平行世界の最弱の龍が重桜に『保護』されました。これより治療を始めます。   作:八意 颯人

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どうも私ですm(_ _)m
これが今年最後の投稿になりますm(_ _)m
今年は『艦これ』だけではなく『アズレン』と『まどマギ』の二次作品を投稿したりと色々とチャレンジした年でありました(^_^;)
来年もまた駄文丸出しの小説を宜しくお願いしますm(_ _)m
では、良い御年をm(_ _)m




第13話「大本営襲撃事件 中編」

「……此処からが大本営襲撃事件の……あの子の初陣の『結末』……そして『私達の世界』と『勇人が元居た世界のセイレーン』である『深海棲艦』の正体よ……心して聞いてね」

 

朱里は覚悟を決めたのか、目が据わり、勇人に語り掛ける様に上城(博霊)の初陣の『結末』について説明した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1年位前 上城(博霊)の世界の横須賀鎮守府警戒海域内にて

 

「三笠!!10時の方向に魚雷を確認!!直ぐに回避しつつ全門斉射!!」

 

「了解!」

 

「天龍!相手は弾の装填に手間取っているぞ!!此処は一気に畳み掛けろ!!殺り方は問わない!!」

 

「おう!!」

 

「勇人、終わったわよ」

 

「早く指示を!」

 

「上々!足柄とイムヤは二人の援護を!!」

 

「「分かったわ!」」

 

上城(博霊)は、これが『初陣』とは思えない位、冷静になりながら、少し攻撃的ではあるが的確に朱里達を指示を出していると、生き残った深海棲艦の2体が陣営を変える様に集まると、上城(博霊)は、この時を待っていたのか、目が据わり、気合いの入った声で朱里と天龍に指示を出した

 

「ッ!三笠!天龍!」

 

「了解!!主砲、敵を……凪ぎ払え!!」

 

「オラァ!!一番()ってぇ奴を食らいな!!」

 

ドカン!!

 

朱里と天龍は上城(博霊)の指示に従い、朱里は主砲を、天龍は魚雷を発射させると、二人が放った弾と魚雷は残りの深海棲艦に命中し、そのまま海の底に沈んで行った

 

「……敵勢力『全員撃沈』確認っと……みんな、お疲れ様」

 

「ふぅ……意外と呆気なかったわね、やっぱり日頃の訓練が良かったからじゃない?」

 

「勇人、凄いじゃない♪」

 

「フン!やるじゃねぇか……」

 

上城(博霊)は攻めてきた深海棲艦が撃沈した事を双眼鏡で確認し、安堵しながら労うと、朱里は上城(博霊)の指揮が想像以上に良かったのか少し笑みを溢し、足柄は純粋に『提督としての上城(博霊)』が成長していた事に弟を誉める様に、天龍は少しぶっきらぼうに誉めると上城(博霊)()()()()()()()()()()()()()を感じているのか、素直に喜ばず、そのまま黙り混んでいた

 

「……」

 

(可笑しい……これほど()()()()()()()とは……それに勢力と良い、数と良い……色々と()()()()()……これは絶対、()()()()()()()()()()な)

 

上城(博霊)は自身の違和感について思考を巡らせながら黙り混んでいると、イムヤもまた『上城(博霊)と同じ予感』を感じているのか、少し不安そうに上城(博霊)に言った

 

「ねぇ勇人、私何か『嫌な予感』がするの……」

 

「俺もだ……敵の本拠地を攻めるには戦力的にも数も『少なすぎる』……ッ!」

 

イムヤは不安そうに上城(博霊)に言うと、上城(博霊)もまたイムヤの意見に同意するかの様に神妙な表情でイムヤに言うと、上城(博霊)の視界に『とある艦隊』が映り、上城(博霊)は自身の嫌な予感が当たったのか、血相を変え、焦りながら朱里達に怒鳴った

 

 

「どうやら『嫌な予感』が当たったみてぇだな!」

 

「「「!?」」」

 

朱里達は上城(博霊)の声を聞き、急いで上城(博霊)が見ている方角を見ると『とある艦隊』が此方に向かって来たのを確認し、急いで艤装を構えた

 

その『とある艦隊』とは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ミツケタ!」

 

「アア……艦娘ヲ潰ス!我ガ仲間達ノ為ニ!」

 

「グオォォォォォ!」

 

「……潰ス!」

 

……そう深海棲艦の『主力艦隊』が此方に攻めてきたのだ

 

上城(博霊)は深海棲艦の……しかも『主力艦隊』が攻めて来た事に少し焦りながらも、敵勢力を確認すると、敵主力艦隊の編成に『とある艦娘に似た深海棲艦』を見付け、混乱しながら言った

 

「チッ!よりによって『鬼』クラスの深海棲艦に……ちょっと待て!何か()()()()()()()()()がいるぞ!一体どういう事だ!」

 

上城(博霊)は『艦娘の方の赤城に似た深海棲艦(以後 アンノウン)』を見付け、混乱しながら朱里達に言うと朱里と天龍もまた、上城(博霊)同様、少し混乱しつつも上城(博霊)に命令したが……

 

「分からないわ!とりあえず勇人は下がって!此処は私達が……」

 

「……沈メ」

 

ドカン!

