転生愉悦部の徒然日記   作:零課

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 ようやく旧盆でのシーズンのお仕事が終わって一息つけました。


 まあ、コミケの本を今度はメロンブックスで買い漁りに行きますがねえ!!


無事に帰りましょう。少し遊んで

 「え・・・あれ・・・? 私・・・!?」

 

 

 「おお・・・邪神成分が抜けたBBちゃんに・・・え・・・私が二人!?」

 

 

 目を覚ましたBB様たち。まあ、そうですよねえ。あちらの方だと思い切りアル様にぶっ飛ばされてから気絶していたら分裂。は流石にですよね。

 

 

 「あースパモン様がそちらの力をふっとばす際に手違いで分裂させつつ力も均一にしたようで。まあ、いわゆる同一存在、分身みたいな?」

 

 

 「な、なるほど・・・さすがは今世界中で最も有名な新興宗教の類にして、実在する神・・・私の舞台をこう使うって、めちゃくちゃすぎですよ」

 

 

 「私と銀嶺隊自身が基本このルルハワに来ていた英霊たちへの戦闘行為を禁止される制約を課された。それは即ち何かその英霊たちがイレギュラーに巻き込まれたりした際への対処が出来ないですしねえ。今回は邪神二柱の顕現が出来たという実績を逆に利用しただけですが、そう何度もできるものじゃないです」

 

 

 「さてと・・・私の方もまだまだ武装は万全ですし、ユニヴァースでは邪神の問題に対処するため、またその汚染や影響を検査するための機材も用意しています。さっさと二人の調査と検査。データを取りますよ。銀河警察に恩を売りつつ賞金も手に入れば、この騒ぎも解決と一石三鳥ですし」

 

 

 大真面目にアメリカという舞台、この特異点で起きた事態の数々、邪神の力を濃くだした戦場。といういくつかの要素が重なってようやく。ですからねえ。神代ならいざ知らず、依代もなく現代で捧げ物と祈り一つで神霊を呼び出すというのは下手すれば根源行くより難しいのでは?

 

 

 そして、アル様の備えのお陰でBB様達の問題点や、その邪神。ニャル野郎の悪影響が残っていないかを検査と銀河警察への報告。やれやれ。やることが多いです。

 

 

 「「そんなこと言ってひどいことするつもりでしょう! 薄い本みたいに!! 薄い本みたいに!!!」」

 

 

 分身とはいえここまで綺麗にハモれるのはもう見ててカオスですがなんか駄々こねてきたので刀を抜く。

 

 

 「ほほう。そういうのがお望みなら私思い切り出来ますし、そのために暴れるにしたってもう戦闘をしないという誓約も薄れているので、出せますよ? ゲッター。それに・・・」

 

 

 「ふむ。一度刃で清めるべきか。そこな二人」

 

 

 すぐさま生やしてエロ展開にしてもいいですし、と術式を発動させつつ指パッチン。海にゲッターを出現させつつ、隣には翁様。そして、海辺に隠れていますがティアマト様の存在。

 

 

 戦闘禁止の誓約もアル様の槍の一撃とスパモン様のおかげで解除できたのでBB様が増えようが殴り倒せる準備は上々。上空からも12本のロンゴミニアドを再現した魔術の槍が照準を向けているのを見れば二人共しばし顔を見合わせて。

 

 

 「「あ、はーい。おとなしくしてまーす☆ 流石に宇宙の最上位捕食者相手には無理ですので」」

 

 

 「・・・もう一発かますべきですかね?」

 

 

 「その際は私も手を貸しますよ。スカサハ様と頼光様にも声をかけて警備を増やすので、とりあえずこのトラブルメーカー二人の検査に行きますよ」

 

 

 やれやれ・・・これ、どうカルデアに報告するべきか・・・というか、国連にも魔術協会にも・・・身内のバカのせいでこうなりました。ってますます声がうるさくなりそうで。はぁー・・・せっかくうまい具合に根回しと事態の沈静化をできつつあったのに。

 

 

 アヴァロンでもう静かに私と深い仲になったみなさんとゆっくり農業したい。

 

 

