平行世界の最弱の龍が重桜に『保護』されました。これより治療を始めます。   作:八意 颯人

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どうも私ですm(_ _)m
今、私は絶賛インフルエンザに掛かっています( ;´・ω・`)
インフルエンザ特有の謎のテンションで執筆していますので、少しグダグダ感がありますので、ご了承を御願いしますm(_ _)m

早くタミフルを飲まなくては……


第14話「覚悟を決めた者の代償 前編」

そして現在 『勇人の世界(アズールレーンの世界)』の佐世保鎮守府にて

 

「……これが私達の世界の勇人の初陣の結末よ」

 

「「「………」」」

 

朱里は勇人達に上城(博霊)の初陣である『大本営襲撃事件』の内容を説明すると、勇人達は上城(博霊)の『片腕の損失』そして、この世界のセイレーンこと『深海棲艦』の正体が『轟沈(戦死)した艦娘(艦船)の成れの果て』だと知り、あまりにもショッキング過ぎる内容なのか俯き、そのまま黙り混むと紫は俯いている勇人達に気を使っているのか、苦笑を交えた笑みを溢しながら勇人達に言った

 

「え~っと……その……そこまで落ち込む必要ある?現に『此方の勇人』は生きているんだし……」

 

紫は俯いている勇人達を気を使い、少し困り顔になりながらも微笑みながら言うと三笠は紫が自身に気を使っている事を察したのか、申し訳無さそうに答えた

 

「……いや、そうではない……確かに上城殿は当時『人間』でありながらも左腕を失い、母君である朱里殿を救い、上城殿の世界と指揮官が元居た世界のセイレーン……いや『深海棲艦』を殲滅させた事に驚いているが……やはり、深海棲艦の正体が『轟沈した艦娘』の()()()()()だと聞いて……まさか!?指揮官も『この事』を知っていたのか?」

 

「いえ……僕も初耳です、まさか深海棲艦の正体が『轟沈した艦娘様の成れの果て』とは……」

 

「ああ……それに、あの上城さんと藤田さんが……他の軍人に虐げられていたとは……」

 

勇人と三笠そして加賀は二人の過去そして艦娘の成れの果てである深海棲艦の事について触れ、俯きながら答えると赤城は朱里に俯きながら当時と今の上城(博霊)の事について聞いた

 

「……朱里様、今の話で『矛盾』があります……どうして……」

 

「……勇人の左腕の事?」

 

朱里は赤城が感じていた矛盾……つまり上城(博霊)左腕の有無について赤城の質問を被せる様に聞き返すと赤城は黙って頷き、再度朱里に聞いた

 

「……ええ、今の上城様は左腕があるのに、どうして……」

 

「……『蒼霧事変(昔の事件)』の時に勇人の左腕を食いちぎった深海棲艦……駆逐艦イ級が見付かり、そのイ級を『サルページ(回収)』そしてイ級の体内を『解剖』し、イ級の胃の中にあった左腕を摘出、再生治療を施し、そのまま勇人の左腕に装着したんだ」

 

「……そうだったのですか」

 

「うげぇ……セイレーン……じゃなかった、深海棲艦の腹の中にあった『溶けかけていた左腕』を……想像しただけで……吐きそう……」

 

「「「ず……瑞鶴!!これ以上言わないで!!私達のグロ耐性(ライフ)は、もうゼロよ!!」」」

 

「瑞鶴さん、それは言わないで欲しいです……ただでさえ綾波達は『上城さんの初陣』を聞いただけでも吐きそうなのに……朱里さん、ポリ袋が欲しいです……我慢の限界です……」

 

赤城は朱里の説明を聞き、納得し、勇人と三笠そして赤城以外の艦船(艦女)達は先程の上城(博霊)の初陣と『昔の事件』によるイ級を解剖し、取り出した左腕の事を想像していたのか、顔面蒼白になり口を押さえ、吐きそうになった艦船(艦女)達を代表として綾波が朱里に懇願すると朱里は呆れながら紫に言った

 

「……紫」

 

「泣けるわね……はい、ゴミ袋よ」

 

「「「あ……ありがとうございます……オロロロロ……」」」

 

紫は呆れながら隙間から大量の未開封のゴミ袋を取り出し、綾波にあげると、綾波達は紫からゴミ袋を受け取り、自身の嘔吐物をゴミ袋に吐き出すと、朱里の隣に新たな隙間が現れ、隙間から勇人の歓迎会の準備から戻った上城(博霊)が現れ、今の現状に首を傾げながら吐き気を耐えきり、少し青ざめている三笠に聞いた

 

「準備完………あれ?三笠?何故、みんな吐いているんだ?」

 

上城(博霊)は首を傾げながら三笠に聞くと、三笠は先程の話を聞いて気分が悪くなっているのか、はたまた自身の軽い気持ちで『上城(博霊)の初陣』を聞いた事による罪悪感なのか、俯きながら答えた

