転生愉悦部の徒然日記   作:零課

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 ~ロンドン・地上~


 モリアーティ「お。見事なまでの完封劇で勝利。もはや後は聖杯を取るだけか。あっけないものだねえ敵の魔術師は」


 玉藻「おやおや? それは結構。このロンドンでは下見旅行もできたものではないので早いところカルデアで召喚されるチャンスを待ちつつこの湿気で濡れてしまった尻尾を乾かしたく」


 ストーム2(ゴリさん)「大将と隊長がいるんだ。問題ないはずだぜ! ただよぉ・・・・どーにも、不安が出てくるのはなんでだ?」


 ジークフリート「奇遇だな。俺の方も何か変な感じをする」


 孔明『こういう時の軍人の、歴戦の戦士の勘は馬鹿にできない。現に、華奈もこの人の解除を解かない。最後まで油断はせずに。ということか』


ボス登場

 「さてさて・・・聖杯を・・・・!」

 

 

 戦いも終わり、備えも使わずに済んだ。と思っていたんですが急に感じる底冷えする寒気。お尻につららを突っ込んだと思うほどに腹の底に響く悪寒。ああ・・・来てしまいましたか。出来れば聖杯は回収してトンずらしたかったですが、しょうがなし。

 

 

 「下がって。皆さん。とんでもないのが来ますよ」

 

 

 「ここまでよく来た。と言えばいいのか? ああ、その歩みも意味のない、実にくだらない。くだらないものではあるがな。全く・・・・魔元帥ジル・ドレェ。帝国神祖ロムルス。英雄間者イアソン。聖杯戦争システム考案者マキリ・ゾォルケン。どれもこれも小間使いもできず小娘と現代の戦士人理すら求められない。実に興ざめ。実に愚か。人はやはり時代を重ねるごとに劣化するか」

 

 

 「ああ・・・下がってな嬢ちゃんたち。こいつは直視するだけで呪われたっておかしくねえ。実にバッドな奴だ」

 

 

 「おいおい・・・人の姿で竜種は愚か、それ以上の何かってか・・・」

 

 

 その言葉一つ、所作一つだけでも圧倒されるような魔力と存在感。私とストーム、大尉様、金時様達で前に出て構える。

 

 

 「・・・まさか本命がこの段階で来るとはな。まったく。この特異点ではいったいどれほどの取材と調査をさせてくれるというのだ? 華奈。いくらなんでもここまで体当たりな取材は勘弁願うが」

 

 

 『こっちでも捉えているが。まさか! その姿は、存在は! 間違いないけど・・・だけど、あり得ない!』

 

 

 『とはいえ、この姿と威容。間違いはないはずだろう?』

 

 

 カルデアの方でも今までの中でもぶっちぎりの存在、計り知れない魔力量、何よりこの存在を知っている私たちの内ダ・ヴィンチちゃんとロマニ様は驚愕を隠せていない。いやはや・・・ほんっっとうにこの姿をこうしてみるのは10年ぶりですが、側だけですね。纏う空気がもうおぞましすぎてなんといえばいいのか。

 

 

 「こうして声を出しているというのに、存在を見せているというのに見通すことが出来ないカルデア。時間軸から外れたゆえに、こちらからは観測も察知も出来ない拠点となった。あらゆる未来を見通す我が眼ですらカルデアを観ることは難しい。

 

 

 だからこそ生きている。無様に、無残に、無益に。人類史の滅びを受け入れられずに大海に放り出された船の中で漂う。そのくせ人類史に残るシミ。私の事業に唯一残った愚者たちよ」

 

 

 『ちょ、ちょっと! 二人とも慌てて一体何なのよ! 目の前のこの怪物は何! 化け物って表現すら可愛いほどの何かよ!』

 

 

 「全く・・・こうして会うのは少し早いと思いますが、部下の視察にでも来ましたか? 魔術王ソロモン。魔術師の頂点。冠位をいただく者。・・・・・・まあ、今はどうか知りませんが」

 

 

 ソロモン王。冠位をいただく者という発言に皆が驚く。と同時にカルデア側にいるメンバーはみな納得する。ヒントは敵の存在で既に示されつつあった。ただ、敵側も英霊を使役して戦っていたために、その特異点の首謀者がノイズになっていた。けどそれらへ力を、特異点と聖杯を渡した大本が出てきたのだ。いやでもわかる最悪の答え合わせでしょうね。

