平行世界の最弱の龍が重桜に『保護』されました。これより治療を始めます。   作:八意 颯人

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皆さん、明けましておめでとうございますm(_ _)m

今年も宜しくお願いしますm(_ _)m

さて、今年初めての投稿ですが最初から『メタ発言』『グロテスクな表現』そして『申し訳無い程度のネタ要素』を入れ込みましたので宜しくお願いしますm(_ _)m

まぁ『Admiral of Roughneck~From black to white~』を見ていた人なら大体分かっていると思いますが、『Admiral of Roughneck~From black to white~』の方の主人公の過去を少し加筆した状態で投稿してますので宜しくお願いしますm(_ _)m


第13話「大本営襲撃事件 後編」

場所は変わり『勇人の世界(アズールレーンの世界)』の佐世保鎮守府にて

 

「………」

 

「……あり得ないです、上城さんが……」

 

「グ……グロ過ぎる……」

 

ガタガタガタ……

 

「……ミッチャン、新年早々に『この後の結末』をそのまま伝えるのはヤバくない?もう少しオブラートに包んだ方が……」

 

「……これ位で臆する様なら『軍人』として、まだまだ『半人前』よ……それにメタいぞ、紫」

 

「メタく無いわよ……私達の世界の季節的に……」

 

「……そうだった、私達の世界も新年を迎えたばかりだったわね」

 

紫は勇人を始め艦船(艦女)全員が『大本営襲撃事件(博霊の初陣)』のショッキング過ぎる内容に絶句したり、中には顔面蒼白になり、素人目から見ても内容によるトラウマを産め付けられた事を察し、朱里に優しく助言すると朱里は神妙な表情を崩さず、睨み付ける様に紫に言うと、三笠は少し動揺しながら朱里に言った

 

「……あ……朱里殿……何故、上城殿は御主がセイレーン……じゃなかった、深海棲艦に殺られる直前に御主の事を『母親』と呼んだんだ?いくら上城殿が幼き頃、実母に()()を受けていたからって『呼び捨て』は……」

 

「えっ!?ちょ!?子供の時の博霊さんは平行世界の私に……()()されていたの!?一体どういう事よ!!朱里さん!!訳を説明して頂戴!!」

 

三笠は『上城(博霊)の過去』を少し聞いていたのか、俯きながら朱里に『上城(博霊)の過去の細部』を聞こうとすると、友伽里は平行世界とは言え、自身の息子が『平行世界の友伽里』……幼き頃の上城(博霊)は実母『上坂 優香里』に虐待を受けていた事に驚愕し、その真実を信じたく無いのか、動揺しながら朱里に聞くと、朱里は友伽里には言いたく無かったのか、少し俯き、仕方無く上城(博霊)の過去を簡潔に説明した

 

「……ええ、あの子は昔……平行世界の友伽里に虐待されていたのよ……」

 

「ま……まさか……それによって平行世界の和馬と……」

 

「……そうよ、そして当時『秘書艦』だった私と再婚したのよ」

 

朱里は少し俯いた様子で友伽里に一馬が平行世界の友伽里と離婚した理由を聞き、あまりにも衝撃過ぎる内容だったのか顔面蒼白になり、平行世界とは言え『自身の息子』を傷付けてしまった事に罪悪感を感じ、今にも泣き出しそうな悲しい表情になりながら呟いた

 

「……後で博霊さんに謝らないと……平行世界とは言え『過去の私』のせいで博霊さんは非行蛮行を繰り返したり、勇人が艦娘達に恐れる様に私の事を……」

 

「それは有り得ないわ友伽里さん……ウチの馬鹿息子は私が……いえ私達『艦娘』が責任持って『心身共に強く』そして『誰よりも優しい子』に育て上げたから、平行世界とは言え貴女にトラウマを持つ事なんて無いわよ……ただ『ヤンチャな子供』に育っただけだから……」

 

「………それなら良かったわ」

 

「いやいやいや……学生で在りながら極道の世界に入る時点で『ヤンチャな子供』で言い纏めれる事では無い様な気がするが……それより続きを……」

 

「そうだったわね……では……」

 

朱里は絶望しきっている友伽里を慰めながら言うと、三笠は朱里の言葉にツッコミを入れながら話を続ける様に朱里に言うと、朱里は再度、神妙な表情になりながら話の続きを始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1年位前 『上城(博霊)の世界』の横須賀鎮守府 警戒海域内にて

 

「ウグッ!チッ……クソッタレが……」

 

 

ブォン!