 

「……上城殿……皆『御主の初陣』と『左腕』の事を聞いて……皆、こうなってしまったのだ……すまぬ……我々が軽い気持ちで御主の事を知りたかった為に……」

 

「……『あれ』を教えたのか!?母さん!?」

 

上城(博霊)は三笠自身の謝罪が入った説明を聞き、血相を変えながら朱里に聞くと朱里は「ご……ごめん、此処までグロ耐性が無かったとは……」と目を反らし罰の悪そうな表情になりながら謝罪すると、紫も上城(博霊)に言い難い事があるのか、少し歯切れの悪い口調で言った

 

「そ………それに………私達も忠告したわよ……『飯前に聞く様な話では無いし、重たい内容よ』……と……それを承知したのは三笠達よ」

 

「はぁ~……あの内容は俺の所の艦娘達でもさえ吐いた奴もいる位のショッキングな内容なのに……泣けるぜ……」

 

上城(博霊)は頭を抱えながら呟くと勇人は『その後の上城(博霊)の結末』について聞いた

 

「博霊さん……あの事件の後の内容……聞いても大丈夫?」

 

「……俺は大丈夫だが、この世界のお袋と艦船達はどうなんだ?この後の内容はグロテスクな内容では無いが、それでも刺激の強い内容だぞ……それでも良いか?」

 

上城(博霊)は溜め息を吐きながら聞くと、友伽里と勇人そして赤城は然程ダメージが無かったのか、はたまた最初から覚悟を決めていたのか毅然とした態度になり、三笠は吐き気が収まり少し青ざめながら上城(博霊)に答えた

 

「私は大丈夫よ……何せ、平行世界とは言え『貴方の母親』だからね……息子(博霊さん)の全てを受け入れるのも母親の勤めよ……覚悟は出来ているわ」

 

「……僕もだ」

 

「……此処で引いたら『重桜 赤城』……いえ『指揮官を愛する(艦女)』として私自身、許しませんわ……だから上城様、お願いします」

 

「我もだ……こんな所で『重桜艦隊旗艦』としての誇りを捨てる訳にはいかぬのだ」

 

「流石に綾波達は………無理です……ごめんなさい」

 

友伽里、勇人、赤城そして三笠は真の入った強い口調で承諾し、綾波含めて他の艦船(艦女)達は顔面蒼白になりながら答えると、上城(博霊)は綾波達の願いを聞いて綾波達を励ます様に優しい口調で答えた

 

「気にするな、なら綾波、今丁度、宴会の料理が出来上がったから『俺の孫達』と共に手伝いに行ってくれないか?『群像(ぐんぞう)』に『來未(くみ)』そして『イオナ』、綾波達を案内してくれ」

 

「……へ?」

 

「「「上城さんの……()?」」」

 

綾波達は上城(博霊)の言葉に首を傾げると隙間から10代後半の爽やかな好青年と、赤城に似たボーイッシュな黒髪短髪の女性そして銀髪の少女が現れ、勇人達に一礼をした

 

「よっこいしょ……此処が平行世界の佐世保か……」

 

「……お祖父ちゃんの所と変わらないな……」

 

「ええ……あ!?初めまして皆さん……私は『未来の平行世界の地球』から来ました『赤城お祖母様』と『勇人お祖父様』の孫の『上城 來未』です……」

 

「同じく『來未とは違う平行世界の未来の地球』から来ました『千早(ちはや) 群像』です……そして隣の少女は俺の仲間の……」

 

「『霧乃(きりの) イオナ』……宜しく」

 

「「「…………上城さん、これはどういう事ですか?全く理解が出来ませんが……」」」

 

綾波達は來未、群像そしてイオナが現れた事に思考が止まり、目を瞬きをしながら上城(博霊)に聞くと、上城(博霊)は苦笑しながら三人の経緯を簡潔に説明した

 

「……『蒼霧事変(昔起きた事件)の被害者達』で『未来の平行世界の地球から来た俺の孫』だ……んじゃ三人共、綾波達を頼ん……」

 

上城(博霊)は三人に綾波達を案内する様、頼もうとすると、赤城、大鳳、愛宕そして紫色の髪をした女性(艦船)『軽空母 隼鷹』が鬼気迫る勢いで上城(博霊)の言葉を遮った

 

 

 

「「「「ちょっと待ったぁぁぁ!!」」」」

 

 

 

「うおっ!?ど……どうしたんだ赤城、大鳳、愛宕に隼鷹?」

 

上城(博霊)は四人の鬼気迫る勢いに圧倒され、少し狼狽えながら聞くと四人は勢いを殺さず、四人を代表として赤城が來未そして群像に『ある事』を質問した

 

「貴方達が上城様のお孫様って事は………()()()()()()()()()()()()()って事ですね」

 

