転生愉悦部の徒然日記 作:零課
信長「うはは! 当然当然! 悪運の強さもわしの強みよ! まあ、今回は華奈先輩のハチに助けられたがなー。トイレで縛られて放置プレイされたかと思うたらいきなり何かミサイルのようなものでトイレが崩れて生き埋めじゃ。どこかののん兵衛みたいな最期を迎えるかおもった」
華奈「あらあら・・・それはさすがにひどい最後になるでしょうし、無事でよかったですよ」
沖田「それはそれで見てみたいですねー後世のノブって、作品次第では体真っ二つにされてもお茶立てたりすることだってあるのでしょう?」
マシュ「え? 信長さんって人間ではなかったのですか!?」
藤丸「作品、作品だからマシュ」
信長「ま、魔王と後世にも伝わっているわしじゃし是非もないネ! しっかし、良く気づいたのお華奈先輩。この偽物に」
アルトリア「あー・・・なんとなくわかりました。仕込みはしてあったのですね姉上」
ジャンヌオルタ「? どういうことよ」
華奈「ま、それはおいおい語るとして・・・この偽物をさぱっと介錯してあげましょう。同じ信長様。油断できる相手ではないですし」
「くっそー! 離すのじゃー! 品物もしっかり手にしておいたのに、なんでばれたんじゃ!? しかも割と最初辺りからっぽいし!」
ゴムを練り込んだ荒縄で簀巻きにされた状態で芋虫、もしくは打ち上げられた魚のようにびったんびったん暴れる信長(偽)。この発言からも偽物だと自白しながらどうにか脱出を試みているようだが関節を的確に固定し、ついでにへし切長谷部も没収した状態では何もすることができずにただただ見苦しい状態をさらすのみ。
「まあ、それを悠々と語ってはいつの間にやら縄を切って反撃されそうなので次の機会にでもお話、もしくはそこの信長様に話しておくとしましょう。はい、信長様」
「わし、無駄に悪運強いからネ! せっかくの土産にエンディングには余計な茶番はイランイラン。お、よかった。柿に香木、瑪瑙、うんうん。問題ない」
それを視界の端で監視しつつカルデアと協力している信長に華奈は信長(偽)が信長(本物)から成り済ますために盗んでいた物品もろもろを回収。渡して抜けがないか再チェック。完了したところで信長(本物)も火縄銃を簀巻き状態の信長(偽)に向け、ぽつりとつぶやく。
「おおかた、今までのここでの英霊の魂と聖杯を使って何かをしようとしていたようじゃが・・・人類がこの状況で内輪もめ、しかもわしにされるのはごめんじゃからな。潔く死ね。わしよ。カルデアを見れんかったのがそっちの不幸じゃ」
「介錯は行いましょう。では、さぱっと」
「うむ」
頷いた直後に信長(本物)の火縄銃と華奈の持ってきていたストリンガーが火を噴いて信長(偽物)の心臓をぶち抜く。荒縄と肉体どころか南蛮街の石の道を破壊するほどの威力で霊核を完全に粉砕、信長(偽)も光の粒子となっていく。
「我が野望は成就せず・・・か・・・わしが描き見た景色よりも面白いのか・・・カルデア、は・・・・もう一人のわしよ。なら、わしの分まで楽しみ・・・ぬけ・・・」
「もう一人の織田信長の消失を確認。・・・・・・これで、終わったのでしょうか?」
『ああ、もうこの特異点も消滅を始めている。お疲れ様。みんな。とりあえずは特異点修復完了。メディアが聖杯の修復を行うそうだし、その聖杯も持って帰ってきて大丈夫だよ』
マシュの疑問を裏付けるように響くロマニの声。そして、特異点消失の前に皆の帰還準備のために準備していくコンソールの音、そして後ろで聞こえるメディアの声を聞きつつ、一行はカルデアに戻っていった。
「お疲れ様、みんな。聖杯も確保完了。メディアも問題ないと言っていた。これで改めて第二の特異点に挑めるわけだ。私たちに協力してくれていた信長も何かを企んでいた信長を倒して、特異点の消失もあったか本来の力。でいいのかな? を取り戻したし万々歳」
いくらかの収穫を手元にレイシフトを終えて戻ってきたカルデアの面々をねぎらうダ・ヴィンチちゃんとオルガマリー。
「けど、一つの問題が残ったのとできれば私たちの疑問に答えてほしいわ。華奈。あ、ロマニは皆のメディカルチェックの準備で忙しいから今はいないわ。最初の問題だけど・・・」