 

ブチブチブチ……

 

イ級は上城(博霊)の左手を口に入れ、そのまま左腕ごと咀嚼し、引き千切ろうと振り回していると上城(博霊)は意を決したのか神妙な表情になり、天龍に怒鳴りながら要求した

 

「ッ!左腕位くれてやる!お前の命と引き換えでな!天龍!()を貸せ!」

 

「ッ!?分かった!ほらよ!!」

 

上城(博霊)が天龍に刀を要求すると天龍は上城(博霊)に向けて刀を投げ飛ばし……

 

 

 

ガシッ!!

 

 

ファンフィユー!(サンキュー!)クファイファガンフェー!(喰らいやがれー!)

 

 

 

 

クヂャ………

 

 

 

ドーン!!

 

 

 

ブチッ!!!!

 

 

(ウグッ!!これは少しでも気を緩めると痛みで意識が吹っ飛ぶな……だが!このまま……)

 

それを口で天龍の刀を受け止め、右の拳に遭難用の閃光弾をイ級の目に向けて殴り入れ、自身の左腕を犠牲にしたものの、イ級の脳味噌を破壊させるという通常の思考を持った人間では有り得ない荒業を成し遂げたのだ

そして上城(博霊)は閃光弾の爆風により戦艦水鬼がいる方に吹き飛ばされ、そのまま……

 

「な!?」

 

「ウォォォォリャァァァァ!」

 

 

 

 

 

ズシャ!

 

 

 

 

 

ザッバーン!

 

そのまま戦艦水鬼と戦艦水鬼の後ろに居るゴリラらしき深海棲艦を真っ二つに切り落としたのだ

 

「オイオイ……嘘だろ……」

 

「鬼クラスの深海棲艦を……」

 

「真っ二つに切った……」

 

天龍、足柄そして伊168は上城(博霊)の特攻に驚愕し、狼狽えながら呟くと上城(博霊)は真っ二つに斬られ、海面に浮いているゴリラらしき深海棲艦の上に着地し、千切れた左腕から出てくる大量の血が上城(博霊)の体力そして意識を抜き取る様に出血し、上城(博霊)は自身の身体が『もう長くは無い事』を察したのか、真っ二つに斬った戦艦水鬼が履いていた艤装の靴を掴み、呟いた

 

「チッ!やっぱ艤装が無いと上手く戦えねぇ……仕方ねぇ!」

 

ガチャ!

 

上城(博霊)は戦艦水鬼が使っていた艤装用の靴を引き剥がし自分の足に装着し、海面に立つと天龍から借りた刀に着いた血を振り払い、空母ヲ級に向けて剣先を定め、そして……

 

「クッ!さて次は……」

 

 

 

 

シュッ!

 

 

「お前だ!」

 

「!?」

 

 

 

プシュー!

 

「「「ッ!?」」」

 

自身の瞬発力を生かし突進し、ヲ級の首をはね、ヲ級の首から大量の蒼い血が噴水の様に溢れ出て、ヲ級は自身の血を上城(博霊)にかけながら海に沈んだ

 

だが、それは後々『上城(博霊)が改造人間になる()()』になろうとは当時の上城(博霊)達は知る良しも無かった……

 

アンノウンは上城(博霊)によって自身の艦隊が全滅された事に驚愕し、左腕を失ったものの人間でありながら深海棲艦以上に化け物染みた荒業を成し遂げた上城(博霊)に怖じ気ながら叫んだ

 

「何ナンダ……アイツ!?人間相手ニ『()()()』トシテノ誇リヲ潰サレルナンデ!?」

 

