平行世界の最弱の龍が重桜に『保護』されました。これより治療を始めます。   作:八意 颯人

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どもども私です(^。^)y-~

この話は上城(博霊)側の物語である『Admiral of Roughneck~From black to white~』の『第95話「平行世界の艦船との邂逅」』の続きになっていますので、そちらの方を読んで頂けたら幸いですm(_ _)m

勿論、今回は偽名ではありますがシークレットゲストが出ますが偽名で察して頂けたら幸いですm(_ _)m


第16話「平行世界(博霊の世界)の艦娘達との邂逅 前編」

1900 佐世保鎮守府内部の大型食堂室前の廊下にて

 

「………」

 

「……指揮官、大丈夫か?さっきから顔色が優れないが……」

 

「……やはり上城様の世界とは言え、指揮官様の害虫(天敵)である『艦娘達』と接触する事に恐怖が……指揮官様、此処は上城様に言って今回の宴を……」

 

「……ええ、この状態じゃ……勇人、無理なら辞退しても良いのよ……彼方も此処の事情を分かっているから……」

 

三笠と赤城そして友伽里は勇人が身体を震わせ、顔面蒼白になっている事に気付き、心配そうに聞くと、勇人は自身の身体の震えを消すかの様に深呼吸をし、赤城達に言った

 

「……大丈夫です、博霊さんが僕の為に一番のトラウマである三笠様を駆除してくれたんだ……僕も、それに答え無くてはいけないんだ……博霊さん……覚悟は出来ましたので御願いします」

 

勇人は意を決し、上城(博霊)に言うと上城(博霊)は覚悟を決めた勇人に応える様に神妙な表情で「……分かった」と短く答え、食堂の扉に手を掛け、扉を開けた途端、巫女服を模した茶髪の女性と同じ服装をした黒髪長髪の女性が勇人の存在に気付き、勇人に向けて全力疾走で近付き……

 

「「平行世界の提督(parallel Worldのテートク)平行世界(parallel world)の私達のせいで……スミマセンでしたぁ!!」」

 

ドサッ!!

 

「お……おい……何で『お前ら』が此処に居るんだ……それに何故土下座してんだ?」

 

……脱兎の如く勇人の前で土下座したのだ

 

二人の女性は勇人に土下座をし、上城(博霊)は二人の女性が土下座した事に困り果てていると勇人は、その女性を見て足を震わせ、顔面蒼白になりながら呟いた

 

「ッ!?あ……貴女様は……」

 

「な!?貴女達は『あの時』上城様によって轟沈寸前になった……ん?『平行世界の()()』……朱里様、ひょっとして彼女達は……」

 

「……アレとのギャップの差が凄いわね……まさか、これが本来の……」

 

「何か我々が見た二人と比べて少し()()()が……朱里殿、これが……」

 

勇人は声を震わせ、赤城達は『女性の正体』を知っているのか()()()()()()()()()()()()()()()()()()()とのギャップに戸惑っていると朱里は三笠と赤城の質問に罰が悪そうに溜め息を吐きながら答えた

 

そう、この二人の女性は……

 

「ええ、この二人は私達の世界の艦娘『金剛』に『榛名』よ……」

 

「「ッ!?やっぱり……」」

 

「……艤装展開、指揮官様は、この赤城の後ろに……大鳳、愛宕、隼鷹……今すぐ指揮官様の護衛に着いて……」

 

「「ええ、分かったわ」」

 

「……貴女の命令に従うのは癪ですが仕方無いですわ」

 

……そう、この二人は上城(博霊)の世界の艦娘である『金剛』と『榛名』だったのだ

 

三笠と友伽里は朱里の答えに先程見た『勇人の世界の二人』と目の前に居る『上城(博霊)の世界の二人』の性格のギャップの差に戸惑いながらも警戒し、赤城に至っては勇人の身を案じ、艤装を展開し、愛宕と大鳳そして隼鷹に命令をすると『上城(博霊)側の金剛』もとい『KC金剛』は赤城達に神妙な表情になりながら御願いした

 