 

 

 「全く小賢しい人だ。だが、ああ。その通り。我は貴様らが目指す到達点。七十二柱の魔神を従え玉座より人類を滅ぼすもの。名はソロモン。そこの女の言うように頂点に立つ七つの冠位の一角と知れ」

 

 

 そしてしっかりと答えを教えてくれる。

 

 

 『はぁああああああ!!!? ふざけないで! あの大王が敵!? ってことは何。英霊なの! こんなのを操るマスターがいるっての!?』

 

 

 「馬鹿なことを言うな小娘! 冠位という言葉にすらまだわからぬのか! ああ、愚か愚か愚か!! 愚鈍! 無能! こんなのが最後のシミ、取り残しだというのか!? 弾劾する! 弾劾する! 弾劾する! 憤死さえも検討するほどだ!!」

 

 

 『ヒィイイッ!!? な、なんなのよ一体!』

 

 

 「英霊の格。座ではないということです。アンデルセン様との答え合わせ。英雄召喚。つまりは世界が読んだ英雄かそれ以外か・・・とにかく、マスターを持つ存在ではなく自らの意思と力を十全にもってこの場に現れたということですよ」

 

 

 「ってことは・・・あのソロモン王は、自ら復活したということですか!?」

 

 

 「ふふふ・・・ああ、そうだオークニーの騎士。そして無知な貴様らにしっかりとかみ砕いて教えてやろう。我は英雄召喚。世界が呼んだ冠位、つまり『グランド』の名を持つキャスターだ」

 

 

 まあ、その内実はどうか知りませんがその冠位を有する条件も持ち、実力は文句なし。今の時点ではけちのつけようはない。それを暴けるのは、私とロマニ様、ダ・ヴィンチちゃん。そして・・・英雄王だけでしょうね。

 

 

 「つ、つまり・・・世界が、世界を滅ぼそうとして、ソロモン王を呼んだ・・・? でも、世界を滅ぼせるわけがないはず・・・!」

 

 

 藤丸様の意見も確か。この状態が異常すぎるのと、いくら冠位と言っても一個人の力でそんなことが出来るわけがないと。

 

 

 ただ、それも軽く崩される。

 

 

 「出来るとも。私にはその手段があり、意思があり、事実がある。既にお前たちの時代は滅ぼさった。時間を超える我が七十二柱の魔神柱によって。たしか・・・藤丸だったか・・・貴様はカルデアの外をその目で見たか? 外に歩みだすことを許可されたか? 我が眼でカルデアを観測できずともそこ以外はすべてが同じだ。焼き払われ、何もない。特異点と我が拠点、そしてカルデア以外は何もかもがない。それを観ずに世界を滅ぼせないと世迷言を言うではない」

 

 

 「時間を超えるか・・・それなら、俺らが見たやつらもレメゲトンにある魔神だったのか・・?」

 

 

 『いや、伝承とあまりに違いすぎる! ソロモン王の使い魔、魔神があんな醜悪な肉の化け物なわけがない!』

 

 

 そう。そこもまた事実。ソロモン王の魔神、使い魔たちは今も書物で、伝承でその姿は事細かに今も伝えられている。だからこそあんな姿はありえないはず。なのですが・・・

 

 

 「んー・・・・もしかして、あの魔神柱。いや、魔神たちは王が自ら新しい肉体を与えてあの形にする。そうすることで意味を新たに持たせたと?」

 

 

 「その通り。魔神柱はあらゆる時代に刺さる楔であり錨。そのための肉体、そのための姿。そしてそれによって既に我が宝具は見ているはずであろう。天に渦巻く光帯こそ、我が宝具の姿である」

 

 

 「なっ・・・・・空のあれがすべて・・・?」

 

 

 「あの光帯の一条一条が聖剣ほどの熱線。アーサー王の持つ聖剣を幾億。いやもっとかもな。それを束ねて放つ光。即ち――対人理宝具である」

 

 