が、二人とも笑顔、の直後に少し困った顔を浮かべ、オルガマリーが右手を上げるとダンカンと銀嶺隊。そして、その後ろをついてくる数十人のちびノブたち。あの特異点の消失後なのにもかかわらず残っていることもそうだか、纏っている空気が敵対、恐怖のそれではなく、尊敬、憧れといったものかもしだしているのがわかる。というよりも、なぜか瞳がキラキラしているのがわかってしまう。
「あなたたちに仕えたいとこの子たちが言ってきたのよ。なぜか消滅もしないで・・・本気で敵意がないみたいだし・・・無下にするのもあれだし・・・どう・・・?」
「どうと言われましても・・・あー・・・ダンカン。理由わかります?」
思わぬことにさすがに全員が頭を抱え、華奈にストーム1ですらも訳が分からないよとダンカンに理由を求めるとダンカンも苦笑し話始める。
「ほら、最初に来た連中、図書館にまとめたりしたでしょ? だんだん敵意がなくなったのがわかったり、以外と話せるものだからと紫式部さんが大将たちの話と映像交えて話していたら仕えてみたくなった。だって」
「あ、わしとおんなじ感じか。わしもフランスでプロテウスとタイタンが黒い竜に立ち向かったり、いろいろ面白い兵器を使うのがいいねと思ってきたわけじゃし」
「はぁ・・・でしたら、黒介の部隊直下の騎兵隊ならぬ猪ライダー隊に組み込んで火縄銃を活かした竜騎兵。平時はカルデアの清掃要員。後は畑の管理をしてもらいましょう。お給料と福利厚生はおいおい相談して決めますのでそのつもりで。それまではお仕事なし、花子からカルデアの案内と休憩してください。・・・でいいですか?」
「「ノブー!」」
華奈の採用、および今後の対応に喜びの声をあげてはしゃぐちびノブたち。実際にカルデア内部で銀嶺隊にストーム1、エミヤに用意させた火器の訓練。および数の補充を行ってはいるがいきなり火縄銃を使える上に小柄で銀嶺の魔獣たちに乗せやすい、意思疎通も可能な兵士が数十と手に入るという大きな収穫に華奈も内心喜び、そして新しい人手の研修と掃除や警備のシフトの組み込みにどうしたものかと思考を一部巡らせていく。
「うんうん。私たちからしてもあの子たちは害はなさそうだと感じていたからいいとして、次はだけど、華奈、どうやって信長の本物と偽物に気づいたんだい?」
「あ、そうよ。どうやったの? カルデアから高性能の機器を持っていたわけでもないし、アルトリアから何か預かっていたわけじゃないでしょう?」
思考を遮るようにダ・ヴィンチちゃんたちが話したかったもう一つの疑問。信長の入れ替わりをいかにして気づいたか。これの疑問に関してはクスリとほほ笑み、懐から一つのものを取り出す。
「あれ? それって・・・」
「私たちがお小遣い貰った時のきんちゃく袋・・・?」
「この中に英霊でも嗅覚の鋭い方じゃないとわからないくらい少量の香木を混ぜ込んでいまして、ハチと私で匂いで識別して持っていなければ何かあった。持っていればよし。皆様の匂いだけ、きんちゃくだけではこれまた何かあったと判断できる材料にできるので用意しました。やはりバラバラに動くので、カルデアのバックアップ以外でも必要そうだと判断しましたが、良かったですよ」
魔獣、しかも嗅覚に優れた狼、猪たちを呼べるゆえの強みを活かしたアイデアに一同感心し、きんちゃくをもらったメンバーは思わず裏返したりして香木を探し始めたりも。
「へえー! 面白い使い方をするのですね! でも、それだけでノブを倒すと判断したのですか?」
「いえ、先ほどのちびノブに、戦国武将の因子を組み込まれた英霊たちもそうだったのですが、あの特異点の敵を倒したり、食べ物を飲み食いしても信長様の力は戻らなかったのでやっぱり聖杯に力が残ったか、もしくはその力の暴走とか起きていそうだなあと。ロマニ様、良馬様たちにカルデアから観測していた信長様の力のデータの推移を聞いたりして半分確信、そして最後の聖杯への目で理解しました」
「そういえば、信長も最初聖杯の爆発が原因で力がほとんどないと言っていましたね・・・作戦立案やらうるさいので忘れていましたよ」
「戦国武将に仕えた密偵・・・ニンジャでしたっけ? がいたかもですし、街なんてそれこそ暗殺にはうってつけですものね」
