きっ腹に入ります」
そのなかにアルトリア様も来て、ジャージを脱いで食事にかっ食らうアルトリア様(セイバー)。朝の農作業の後の食事なのも相まって目が覚めてお腹を空いたまま水やりとかもしていたでしょうし。そりゃあお腹はペコペコでしょう。
いい食いっぷりに私も食事が進むというもの。
「うふふ。今日は畑起こしと、種付けでしたっけ」
「そうですね。麦の一部を植えて、あとはピーマンをお昼に収穫しに行こうかと。モルガン姉上たちもゴーヤーとか、色々収穫しますよ。あれ規格外品は馬の良い餌にもなるんですよ」
「あーそういえばウチの栗毛もピーマン好きでしたねえ。あと最近だとレンコンとか」
にんにく味噌とか軍の携行食に持っていきましたけど割と食感がいい味の野菜とかが好きなんですよね栗毛の一族。好き嫌いはしないですがそれはそれとして好みはそんな感じ。
「とりあえず割とフランちゃんやジャックちゃんがかなり手際良いのでバーヴァン・シーのもとで農家としてメキメキ鍛えていますし、後はあれですねえ。アビーちゃんとかの力が使えるのなら大分儲けられそうです」
「うちの部隊と領地はどうです?」
「大助かりです! あ、お代わりください。いや~本当に食事や賃金は用意していますがそれ以上に多くの畑を育てていけますからね。新型農機とか、そこら辺を色々と用意できそうです」
あはは。私の領地と銀嶺隊の一部を常にアヴァロンに常駐して私の魔力補給とその合間にあるとリア様たちの農業を手伝っていますし大分稼げているようで何よりです。
「はーい。お代わりきましたよ。ふふふ。どうかごゆっくり~♪」
「マタ・ハリ様も馴染んでいるようで」
カルデアキッチン組でまずはウェイトレスとして働いているマタ・ハリ様。基本色仕掛けとかそういう薄ら暗いことはせずに楽しく過ごしているようです。
「いやー・・・いい胸・・・私ももう少し・・・」
「アルトリア様?」
「いえ、気にせず。ではでは。ご馳走様でした」
「私もごちそうさまでした」
一緒に食事を終えて手を合わせてごちそうさま。ふぅ。美味しいご飯でしたし、また頑張りましょう。
「ストーム!」
「ええ!」
「ちっ!」
お昼の方はストーム(ペイルウイング)と組んでスカサハ様、沖田様、ブリトマートとの組手。スカサハ様の蹴り飛ばして無数に分裂して襲い来るゲイ・ボルグを私の斬撃とストームの雷撃で迎撃。その勢いでそのままで押し返す。
沖田様は回避。スカサハ様とブリトマート様はそれぞれの得物を振るって弾丸と斬撃の雨を撃ち落とす。
「押し込みますよ!」
「了解!」
そこからストームにゴーストチェイサーという超乱射型の誘導思念エネルギー兵器を乱発。コアの容量も相まって数秒でエネルギーのリロードのためにストップするほどですがその弾幕はお墨付き。
無数の光の弾丸が四方八方から襲って三人を足止めしてくれる。小さいですが爆発もあるのでその衝撃自体も三人の足止めにはいい感じ。
「一人!」
「ぐぅっ!」
「二人!」
「きゃあっ!?」
「「三人!」」
「くっ・・・! 見事・・・!」
沖田様は光の爆破に慣れていないゆえに閃光で目がくらんだ隙に足払いからの側頭部にフックでKO。ブリトマートには上空で回避をしつつ弾丸を撃ち落としている背後に移動してバックドロップで撃墜。
スカサハ様にはストームのパワースピアとレーザーランス。私の斬撃で高さも角度も方向も違うところからの刺突を叩き込み、私の刃がスカサハ様の心臓の場所にあたったところでおしまい。
戦闘シミュレーションは無事に一息つき、みんなで回復魔術を使用しつつ一息。
「むぅ・・・今回は自信があったんですけどね。また勝てませんでしたかー」
「私とストームの連携はゲームでも実戦でも鍛えていますからね。ふふふ。そうそう負けやしないですよ♪」
「むぅ・・・確かに私も色々と振り回された・・・相手を知る意味でもより武芸を磨く意味でもゲームとやらをしてみるべきなのか?」
「あ、でしたらスカサハさんも一緒にどうですか? ちょうど最近みんなで酒を飲みながらミッション中で一番倒れた人は次交代ってことで歴代EDFシリーズをやっているんですよ」
あーそういえば信長様がしていましたねその企画。流石に人数が多いのでおじさまのバーではなくレクリエーション室を借りてやっている感じですけど、あれはいいものです。
スカサハ様も今までは基本レンジャーやフェンサークラスのストームと戦っていたところに今回のペイルウイングが出てきて引っ掻き回されていましたし、娯楽で心を潤す良い機会になるかも?
