ゆらぎ荘の転生者は仮面ライダーになる   作:アルティメットルパン三世

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注意⚠
これは『EPISODE0.1』のBパートです。
まだAパート見ていない方は前の話をクリックもしくはタップしAパートからどうぞ。見ている方はそのままどうぞ。


EPISODE 0.1 変身(Bパート)

《仮面ライダーのアイキャッチ音》

 

 

バイクを止め、森の中に入った2人。戦兎は勇吾の背中を追って進む。森を抜けたその先には山小屋があった。

 

「此処が私がある物を研究していた小屋だ。」

 

勇吾は鍵を開け中に入っていき戦兎も入った。

そして2人は懐中電灯が怪しく明かりを照らし地下へと続く階段を降りていく。

階段を降りている中、父が戦兎に問う

 

「母さんと百合子はどうした?」

「奴らに殺された…」

「そうか………」

 

重い空気の中階段を降り、真っ暗な空間を懐中電灯が明るく照らし戦兎と勇吾は歩いていくとある部屋に2人は入った。そこには…

 

「父さん…何だよこれ?」

「…いいか戦兎。お前に言っておくことがある。」

 

何らかのヒーローの絵が描かれておりその他にも2人は向かい合うように椅子に座り、勇吾の話を聞いた。

 

「奴ら大ショッカーは別の世界からやって来た奴らだ。奴らは軍隊さえ圧倒する力を持っておりさらには恐るべき科学力を持っている…!」

「じゃあどうするんだよ!?このままじゃあ奴らに支配されるだけだ!」

「ああ…だが私は奴らを倒す為にある物を開発した。」

 

勇吾は鞄の中から数十枚者の紙をホチキスで止めた簡単なノートを戦兎に見せる。そこに描かれていたのは様々な姿をしたヒーローやベルト、武器の絵や名前とかが書かれていた。

 

「父さんこれは一体…?」

「これは『仮面ライダー』という特撮ドラマの作品のヒーローだ。本来ならばこの世界には存在しないのだが私は奴らが現れた事を想定しこのシステムを開発した。適合者を探しそして戦兎、お前がこのシステムに選ばれたのだ。」

「お、俺が…!?」

「突然の事で戸惑っているのは解っている!だが、お前が戦わないとこの世界は大ショッカーの手に堕ちてしまう!頼む!!」

「父さん…わかった。このまま誰かが殺されるのを黙って見てられない!俺にその力を使わせてくれ!」

「戦兎…よく言ってくれた!…だが、コレはスグには使えん。その間お前にはやってもらう事がある。その中にはキツいのもある…それでも受けるか?」

「ああ!」

 

 

それから1週間…父さんは俺にシステムの全てを教えてくれた。

 

「いいか戦兎。私が開発した仮面ライダーの力は本来適合が無ければ変身できないのが多い。だが、私は何とかそのデメリットを変えることが出来た。」

「適合ってどんなのがあるんだ?」

「例えば1号からJまでの昭和ライダーは改造人間と呼ばれており…」

 

ある時は肉体改造としてかなりの運動と厳しいトレーニングをした。

 

「駄目だ駄目だ!そんな貧弱な力で奴らを倒せると思っているのか!」

「ぐぬぬぬぬぅ……」

 

 

そんな1週間を送り続けいよいよ最終テストに入る時が来た。

 

 

「いいか戦兎、コレが最終テストだ。今からお前にこのシステムの全てをお前の脳にインプットさせるがその時に激しい痛みがお前を襲う。コレに耐えればテストは終了しお前に私のシステムを託せれる。」

「わかった。」

「では行くぞ!」

 

父さんが機械のスイッチを入れると俺に激しい痛みが襲ってきた。

 

「あああああああああああ!!!?」バリバリバリバリィ!!

 

自分の体が高圧ボルトで感電しているかのような痛みだった。

 

(何だコレ!?もの凄い痛てぇ!!…だけど、母さんや百合子…町の人たちの死にしたらこのぐらいの痛み…耐えきってみせる!!)

 

そして10分後…機械を急激に停止した。

 

「よく耐えたな戦兎、これで最終テストは終わった。お前は私のシステムを使うことが出来るが残る16のライダーの力はある物が必要になる。」

「じゃあどうするんだよ!」

「落ち着け戦兎。その残る16のライダーの力は私が創った秘密基地に保管している。」

「秘密基地…それは何処にあるんだ」

 

ドガ-ン!!

