転生愉悦部の徒然日記   作:零課

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 夏イベは内容が濃くてなんぼ。今年のイベも南米異聞帯くらい濃くていいのよ? いやそれ以上でお願いします。


のほほん

 「よし。BBからもこのナマモノに対しての攻撃許可は問題ないみたい。手を貸してもらえるかな。ふたりとも」

 

 

 「いいわよ。じゃ、あのアンモナイトみたいのは任せたわエレシュキガル。私ああの鳥を始末してくるから。ふっ!」

 

 

 「ええ! マスターのお気に入りの映画で見たこの武器。存分に振るってやるわ!」

 

 

 無事にBBからもこのハワイで英霊同士での戦闘、無用な戦いは駄目だったけど危険生物、暴漢への対応はいいと許可が降りたので早速助力してくれる二人。イシュタルは空中を軽やかに飛んで飛び蹴りや発勁であの怪鳥たちを撃ち落とし私がとどめを刺す。

 

 

 エレシュキガルはあの槍檻? をなんとヌンチャク、三節棍にして振り回してアンモナイト? やヤシガニ? の殻ごと砕いてふっとばす。あ、もしかして私の好きなカンフーアクション映画のあのシーンを見たのかな?

 

 

 英霊の力と槍檻をヌンチャクに変えているので風切り音が独特かつ楽器を鳴らしているようで面白いし、イシュタルほどではないけどそこそこ体術がうまい。

 

 

 「これは私も負けてられないわね。ふふふ。さあ、アメリカンチャンバラ見せてあげる!」

 

 

 武蔵ちゃんも負けじとガンブレードの搭載している火薬部分を爆発させつつその爆発の衝撃と、その衝撃で高速振動する剣を高速回転させて爆発と刃の乱舞を怪鳥たちとなんか騒ぎを聞きつけて飛んできた鶏たちにもお見舞い。

 

 

 「ビーチの危険対処に感謝します。私も手伝いましょう」

 

 

 そこにライフセーバー・・・らしいけど日よけの白いジャンパーの下はビキニスタイルのナイチンゲールも鶏に収束手榴弾をぶつけつつ参戦。

 

 

 いやはや・・・このままだとそらとぶ鮫も来そうで嫌だなあ。

 

 

 「まさかハワイに来て早々にB級映画みたいなことになるなんてね」

 

 

 「全くよ! ま、しょうがないからさっさと終わらせましょう!」

 

 

 「あ、ちなみにこの鶏とヤシガニは買い取りをしていますので必要であればギルミートに持っていってください」

 

 

 「「「「買い取りしているの!!?」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ビーチの治安活動ご協力感謝します。皆さん。ライフセーバーとして感謝を」

 

 

 「いいわよ。ちょうどいい運動になったし。ところで。ギルミートってのは何なの?」

 

 

 どうにかナマモノの群れを退治してあの怪鳥とアンモナイトはダメということで焼却炉に送るが鶏とヤシガニは食べられるということで頭を下げてつばの広い帽子を被り直すナイチンゲールに聞いてみるイシュタル。

 

 

 「ええ。今ここではサバフェスで多くの英霊が来ていますがそもそも特異点になる前に夏の季節。多くの客が来るのでどこのホテル、レストランでも地元の食材の需要が高く。ですがこの鶏やヤシガニを退治できるのは英霊や元のような一部の実力者のみ。

 

 

 なのでそれを退治した際にはその肉を買い取り、加工、冷凍保存、もしくは解体したてをホテルやレストランに流通させる食肉加工業者がこのギルミートというのです。加工場はこのエリアから離れていますが、この量なら無料で出張買取サービスもしているでしょう」

 

 

 「そんな便利なサービスあるんだねえ・・・じゃあ、お願いしてもいいかな?」

 

 

 「ええ。それと、話は聞きましたが取材や調査でハワイのあちこちを回るでしょうし、この番号を。ギルミートの番号です。もしもし。ええ。はい。はい。そうですここのビーチに。トラックはそうですね・・・3台ほどお願いします」

 

 

 あの生物たちのお肉が回るのかあ・・・一応ヤシガニは美味しい。高級食材と聞いているけどなんというか迫力がすごすぎるし、人気は高いのかな?

 

 

 ナイチンゲールが連絡してしばらく後、ちびノブとなんかオレンジ色のゆるいわにゃわにゃ喋る生き物と妖精さんがワンボックスカー3台で来て早速重量と数を手際よく計ってくれている。君たちも来ているの?

