転生愉悦部の徒然日記   作:零課

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日記開始。どうなるか・・・


書き込み開始。日記の執筆に飽きないことを祈る

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 とりあえず色々言いたいこと、神様への質問等尽きないが、まずは日記を記すことに。自分の内心を思い切り綴ることで少しは発散になるかもしれないと思い至ったためです。

 

 路銀の為に薬草を集め、野生の獣、野盗諸々を依頼で倒してその報酬のおまけで日記とペン、インクをくれた商人様には感謝する。始めは東の人間、自身の格好で信用されず大変だった事も含め、色々と都合してくれた商人様には頭が上がらない。

 

 何故か言葉は通じるので有り難いが、ここが何処なのか、どんな世界なのか、いつの時代わからない事が多い。早速情報収集に洒落込んだ結果。

 

・神の子が死んでから大体500年前後(大体6世紀) ・ここはフランスの東端

 

・ローマは分裂しているが、尚も強国。 ・最近西の方で傭兵の募集が多く、とりわけサクソン人が多く参加している

 

となった。この時代に西・・・恐らくアーサー王のライバル。ヴォーティガーン王の行動だろうが、この世界は型月世界なのでしょうか。せっかく新しい人生を歩めるのだ。この人生は思うままに生きてみようと考え、とりあえずは西に向かうことにしました。時折奴隷商人の手先や野盗、傭兵くずれが襲ってきたが、遠慮なく斬り伏せた。その際にお金は貰い、シッカリと弔った。死なば仏。せめて極楽浄土・・・ではなく天国では悪行に走ることなく過ごしてほしいもの。

 

 

 

 

○月X日

 

 

 フランスを旅していて分かったことだが、この大陸では神秘はもう殆ど無い。あるにはあるのだが、一部の秘境や伝説とされた場所。それくらいにしか幻想世界の住人はいないそうだ。それでもその残り滓で悪霊等は出るらしく、退魔組織もまだまだ各地にいること、村々での証言があることから多少の騒ぎはあるみたいだ。私自身にも使い捨ての鉄砲玉としてか依頼がある。前世での経験でそれなりに対応は出来るので問題はないし、懐が暖かくなるので嬉しい。そんな生活をしながらフランス横断中、ある森の泉に精霊がいるという泉の話が出た。

 

 アーサー王の伝承でも登場した湖の乙女だろうか。何にせよ、次の目標は出来たので行ってみたいものです。

 

 それと、なにやら依頼先の魔術師に襲われてしまいました。捕まえて問いただしたところ「使い捨ての駒に手柄を取られ、予想よりも早く終えて自分の面目を潰された」との理由から襲い、私の命と刀を奪うつもりだったようだ。余計な荒事はまっぴらなので動けなくしてそのままにした。命を奪って余計な恨みは買いたくないし、こんなことを言いふらせないでしょう。自尊心の高い方でしたし。

 

 

 

 

#月@日

 

 

目的の湖のある森に着いた。見事な森でもあるが、同時に神秘の濃ゆさにも驚きました。何と言えばいいのでしょうか。空気が粘りつくと言うか、重い。そう感じる。

 

 更には奥に行けば行くほど人よけの結界が張ってあり、少なくとも「湖の乙女」に何らかの敵意、害意を持つもの。物欲がある者には入れないようです。それ以外にも魔力障壁や森を迷宮のように迷わせる結界と。最早森ではなく、要塞。堅牢な城といった印象が強い。

 

 調べるだけでも一苦労でしたが、分かっても魔術に明るくも強くもない私にはお手上げ。乙女様には会うことを諦め、そのまま西に進むことにした。ブリテンまでもう少し。はてさて、どうなっているのか。楽しみと不安がないまぜになりながら床につきます。足も手に入れたいですね・・・

 

 

・ω・月*日

 

 

 何日か歩き、最終的には馬(栗毛と命名)に乗り、港町に着きました。へ? 馬の入手経路ですか? 当然商人から買いました。とても穏やかな性格で助かっています。

船場の先には海とその向こうに輪郭のみだが島が見える。あれがブリテン島でしょうか。いよいよかの神代が続いている神秘の島。そしてかの王がいる島へ目前となった。アーサー王伝説の時系列は全くと言っていいほど覚えていないが、どうなっているのでしょうか。そしてアーサー王は男の方か女の方か。

 

 あちらの食糧事情は少しは知っているつもりなのでブリテンに行く前に食料品を買い込んでおくことに。度々舞い込んでくる依頼で懐は温かいし、剣の腕も戻ってきた。未だ悪霊や魔術師、人間の相手が殆どで幻想種の相手はしたことはないが、いざとなれば縮地で逃げてしまえばなんとかなるでしょう。

 

 そして港町故に人の往来も激しく活気にも溢れていました。鍛冶の仕事でもしてもう少し蓄えを用意しようと思いましたが、ギルドの怒りを買いたくないので大人しく露店市場で食料品を買い込もうと足を運んだ矢先、またも騒ぎに巻き込まれました。

 

 筋肉モリモリマッチョマンのガラの悪い男性が露店の主にイチャモンを付けているのです。武装や雰囲気から軍人、職業軍人、傭兵の方だろうか。周辺の方々は愚か衛兵の方まで遠巻きに見ている始末。徐々に軍人と思われる方が熱くなり、腰の剣を抜きかねないので即座に縮地で背後に移動し、首に手刀を一撃。気絶させて衛兵に任せることにしました。

 

 店主様からはお礼を言われ、衛兵様からも感謝されていい気分でしたが、ついでに教えてもらった情報で少し気分が悪くなってしまいました。私が倒した軍人は傭兵でサクソン人。なんでもブリテンのある王に雇われここで出立の準備を整えるために市場に来たのだが、店主様からただで商品を巻き上げようとして言い合いになっていたのだとか。衛兵様もここ最近はサクソン人の傭兵が多く、毎日のように騒ぎが起きるし人手が足りていないのが現状だそうです。

 

 私に衛兵にならないかと誘われましたが、こちらも目的地があると答えましたところ心底残念そうに、ですが明るく「良き旅を」と励まされました。意外なところで人の温かさに触れ、とても嬉しくなり。一瞬気持ちが揺らいでしまったのは内緒です。船の準備までしてくれた店主様へのお礼に幾分多くのお金を店主様に渡し、船を下さった方にも多くのお金を払いました。お陰で懐は少し寂しいですが、とても嬉しい気持ちでブリテンに向かうことが出来ました。栗毛も心なしか嬉しそうですが、私は栗毛が船酔いしないか心配です。馬も船酔いはするのでしょうか?

 

 

 

 




次回はブリテン島編に入っていきます。上手く書けませんが、それでも頑張ります。時系列はかなり古いところから入るかもしれないです。

華奈は基本誰にでも丁寧な話し方をするのですが、日記では丁寧語と少し砕けた文章が混ざります。いつか周りから見た華奈も書けていけたらと思います。
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