転生愉悦部の徒然日記   作:零課

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妖精郷での面談会。


華奈「待ぁちなさ~い! モードレッド様ぁ~~!」モードレッド「あ~ばよ~カナのおばちゃ~ん」

(´・ω・`)月(゚∀゚)日

 

 妖精郷に到着し、早速妖精たちに案内されてヴォーティガーン様と再会。ヴィヴィアン様にニマーヌ様と談笑しているようで、挨拶をするとまるで憑き物が落ちたように晴れやかな笑顔で応えてくれました。

 

 ヴォーティガーン様は魂のみを妖精郷に送ったのですが、その後先に来ていたニマーヌ様に新たな肉体を作ってもらい、そこに肉体を馴染ませて活動を再開。姿は私が会った時の姿に竜の要素を幾分か足したような姿で、目が竜のような鋭い金の目、所々白の龍鱗が会ったりと少々姿が変わっていました。

 

 いやまあ、魂だけの状態からここまで出来るのも凄まじいですが、あそこまで人を憎んでおいて、また人間の姿を取るとは思いませんでしたが。これに関しては『人としての身体の時間が長いから此方のほうが活動しやすかった』『竜だと初見で幼い妖精や獣人などの子供に怖がられることもある』との理由でこの姿らしく、戦闘時、本気のときは龍の姿にもなれるそうだとか。

 

 積もる話もありますが、取り敢えず昼前に来たので食事の準備に取り掛かり、ハンバーグ、ペペロンチーノ、サラダなどなどを用意したのですが・・・匂いで妖精や他の多くのものも来てしまい、少しばかり持ち込んだ食料を一気に使い切りそうに。まあ、それはいいのですが、問題はこれで獰猛な獣も引き寄せてしまい、そのせいで一騒ぎが会ったことでしょう。

 

 何とか鎮圧した後、改めて今の妖精郷の現状を話しながら食事を始め、ヴォーティガーン様にニマーヌ様は料理がたいそう気に入ったようで、またレシピをねだられました。予想はしていたので、レシピと妖精郷にないものは代用品を探しておくことに。

 

 今の妖精郷は私が送り込んだ幻想種が当初は住む場所や縄張り争いなどで大変だったそうですが、先に来ていた幻想種、私の知り合いの妖精様、そして肉体を手に入れたヴォーティガーン様の尽力でまた妖精郷での住み分けをなんとかし、生きている以上食い合いなども起きるものの、余計な殺生はない自然が保たれているようです。

 

 白き竜の代弁者に湖の乙女、それに妖精などの言葉はやはり無視できないものであり、あちらも本能で理解したのか、いらぬ諍いや争いは起きてないとのこと。かつてこの世界に会った自然が妖精郷で営まれている。

 

 ヴォーティガーン様も楽しんでおられるようですし、住人の皆様も問題なく過ごせている様子。此方も話を切り出していくことにし、まずはヴォーティガーン様の剣を打ち直したものを渡しておき、使い心地の確認、修正などをまとめて微調整。研ぎや柄の握りも調整して完了。模擬戦も行いましたが、本人曰く『前よりも使いやすくなっている』と言っていたので問題はないでしょう。

 

 そして、二つ目の目的である黒介とその家族によるヴォーティガーン様の手伝い。それなりに歳をとったオジサンの黒介ですが魔獣故かようやく中年くらいの年齢らしく、経験を積んだ分強くもあります。戦術も簡素なものなら問題なく自分でこなせますし戦力にも機動力にも護衛にもなる。

 

 これにはヴォーティガーン様もヴィヴィアン様達も喜んでくれて受け入れくれました。けど、同時に『戦力の低下にならないのか』と聞かれましたが、そもそも魔獣だけでも1000頭超の数、教育も末端までしっかりと行き届いているので問題なし、黒介の後継者もいるのでお気になさらずと伝えておくとあちらも納得してくれました。

 

 ハチたちも妖精たちと戯れているようで楽しんでいるようで何より。取り敢えずこの素晴らしい花畑もある妖精の郷で私も休暇をとっていきましょう。

 

 寝る場所がなかったので久しぶりにハチたちと一緒に寝ました。久しぶりですねえ・・・こうやって寝るのは・・・・・・・くぅ・・・

 

 

 

 

 

(σ・∀・)σ月(((((((((((っ・ω・)っ 日

 

