転生愉悦部の徒然日記   作:零課

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前回の話以降、お気に入りがいつもよりもすごい勢いで増えていてびっくりしました。組長リリィの参戦がきっかけなのか、はたまたアンナの立ち絵効果のせいなのか。嬉しいですが、本当にびっくりしました。

因みにクラークの名前の理由は組長先生の本名が高倉文太→高倉→(いじって)クラークになりました。



アルトリアブライド(実装されるかは不明)

\(^o^)/月・ω・日

 

 近々妖精郷に顔をだすのであるものを用意している傍ら、休暇で銀嶺の拠点で休んでいたアルトリア様が突如私の鍛冶場に突撃してきて頼みたいことがあると言い出してきました。

 

 まあまあ、落ち着きましょう。何があるのですか? 言い忘れていたことでも?

 

 聞いた所によると、近々結婚するそうで、ギネヴィア様というお方で確か、傘下に入った王(今は領主)の娘。私はちょうどオークニーにいた時に円卓に話して、私には話していなかったので休暇なのは承知で伝えたかったそうな。

 

 まあ、アルトリア様が休暇の時は政治的な話はしない約束ですが、今回のような話であればいいですよ。私も早く知れて嬉しいですし、目出度いですからねえ。

 

 更に教えてくれた所によると、選定の剣を抜いたときからお付き合いをしていたそうで、それはそれは仲睦まじいのだとか。ほほう。アルトリア様はレズビアンなのですか? 私はどちらでもいけますけども。

 

 この質問には顔を真っ赤にしながら半泣き気味で否定。ノンケなのだそうで。気を取り直して付き合うことになった理由を聞いてみればこの島を統一した後の統治体制に政を問題なく行うために彼女の家柄、諸侯の中でも飛び抜けた勢力を持つ発言権をこちらの懐に呼び込み、これからの政治に必要な諸侯の手綱を握るためにギネヴィア様の後ろ盾が必要だとか。

 

 円卓になって色々分かりますが、改めてアルトリア様がブリテンの王であり、この島最大の戦力であることは確かですが、それはあくまで「武」で諸侯を黙らせて、取り込んだものであり、政自体はまだまだ諸侯に示せていない部分が大きく、それ故に未だにアルトリア様に懐疑をもつ諸侯、家臣、陪臣も少なくはない。

 

 それに、この島の統一の強化に、民草をより活気づける意味でも今回の縁談はまあ正解。下手に後伸ばしにして有象無象の縁談話や策略が繰り広げられるのはあまりよろしくないです。

 

 ・・・ただ、まあ問題は『性別詐称』の件は伝えたのですかと聞くと『結婚初夜に伝える』と返してきました。

 

 うーん・・・私達の国では幾分薄れていますけども、まだまだ世の中は男性主権の社会。もしこの性別についてのことが露見すればまず円卓も、この国も割れてしまうことは待ったなし。騙されていたと憤る、女を主君と仰いでやるものかと離反する方は間違いなくいますからねえ。それも大勢。

 

 十年近く付き合った仲でも・・・いや、だからこそ自分も騙されていたというショックが大きくなるでしょうし、何より理想の王子様の正体が女で、思い描いていた結婚への理想も砕かれてしまう・・・やけくそに、離縁したいがために暴露する可能性も無きにしもあらず。

 

 その事への対策は講じているのかと言う質問にはアルトリア様も織り込み済みで説得してみせる、駄目でもマーリンに認識阻害の魔術で男であると思い込ませる。と中々にえげつない手段ですが考えている模様。

 

 夢魔との混血児であるマーリンは幻術関係の魔術が得意分野。やろうと思えば私やイグレーヌ様ですらもアルトリア様に見せるなんて朝飯。しかもギネヴィア様は魔術に関する習いは精通していると聞いた試しもない。あっさりとマーリンの術中にはまるでしょうねえ。

 

 一応アルトリア様の懸念事項はモルガン様にも伝え、私からはアルトリア様に説得しようが認識阻害をしようがギネヴィア様には女としての幸せや悦び、責務をこなさせてあげて下さいと念入りに伝えました。

 

 結局殿方と認識させても、ちゃんとお相手してあげないと離縁、夫婦仲の破綻になりかねませんから。こればかりは離せないかと。アルトリア様も了承してくれたので話はこれにて終了。本日は焼きそばパンでも作りましょうか。

 

 

 

 

 

 