(一航戦?まさか!?だけど先ずは……)

 

ポタポタ……

 

「……あー気分ワリィ、血ィ出しすぎた……イムヤ、頼む」

 

上城(博霊)はアンノウンが発した『一航戦』という言葉に反応し、アンノウンの正体が分かり掛けたが、大量出血による立ち眩みが起き、伊168にお願いすると伊168は急いで上城(博霊)に近付きながら言った

 

「分かったわ!」

 

伊168は上城(博霊)の身を案じ、急いで止血処理を始めた

 

数分後………

 

「はい!応急処置終わったよ!あんまり長くは持たないけど……」

 

伊168は不安そうに上城(博霊)に言うと、上城(博霊)は伊168に心配を掛けたくないのか、自前の気力で『長く持たない』身体を鞭を打つかの様に微笑みながら先程のアンノウンの言葉から導き出された『答え』をアンノウンに言った

 

そう……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「充分だ!ありがとう……あとお前、赤城に『似た』深海棲艦じゃなくて赤城『()()』だろ?」

 

「「「「!?」」」」

 

()()……ッ!!ウォォォォ!!」

 

……アンノウンの正体は『艦娘 赤城』であり、後の上城(博霊)の秘書『藤田』本人だったのだ

 

アンノウン……否、藤田は『赤城』と言うワードを聞くと、いきなり暴れだし始めたが……

 

「させない!!」

 

ジャラ……

 

 

ガシッ!!

 

 

「!?」

 

足柄は艤装の一部である鎖付き錨を投げ、深海棲艦化した藤田に巻き付けた

それでも尚、藤田は巻き付けられた鎖付き錨を破壊するかの様に暴れた

 

「放セ!私ハ……私は……みんなを……守ル為ニ……」

 

「……『みんな』って深海棲艦の事か?そして何故、深海棲艦に?」

 

上城(博霊)は徐々に艦娘『赤城』になって来ている藤田に聞くと藤田は完全に艦娘の時の記憶が戻ったのか冷静さを取り戻し、俯きながら答えた

 

「……いいえ、私が昔居た『鎮守府』のみんな(艦娘達)です……私は当時、二航戦や五航戦みたいに力が無く当時の提督に単機でMI作戦の海域を攻めましたが……」

 

「……ちなみに当時の鎮守府はどんな感じだったんだ?」

 

天龍は俯いた藤田の様子を察し、芯のある重い口調で質問をすると藤田は当時、在籍していた鎮守府の事を思い出し、辛く、今にも泣き出しそうな表情になりながら答えた

 

「一言言って『最悪』でした……S勝利(完全勝利)以外の戦果なら殴る蹴る等の暴力そして解体(処刑)等の処罰は当たり前、そして夜になると私達(艦娘)性的暴行(強姦紛いの行為)をし、そして……」

 

「もう良い、喋らないで!」

 

足柄は藤田の境遇や辛さを察したのか、これ以上、藤田自身の精神が崩壊させない様に強く、そして優しい口調で藤田の説明を止めると上城(博霊)は憶測ではあるが藤田が何故、轟沈した理由を察し、質問した

 

「……つまりお前は『ブラック鎮守府』の提督から『捨て駒』ならぬ『捨て艦』として攻めて轟沈したんだな?」

 

「……はい」

 

上城(博霊)がそう言うと赤城が俯きながら頭を小さく頷いた

 

「……なんだ、俺とアンタは『()()()()()』だったんだな、足柄、外してやれ」

 

「分かったわ」

 

「え!?」

 

足柄は藤田を束縛してた鎖付きの錨をほどき、上城(博霊)は『同じ境遇』にあった藤田に訓練生時代……当時の扱いや陰口等を告白した

 

「俺は親父が『海軍元帥』で軍人として『豪腕』な腕前で艦娘を家族同然として扱っていたんだ……」

 

「……自慢ですか?」

 

「んな訳ねぇだろ……最後まで聞けって……」

 