 妖精郷に入ってから、ヴォーティガーンと組手をして互いに磨き合い、ハチ達と一緒に木の実を探して新しいパイを開発したり、黒介や魔獣とのコミュニケーションのとり方を教えたりと過ごす中、ヴィヴィアン様に頼んでいたクラークの槍の強化が終えたのか呼び出してきました。

 

 出来上がった槍は頑強さも数段上がったものだが、面白いのが重さをある程度自由自在に変えられること。大体が3倍位には重くでき、軽くなると同じ長さの木の棒程になるとまた変わったもの。それと、ガヘリス様に毒や呪いを弾く鞘をくれました。ガウェイン様の聖剣には劣るが、どうか活用してほしいとのこと。

 

 取り敢えず妖精郷の一部だけですが地図も作っておけたのでなにか大きな騒ぎが起きればすぐに駆けつけられるでしょう。まあ、土着の神様がイタズラで地形を変えたりとか馬鹿やらなければの話ですけども。

 

 数日何も考えずに楽しみ尽くせたので、気分もスッキリですし、何やらハチや花子が栗毛並みに大きくなっていたりと面白いことにもなっているやら思いもよらぬ土産を手に入れてホクホクです。

 

 円卓にも入って大変な日々でしたからねえ。新国家なので組分けやシステムが不十分な部分があるので過去の国の良いシステムや法令を漁って改良して組み込んだりと色々模索中。いい気分転換、リフレッシュ休暇でした。

 

 それに面白かったのが神秘による味の上質さ。まだ神代、神秘の残るブリテンから生み出される食料は大陸よりも美味しいものが多いですが、此処はさらに美味しいものが多く、少し食べ過ぎちゃうほどに色々作っちゃいました。仲良くなった妖精郷の皆さまがいなければ消費し切るのが大変でしたよ本当に。

 

 そのせいで妖精郷の食材もある程度理解できたので食材別の活用方法や料理をまとめたレシピ本、ソースなどの作り方、香草などの使い方をまとめた冊子もおまけに作成。ヴォーティガーン様に差し上げましたし、色んなアレンジやご飯を楽しんで欲しいもの。

 

 やることもやり、休暇も存分に過ごせました。まだ休暇は残っていますが、残りはオークニーで過ごし、時差? があるのかは分かりませんがその差を慣らし、勤務に備えてやることの確認もしないといけませんし。ゆっくり準備しなければ。

 

 皆様に見送られながら妖精郷から帰り、帰宅場所に設定されていた銀嶺の拠点兼自宅の部屋に戻ります。

 

 早速帰還の報告をモルガン様に伝えに行った所、あちらも私が妖精郷に出かけている間に私の依頼をこなしたらしく、生姜の品種改良に本腰を入れて栽培が出来るか開始し始めたそうです。

 

 モルガン様、イグレーヌ様の庭で試験的に植えており、一応は芽が出始めているので、それ以降がどうなるかはわからないが、今のところは順調。経過報告は使い魔を通してブリテンにいても送ってくれるとか。

 

 それとは別にモードレッド様の教育を休暇中ではあるが、会いたいとねだっているので明日からまた教育をしてほしいとのこと。私も昔を思い出して楽しいので笑って受け入れ、そのまま茶会をしてから解散。

 

 もうモードレッド様も4歳。それなりに色々教えなければ。昔ガウェイン様やガレス様達に使った教材もまだ大丈夫でしょうかねえ。

 

 

 

 

 

(*´・ω・)(・ω・`*)月ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ日

 

 モードレッド様の要望で休暇中ですが訓練や教育だけはすることに。モードレッド様は何と言いますか・・・わんぱく娘という言葉がぴったりな元気っぷり。

 

 よくイタズラを仕掛けては逃げ、座学になると逃げ出し、剣の訓練だと私よりも先に訓練所に到着して勝負を催促すると中々に忙しない。ただ、甘えたがりで私にも心開いているからこそで、イタズラもその一面だと分かっているので微笑ましい。

 

 取り敢えず、剣の才能は文句なし、今は4歳程ですがそれでも尚光るものを感じるのですからもう5,6年して身体の下地が出来てきたらかなりのものになるでしょう。

 

 問題は・・・座学で、今は簡単な文字の練習なのですが、物覚えや応用も効く辺りすぐに吸収力もあるのですが、勉強嫌いですぐに逃げ出す。なので昔ガウェイン様達に教えた方法で教えることにしました。