(-_-メ)月m(__)m日

 

 アルトリア様の結婚式に備えて食材の選別に準備、下ごしらえを始める傍らにクラークを鍛えていますが、これまた有り難い才能の持ち主でした。

 

 器用万能と言いますか、教養もあるので事務などの裏方も出来、魔術は基本なら出来るので簡素な下地の底上げも可能、攻撃も防御も戦術眼も中々、個人の武力も高い。私達の仕事をどこでも補佐でき、代役も可能。万能型のバランスが取れた面白い将官。

 

 副将に据えれば間違いなく文句なしの働きを出来るので、私、銀嶺の副官、古参のもとで様々なことを学ばせて楽しんでいます。アンナ様達も面白い新入りが来たと今までの銀嶺のノウハウを叩き込んでおり、武器も直槍をメイン武器にして演習で一番頑張ったり、野草やキノコの知識をノートに書いて覚えようとしたりと楽しんでいます。

 

 当初は銀嶺でも怖がる人がいましたが、すっかり馴染んでいますし、魔獣達はクラークの心優しい本質を見抜いているのですぐさま懐いて魔獣との連携も上手くいき、もう数回演習を重ねて軽い遠乗りに付き合わせれば最前線に参加せても問題はないでしょう。

 

 私とアンナ様は料理の準備、ヤマジは結婚式に備えてパスタマシンの整備、ダンカンとクラークは訓練がてら肉の調達を頼んでおき、モルガン様、アルトリア様と使い魔を通しての打ち合わせで一日が過ぎちゃいました。

 

 夕方に戻ってきたダンカン、クラークは熊を三頭、猪を四頭、鹿を二頭仕留めてきてくれたので、アルトリア様のご馳走のために熊の右手、猪のタン鹿のつみれ団子を準備、この際に解体の仕方もクラークに教え、風呂で汚れや臭いを洗い落としてまた明日の準備に備えて就寝。いやはや、どうなることでしょうか・・・

 

 

 

 

 

 

✿月❁日

 

 本日はいよいよアルトリア様の結婚式。キャメロットのテラスに立つ若き王に王妃はさぞや絵に、新たなブリテンの門出には十二分の絵になったでしょう。

 

 まあ、私は来てくださった皆様の料理にかかりきりで見れませんでしたが、先に晴れ姿のお二方に会えたのでその絵の想像は直ぐに出来ましたし、後で皆様に感想を聞いたり、モルガン様に映像記録を見せてもらえばいいですから。今はこの猪のタンの焼き肉と頬肉の煮込みスープを準備せねば・・・・

 

 因みに、ギネヴィア様でしたがこの時代ではまた珍しい眼鏡をかけた穏やかそうな女性。なぜでしょうねえ。同じ眼鏡なのに、ギネヴィア様は穏やかな印象を際立たせますが、クラークはむしろ威圧感が増して・・・ヤマジにもグラサンを付けさせましたが、もはや西部警察でしたし。

 

 話がずれたので戻しまして・・・今回の結婚式は国王ということもあり、規模が大きく、またこの際にコネを作ろうとする諸侯、貴族は当然いるので、まあ、間違い、騒ぎは起きないかと思いますが、モルガン様達にはヤマジ、ダンカン、クラークを護衛に付け、外に身体をお風呂で綺麗にしたハチと花子も待機、森の方では銀嶺の魔獣にレギア達が待機してもらっているので、なにか騒ぎが起きれば結婚式に乗り込んで首謀者をひっ捕らえてもらう手はずに。

 

 なったのですが、まあ騒ぎは起きずに式典は和やかに終了。夜更けもいいとこですが皆様で集まり、わざと多めに作って余った料理を警邏をしてくれた魔獣の皆様、そして、料理に手を貸してくれたアンナ様に護衛をしてくれたヤマジ達と食べながら話を聞くと、まあ当然といいますか、旧ブリテンの元家臣たちが多く来てはモルガン様、イグレーヌ様に挨拶をして、すり寄る輩も多かったそうです。

 

 クラークにヤマジの威圧で問題なかったそうですし、同盟国の参加である以上は此方も礼儀を通さねばいけませんが、かつて見捨てた元家臣まで挨拶に来ていた時は複雑だったそうで、『お姉さまに助けられる様なあの境遇にならなければここまで楽しい生活にならなかったのかなあ』とモルガン様は呟いたりしていました。

 