 

 

 (・ヮ・)「お代は合計で3万ギルドッシュです?」

 

 

 「ノブノブー」

 

 

 「わにゃわにゃ」

 

 

 「え? こ、こんなにいいの? あ、ありがとう! かわいい・・・ふふふ・・・」

 

 

 「へえーそこそこお金になるのね。これを稼げばお金持ちに・・・?」

 

 

 「あら。気が合うじゃない武蔵。私の豊穣の女神の能力と勝利の女神の力で餌と戦いの規模を広げてハントするのもいいかしらね?」

 

 

 「こらこら。私達はバカンスと調査に来ているんだからハントはこういう機会以外はやめよう。ありがとう。君たちも休んでね?」

 

 

 「「「はーい」」」

 

 

 ハワイ・・・あ。ルルハワ?の高額紙幣を束でもらい、肉の積み込みを手伝ってから何処かに走り去っていくギルミートのメンバー。

 

 

 何にせよ臨時収入が入ったのと害獣駆除が出来たのがいいし。一応ナイチンゲールにも情報共有を頼んでおくとして。買い物に行こうかなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「はー・・・はぐれちゃったねえ・・・」

 

 

 「あの二人、フリーマーケットスタイルの場所で掘り出し物があるからと騒ぎ過ぎなのだわ・・・」

 

 

 あれから、ハワイでも大きなデパートでさらなる水着や衣装、靴にアクセサリーと主にイシュタルと武蔵ちゃんの欲望のままに、まじめに私のこの人理焼却での報酬にも手を付けるかと考えるほどのペースで買い物をしていたが、サバフェスの前日祭ということで大きな会場を貸し切って屋内でのフリーマーケットの人混みの中に突入。

 

 

 私があまりの買い物の量に購入したものをお店の人に頼んでイシュタル達の予約しているホテル(偶然にも藤丸たちが私の分も予約していたホテルだった)に配達の手続きをお願いしていた合間に見失い、エレシュキガルと探すことしばらく。

 

 

 大きな会場かつ、上にも横にも広いし人混みも多いのでどこに行ったのかと探し歩く中、ふと目に入る看板。

 

 

 「フリーライブハウス?」

 

 

 「へえ、サバフェスで出すMV撮影の予約から自由に踊っても歌ってもいい。クラブみたいな場所だね。案外ここにいるかも? なんかすごく賑わっているし」

 

 

 こういう場所だと夜の海で遊べない人が夜に来るものと思っていたけど、昼とは思えないほどになにか賑わいがすごくそれがサバフェスのせいなのか、知っている誰かが場を盛り上げているかもと思いイシュタルと一緒に中に入ってみる。

 

 

 「ささ、皆様次のご演目もお楽しみいただきましょう! この出雲阿国と清少納言様の合体公演! 和洋折衷の歌舞伎、舞をこの南国の島にて繰り広げてみせましょう!」

 

 

 「イェーイ! さあ、次のナンバーいっくよー!」

 

 

 そこには髪の色が左右で綺麗に分かれた白よりの灰色と茶色の髪を結った傾奇者。軽妙洒脱。しかしてその振る舞いは洗練され、かつ美しい踊りで場を魅了する少女に、後ろでDJをしてラップとも、歌とも取れる独特の。でも新しい歌を披露する赤、黒、青の色とりどりの髪をツインテールにして白のビキニとジャケットをつけてサンバイザーをつけた美女が彩る。

 

 

 「ほわぁ・・・凄いのだわ・・・キラキラしている」

 

 

 「いやー・・・すごい」

 

 

 二人で同じ感想になるほど。二人の美貌と声だけではない。選曲も踊りも歌も技量が高い。まさしくこのライブハウスに咲いた二輪の花。

 

 

 ただ、あまりに滑舌がいいのとその歌詞のまぜこぜにちゃんと聞いても歌詞全体がわからない。うーん。いい歌詞、フレーズが入っているのは確かなんだけどなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「やーやーお客さん。次の方に公演が映ったのにこの阿国さんに御用で?」

 

 

 「応援ありがとー♪ そして、どったの? このお似合いカップルが私達コンビに。もしかして加入したいのー? たしか、かおるっちのちゃんマスの知り合いのちゃんマスだっけ?」

 

 

 「おやおや。まさか噂のカルデアのマスター殿でしたか? それはそれとして、それなら私達の後援者にでも?」

 

 

 「ああ、いやいや。二人もすごく魅力的だったけども、えーとね。ここにいるエレシュキガル。にそっくりな黒髪の、白の水着とピンクのジャケットをつけたすごく綺麗な人なんだけど」

 

 

 トリスタンがそのビジュアルと技量と本人の愉快すぎる性格で二人に負けずに盛り上げる舞台裏でさっき会場を盛り上げた英霊二人。出雲阿国と清少納言とご挨拶。

 