 

 文字を動物や何らかの物に例えた絵を描いたカードで教えたり、私の知る昔話、絵本をブリテン風にアレンジした絵本を面白おかしく読み聞かせたり、ある程度の読み書きをする度にスタンプを押してたまったらお菓子の詰め合わせをあげたりとあの手この手で飽きないように、楽しめるように頑張っています。

 

 そのせいでしょうか。物凄く私に懐いてしまい、休日ということもあってピッタリとくっついて離れないです。まあ、アルトリア様にも懐いていますし、そのアルトリア様が休暇に訪れて、狼や猪、馬と触れ合える銀嶺の拠点にも入り浸るのも珍しくないですし、その主の私と居れば遊び倒せるでしょうけども・・・しっかりとモルガン様に伝えませんといけませんよ? 心配しちゃいますからねえ。

 

 取り敢えず、まだ小さな魔狼達とじゃれ合いながら遊んでいるさまは可愛らしく、癒やされちゃうのでそれを眺めながら本日のご褒美のお菓子の準備。蜂蜜を練り込んだクッキーでも作りましょうか。

 

 その後はガレス様、イグレーヌ様も合流して皆で遊び始め、花の冠を作ったり、大きくなった花子に乗って少しだけ散歩したりと微笑ましい祖母と孫娘たちのふれあいが繰り広げられ、拠点に帰ってきた皆でこの光景に目を細めて慈しみ、途中でガヘリス様にモルガン様も合流して皆でクッキーパーティーをしました。

 

 皆様美味しいと行ってくれるのは嬉しいですけど、食べ過ぎたら晩ごはんがお腹に入りませんよ?

 

 

 

 

 

 

(ノ`Д´)ノ彡┻━┻月゚ヽ(・ω・)/日

 

 最近、どうも作物の実りがほんの少しですが、少ないです。今のところは何の問題もない量で済んでいますが、どうにも少ない。具体的には肥料を広め始めて数年くらいの時期まで落ち込んでいる。

 

 神秘の減少によって土の力が徐々に減り始めている。それが顕著になった兆しなのかもしれません。

 

 少し前に漸くこの島の幻想種をあらかた送ったこともそうでしょうけど、やはり神代の終わりゆえなのでしょう。今はこの程度で済んでいるのは神代の住人である人間、家畜、その排泄物から作る肥やしでどうにか土の力が弱る速度を緩めていますが、これだけではいずれ追いつかなくなるでしょう。

 

 ふーむ・・・・・・・・・もう一つの対策も準備しなければいけませんかねえ? 取り敢えずダンカンとヤマジに動いてもらい、コーウェン将軍らにも呼びかけましょう。

 

 これ以外にも私がブリテンにいない間にどうも国の国政がおかしなことになっている所が出始めているようです。なにせ、騎士が王であるということや、武で国を再興したという側面で文官が少ない。決定的に少ない。

 

 その穴埋めに武官が文官もどきになることも少なくないことからか、その文官の決定に反対するものは決闘して勝者の案を通すという世紀末、または筋肉的解決方法がまかり通ることも少なくないです。

 

 私が円卓に参加してからは内政はケイ様、外はランスロット様。中継ぎやまとめは私やアルトリア様が行っていましたが、私が抜けたこの一ヶ月近く、その穴埋めに駆り出された騎士たちでいざこざを起こすわ、私が担当していた商人様とのやり取りで手に入る収入を改ざんして懐に収める輩も出ているとか。

 

 ああ・・・もう。なんで後進育成をしないんでしょうか・・・若しくは文官が入りやすい土壌をこさえないのか・・・・・こんな状況、才ある文官でも反対されて決闘挑まれるのが怖がったりして仕官希望も来なかったり、文官の才能ある騎士が死にかねない場所なんて行きたくもないですよ。

 

 取り敢えず利益をネコババした騎士は刑罰は確定、それとジャック将軍らに相談して文官育成の生徒たちにブリテン志望の子たちを教えてもらい、私の部隊に組み込んで働かせるのも考えなければ。

 

 こういう空気を引き締めるのはアグラヴェイン様が良いのでしょうけども、王子を揃って円卓に組み込むのも、私の配下に加えるのはあれですし、取り敢えずこの方法で文官を入れて、ブリテンに士官する子がいればすぐにアルトリア様に伝えるようにしなければ。最近ローマもまた何やら変な動きがあるようですし、内部でごたついているわけにはいきませんもの。