 女であればそりゃあトラウマものですものねえ、臣下に裏切られてあの扱いは。そんな感傷も結婚式が終わって気楽にな状態で食べ始めた食事に流されて気分を切り替えられることが出来たようで良かったです。強いですねえ。

 

 そして、問題のアルトリア、ギネヴィア夫妻ですが、秘密を守ると誓ってくれました。無理矢理にでもギアスを掛けておく事も考えていたのですが、ここはアルトリア様を信じ、そしてギネヴィア様も信じましょう。まさかのカミングアウトに耐えてここまで言ってくれたお方。その言葉の重みも知っているはず。

 

 ただ、二人には休暇のときには思う存分ストレス発散すること、相談があれば聞きますよと何度も念入りに伝えて私達も帰還。モルガン様達はレギアに乗って夜の遊覧飛行を満喫しながらでした。これ、新たな妖精とかに間違われませんよね? 若しくは新手のE.○.・・・いえ、劇場版ドラえ○ん? 取り敢えずはしゃぎ疲れて爆睡した女王を部屋まで送って私達も拠点で就寝。楽しそうでなによりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

(*´∀`*)月(;´Д`)日

 

 近頃のブリテン、いえ、この島は結婚ブームなのでしょうか? 本日ブリテンで勤務していたガウェイン様、付添と研修のクラークがお嫁さん候補を連れてきて私に挨拶にときました。

 

 ガウェイン様の方はラグネル様。そして、クラークはシーマ様という女性。どちらも美人ですし、女性の方々もまんざらではないのですが・・・シーマ様は黒髪が特徴的な女性で、芯の強い印象を受ける女性ですけども・・・問題はラグネル様で年齢は19歳程だそうですけど、14~15歳ほど、下手すればもっと幼く見えるほどの容姿に、爆乳という言葉で片付けていいのか思うほどの大きな胸。しかも何か呪い付きと来たもので、頭を抱えてしまいました。

 

 ・・・・・・・何処で教育を間違えたのでしょうか? そんな兆しは見た覚えもないですけども・・・私なのでしょうか? 私のイタズラへのお仕置きがそれほど厳しくなかったせいなのでしょうか?

 

 思わず明後日の方向に思考が行きかけ、自分の教育が及ばなかったかと心配したものの、取り敢えず話してみるととても理知的で温和な女性、しかもガウェイン様を惚れさせたきっかけは容姿ではなく、聡明さだというものだから尚驚きました。

 

 美人であるのには間違い無しのラグネル様ですが、容姿が問題ではなく聡明さ。かかっている呪いが原因なのかと聞いた所によると正にそうらしく、私とモルガン様にアンナ様、イグレーヌ様でこの呪いを完全に解き、対策が出来ないかというもの。

 

 積もる話もありますが、ひとまずは解呪だと言うことで私の陽炎と因果を切り捨てる業で呪いを完全に絶ち、更にはイグレーヌ様の守護、呪い対策の魔術をラグネル様に施し、私の妖精様たちから貰った呪い対策の効果がある装飾品を一つプレゼント。

 

 宿主を離れた呪いはアンナ様とモルガン様で完全に消し去り、念のためにシーマ様も呪い対策の術式を一通り施して終了。あっという間の早業に驚いていると、次の瞬間には感激してラグネル様とシーマ様は私達に助けてくれと懇願してくる始末。

 

 聞けばラグネル様とその兄は悪魔の呪いをかけられていたそうで、ラグネル様はとんでもない醜い姿に、兄は心優しい性格が反転してひねくれた悪辣な性格に。ラグネル様の呪いの半分はたまさか通りがかったガウェイン様との問答と結婚の話で解き、残りが不明、また悪魔のものと分かって専門家に頼もうということで来たそうであり、その腕前が本物であると確信、是非ともと言って二人共離れません。

 

 シーマ様はラグネル様達の呪いを解呪できる方法を探して駆けずり回っていた所をごろつきに絡まれてしまい、そこにガウェイン様を追いかけていたクラークが救出という話だそうで、なんともまあドタバタラブロマンスな話に巻き込まれたようです。

 

 まあ、断るつもりもなかったですし、人助けは望む所。その兄のいるという城に早速赴くと何故か倒れ伏しているアルトリア様と大きな騎士がいて、その騎士がラグネル様の兄だとか。

 