「俺は違います……來未さんが貴方の……」

 

「孫です……しかし本当に御祖母様の学生時代に瓜二つですね……()()()()()()

 

「ッ!?ああ~♡この妖艶な顔……正しく私と指揮官の孫ですわ♡」

 

「「「ッ!?上城(さん)!これは一体どういう事ですか……それに指揮官、私に隠れて浮気って……どういう事ですか?」」」

 

「「()に言われてもな……ってか、そんな事をしている場合では……」」

 

三人はW勇人に強く問い詰めると二人は頭を抱えながら答えると赤城は興奮し、勝ち誇ったかの様に言った

 

だが、それは……

 

「あら~♡未来の指揮官様は()()()()を選んだのですよ♡()()()()は黙って下さる?」

 

「あら?誰が()()()ですって?上城さんに『()()()()()()』と言われていた貴女が……」

 

「この先の未来、この大鳳が変えてみせますわ……こんなヤンデレ空母、指揮官様には相応しくありませんわ……」

 

「……指揮官(幼馴染み)のハートを掴むのは私よ……『人殺し長屋』の分際で……」

 

「何ですって……しかも隼鷹……この私に『禁句』を……それに大鳳!同じヤンデレ(性格)である貴女だけには言われたくありませんわ!!」

 

……三人の『怒り』という名の業火にガソリンを注いだ危険極みない発言をしたのだ

 

そして、四人の一触即発の状態にW勇人は……

 

ゾクッ……

 

「ッ!?こ……これは非常に不味いよ博霊さん!!」

 

「確かに……これは不味い……」

 

……四人の殺気に当てられたせいで嫌な予感を感じ、四人の目のハイライトが無くなった事を二人は察したのか、上城(博霊)は慌てて紫に指示を出した

 

「……紫!!大至急、この四人を隙間の中に閉じ込めろ!!佐世保鎮守府が崩壊するかもしれん!!それに四人共!!喧嘩するんなら隙間の中でやれ!!」

 

「……だろうと思った……隙間解放」

 

クパァ……

 

「「「「ちょ!?落ちるぅぅぅ……」」」」

 

ヒュ~……

 

「……アンド閉鎖」

 

「「「「と……閉じないで………」」」」

 

パタン……

 

「「これで良し」」

 

「ほっ……良かった……」

 

紫は『重桜艦隊ヤンデレ四人衆』として有名な四人を隙間に閉じ込め、W勇人と共に安堵すると三笠は綾波達を案内しに来た群像と來未に嫌味を吐きながら言った

 

「……流石、上城殿の御孫様だ、此処に来る度に問題事を起こす性格は祖父である上城殿に似ているな……御主達は……」

 

「「ご……ごめんなさい……まさか『こんな事』になるとは……」」

 

「……だから言ったのに……」

 

「……ってか、順応早くない?三笠?」

 

「……そうしないと話が進まないからな、朱里殿」

 

來未と群像は三笠に頭を下げながら謝罪し、イオナは頭を抱えながら呟くと上城(博霊)は溜め息を吐き、イオナに改めて命令を出した

 

「……んじゃ、話を戻すが……イオナ、綾波達を頼む……ついでに群像と來未を連れ出してくれ……()()()()()……」

 

「……成程、分かりました」

 

「……うん、分かった……みんな着いてきて……行くよ群像」

 

ガシッ!

 

「ちょ!?イオナ!?いきなり掴むな!」

 

イオナは群像の襟を掴み、引き摺りながら引っ張ると、群像は慌てながらイオナに聞くと、イオナと來未は上城(博霊)の『言葉の本意』を察したのか、神妙な表情で群像の質問に答えた

 

「……今から勇人は『平行世界の勇人』に()()()()をする上で私達は邪魔になるから……」

 

「……しかも『かなり重い話』よ、それ位は察しなさい……」

 

「……分かった……お祖父ちゃん、出来れば早めに済ませてくれよ……みんなを待たせているから」

 

「わーったよ」

 

三人はW勇人、W三笠そしてWユカリを残し、残りの艦船(艦女)達を連れて『上城(博霊)の世界』に向かった

 

「……さて上城殿、御主の口から『改造人間(あんな身体)』になった経緯を説明してくれぬか?」

 

「……博霊さんにとっては辛い過去かも知れないが……僕からも御願いします」

 

三笠と勇人は先程の呆気に取られていた表情から一転し、神妙な表情になりながら上城(博霊)に聞くと、上城(博霊)は俯きながら答えた

 

「……分かった」

 

「「勇人……」」

 

上城(博霊)は二人の要求に答える様に重く、そして覚悟が入ったかの様に真の入った強い口調で勇人、三笠そして友伽里に『改造人間になった出来事』を話した

 

上城(博霊)が『ある者』を治す為に犠牲にしてても手に入れた『艦娘(艦船)の力』を……

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