今度はボード上の電子端末を出して良馬、ロマニの両方に頼んでいた観測のログと信長の霊基の推移と変化。最後の信長(偽)を倒すまでは一向に変化のない状態が続き、武将を倒しても、ちびノブを軍ごと吹っ飛ばしても変化のないことを示していた。
「今はこうして戻っているが、力の大半がまさかああも暴走するとは思わなかった・・・いや、わしならやっていたかもなあ。ま、ともあれ、じゃ。華奈先輩、カルデアの皆の衆」
聖杯を手土産にしようとしたら爆発を起こし、あまつさえ自身の力の大半が暴走するという珍事にすらもやりかねないと言ってみせる戦国の風雲児信長。改めて気を引き締め、華奈たちと向かい合う形になると兜化防止かわからないものを脱ぎ、頭を下げる。
「迷惑をかけ、多くの助力を得ての結果になってしまったが、この織田信長、華奈先輩とストーム1の戦いぶりに感服し、ともに戦いたいとはせ参じた次第。聖杯を手土産じゃが、どうかこのカルデアに置いてもらえんかの?」
「あ、わ、私も。新選組隊長の一人沖田総司。私も人理修復の戦いにぜひとも参加できれば! お役に立って見せます」
沖田もつられて頭を下げ、改めて、カルデアへの参加を頼む。日本でも指折りの知名度を誇る戦国大名と幕末の天才剣士が戦力として加わる。これほどの頼み、しかも聖杯を用意するほどの意気込みとなれば断る理由が思い浮かぶわけもなく、蹴る気持ちもない。
「私は構わないわ。カルデアの戦力増強は助かるし、聖杯までくれるなんて願ったりかなったりよ。誰と契約するかは華奈に任せる。私は元に部屋の手配と、メディアさんの様子とトレーニングしてくるから、これで失礼するわ」
「了解ですオルガマリー様。では、早速契約してお二人とも改めてカルデアの見学と休憩にしましょうか」
オルガマリーと華奈は二つ返事で了承。新たな戦力の増加に周りもにわかに騒がしくなり、この決定を喜んでいることがわかる。華奈の言葉を聞いた後でオルガマリーはその場を離れ、レポートに目を通しつつ別のことに意識を向け始めている。
それを見送った信長らは一安心と息を吐き。
「じゃ、契約と行こうかな? わしは・・・あえて藤丸立香を選ぶぜ!」
神妙な空気から一変。藤丸をズビシと指さして契約相手を英霊が選ぶということを始めた。
「ええ・・・? お、俺ですか? 華奈さんたちに興味が出てここまで来たのにいいんですか?」
「構わん構わん。同じカルデアで前線で暴れるマスター同士だから一緒に戦えるし、武器は前もって借りればいい。それに? わしもやりたいことが出来たし。ちょうどいいかなって~」
当然困惑する藤丸。まだ少ししかかかわっていないが新しもの好きで華奈たちの武装や意見を興味津々にしていた信長だからすぐさま華奈たちと契約すると思えばまさかの自分。マスターとしても魔術師としても駆け出しとも呼べない自分をなぜ選ぶのか。
信長は一緒に戦うしと軽いノリで言っているがその目は本気だと訴えており、どうにも冗談の類ではないと感じさせる。
「ほれ、ねねのように若い才能を育ててみるのも面白そうじゃとな。ついでに一緒に銃についての訓練もできるから拳銃訓練生の同期じゃ同期。それにこの信長がいれば援護射撃は満足なものを約束しちゃうぞ! ほれほれ、この一級サーヴァントと今なら契約すると言えばただで契約できるんじゃ、手を出せい。アクするんじゃよ~」
(それにまあ。どうにも藤丸と契約している英霊には戦の経験が浅い、戦略家がいないっぽいからのお・・・負け戦からの立て直しも多くしているし、将器を磨きながら緊急時のアドリブをできるようにしておきたい。わしのスキルなら大物食いもできるし、近代の英霊ならそもそも火縄銃の火力で足止めもできる・・・)
軽い口調で藤丸に契約を迫る中で、今後の戦略、配分について自分が入ることに思考を巡らせる信長。特異点での移動中に聞いた契約している英霊。ジャンヌオルタにマシュも強い、竜の力を使える上に藤丸への忠誠度ならぴか一の清姫に、神話の頂点にして火力に偵察と万能なクー・フーリン。
一見強力だが、戦場の経験がないいいとこのお嬢様の清姫に、ゲッシュでの弱点もあるので気を配らなければいけないクー・フーリン。うまく戦力を十二分に活かし続けるための采配。将の将たる目を養いたいという目的からもくる藤丸を選んだ理由だった。