 とんでもない話です。私達の持つ武装は通じるわけもなく、そもそもこの特異点にもあるのでやろうと思えばすぐさま私たちは天から光に焼かれて死んでしまう。はっきり言ってしまえば舐めプもいい所であり掌の上で生殺与奪券を握られているも同然。

 

 

 ただ、相手はまだそれをする様子はないようで。

 

 

 「質問は答えた。次はこちらの番だ。カルデアの生き残りよ。もはや私が気になるのはそこの盾の娘、そしてオークニーの騎士。さあ、楽しい会話を始めよう」

 

 

 そういって魔力を開放して魔神柱をあたりに召喚していくソロモン王? 合図をしておきましょう。

 

 

 「ちっ! やるしかねえか! 行くぜモードレッド。俺たちが今度は先陣を切る!」

 

 

 「ああ、こんな状況だが敵の親玉が来ているんだ。ぶった切るチャンスにほかならねえ!」

 

 

 「で、でも・・・あの英霊には・・・いえ、英雄には決して・・・」

 

 

 『マシュ! しっかりして! 心を保ってしっかり敵を見る! どんな相手であれ相手は英霊、サーヴァントなら勝機はあるはずだ! 君の英霊は聖杯に選ばれた英霊だ! 格は決してソロモンに引けを取らない!』

 

 

 「英霊の格が基準になるとでも? まったく・・・無知とは罪だな。それなりの知恵者かと思えば。貴様らの司令官はわめくしかできず、参謀も取るに足らない魔術師。そこの騎士の方がずっとずっとましだな。

 

 

 さあ、今回はある程度見る意味でも使うのは八本程度にとどめてやろう」

 

 

 「ストーム。リフレクトシールド用意」

 

 

 いよいよソロモン王? をの背後に参列し、あるいはそばにいるように出てくる魔神柱の数々。そしてご挨拶。と言わんばかりにこちらに見据えている。その視線から放たれる八柱から飛んでくる無数の熱線と魔力が・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「――合図だ。マイガールからの合図。相手はソロモン王へのカウンターアタック。行くヨ皆」

 

 

 「はぁああああ・・・・ー・・・とんでもない案件ですが、やってやりましょうじゃないですか。皆さん」

 

 

 「おう! 人類史を滅ぼそうとする相手は2度目になるからな! じゃあ行くぞ!」

 

 

 「お姉さんはり切っちゃわうわ~♡」

 

 

 「ああ、ああぁああ・・・たまらぬなあ。魔術王。冠位を持つものが襲うとは。退けるのもこれまた一興よ!」

 

 

 ヤー全くソロモン王が出てくるとか、流石におじさん腰を抜かしてぎっくり腰が再発しそうになっちゃったよ。同時に、この陣形と人選を敷いていたのも納得。既にレイシフトを済ませている伊吹童子君とヴリトラ君も準備OK。

 

 

 華奈君の備えていた作戦を発動させる合図も出たので我々もさっそく開始。まずはちまちまとあちこちにAC90爆弾をまいていたストーム2の爆弾を発破。ちょうどこの広場から地下への大空洞。つまりは華奈君たちのいる場所に落ちるように発破の場所と角度、計算はすべて済ましている。

 

 

 歴戦の戦士と最高技術の爆弾の火力であっという間に我々の足場は崩れ去り地下へと真っ逆さま。

 

 

 「さあ、行こう・・・幻想大剣・天魔失墜(バルムンク)!!!」

 

 

 地下までは深い、まだまだ残る障害はジークフリート君の宝具で打ち砕き更に落下は続けていく。そうして落ちていき大空洞がみえるあたりで次は玉藻君。

 

 

 「水天日光天照八野鎮石!」

 

 

 彼女の宝具は神宝を一時的に開放して呪詛によりこの世の理を遮断してしまい呪力行使、つまりは我々の宝具や出力を上げる際のコストを減らす。これは見方を変えればこの結界を使える間は無限の魔力供給を行うということに他ならない。

 

 

 それに目をつけた華奈君は即決でこの作戦を実行。本来ならカルデアの面々だけでどうにかするつもりだったようだけど、これを転用することに目をつけたというわけだね。

 

 

 ジークフリート君は連射を止めず、あっという間に地下に。その間にジークフリート君の宝具はその大剣の柄に埋め込まれている宝玉のエネルギーを使うわけだがそれはなんと真エーテル。つまりは神代のエネルギーだ。