「ふふふ。空中戦はまだまだ私に届かないようね。きれいな羽だけど速度は私が上!」
「むぅ。流石は華奈隊長の相棒にして未来の英霊。でも、必ず勝ちますよ! 継戦能力、飛行時間維持は私のほうが上ですから」
「ふふ。それは楽しみ。そのときは空はよろしくね」
ストームとブリトマートも互いに巨乳を揺らしつつ仲良くしています。まあ、実際小回りの利く対空戦闘特化がブリトマート。対地、対空も自由にできるけどエネルギー依存なので空を長く飛べないのがストームなので真面目に二人で交互に連携をしながらいけるほうがいいですし、筋もいい。
無いのが一番ですがまた銀嶺隊で暴れるような事態になればレギア、イネンナと合わせた部隊運用も行けそうですからねえ。にしても・・・うーん。男のストームはシンプルなイケメンですが、女性のストームはまさしくカルデアの美女陣に負けないほどの美貌。スタイルも相まってほんと、英雄として扱う広告塔でも最高の効果だったんでしょうねー。
今度プロフェッサー様にお手製特大チーズバーガーとコークハイでも持っていって取材してみますか。
「はーいいですねえ。沖田さんも武器を強化していいかもですが、武器とかはどうしても大振りになりますからねえ」
「ふむ。まあ、私は補助装備が気になったな。後は独立兵装。あのマタハリという女が持っていた光の刃を振り回せるもの。あれは仕込み武器にもいいし、色々と見ておこう」
「あ、それなら沖田さんもみたいですねえ。一緒にプレイしつつ探してみます?」
「ああ、それと酒とやらはどういうものが?」
「私もぜひぜひ! 色々と見ておきたいですし」
ふふふ。三人も仲良くなって何より。これはいい感じに連携もできそうですし。私は・・・翁様とこれから一つ死にかけまで切り合いますかあ。
「華奈。骨は拾って回復してあげるから頑張ってね」
女性の肉体でキスをしてからちびノブたちにリバースシューターを用意させていくストーム。肩ポンしないでください。まだ死んだと決まったわけじゃないですから!
「と、いうわけで次回のサバフェスではこんな感じで行こうと思うんですがどうでしょうか?」
「まあ、大変素晴らしいかと! にしても、ロックですねえ」
「ワハハハ!! 良いじゃねえの! それくらい自由に壊すくらいがちょうどいいってな。にしても、かの紫式部殿と華奈殿で行うサバフェスねえ。ウチのタコオヤジといっしょに早く行くべきだった。今年の方はぜひ参加させてもらう!」
無事に死にかけるのを数度に抑えて血糊と汗をシャワーで流して今度は休憩時間の談義。日本最大手のエロ小説家とエロもギャグもコメディも行ける。名画もいくつも生み出せる北斎親子との談義は最高ですねえ。刺激が湧きます。
「ふふふ。私も久しぶりに書いてみましょうか。短編小説で良ければぜひ華奈さんに挿絵を頼みたいのですけど」
「んーまあ、私の場合ここ十年くらいカルデアで働いている間サバフェスで出せなかった未発表作品を製本する。印刷所に出すだけですので表紙の挿絵、それと小説内の挿絵をいれる場合はできる限り早めにお願いしますね?」
「ふふ。もちろんです。締切は護るべきものだと私も存じていますので」
「オレらの時代だと既に印刷所もあったから締切には困ったからなあ。わはは。あれは筆を取るもの読みもんを作る場合は最高の相棒で最悪の取り立て相手よ」
ふふふ。確かに。印刷所への極道入稿をするのは避けたいので頑張るんですが、ホント創作は一度筆が滑ったときは大変なんですよねえ・・・私達も印刷所の手伝いをして何度割増入稿で泣きを見たか。利益は増えるけど、待機の人材費を考えればその割り増し分もあんまり入りませんし。
「ま、私の場合は今回は自分の出す作品は単行本十数冊以上は全部できていて、印刷所にも予約しているので余裕ありますから二人のお手伝いしますよ。良ければ私のサークル「動物日和」に入りますか?」
「そいつは渡りに船ってもんだ。ぜひぜひ頼むぜ」
「私もぜひぜひ! 銀嶺隊の何でも屋なサークルでの一品を出せるよう頑張ります!!」
うふふ。この二人と過ごせるサバフェス。夏の時間。皆様とも良い夏を今年は過ごせそうです。
「来たか。ランスロット卿。トリスタン卿。一体どうしたのだ? スイートポテトと紅芋パイの仕込みが終わったので良いが」
「む。ありがとう。そして仕事の中で済まない」