 不意打ちで騎士を気絶させて解呪を開始。それと同時にアルトリア様も何らかの呪いをかけられていたのか立ち上がり、此方に礼をしてきました。この騎士に呪いをかけられて力が入らず何も出来ず、声も出せずにどうしようか思案にくれていたようで。

 

 呪いを解いたせいか爽やか好青年になった騎士様は此方に謝罪とラグネル様、シーマ様を助けてくれた事への感謝をしてくれました。アルトリア様にも事情を教えると納得して先の無礼を許し、自身の騎士団に入って働かないかと提案。この提案に騎士は喜んで受けてアルトリア様の部隊に組み込むことになりました。

 

 兄妹揃って国の王に仕える、結婚できるなんてとんでもない話ですねえ。その後はガウェイン様の結婚式が執り行われ、アルトリア様の結婚に続いてオークニーの国王も結婚と祝い事が続いて皆様ハイテンション。私もまた厨房で鍋を振るい、料理で皆様をもてなすことに。

 

 幸せな夫婦生活になることを祈るばかりですよ。

 

 

 

 

 

 

 

:D月(^^ゞ日

 

 明日から少しばかり長期休暇を取ることをアルトリア様、ガウェイン様から了承を貰うことが出来たので早速出立の準備を開始。理由としてはモルガン様やマーリンに協力してもらい、妖精郷に出向いてヴォーティガーン様の様子のチェックに行くこと。もう一つはヴォーティガーン様の持っていた剣を打ち直したので持っていき、返すことに。

 

 それと湖の乙女様、妖精たちとご飯を食べることも考えているので食材も幾つか準備。事前の連絡でクラークの直槍も持ってきてくれと頼まれたので持っていきますが、また強化してくれるのでしょうか? ありがたいですけども、そこまで気を使わなくてもいいものを、義理堅いですね。

 

 後は黒介が妖精郷で手伝いをしたいと言うので、黒介の家族と子供をヴォーティガーン様のもとに預けることもあるのでしょうか。ハチに花子も懐かしい面々に会えると言うことで来てくれるそうですし、なんだかんだ賑やかな訪問になりそうです。

 

 留守の間はヤマジに一任して動いてもらうように頼み、折があればクラークに経験を積ませるように、また誰との連携もそつなくこなせるか見ることも付け加え、書類仕事もこなして引き継ぎ終了。

 

 風呂に入って体を洗えましたし、今日は早めに休むことに。一体今の妖精郷はどうなっているのでしょうか。

 

 




本日は結婚回。ギネヴィア姫、ラグネル、シーマの三人が一気に結ばれました。

シーマは組長先生のお嫁さん、幼稚園では副園長で頑張ってる人で、おそらく毎日組長先生の寝起きに顔に驚いているお方。本名が高倉志麻なのでもじってシーマに、30年以上付き添ういい奥さんです。たまに納豆にネギを入れるかどうかで喧嘩したりおちゃめな一面も。

多分アルトリアファンの方々なら複雑な感情を持つ人もいるのではないか思うキャラ、ギネヴィア姫。彼女も被害者ですし、子を産まぬまま十年も女王でいれたりと頑張ってはいます。けど、色々とタイミングが最悪だったり、もっと対策、取れる手段はあったのかなあと考えちゃいますね。

ガウェインを知るなら多分知っている人も多いのではないだろうか、ラグネル。ガウェインの『嫁は年下に限る』の発言の元凶で、原典でも中々に聡明なお方です。元はアルトリアがひょんなことからとんでもないブスの老婆と結婚しそうになったので変わりに無理矢理にガウェインと結婚させ、その時のやり取りでラグネルの聡明さと、女性に主権、判断を委ねることで呪いが解けて本来の美しい女の子になるなど、面白い話になっています。

今回はガウェインと偶然エンカウントして呪いをとこうとやけくそ気味のラグネルとそれをなだめながら問答をするうちに気に入り、また偶然呪いが解ける行動を取る。その際に現れたラグネルの容姿で完全にハートを打ち抜かれる。呪いと分かったので治すために華奈、モルガン達に相談、ついでに結婚すると宣言。という流れです。

次回は妖精郷で少し休暇がてらヴォーティガーンと面談。どうあるのでしょうね。


最後に UA 22370件 しおり 81件 お気に入り 259件 本当にお気に入りが増えてびっくりで嬉しいです。もっと面白くかけるように頑張っていきたいです。見てくれる皆さま。どうかまたお願いします。

ではまた次回までさようなら。さようなら。
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