 少し気が重くなる中私のメンバーでBB様たちを連行。情報工作、ダ・ヴィンチちゃんとホームズ様に頼みましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「やれやれ・・・とんでもない話だったわ・・・」

 

 

 「はい。しかし、星の外には本当に邪神がいる。その存在がコンタクトを取れたというのはすごい話でした。宇宙の世界はどうなっているのか今度アルトリアさんに聞いてみたいです」

 

 

 「こうしている間にも僕たちを見ている宇宙人もいるのかな?」

 

 

 「きっとウルトラマンみたいないい人たちもいるはずだよ」

 

 

 華奈さんがBBたちをお縄につかせて連れて行くのを見送りつつ、すっかり広くきれいな夜空が見れるだけのこの天文台跡地の上でみんなでぼんやりする。

 

 

 宇宙にはまだまだ現役の神がいるというのを見せてくれたという意味では、凄いものを見せてくれた。スパモン様。気になるし今度調べてみようかな?

 

 

 「はぁー・・・後でBBたちにはここの職員とみんなをどうにかして虚数空間から出してもらうとして・・・せっかくのバカンスも・・・楽しかったけどこれでおしまいなのは残念だわ」

 

 

 「ですねえ。私は楽しかったですがまさか宇宙からの邪神とそもそも眠っていた邪神を相手することになるというのはまた。後でケツァル・コアトルさんに聞いてみます? あの大いなる闇という邪神についても」

 

 

 「ですね。確か恐竜のいる時代からの記憶で知っているかもですし、たしかお母さんが言うには3000万年前よりもう少し前にここに来ていたらしい存在。とも言っていたので」

 

 

 「今回はその功績とBBのやらかしを相殺できればいいけど・・・トホホ」

 

 

 「それに関しては我が対応しよう」

 

 

 このバカンスももう終わり。そう考えていると出てきたのはゴージャスP、もとい賢王様。

 

 

 「なぁに。時間を巻き戻すなどの荒業をセずともこのサバフェスをもう一日延長。一日を使ったお疲れ様会、オフ会でも開くと宣言すればいい。資金に関しては我と、阿漕なやり方で稼いでいたドルセントから出させておく故にな」

 

 

 「ありがとうございます! でも、ドルセントの方もいいので?」

 

 

 「構わぬ。流石に度が過ぎていると銀狼からも苦言を呈され、我もどうするかと思えば碌でもないことをしよって。あれでは女王の格が落ちるわ。お灸をすえる。というやつよ。

 

 

 おい。元。お前とその女どもで会場を用意させる故に付いてこい。あの芸者に作家はこういう事も得意であろう?」

 

 

 「わかりました賢王様。お供させていただきます」

 

 

 そう言って元さんと武蔵ちゃんを連れて戻っていく賢王様。おお・・・コレでようやく気兼ねないハワイ観光やバカンスをできる・・・!

 

 

 「あら? そういえばさっきBBさんのいた場所に本・・・あ、コレは今回私達が描いた同人誌の・・・ふふふ。最初のものまでありますよ」

 

 

 「・・・飽きもせず、結構描いたわね。私達」

 

 

 「しかし、実質的には一月前後でこの上達。いやはや、絵師として、漫画家としての才能は英霊級ではないのかね。オルタは」

 

 

 「どうかしら? ま、上達したのは事実だし、みんなの助けもあって・・・・あって・・・・」

 

 

 同人誌を見て改めてみんなでこれだけのものを作れたんだ。そう思って夜の天文台跡地でもうっすら見えるほどにはきれいな月夜の下で見ていると、オルタがなにかプルプルと震え始めた。

 

 

 どうしたものかと見ていると、それは僕らがサバフェスで1位を取った際の同人誌。が2冊。ただ、1冊は少し古いと言うか、読み古したあとがあるような。

 

 

 「・・・少し待っててね。みんな。マスターちゃん。二人で少しだけ話しましょう・・・・そ、それで・・・いい? この本が私が同人誌を描く切っ掛けになったやつ。そして、これが今回私達が描いたやつ」

 

 

 「うんうん・・・・・あれ・・・ここのエンディングとかの違いや、細かい調整って確か・・・」

 

 

 「そう。私とマスターちゃんで最終調整をする前の部分以外の違いはない。恐らくだけど・・・これ、一度仕上げてみてサンプルとして作ってみたやつよね」

 

 

 「うん。確かコピーで作ってから読んでからの実際にコマ割りとか考えたし」

 

 

 ということは・・・BBが時間を巻き戻せることなどを考えた場合。この同人誌って・・・BBがわざと・・・?