 

 エレシュキガルもウルクにはなかったであろう歌や踊りの種類、文化に感銘を受けているようで二人が昨年のサバフェスでの初合作というCDを買いながら握手をもらっている。

 

 

 「うーん? 見ていませんねえ。客席の皆さんには舞いながらそれとなく観察することがありますがお二人が認めるほどの美女であれば阿国さんも歌舞伎メンバーにいれるかもですし、かの宮本武蔵なら斬ザブローとの殺陣とかを頼みたいくらいですし」

 

 

 「そだねー。あ、そうそう。ちょうどいいしさ。ちゃんマス。元さんだっけ? あたしと一応仮契約しておかない? この後も阿国っちと一緒にライブしたり同人誌、作品あさりに行く際に何かあれば連絡するし、カルデアの英霊たちを紹介してほしいからさ。かおるっちが絶賛する華奈? とかストーム1とか」

 

 

 「おお、それはいいですねえ。阿国さんもぜひぜひ。カルデアという時代も国も越えた英霊たちが仲良く過ごせる場所なら善き後援者、お客さんにもなってくれそうですし、人理焼却を覆す旅路の演目についても知りたく。

 

 

 どうでしょう? 流石にそこのエレシュキガルさんには負ける英霊ですが。調査は足を使い、調べ回ってこそと存じますが?」

 

 

 「お。いいね。それじゃあ契約と、私達が泊まっているホテルはここだから気兼ねなく来てほしい。後連絡先は・・・」

 

 

 互いに疑似契約で魔力のパスをつなぎ、ホテルと自分のスマホの連絡先と場所を教えてその場ではひとまず解散。

 

 

 「思わず聞き入っちゃったけど、どうしましょう? あの二人見つからないし、最悪迷子のお知らせで呼ぶのがいいかしら?」

 

 

 「そ、それは流石に・・・・・令呪で呼び出そう。何かあれば大問題だ」

 

 

 主にメソポタミアのメンバー。このお札から見て分かる通りギルガメッシュ王はいるようだし下手に煽るネタを用意したらヤバそうだしね。令呪で呼び出すことにしよう。

 

 

 その後、令呪で呼び出したイシュタルに武蔵ちゃんと一緒にいた場所を聞いて4人で合流。成長したグガランナ2世? の引く牛車に乗ってのんびりと優雅にハワイ旅行とフォーリナー調査に洒落込んだ。うん。いい仕事と休暇だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ふむ・・・この絵心はセンスはある。が、まずはルルハワの写真や名所を中心にガイド本を作る。其の上でイラストや漫画などは4コマや小さな1枚絵などでやるほうが無難だろう」

 

 

 「あんたね。そんなことで名作が作れるわけが・・・!」

 

 

 「邪んぬ。まずはその最初からが大事なのよ。藤丸も魔術の勉強や銃の扱い。身体づくりに関してもそうだったけどまずは基礎から。ノウハウを学んで、技術とセンスを高めてネタを集める。漫画というのはそれほど大変なものなの」

 

 

 漫画、同人誌づくりに必要な機材をアナログ、デジタル問わずに購入して昼食後にエミヤと所長が中心になってまずはどんな本を、あるいは作品を作るか。という話になって絵はサブ要素にした観光本ということになった。

 

 

 当然サバフェストップ人気サークルのジャンヌたちに勝つには足りない。とはいうもののまず本を一冊作るだけでも大変な仕事。その中でできる限りクオリティーと情報量を用意しつつ絵もノイズになりきらないものは。となった結果がこれなのとこの説得で邪んぬもぐぬっている。

 

 

 「くっ・・・分かったわ。私達はひよっこだものね。そうする他無いわ。じゃあ、今から時間も無駄にせずにひたすらネタを集め資料を集めて回るわよ藤丸、オルガマリー。さあ、急いで観光地巡りと取材開始よ!」

 

 

 「ふふふ。では私が一番乗りであちこちを周りましょう。ハワイではその島独特の進化を遂げた生物も多いとのこと。そこら辺を含めた写真は天狗と野山を駆け巡り師匠に鍛えられたこの牛若丸にお任せを!」

 

 

 そういうやすぐさま飛び出していく牛若丸を追いかけることになる僕ら。牛若丸も追いかけっこだとキャッキャと遊びながら逃げ回るもんで大尉たちに鍛えられた僕らでもへとへとになりそうなほどだ。

 

 

 でもある程度はルルハワの場所を回りつつ、程よく資料を集めたとは思う。おかげで夜もぐっすりと眠れたし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「んふぅうー・・・くはぁ・・・おはよう・・・みんな・・・」

