平行世界の最弱の龍が重桜に『保護』されました。これより治療を始めます。 作:八意 颯人
この前のコメントにて「『艦これの勇人』こと博霊が主人公以上に目立っているぞ!!」とコメントが有ったので、この作品での彼の立場について説明します
彼は、あくまで勇人を立ち直らせる為の『切欠』……言わば『サポートキャラ』であり、主人公ではありませんので悪しからずm(_ _)m
「……あれば1年位前の話よ」
朱里は『
1年位前
「訓練生の皆さん、今から私達が戦闘に関する陣営及び模擬戦をしますので気を引き締めて指揮を行って下さい」
「「「はい!」」」
「ウップ………頭が痛い……吐き気もだ……完全に『二日酔い』だ……」
当時、新人だった
「おい上城訓練生!返事はどうした!」
「……はいはい、分かったから耳元で叫ぶな、二日酔いで頭が痛ぇんだ」
「チッ!」
天龍は訓練生達がボートに乗っていた
「……ごめんね勇t……上城訓練生、私達の晩酌に付き合ってくれて」
「気にするな、俺もアンタ達の本音を聞けたからな……まぁ本音と言うより『愚痴』だったけどな……後、普通通りに『勇人』で良いんだぞ……」
「フフッ、そうするわ勇人♪あと自分の
「アンタはただ呑みたかっただけだろ……」
「まぁね、所で『吹雪』ちゃんと連絡取ってる?初めての秘書艦だから定期的にコミュニケーション取らないと嫌われるわよ」
足柄の言葉に
その『ある出来事』とは……
「……昨夜、吹雪がいる鎮守府の提督から連絡があったんだ……『吹雪は独断で大破進撃をして
「え!?まさか昨夜の
そう
足柄は何故、
「……あの子はそんな無茶な事はしない艦娘だったのにな……クソッタレ!」
「……」
「……それでどうするの?」
「卒業したら墓参りに行くさ……」
「勇人……」
その『発言』とは……
「そして吹雪が居た鎮守府の提督を殴る!殴って殴りまくる!二度と立ち上がれない様にな!」
……そう、自身の怒りを拳に乗せ、それを上官にぶつける事だったのだ
足柄は
「ププッ!殴るって……それ私も混ざって良い?私も、あの提督の事が大ッ嫌いなのよ!顔も見たくもない位に!!」
「ああ」
足柄が笑みを溢しながら言うと、
「おい!足柄!無駄口を叩くな!」
「はいはい♪『親バ艦娘』さん♪」
「……ったく誰が親バ艦娘だ」
朱里が怒鳴ると足柄と入れ替わる様に
「……勇人、昨日はその……すまなかった」
「何がだ?『血の繋がりの無い息子』に二日酔いにさせる位に飲ませた事か?」
「………冗談は止めて……吹雪の事よ、吹雪の轟沈に関しては私も昨日、彼方の提督から聞いていたわ……私がもっと早く提督……いえ
朱里もまた、吹雪を助けれなかったのは自分自身の不甲斐なさによるものだど思ったのか、
「何故謝るんだ?謝るのは吹雪の提督だろ?三笠達が悔やむ必要がねぇ……」
「勇人……ありがとう」
「勇人……」
「アーッ!もう!今は訓練に集中!ほらさっさとやるぞ!こんな辛気臭いままだと気が滅入る!!」
「……クスッ、やっぱり『こういう所』は
朱里は再度、気を引き締めて訓練に向かおうとした途端、赤毛にスクール水着の上にセーラー服を着た艦娘『潜水艦
何故、切羽詰まった状態で
「大変よ!!!深海棲艦の艦隊が此方に押し寄せて来るわ!」
「「「!?」」」
……そう『勇人が元居た世界』と『
イムヤの報告を聞いた訓練生達は……
「え!?」
「ヤバッ!一体どうすれば良いんや!?」
「もう駄目だぁ……お仕舞いだぁ……勝てる筈が無い……」
ざわざわ……
……まだ未熟な為に指揮の能力が無く、深海棲艦が攻めて来た事による混乱、不安、更には絶望し始めた
だが、そんな不利な状況になったのにも関わらず、1人だけ情緒不安定にならなかった者が居た
それは………
「テメェら落ち着け!!」
「「「!?」」」
「ここで混乱してたら敵の思うツボだろうが!!お前らは脱出ボートに乗り、今すぐ親父と沖田元帥に報告と増援の要求をしろ、天龍、三笠、イムヤ、足柄は梯形陣で敵の足止めを!」
……
「オイオイ!お前みたいな『ひょっ子』がまともな指揮が取れるのか!?俺はアンタの……ウォッ!!何しやがる三笠さん!」
天龍は
「天龍!今はお前の異議に答える暇が無いんだ!早くやれ!」
「チッ!わーったよ!親バ艦娘さんよ!」
「だからそれは止めろ!『厨二病娘』!」
「な!?誰が厨二病だ!」
「天龍!喧嘩している場合なの!?それに三笠、これから貴女が手塩にかけて育てた未来のエリート提督さんの初陣よ!しっかりしなさい!……イムヤ!敵の数は?」
足柄は二人の口喧嘩を止めつつ、イムヤに聞くとイムヤは急いで報告した
「ええ!駆逐艦が2隻、軽巡及び重巡が1隻の計4隻!」
「……では天龍とイムヤは駆逐艦、足柄は軽巡、三笠は重巡を頼む!」
「「任せて!」」
「了解!」
「応!」
艦娘達は
「さぁ!みんな脱出ボートに乗ったよ!勇人君も早く!」
女性訓練生が脱出ボートに入り、他の訓練生達は戦場から逸早く離脱出来る事に安堵しつつも
「さっさと行けぇ!!後は頼むぞ高町ィ!」
「ちょ!?勇人君!?」
ブロォォォ……
「……良いのか?」
朱里は
「指揮をする者が逃げてどうするんだ?それに俺は徹底とした『現場主義』なんでな……それにアイツらにとって俺は『邪魔者扱い』や『汚れ仕事担当』だしな」
「……最後のは余計だったけど良い心掛けじゃない♪だけどヤバくなったら逃げなさいよ♪」
足柄は
「分かってらぁ!それじゃ援軍が来ない内に終わらすぞ!行くぞぉ!!」
そして『
「……これが私の世界の勇人の初陣よ」
朱里は俯きながら『大本営襲撃事件の前半』を説明し終えると綾波と勇人が
「「凄く……男らしいです、全員逃がして
二人は
「ってか本当に初めての実戦か!?それにしては肝が座っているな……というより何故、今では朱里さんを『母親』呼ばわりするのに、あの時は『呼び捨て』なんだ?」
加賀は『当時』と『今』の
「……まぁ、あの子との関係は後で説明するが……それに、指揮に関しては私が徹底的に仕込んだぞ……お陰で、そこいらに居る
「デスヨネー……」
「一体どんな英才教育……いや訓練をされていたのだ……上城殿は……」
加賀は、あの時の
「……正直言って聞かない方が良いわよ、三笠」
「……一言で言うと『スパルタ』よ、多分、勇人にとってはトラウマ再発待った無しの
「……分かった、これ以上は聞かぬ……指揮官の為に……」
「賢明ね三笠……しかし、この『やり取り』……勇人が『大和型の二人』に言った内容と『同じ展開』になっているんだが……まぁ良いか」
「朱里様、そろそろ続きを……」
三笠は勇人の為に『朱里の
「ゴホン、そうだったわね……それじゃ、始めるわよ……」
朱里は気を取り直し、俯きながら、再び『大本営襲撃事件の続き』と『