 

 

 それをさらにこの結界で大量に引き出して真エーテルをとことん出しまくり、しかも孔明君やほかの面々にも用意してもらった魔力を集めるための機会や術式。これらもこの魔霧の魔力を用いれば玉藻君への負担も減らせるし維持も容易い。

 

 

 いやー流石は道具作りでも名を馳せていた、アーサー王物語でもかかれていた華奈君の部隊だ。実に使い勝手のいいものを用意しているよ。

 

 

 到着すれば既に目の前には大量の魔力の熱線と爆風、光線を撃ちまくっている瞬間。

 

 

 「待たせたね。マイガール」

 

 

 「ナイスタイミングです。おじ様。銀嶺防陣術式展開。同調対象はストーム1に。リフレクトシールドの範囲拡大」

 

 

 「喰らいなソロモン王。お前さんらがここにぶちまけ続けた魔霧の一部の味だよ」

 

 

 「うふふふ。華奈ちゃんに悪さするのはお姉さん許せないわね! 神剣・草那芸之大刀!!!」

 

 

 「おおおぉ。真エーテルとは気前がいいのう! 力がみなぎるというもの! さあ、わえのも味わえ! 魔よ、悉く天地を塞げ(アスラシュレーシュタ)!!」

 

 

 華奈君。アンナ君、ヤマジ君で銀嶺隊時代に構築した魔術師数人で行う大規模防御結界のインスタント術式。それをストーム1のリフレクトシールドに合わせて範囲を拡大。魔力で強化をしたストーム1の盾。相手の攻撃を反射し返すその盾と合わせて魔神柱たちの攻撃はそのままソロモン王たちに。

 

 

 更に追撃にと神代の龍神たちである伊吹童子君、ヴリトラ君らには相性抜群。普通の魔力以上に力を引き出せる真エーテルで支援をした二人の開放する宝具。

 

 

 大地を割き山河を切り開く神剣の一撃が、天地を覆う魔の軍勢が追撃を放つ。大空洞は愚かその余波は空高く天に届きこのロンドンのぶ厚い雲を晴らしてのけてしまった。そして見えるのはソロモン王の宝具の光帯。

 

 

 「さてと・・・まあ、手痛い一撃とは言わずとも、驚かせるくらいにはちょうどいいですかね?」

 

 

 「まったく。君といると飽きないネエ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ほう。こう返してくるか。同時にこれが限界・・・仮にも神霊と言えども英霊の規模になれば悲しいものだな」

 

 

 「むー・・・」

 

 

 「とはいえ、もうお遊びは、語る時間は終わりですかね?」

 

 

 カウンターパンチ作戦は大成功。魔神柱はソロモン王? の盾となりボロボロと炭化した肉片になって崩れ落ちていく中でつぶやく。

 

 

 「ああ、同時にどうあがいても脅威として見ることが出来ないとも確信した。仮にも神霊を呼び出したはずの英霊二騎、真エーテル、そして攻撃の反射。これだけのことをしても割れの肉体にかすり傷ひとつつけられない」

 

 

 「個人に対する規模の英霊と、世界に対する英霊でここまでされてなおこれを言えるか。全く格も規模も違うか」

 

 

 「その通り。そして、同時にこの最大のチャンスも活かせないのなら今後の特異点も踏破できるとは思えんな。さて・・・帰るとしよう」

 

 

 「は・・・な!? 何だ!? 帰るってお前何しに来たんだよ!?」

 

 

 「興味の対象の下見と暇つぶしだが? 仕事を終え、あるいは読書の合間に一息つくついでに外の景色や天気を見る時があるだろう? そういうものだ」

 

 

 「つまりは私達は外で飛んでいる鳥や虫、あるいは空模様の雲ひとつ程度に過ぎないということかね?」

 

 

 「はははははは!! ああ、そうだ。貴様らはそれ以下の価値すらもない塵芥だがな!! 私はお前たちなどどうでもいい、生かすも殺すも値しない。見ることもな。だが、ふむ・・・もしも七つの特異点全てを消去したのならその時こそお前たちを『私が解決すべき案件』として考えてやろう」

 

 