 

 

 「多分・・・オルタの感性を踏まえて仕組まれた・・・?」

 

 

 「・・・・・・・・・・は、は、は・・・恥ずかしいわぁアアアアアアアア!!!!!」

 

 

 顔から溶岩が出そうなくらい真っ赤な顔をして、多分フランスでも聞いたことがないほどに絶叫して地面に突っ伏すオルタ。いやあ・・・まさかまさかだった・・・おっきーも感銘を受けるほどの作品でもより良いものができるはずという視点とセンスを持つオルタを見て、あえてこれを仕掛けていたと。

 

 

 オルタは要は自分の作品に自分で嫉妬して、より良いものを作れると考えて、しかもその作品を自分ではなくジャンヌのほうが作っていたと勘違いしていた・・・これは・・・うん。しょうがない。

 

 

 「ああ・・・こ、これを越えるとかほざいていた私・・・ここまで、ここまでの仕込みを・・・うぁわぉおおぉお・・・!!」

 

 

 「お、オルタさん? 大丈夫ですか?」

 

 

 「い、いっそ殺して・・・妾はそんな真実しりとうなかった・・・」

 

 

 とうとう情緒と一緒に言葉遣いもめちゃくちゃになったオルタ。おぉう・・・うーん・・・後で慰めるとして、ひとまず今は一人にしていくべきかなあ・・・

 

 

 「・・・とりあえず、オルタ。同人誌の腕は上昇したし、一応休んでからまた一緒に遊ぼうね?」

 

 

 今は発散させておこう。そう考えて僕もみんなを連れて一度離れることに。バカンスを満喫していくためにも明日には元気になればいいけども。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・というわけでして。いやはや。とんでもない話でしたよ」

 

 

 「特異点の問題もあって本当にお疲れ様。いやはや・・・セイレムよりもぶっ飛んだ特異点の構築とは、本当に何が起きてもおかしくないというか、邪神の力、そしてBBの危険性がよくわかったよ」

 

 

 「いやはや、これはますますユニヴァース世界の対邪神用のデータ保護や防護システムを導入できるように考えないと。それと、水着で思い切り遊べているのは羨ましいね。今度は私も行こうかな?」

 

 

 とりあえず、バカンスをしつつ特異点の崩壊、無事にハワイがもとに戻るのを見届けるのは藤丸様たちに任せて私はBB様たちを連行してから一足先にカルデアに帰宅。

 

 

 報告書もサクッとまとめておいたのでそれをロマニ様たちに渡せばまあーいろいろな意味で複雑な顔をされた。私のバカンスもなんか凄いことになって、しかもまあ同人誌を描くことがフォーリナーの追跡に役立つってなればそりゃそうとしかいえないのですけども。

 

 

 「しかし、休暇中のみんなにまさかフォーリナー退治までしてくれるというのは大手柄だし、また特別手当をだしておくことを所長にも打診しておくことでいいかな?」

 

 

 「休暇事態はループのお陰でだいぶもらえたのですがいいのです?」

 

 

 「ああ。流石に異星から来た今も生きているフォーリナー。しかもこの星でも最低でも3000万年前からいる神秘の塊であり生命。それを退けたのは紛れもない功績さ」

 

 

 「ふふふ。ではでは。後はハワイから帰還する皆さんのもてなしと旅疲れのケアの用意をしていきましょうか」

 

 

 ひとまずハワイで過ごしている皆さんにまた色々とハワイの食事とは違うカルデア食堂で皆さんも楽しんでもらえるよう頑張りましょう。

 

 

 またいつものリズムにも体を慣らしていかねば。




 これにてサバフェスは終了です。次回は召喚。超大量。
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