平行世界の最弱の龍が重桜に『保護』されました。これより治療を始めます。   作:八意 颯人

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プロローグ 漂流された男性編

平行世界(パラレルワールド)の地球

 

その世界はセイレーンとの戦いや思想の違いによる艦女同士の戦いが無いがセイレーンの代わり……否『平行世界のセイレーン』が人類の敵として現れた

 

その名も『深海棲艦(しんかいせいかん)

 

人類は深海棲艦に対抗すべく、艦女と同じ者……否『平行世界の艦女』が突如、人類の味方として現れた

 

その名も『艦娘(かんむす)』……軍艦を精霊化した女性達が人類の味方として現れたのだ

 

艦娘達(彼女達)の活躍で深海棲艦の勢力は衰え、人類は再び平和を手にしようとしていた

 

だが、愚かな人類は平和の功績者である彼女達を……

 

「何故、戦果を上げてこなかったんだ!!」

 

ドカッ!

 

「キャッ!す……すみませんでした……」

 

……この様に艦娘達(彼女達)()()()()、更に()()()()として扱ったりしている鎮守府もあり、そして逆に『平和の功績者』という勲章(レッテル)を張られているせいか、艦娘達(彼女達)もまた……

 

「おい!早く持ってこんか!!」

 

「紅茶が飲みたいネー!hurry!!」

 

「早くしなさい!この糞提督!!」

 

バシッ!!

 

「ヒッ!?は……はい!」

 

……艦娘達(彼女達)とは違い、戦場に赴く事が出来ない上司(提督)を見下し、更に威張りながら上司(提督)に自身の不満をぶつける様に暴行したり、陰険な虐めを行っている艦娘も居たりする鎮守府もあった

 

そう、この平行世界では、艦娘達(彼女達)上司(提督)が劣悪な環境で艦隊指揮を行っている鎮守府……通称『ブラック鎮守府』の増加が問題になっていた

 

今回は、この『平行世界』から漂流された男の簡単な経緯(物語)を始めよう……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある鎮守府にて……

 

「うっ……うう……」

 

その男は何故か傷だられになっており、覚束無い足取りで鎮守府の司令室『執務室』に入ると、部屋に待機していた艦娘達が自身の武器『艤装』を身に纏い、男に向けて構えた

 

「この鎮守府に人間(提督)()()()()!!人間は私達を()()の様に扱い、自身の欲求の為に私達を弄ぶ人種だからな!!」

 

「そーだ!そーだ!人間なんで消えてしまえば良いんだ!!」

 

とある艦娘が野次を飛ばすと男は常日頃から艦娘達に暴行されているのか、顔面蒼白になり、震えながら言った

 

「ヒィッ!!お……御許しを……艦娘『様』……」

 

「今更、命乞いとは……まぁ()()()()()()が、私達の恨み……晴らして貰う!!主砲、一斉発射!!」

 

ドカーン!!

 

艤装を構えた艦娘が人間に酷い恨みを持っているのか、強い殺意を込め、命乞いをしている男に向けて主砲を放つと、放たれた弾は男に当たり、男を殺さない様に改良しているのか、当たった弾は小規模な爆発をし、男は全身火傷を負い、踞りながら言った

 

「うう……それは前任が行った事です……僕は……」

 

「貴様も同じだろ!!そこで寝てろ!!」

 

グシャ!

 

「……」

 

「……これで静かになった」

 

「まぁ、これで死んでくれたら良いけどね」

 

「全くよ……」

 

「そう言いたい気持ちは分かるが、コイツには()()()()があるからな……行くぞ」

 

艦娘は床に踞っている男の頭を踏み付け、他の艦娘達は気分が晴れ、溌剌とした表情のまま執務室を後にした

 

そして……

 

「……可哀想に、この男は違う平行世界に漂流させた方が良いわね……でないと()()()()()()()……」

 

日傘を持った()()()()()()()()()()()()が重傷の男の下に異空間を開かせ、男を異空間に入れさせると女性は男が異空間に入ったのを見計らったかの様に別の異空間を召喚させ、女性は、その空間の中に入り、何事も無かったかの様に執務室を後にした

 

 

 

 

 

 

 

そして……

 

「……疲れた」

 

「……今回の委託任務……無事に終わって良かった……」

 

「腹へった!!愛宕!高雄!綾波!早く帰ろうぜ!!」

 

「……我慢しろ、もうすぐだ」

 

「高雄の言う通りよ『夕立』!もう少しで鎮守府に……あら?」

 

「どうしたのですか?」

 

「ちょっと待ってて……ッ!?」

 

愛宕は艦隊の仲間の一人であり『駆逐艦 夕立』が精霊化した艦女『夕立』に一喝すると、()()()()が海面に浮いているのを見付けると、すぐに駆け付け、『海面に浮いている者』を見た途端、普段の優しく柔らかい雰囲気を醸し出している愛宕が血相を変え、夕立達に指示を出した

 

「みんな!今すぐ、この殿方を鎮守府に搬送するわよ!!瀕死の重傷よ!!」

 

「ッ!?承知した!」

 

「おう!!」

 

「分かりました」

 

愛宕の命令に夕立達は重傷の男を優しく、そして迅速に彼女達の武器『艤装』の上に乗せ、そのまま自身の鎮守府『佐世保鎮守府』に帰還したのであった

 

まさか、その『男』が平行世界の『提督(指揮官)』だった事は愛宕含め全員が後々、知ろうとは……




ちなみに、その『怪しい女性』の正体は艦これの方の小説の『とある妖怪』です( ;´・ω・`)

では、次の話(本編)で会いましょう……
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