 実際に、今の時点では私達に打つ手はないし、サクッと皆殺せる実力がある。文字通り仕事終わりに自分の用意した仕事の書類の上で動くだけの羽虫に過ぎないのでしょう。

 

 

 そうしてここにいる全員を見回して・・・とっさにマシュと藤丸様が視線を合わせないように動いてしまい、視線が、瞳があってしまった。

 

 

 (あ、やっば・・・・・やらないといけないこと、メモしておかないと・・・)

 

 

 「では、いずれもう一度会うでしょうね。また会いましょうか魔術王とやら。私達は必ず届きます」

 

 

 「ふん・・・カルデアに唯一の忠告をしておこう。進むこともせずにここですべて放棄することが最も楽な生き方だと知るがいい。何も、灰も残らぬ。貴様らの未来はそれよ」

 

 

 そういってソロモン王? は消えていった。いやな気分と沈痛で絶望な気分を残して。だというのにロンドンの空は晴れ渡り、光帯が明るく輝くのが皮肉ってものですよええ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「なーんか・・・道の途中でずっこけたような気分だなあ・・・あんなのが敵だとはよ。先生、俺は戦うが、とりあえず作戦を考えないとだなあ」

 

 

 「全くです。ま、とりあえず今は疲れて考え一つもまとまらない。とりあえずカルデアに来てくれる皆様と契約のためにと・・・」

 

 

 「うーん。まさかの超厄ネタですが、どーせあれをどうにかしないと私たちおしまいですしねえ。カルデアに来ていいでしょうか? 非力なキャスターですがやれることはあるでしょう」

 

 

 「オレはくるぜ。あんな怪物、嬢ちゃんたちにだけ任せるのは忍びねえ。この金時、鉞とゴールデンベアー号でいつでも助けに行くからよ!」

 

 

 「もちろん私も行こう! 最高の人類科学の技術に私の頭脳が加わればきっと魔術王でも打倒できるはずである! ははははははは! あれを見てひるまない騎士がいるのだ。私達がひるんでいるわけにはいかない!」

 

 

 「ふん。今後の人類史の趨勢をそばで見るのも悪くないな。ただし、編集としては緩く対応しろよ。締め切りに追われるの二度目の人生で味わうのはごめんだ!」

 

 

 聖杯を回収して地下を上がり、とりあえずみんな疲れたので作戦を考える前に今後のために英霊の皆様からの触媒プレゼントの時間を開催。その間も特異点は消えていくのでまさしく最後の時間。

 

 

 「僕からも魔術王に関して少しだけど見た所管。書物の方で気になったメモとか、使えそうな本の名前をまとめておいたものを渡すよ。使ってくれ」

 

 

 「感謝しますジキルさん」

 

 

 「何で・・・冠位の英霊が人類史を燃やそうとしているんだろう・・・」

 

 

 「さぁなあ・・・人類を滅ぼす相手に喧嘩をしたことはあるが、まさかの身内というか、同じ人間が世界を滅ぼすのを見る羽目になるとは思わなかったよ」

 

 

 「とりあえず。今後も進み続けるほかないだろう。とにかく進めば、きっとわかること、見えることがあるはずだ」

 

 

 あっちではストームメンバーで藤丸やマシュ様を慰めたり励ましつつお茶をしばきつつジキル様たちと文章交換。私の方でもちょっと緊急時に備えてカルデアにもどったらやってほしいことをメモしています。

 

 

 「あ、カルデアの方から特異点退去のためのアンカーが通せたみたい。さあーみんなー戻るわよ~」

 

 

 「さてさて。予想を超えたなんて気にどう対処するか。今後もカルデアの動向を見るために力を貸しつつそばで見させてもらおう。ゆめゆめ、逃げる。折れることはしないようにな?」

 

 

 カルデアとのやり取りを頼んでおいた伊吹様からの連絡も来たので早速現地組、仮契約組の皆様とは別れてレイシフトでロンドンを退去。こうして、ちょっと重い空気のまま私たちのロンドン特異点攻略は完了したのでしたとさ。




 ということで英霊たちと合わせて放つ合体反射盾の攻撃と追撃の合わせ技。


 次回、プチイベントはーじまーるよー。行先は不明。
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