藤田は俯きながら悪態をつくと上城(博霊)は否定し、藤田に近付きながら自身の訓練生時代の境遇を藤田に伝えた

 

 

「今では艦娘を娘や兄弟、更には妻がいるのに妻以上に大事にしている提督もいるが、俺が入った部隊では艦娘達を『自分の都合の良い玩具』と言うブラック鎮守府の提督らしい野郎達だった。勿論親父が今までの行いや艦娘の扱い、そして弱冠40歳いや40入る前か?まぁその位の年齢で元帥まで這い上がった事を良く思っていなかった、いや『気に入らなかったんだ』……だが親父が海軍トップの元帥で自分達(教官達)は『大佐』や『中佐』下手すれば『大尉』だから階級による力(権力)では何も出来なかったから、そのストレスの捌け口が……」

 

「貴方だった……って事ですね」

 

そう、上城(博霊)もまた藤田と同じ様に同期や教官達にストレスの捌け口として常日頃から暴行を受けていたのだ

 

藤田は俯き、自身と同じ境遇に逢っていた上城(博霊)に同情するかの様に悲しく、辛い表情になりながら呟くと上城(博霊)は自身の左腕を損失させた元凶である藤田を慰める様に微笑みながら言った

 

「まぁ幸いにも同性愛者(ホモ野郎)が居なかった事が不幸中の幸いだったな……ハハハ」

 

「……そう……ですか」

 

上城(博霊)は藤田を慰めながら笑い、自身の境遇を告白すると藤田は彼に同情したのか目を反らしながら俯くと……

 

 

ブオォォォォン!

 

 

 

「「「「ッ!?」」」」

 

 

 

突然、けたたましい騒音が鳴り響き、上城(博霊)達は騒音が発した方向を見ると、其処には漁師船と三人の艦娘『龍譲』『夕張』そして『明石』が上城(博霊)達に向けて脱兎の如く近付いて行き、船首には『某島野の〇犬(真島〇朗)』を彷彿させるテクノカットに左目に眼帯をした痩せた男で一馬の同期『沖田 吾朗』が一馬をつれて興奮しながら叫んだ

 

「イッヒヒヒ♪さぁパーティーの時間や♪良い声聞かせ……ッ!?は……勇人ォォォォ!三笠チャャャャャャン!!無事かいな!!!龍譲チャン!今すぐ夕張チャンを呼べぇ!!」

 

沖田は上城(博霊)と朱里の容態を見て焦りながら陰陽師風の赤い衣装を着た艦娘『龍譲』と半袖の黒いセーラー服にオレンジのリボンと緑のミニスカートを着た艦娘『夕張』に指示を出すと、二人は沖田が操る船の速度について来れなかったのか、息切れをしながらも一馬と明石と共に二人の容態を見て、焦りながら言った

 

「司令官!あんま……ハァ……ハァ……飛ばさんといてや!追い付け……って!?何やこれは!?君達大丈夫なん!?左腕が無くなっとるやん!!しかも血塗れ!?とりあえず夕張はよ!?」

 

「だがら皆さん早いですっ………ちょ………これは………分かりました!直ぐ応急処置を!!」

 

「勇人に三笠!……ッ!?これは酷い、医療班と明石は至急手当てを!」

 

「分かりました!皆さん!此方へ!」

 

一馬は二人の容態……特に自身の息子の容態に絶句したものの、すぐに冷静さを取り戻し、明石に命令すると明石は焦りながら二人に近付きながら二人の安否を確認すると上城(博霊)は………

 

「ああ………助かっ………た………」

 

 

 

 

 

 

 

ドサッ…

 

 

 

 

 

 

「え!?ちょ……ッ!?上城訓練生!!しっかりして下さい!!勇人さん!勇人さーーん!!!!」

 

一馬達が救援に来た事に安心し、緊張の糸が切れたのか、駆けつけた明石に支えてもらう形で倒れ気を失った

 

だが、当時の上城(博霊)は知らなかった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヲ級の血を被った事で自身の身体には既に『D-cell』に感染していた事に……

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