 

 

 「おはようございます先輩。よく眠れましたか? 私はついつい興奮して眠れませんでした。夜も賑やかで、いつもお祭りのようで」

 

 

 「そうね。夜のストリートも人の喧騒が聞こえるほどだし」

 

 

 「ま、お祭りってのはこういうものよね。しかも本命は数日後だけど実質何日も続くお祭りみたいなものだし」

 

 

 信長にこってり搾られてしまったせいでぐっすり眠れたけど、少し眠気がある中みんなと一緒に挨拶をしつつ一階のレストランビュッフェに向かう。ルームサービスも呼べるけど、こういうのは現場で空気を味わいたいし。

 

 

 「うわぁー・・・美味しい・・・! すっごい・・・!」

 

 

 「うーむ・・・これはすごい。料理のクオリティー。飲み物やシロップ。パン一つとってもとんでもない出来だ」

 

 

 「ほほう。ウルクで見た肉よりもずっと大きく香ばしいベーコン。うん。今は弁慶もいないので思い切り肉も自由に食べます! 美味しい! はあーそれにパンも甘く、風味が素晴らしい!」

 

 

 「おやおや。みんな元気だね。そして来てくれたんだ。藤丸くんに所長さん、マシュちゃん」

 

 

 みんなで思い思いのご飯を持って来て席に座ればコーヒーやお冷を持ってきてくれる女性。カルデアに最近来たブーディカさんだ。

 

 

 「おはようございますブーディカさん! ブーディカさんも観光です?」

 

 

 「ん? そうね。半分は。もう半分は華奈の手伝いで。ここの料理、知り合いのケモミミ女王と華奈の監修、賢王のお墨付きだからね。料理のクオリティーでいえば最高峰だと言っちゃうわ」

 

 

 「うむうむ。普段はネコであり人参をどう調理するか腐心するキャットであるが今回はひたすらに量と質、そして品数を追求するワン。昨日新鮮な肉も大量に来たのでな。夜のディナーは一日熟成だがいいステーキを振る舞うと約束しよう。

 

 

 なぜならキャットはメイドでもある故な! ルルハワにふさわしい海賊を用意しよう」

 

 

 「ありがとう。えーと・・・・」

 

 

 「タマモキャットだワン! チップは人参かわさびでいいぞ?」

 

 

 なにはともあれ、本当に美味しい食事を満喫できるのは嬉しいこと。活力が湧いてくるとはこのことか。本当に力が、元気が出るような気分だ。

 

 

 「うむ。良い食事はそれだけでいいものだ。そして、この後だな。取材であちこち回るもよし、ビーチで遊んでもいい。買い物に行くためにストリートに行ってもいいだろう。マスターたちも楽しみつつ本を作っていこう」

 

 

 「そうね。午前中はそれでいいと思うわ。でもお昼からはホテルに集合。本づくりに取り組むわよ。私はそれまでに少しでも画力の向上に調べ物をやっておくから」

 

 

 「はい。今回は私も高性能のデジカメにスマホを用意していまして。このルルハワの景色や背景の資料はもちろんのこと海に飛び込む先輩に食事を満喫する先輩、バスに乗り込む先輩などなどのたくさんのスナップショットを撮りますので邪んぬさんもご期待ください!」

 

 

 な、なんか僕ばかりじゃないかなあ。それ資料になる?

 

 

 「そ、そう。やる気があるのはいいことね。それじゃあマスターちゃんの先導はマシュに任せるとして、まあ、まずは一度怒られてきなさい」

 

 

 「へ? 邪んぬさんそれはいった・・・ひッ・・・! お、おかあさ・・・」

 

 

 後ろから鬼すらも慄くほどの怒気を含んだ華奈さんがマシュの首根っこを掴んでどこかに行き、しばらく後に頭にたんこぶをこさえて涙目のマシュが出てきた。

 

 

 うん・・・あの二人のMVを二人が満足行くまで何度もあの歌声を聞きながら編集、調声を手伝って、振り回され続けられる。しかもタダとなれば流石に華奈さんも怒るよね。でも部下たちの休暇が減ったことがメインなのはやっぱり優しいと言うか。

 

 

 マシュも安請け合いを出さないようにと気を引き締めてもらったし。いざ、取材と観光にレッツゴーだ。




 ルルハワの最初の穏やかさいいですよね。


 なぎこさんと阿国の踊った。歌った曲はSOUL'd OUT の名曲 COSMIC TRAVEL とTO All Tha Dreamers とかをイメージしています。なんかあの二人なら歌って踊りそう。
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