 

「うわぁ!?なんだ今の!」

「クソッ!もうここがバレてしまったのか!仕方ない!」

 

勇吾は机の引き出しから地図とカードキーを鞄に入れ、そして指輪と説明書らしき冊子を取り出して戦兎に渡す。

 

「いいか、そのライダー達の説明はこの書類に書いてある。それとこの地図に記されている場所が秘密基地のある場所だ。このカードキーは残る16のライダーに関する物が保管されている場所を開けれる。最後にお前の味方になってくれる者達がその秘密基地にいる…その者達と共に戦ってくれ!」

「でも父さんは!?」

「…私が囮になる。その隙にお前は裏口があるから逃げろ。裏口にお前の専用のバイクを置いてある、それに乗って逃げろ。」

「何でだよ!父さんも一緒に逃げよう!」

「戦兎!!」

「ッ!?」ビクッ

「頼む、奴らを倒せるのはお前だけだ…!それと戦兎、大きくなったな。せめてお前の彼女を見たかったよハハッ…あばよ!」

 

戦兎に別れの言葉を交わしたは山小屋から出る。

戦兎は勇吾を追いかけようとしたが勇吾の言葉に立ち止まり拳を握りしめた後裏口へと走り出した。

 

《バン!バン!!バン!!!》

 

銃声が響き走るのを止めた戦兎は勇吾が殺された事を察し、指輪を嵌め涙を流しながら再び走り出した。

 

 

 

 

裏口を出たその先には父のとは違うバイクがあった。

戦兎は挿さっていたバイクのキーを回してエンジンを吹かしてバイクを走らせた。

父のバイクとは速度が違いこのまま行けば大丈夫だと戦兎は思った。

 

 

 

が、戦兎を狙う影が一つ。父を抹殺した蜘蛛男が木々を飛び越えて密かに戦兎を追いかけてきていたのだ。

 

「大ショッカーを裏切った者は殺す!ギュルルルッ!!」

 

蜘蛛男は口から糸の塊を勢いよく吐き出した。

塊は戦兎のバイクを追い抜き道路に落ちると塊は粘着力の高いクモの巣みたいになり戦兎が乗るバイクの動きを止めた!

 

「うわああああああ!!?」

 

バイクから落とされた戦兎はガードレールを飛び越え落ちていきそれを見た蜘蛛男は笑う。

 

「ハハハハハ!裏切り者の一之瀬戦兎は死んだ!」

 

そう確信した蜘蛛男は抹殺完了した事を首領に報告しようとアジトに戻ろうとした。

 

「トオオオッ!!」

 

推薦BGM《レッツゴー!!ライダーキック(instrumental版)》

 

何者かが崖から飛び越え戻ってきた。その者の姿は深緑の仮面を被り赤いマフラーを首に巻き、翡翠色のブーツと手袋を付け、腰には風車が搭載された機械が付いた白いベルトを巻いた仮面の戦士だった。

その姿を見た蜘蛛男はまるで彼に倒された時を思い出したかのように焦りを見せた。

 

「バ、バカな!この世界に奴らはいない筈…なのに何故貴様がいるんだ…仮面ライダー1号!!」

 

仮面の戦士『仮面ライダー1号』と呼ばれた彼は蜘蛛男を睨みつける。

 

「ライダーファイト…!」

「出てこい戦闘員達!!」

「「「「「イーッ!!」」」」」

 

1号はファイティングポーズをとり蜘蛛男は戦闘員を呼び出すとベレー帽を被った戦闘員10人が短剣を持って現れた。

 

「フッ!とおっ!」ドッ!ドガッ!

「「イーッ!?」」

 

戦闘員2人は1号の蹴りをくらい倒れる。

 

「とおっ!」ドオオン!!

「「「「イーッ!?」」」」

 

 

別の戦闘員4人も1号に襲いかかるも逆に殴られて返り討ちにあい倒れた。

 

「イーッ!」

「ッ!フンッ!!」ズバッ

「イーッ!?」

「フッ!ハアッ!」ズバッ!

「「「イーッ!?」」」

 

戦闘員の短剣を奪った1号は次々と戦闘員を斬っていき戦闘員は全て倒し残るは蜘蛛男だけとなった。

 

「くっ…こうなれば貴様の息の根を止めてやる!」

 

蜘蛛男は糸を1号に向けて吐くが1号は素早く交わしてそのまま連続で殴りつける。

 

「とおっ!とおっ!とおっ!とおっ!」ドガッバキッ

「ぐっ!ぎぃ!ぐほおぉ!?」

「とおおおっ!」ギュオオオン!!