「で、では・・・契約を・・・あの信長と一緒に戦えるなんて俺・・・まだ理解ができてないかも・・・?」
「そうじゃろうそうじゃろ! なんたって日本最強の武将であるわしだからネ! 夢じゃないと後で花押やろうか? ん? さて、さっそくカルデア巡り、案内せい!」
「あ、先輩! 信長さん。私も」
無事に信長との契約は完了。そのままの勢いで藤丸の腕を引っ張って見学へと乗り出す信長と、半ば引きずられる藤丸にそれを追いかけるマシュ。
「おいおい、マシュはメディカルチェックと治療の時間もあるってのに。あ、私もマシュを捕まえてから持ってきてくれた魔力リソースの備蓄配分とかあるからここでチャオ~♪」
「ふぅ・・・私は食堂で甘味でも取って休みます。じゃ」
そのマシュを追いかけるためにこれまた走っていくダ・ヴィンチちゃんに半ばあきれた様子でその場を離れていくジャンヌオルタ。
とりあえずは信長もすぐにカルデアになじむだろうと残ったメンバーも見送り、今度は沖田に視線を向ける。
「では、沖田様は私と契約しますか?」
「は、はい! 華奈さんと一緒に戦えるのはうれしいので是非!」
沖田のほうもまんざらではなさそう。むしろ嬉しさも感じる笑顔で答えるので華奈も微笑み返し、令呪のある右手で沖田の手を取って契約を行使。魔力のラインがつながったことを確認して手を放しクスリとほほ笑む。
「っふふ。頼もしい方が来てくれましたよ」
「むぅ~・・・・・・姉上・・私情もありますが、大丈夫なのですか? 私に張り合う剣の腕は認めますが、いつ血反吐吐いて倒れかねない爆弾を抱える貧弱ぶりは問題ですよ? ジークフリートにストーム1もいるのですしこれ以上前線を分厚くしても・・・」
「まあまあ、マスターがうれしいと思っているし、必要な力だろ。アルトリア、食べ損ねた甘味をエミヤが作ってくれているそうだ。俺らも食べに行こう。今休まないとまた次の特異点で疲れが出るぞ」
ほほを膨らませ、新しいセイバー、自分にそっくりレベルで似ている沖田の加入に少し不満があるアルトリアを引きずってストーム1も移動。
「行きましたかあ・・・ま、アルトリア様もしばらくすれば慣れるでしょう。沖田様。これを飲んでもらっていいですか?」
ずるずると後ろ髪を引かれる想いの表情で連れていかれるアルトリアの顔を苦笑しつつ、華奈も自分の用件を終わらせるために懐から小さな小瓶を一本渡す。緑色の液体で満たされた金色の小瓶。光を受けてキラキラと神秘的な輝きを放ち、二人の視界に色を付ける。
「あの・・・これ、は・・・? その、すごく奇麗ですが・・・」
「英雄王から頂戴いたしました霊薬。英霊だろうと神様だろうと持っている病魔をたちどころに癒すものです。・・・・・・・・・これを、安物と言って2本渡すあたり流石としか」
おそらくは世界中の王侯貴族、為政者、権力者が聞けばこれを争ってむしろ自身の寿命を縮めそうな代物。最初は興味深げに眺めていた沖田もそれを聞くと思わず素手で触れていいのかと瓶を手放し、そこからハッと我に返ってまた持ち直す。
ついでにその一瞬で微笑んでいた華奈の精神疲労も一瞬で疲れ、冷や汗流していたのはご愛敬。英雄王から賭けまでいただいたもの。万が一無駄にしてしまえば今度で会った際に何を言われるやら、肝が凍り付いて砕かれそうな思いだった。
「は・・・し、神話レベルの霊薬・・!? で、でもなんでそれを沖田さんに・・・ッ!! の、飲めというのでしょうか・・・?」
「はい。大きなお世話かもですが、貴女様のあの鋭い剣技、市街戦の経験も多く積んだ私たちにはあまりない経験。陽気さは皆の助けとなるでしょう。私も日ノ本をよく知る身ですし、貴女とも一緒に最後まで戦いたいのです。・・・受けて、くださいますか?」
「っ・・・・・・・!」
華奈の言葉を聞いて沖田は思わぬ胸を締め付ける想い、嬉しさから来る感情で思わず便を握りしめ、そして光り輝く霊薬をじっと眺める。沖田が望むのは『最後まで戦い抜くこと』。生前の病は英霊になってもなお蝕み、今回の戦いでも終盤まで碌な戦功をあげられなかった。