 

「キャッ!!」

 

「三笠さん!!」

 

「……邪魔ダ」

 

ドカン!!

 

「ウオッ!!」

 

深海棲艦の主力艦隊の旗艦らしき深海棲艦『戦艦水鬼』の後ろに立っている巨人の化け物から放たれた砲撃をまともに食らうと上城(博霊)は慌てながら二人の容態を確認した

 

「三笠!天龍!」

 

上城(博霊)は被爆した二人を見て慌てながら言うと、天龍は直撃を間逃れたのか、少し冷や汗を掻きながら答えた

 

「クッ!あぶねぇ……俺は大丈夫だ!まだ小破(掠り傷)だ……三笠さん!?」

 

天龍は近くに居た朱里の容態を確認しに、朱里が立っている場所に目をやると今の朱里の姿に絶句し、上城(博霊)もまた朱里の姿を見て絶句した

 

何故なら……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウグッ……これは不味いな……身体が動かない……もう此処までか……」

 

……朱里の艤装は完全に破壊され、衣類は地肌が見える位にズダボロ、体には所々出血や骨折している箇所そして靴の艤装でようやく立てる状態……言わば『大破』いや『轟沈判定(再起不能)』の状態だった

 

「……シブトイ奴ダ!」

 

アンノウンは瀕死の重傷を負った朱里に止めを刺そうと弓を引き、狙いを定めると上城(博霊)は我を忘れ、相当混乱しながら『三笠(艦娘)としての朱里』としては無く『本来言うべき名称』で朱里に向けて叫んだ

 

そう……

 

()()()!!逃げろ!!」

 

「ッ!?は……勇人……アンタ……今、私の事を……なら意地でも離脱を……」

 

……上城(博霊)は朱里を『自身の母親』として認める様に叫んだのだ

 

朱里は当時の上城(博霊)が自身を母親として認めてくれた事に面を食らいつつ、戦場から離脱しようと行動を始めたが、アンノウンは朱里を確実に殺す為に引いていた弓の照準を朱里の頭に定め、殺意の籠った怒鳴り声で言った

 

「……終ワリダ!此処デ沈メェ!」

 

「ッ!?ゴメン……勇人……私……」

 

アンノウンは朱里に向けて矢を放とうとした途端、朱里は死期を悟ったかの様に目を瞑ると、当時の上城(博霊)は自身の母親を助ける為に『予想外な行動』を取った

 

それは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()らせてたまるかぁー!!」

 

ドゴッ!!

 

「グフッ!!チッ!!飛行甲板ガ……グッ!頭ガ………貴様!人間ノ癖ニ!!」

 

そう、上城(博霊)はアンノウンに向けて飛び蹴りをしたのだ

 

アンノウンは上城(博霊)の飛び蹴りによって朱里同様、艤装である飛行甲板が完全に破壊しアンノウン自身も頭から血を流してた……言わば『戦闘不能(リ タ イ ア)』になったのだ

 

だがアンノウンは上城(博霊)が『自身が仕掛けた罠』に自ら嵌まった事に少し勝ち誇ったかの様に笑みを溢しながら呟いた

 

その罠とは……

 

「……フッ、馬鹿メ……行ケ!」

 

バシャン!

 

「グオォォォォォ!」

 

上城(博霊)の着地地点に駆逐イ級が現れ、上城(博霊)を噛み殺そうとしたのだ

 

上城(博霊)はアンノウンの罠に嵌まってしまった事に舌打ちをし、腹を括ったのか、左手を握り締めながら呟いた

 

「チッ!一か八か……」

 

上城(博霊)はイ級の攻撃を受ける様に、そのまま落下し、握り締めた左手の拳をイ級の目に向けて、そのまま拳を突き出し、イ級の目を破壊しようと試みた……

 

そしてイ級は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガリッ!

 

 

何か『硬い物』を噛み砕く様な硬い音を発し……

 

 

 

 

 

 

グシャ……

 

 

 

 

紅色の液体が噴水の様に飛び散り……

 

 

 

 

 

 

 

 

ポタッ……ポタッ……

 

 

口から残った紅色の液体が垂れ落ち……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グシャグシャ!

 

『それ』を味わうかの様に咀嚼し、そして……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブォン!ブォン!

 

……何かを振り払う様に振り回したのだ

 

そう……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウグッ!!ウオッ!んにゃろう……」

 

「「「「勇人ォォォォ!」」」」

 

 

 

上城(博霊)を捕食しようと……

 

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