 

1号は連続で殴った後蜘蛛男の肩を掴んで高く飛び場所を変える。

 

「とおっ!とおっ!」

「くそ…嘗めるなぁ!」

 

1号の蹴りをくらいながらも蜘蛛男が1度距離を置いてバールを取り出して反撃する。

ライダーは右腕でバールを受け止めると左手のパンチで蜘蛛男の顔面に一発くらわせる。

怯んだ隙にバールを奪い投げ捨てた後1号はポージングをとった。

 

「ライダーパワー!全開だあああああああああああ!!!!」

 

ポージングをとった瞬間ベルトの風車が風のエネルギーを取り込み回りだす。

 

「いくぞ!フッ!ハアッ!ハアッ!トオッ!ハアッ!」

「ぐおっ!ぐふぅ!ぎゃあ!?ギィアアアッ!?」

「トドメだ!とおおっ!ライダアアアキイイイック!!」

「ぐうおおおああああああ!!?」

 

1号怒涛のパンチとチョップの連続攻撃を蜘蛛男にダメージを与え続ける。そして1号は空高くジャンプからの一回転をしキックの体勢になり蜘蛛男にくらわす。

キックをくらった蜘蛛男は吹っ飛びそのまま地に倒れる。

 

「お、おのれ…またしてもぉぉぉ…大ショッカーに栄光あれえええ!!」バタッ!

 

ドガアアアアアアアアアアアン!!!

 

断末魔をあげた蜘蛛男は再び倒れてそのまま爆発した。

蜘蛛男の死を確認した1号は被っているマスクを外した。

 

「父さん…敵はとったよ。」

 

その正体は一之瀬戦兎だった。

何故彼が死んでいなかったのか、何故仮面ライダーになっているのか

 

 

(回想)

 

「うわああああああ!!」

 

蜘蛛の怪人により崖から落ちた戦兎。

この時、戦兎の身体に不思議な事がおこった。

戦兎の腰にベルトが現れベルトに搭載された風車が風のエネルギーを吸い込み戦兎の身体が仮面ライダー1号に変身したのだった!

 

「う……あれ?俺死んでない?てかなんだこの姿…いや、そんな事より奴を倒す方が先だ!とおおおっ!」

 

今起こっている状況よりも父の仇であろう蜘蛛の怪人を倒す方が先だと決めた1号は高くジャンプした。

 

(回想終わり)

 

推薦BGM《仮面ライダーのうた(instrumental版)》

 

「でもこれからどうする…父さんが言っていた秘密基地に行くか!場所は…此処か。よし、サイクロン!」

 

1号が叫ぶと崖から戦兎のバイクが飛び出した。

するとバイクが空中で変化し1号専用のバイク『サイクロン号』となった!

サイクロン号に搭乗し1号は夕日に向かって秘密基地のある場所へと向かった。

 

(見ていてくれ父さん、母さん、百合子。俺は必ず大ショッカーを倒し、人類の自由を守る…いや、守ってみせる!)

 

こうして、仮面ライダーの力を手にした戦兎は自分の家族を、町の人達を殺した世界征服を企む大ショッカーを倒す事を決意した!

 

 

 

つづく

 

 

 

 

一方その頃、天界では

 

 

「うむ、無事にライダーの力を手にしたな。」

「あれ?それって転生させる前に特典として渡したんじゃないっすか?」

「あぁ確かに特典として渡した。だが、それは仮で本当に手にするのはあっちの世界でアイツの父から授かるようにしていたのだ。」

「面倒くさくないっすかソレ…」

「私が面白ければいいんだよ!」

 

神様としての威厳が無いのを見て部下はため息を吐いた。




ED『仮面ライダーのうた』

次回!ゆらぎ荘の転生者は仮面ライダー!

EPISODE.1 始まるS/新たな住居人は霊能力者





どーも、アルティメットルパン三世です。
2話でお気に入り登録が12件もあったので嬉しい限りです。

次回は原作へと突入。時系列的に言うと戦兎が高校生になる直前である3年後となります。
そして次回で戦兎が変身する仮面ライダーはタイトルとおりとなっております。

それでは、また次回。お気に入り登録と感想待ってます。
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