けど、この薬を飲めばきっともどかしく、憎らしいこの病から解き放たれ、戦場で刀を振るえる。仲間と最後まで戦うことが出来る。しかもその戦場は人類史、徳川幕府どころでも、日ノ本だけでもない、戦士なら燃え上がるであろう世界を文字通り救うための戦いに行ける。その道を歩むための切符にも等しい薬を自分と契約してくれた女性から渡されている。これほどの嬉しい気持ちに包まれたのはいつ以来だろうか。
「・・・・はい。新選組の一番隊隊長として、私個人としてもお受けします! では、華奈さん。失礼!」
その思いに従い、瓶のふたを外して中身を一気に飲み干し、とても薬とは思えないほどの甘露と言える味を舌で感じ、一滴残らず飲み切ってしばらく。
「・・・・・・・身体が・・・うーん? 少し、軽くなって・・だるさがないような」
「どれどれ・・・・・・? あ、消えていますね。スキル、病弱が。ふふふ。おめでとうございます。沖田様。改めて、これからもお願いしますね」
マスターの英霊の力量、パラメーターを見れる契約者の視点から沖田のスキルなどを除くと見事に病弱は消え去り、体力、耐久の低さは変わらないが少なくとも病魔に怯えることのなくなったことが確定。
「はい!!! この沖田総司、華奈さんのために最後まで戦って人類も全部救っちゃいます! 期待してくださいね? なにせ、私天才剣士ですから!」
「っうふふ。それはもちろん。では、少し遅れましたがカルデアの見学と参りましょう。快気祝い、病気の治療祝いとしておいしいご飯も作りますから、楽しみにしていてくださいね?」
嬉し涙を流しながら大はしゃぎする沖田の頭を優しくなで、そっと背中を押しながらカルデアの見学へと足を運ぶ華奈。
その後は元、ロマニたちの二重のチェックでも改めて病弱のスキルがなくなったと報告されてまた沖田がうれしさで大はしゃぎしたり、食堂で今までの分食べると甘味をありったけ注文したので女性職員や銀嶺の女性騎士交えた賑やかな女子会が開かれたりと一種のお祭りのような騒ぎになった。
華奈「ふぅ・・・よいしょっと・・・寝ちゃいましたか」
(沖田を背負って自室のベッドに寝かせる)
紫式部「ふふ・・・思いきりはしゃいでいましたものね、華奈様のおかげですよ。この子がここまで笑顔なのも」
(寝ている沖田のほほを撫でる)
華奈「私はただ英雄王がいたので頼んで戦っただけですよ。部屋割り、まだ決まっていなかったのとリクエストも出ていないのでもう数日・・・次の特異点に行っている間でしょうかね。部屋をご用意できるのは」
紫式部「ああ、そういえばすぐでしたか・・・私も、必要でしょうか?」
華奈「まだわかりません。ですが、その時はヤマジかアンナ様の部隊に護衛させておきます。・・・そうでした。香子様。ありがとうございました。ちびノブたちの参加。あれは今後も大きいでしょう」
紫式部「そんな・・・華奈様達がこれまで頑張ったことを私は話しただけですよ? 私なんてとてもとても」
華奈「話せる、まとめられる手腕があってこそです。ふふ・・・思わぬ拾い物でした。ふわぁ・・・・もう、休みましょう・・・」
紫式部「ですね・・・もう夜も遅いですし。ご一緒、してもよろしいでしょうか?」
華奈「ええ。いいですよ。では、おやすみなさいませ。土産話は、今度ですね」
紫式部「おやすみなさいませ・・・楽しみにしています」
(沖田を挟むようにして就寝)
信長を縛った縄にゴムがあるのは力任せに引きちぎられないためです。ゴムなら伸びて元に戻せるので縄が切れても大丈夫かなと。
沖田さんの病気は英雄王の霊薬で治療完了。あの方の蔵は本当に何でも入っていてもおかしくないのがすごすぎです。沖田さんの魅力を削ったかもしれないですが、原作でもあと一歩のところで病弱で負けそうになったりでリスキーすぎるスキルなのでさすがに治すことに。
申し訳ありませんでした。
ちびノブらはドラグナーとして今後もちょこちょこ出番はありそうです。
次回あたりからローマに向けた動き。仕事の疲れやら休みがまとまって取れないこともありうまく書けずに申し訳ありません。それでもよければどうかよろしくお願いします。
それでは皆様また次回まで、さようなら。さようなら。