「おお、香ばしく甘い香り。確かにこれは。ふふふ。今晩のデザートが楽しみですね・・・」
円卓の騎士の中でアルトリアと同じ国の崩壊を緩やかに起こして次世代に希望を託した後にアヴァロンで農家をしているガウェイン。元獅子王の円卓の一員であったランスロットとトリスタン。
並行世界の違いはあれど同じ騎士王に忠誠を誓い、そして華奈に多大すぎる恩を受けている騎士同士。ガウェインの持ってきた芋大福をつまみつつ話はランスロットから始まる。
「芋大福もいただく。では・・・むぐ。本題だが我らが王。ああ、ガウェイン卿の王とは違い元獅子王様の方だが」
「ふむ。あのおば上ですか。どうかしましたか? 最近は先生の護衛も無事にこなしてウキウキなのは私からもわかるほどですが」
「おぉ・・・もちもちのお持ちにとろみさえも感じるねっとりとした芋の優しい甘み・・・そしてそこに調和するかすかなあんこが効いています。ふむ。たしかに最近我が王はすごく上機嫌でアヴァロンでの農業の手伝い、もといアルバイトにも乗り気の様子でしたがランスロット卿は何をそんな重い顔を?」
もぐもぐとガウェインお手製の、平行世界では基本マッシュポテトしかできなかった芋男だが、華奈の教育と農業を叩き込みまくったおかげで芋を用いた料理はカレーもサラダもパイもコンソメスープもできるほどには料理上手になった男の手料理に癒やされつつも本題を伝えるランスロット。
「うむ。どうやら黒髭殿のお陰で無事に護衛の立場を手にしたようだが、そこから元殿と英霊の色恋や、華奈殿の周りに増える素晴らしい・・・いや、美しい女性たちが増えていく日々。
それに裏でヤキモキしているのが見られるのだ」
「恋のライバルが増えるということですね。ふむ・・・モルガン陛下やロット様もあちらの王との色恋を応援しているようですし、我らが王とガウェイン卿の王の取り合いだけでは済まないかもと。私は悲しい・・・並行世界の同じ人同士が争うかもしれない可能性に」
ポロロンと竪琴を引きつつつぶやくトリスタン。同じ人物だけど成長度合いでまた違うというのも相まって絵面はともかく内容は非常に面倒くさい内容。
そして何より基本身内、組織内での昼ドラで何度も円卓の騎士たちは離脱や分裂の危機を迎えていた円卓。しかも神話でも男女でも同性でも色恋沙汰で騒ぎが起きるのは常。
「下手すれば我らが王が先生を取り合う痴情のもつれでカルデアが割れるかもと・・・ふむ。私としてはできれば二人のおば上には幸せになってほしいですがねえ。できれば私の妹も貰ってほしいくらいですし」
「しかしかと言って下手に動けば周りの目が気になる。できればハーレムにでもしてうまい具合に収めてほしいけど基本多忙な華奈殿だ。そういうじっくりとできる時間はない。こう・・・できればバカンスの土地でホテルとかで日替わりでじっくりできる時間が欲しいのだ」
「要はまあ元殿のように日替わり制でうまい具合に華奈殿を中心に我らが王に女としての幸せと安らぎを得てほしいのですが・・・」
「「「うーむ・・・」」」
並行世界であれども自分たちを導いてくれた尊き騎士王たち。そしてその義理の姉であり自分たちの大恩人である華奈。その三人を幸せにくっつけるためにはどうするべきか。三人よれば文殊の知恵と言うけど中身は男子高校生な三人。
だんだん意見よりも華奈にアルトリアの肉体の美しさや他の女性陣の話になって脱線しつつある中、ふと本棚のそばにあるポスターに目が留まる。
「サバフェス・・・開催場所はハワイ・・・ふむ・・・」
「ほほう。開催者は今年はキャスターの英雄王であり、銀嶺隊及びサバフェス運営スタッフにはスイートルーム付き・・・ガウェイン卿。華奈殿の作品の進展具合は?」
「すべて終了していて印刷所の打ち合わせも終了済み。今はすべて結果を待つだけとなっていますね」
それだ。と三人同時に話し、それからはトントンと計画が進んでいく三馬鹿騎士たち。はてさて、どうなることやら。
サバフェスでは多分アビーとラヴィニア(JKまで成長したボディと美貌)がメディアにコスプレ、着せ替え人形になって撮影されまくる。ついでに夜の衣装もたっぷりぶち込まれるでしょうね。女は恋すると美しくなるというのを知っているので元にアタックするよう焚き付けたりとか裏では普通にしていますし。