 

 この後キャメロットに戻り、早速不正を働いた騎士を皆しばきまわし、今回の不正の件、脳筋制度から私の部隊の文官をそのまま私の部署に組み込むこと、尚も反発して決闘するのなら文官の代わりに私が受け持つと伝えました。

 

 ケイ様とアルトリア様にはこちらの国の文官候補から志願者はそちらの直属の部隊に組み込んで保護してほしいと頼み、取り敢えず休暇は終了。ラグネル様のお兄様にも再会しましたが、元気そうで何よりです。

 

 

 

 

 

 

 

(^ω^)月゚(´~`)日

 

 本日はフランスに遠征。その目的というのも、ランスロット様の父親バン王様の領地ベンウィックを奪還するための戦争で、私達銀嶺も参戦。ですが大陸のために魔獣達を大勢連れて行くのは危ないので人の部隊と騎馬で参加。

 

 結果としては特に苦戦も何もなく奪還。フランスもこれ以上ブリテンと事を構える気はない上に、後継の正当性、これ以上は国を荒らさないとの盟約を結び、特にこれと言ったいざこざも起きないまま終了。

 

 大陸への拠点を手に入れたことにブリテンもオークニーも大きく沸き立ちました。大陸への侵攻は考えてはいませんが、仲間の土地の奪還に、神秘の減少による食料自給率の減少や税収の先を考えると正に大きな場所を手に入れたと考えるべきでしょう。

 

 それに、クラークにもそれなりに大きな戦の経験も積ませることが出来ましたし、部隊としても万々歳。あだ名が「殺し屋」とか「若頭」とまあ、愉快なことになっていましたけど。まあ、前線で好き勝手暴れていればそうなりますよねえ。戦前の気合の入った顔も、血の付いた鎧に顔で殺気をまとった強面じゃあ味方でも怖いでしょう。もう慣れた私達はともかく。

 

 取り敢えず、ペリノア様、ランスロット様、パーシヴァル様の部隊を領地の防衛線に敷き、戦の傷を癒やして領地自体の軍備が復活するまでの繋ぎに。領民も納得していることと、フランスの主要都市から離れた地方都市故に目をつけられる理由も少ない。いい場所です。

 

 ここからも人材を募り、上手く回せていけたら幸いです。

 

 帰ったらモードレッド様にお土産をねだられたので、ブドウや干し肉、帰りに船で釣りをして手に入れた大きな魚を見せたら飛び跳ねて喜び、今晩は魚の煮付けになりました。大きな魚だけに味も淡白。何の魚かは知りませんが、毒もないので有り難く煮付けに。

 

 魚拓も取りたかったのですけど、インクが勿体無いために断念。代わりにとモードレッド様に絵を描いてもらいました。拙いながらも味のある可愛らしい魚を描いてくれました。有難うございます。

 

 食事が終わって皆が寝静まったときに銀嶺の拠点の食堂。額縁に入れて飾っておきました。絵を見てほっこりしながらご飯。良いですねえ。そのためにも色々進めなければ。先に当たっては神秘の減少。これをどうしたものか・・・・・

 

 




捻じくれた思惑も無く、良き父母に祖母、兄妹、師匠がいたらこんな純粋わんぱく娘にモードレッドはなるのかなと。行動力も頭の機転も春日部の幼稚園にいる五歳児並みです。そして成長したらライダーモードレッド以上にちょろ可愛い女の子になるのかなあ・・・見てみたいですね。

ランスロットがフランスの領地を取り返したりと嬉しいことが続きますが、次回からは暗い話も増えてくると思います。幾つかは絶対に避けられないものも多いんですよねえ。昭和の特撮の馬鹿騒ぎもたくさん入れたいのですけども。

何時も何時も誤字報告、有難うございます。報告をくれる皆様には感謝です。私も探すのですけど、どうにも見つけきれないことが多いので、本当に助かります。

そして、感想が100を越えました。この作品にお声をかけて、感想をくれてありがとうございます! この応援は本当に活力になります。有り難いことこの上ないです。

最後に UA 24098件 しおり 87件 お気に入り 271件 閲覧、応援、感想、高評価、誤字報告、有難うございます! また少しばかり遅れると思いますが、どうかお付き合いをお願いします。

それでは皆様。さようなら。さようなら。
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