尚『上城(博霊)側の艦娘』もとい『艦これの艦娘』は赤城(藤田)加賀(加賀美)等の一部のキャラを除き『KC〇〇←名前』と表記します

 

「……We are ready to be executed by you(此処に来たからには覚悟は出来ています)……So(だから)……kill me(貴女達の手で)……」

 

「……これで『全て』が許されるのなら……榛名達は……」

 

「ちょ!?御主達!少しは冷静にならぬか!!早まるな!!」

 

「赤城、大鳳、愛宕、隼鷹……今すぐ艤装を解除して、彼女は敵では無いわ……それに二人共、御願いだから顔を上げて……」

 

「金剛!!榛名!!三笠の言う通り少しは冷静になれ!それに赤城達も艤装を仕舞え!彼女は『俺の世界の方の金剛と榛名』だから勇人に危害を与える事は無ぇ!!」

 

友伽里と上城(博霊)は赤城達が自身の艤装を解除する為に、三笠とは混乱し自決行為を行おうとする二人を落ち着かせる為に各自、説得すると赤城と愛宕は警戒心剥き出しのままKC金剛を睨み付けながら言った

 

「……なら何故、貴女達は()()()()()()()()()()()()のにも関わらず、この世界に来たの!答えて!!」

 

「……上城様には申し訳ありませんが、返答次第では貴女達を駆除(ソウジ)する事になりますわよ……上城様の方の金剛に榛名……」

 

二人は勇人のトラウマの元凶である『艦娘の方の金剛と榛名』が此処に来た理由を強く問い詰めるとKC金剛は二人の問い詰めに俯きながら自身が此処に来た目的を打ち明けた

 

「……分かりました。私達の目的は『Atonement(償い)』と『本来の私達の存在意義』を示しに来ましタ……」

 

「『存在意義』に『償い』?貴女、嘗めているの!平行世界とは言え指揮官(オサナナジミ)が貴女達を……」

 

隼鷹はKC金剛の言葉を聞いて彼女の意思(ことば)に怒りが篭った強い口調で否定するとKC榛名は隼鷹の言葉を察していたのか、はたまた平行世界とは言え自身が犯した悪行が許される筈が無い事を分かっていたのか、俯きながらも芯の入った決意ある口調で赤城を含め全員に自身の決意を打ち明けた

 

「……それは分かっています。平行世界とは言え私達が行って来た悪行を重桜の皆さんや少尉達に許して貰えるとは思っていません。ですが……これだけは知って欲しいのです。『本来の私達』は国や提督そして少尉達の為なら身を扮してまで守る艦娘……艦船と同じ『軍人(そんざい)』だと知って欲しいのから此処に来ました!」

 

「「「「…………」」」」

 

 

赤城、大鳳、愛宕そして隼鷹はKC榛名とKC金剛の嘘偽りの無い芯の入った決意ある強い口調に睨みはしなくなったが彼女達もまた自身と同じく『勇人を治したい』という気持ちに同感し、そして平行世界ではあるがKC榛名達が行った悪行を勇人達に償う事に悲しい表情になり沈黙をすると三笠はKC榛名の言葉を認めるかの様に、そして顔面蒼白になり今にも嘔吐しそうな勇人に優しく言った

 

「……それが御主達の……『本来の艦娘達(貴女達)の存在意義』か……我は……いいや私は貴女達の事を誤解してたわ。貴女達『艦娘』は『烏合の衆』……いや上城殿の言葉を借りるのなら『性根が腐り切った娼婦風情の連中』だと思っていたからね……指揮官も怖じ気づく必要も無いよ。彼女達は曾て指揮官が居た平行世界の……いや『平行世界の私達』だから心配要らないよ」

 

「そ……それは分かっています……しかし……」

 

三笠は勇人に優しく言うと勇人は今、目の前に居る二人は上城(博霊)側の艦娘である二人は自身が曾て居た世界の艦娘とは()()だと認識はしているが、それと同時に平行世界とは言え彼女達が自身を虐げてきた数々の記憶が走馬灯の様にフラッシュバンクし『自身の気持ち』と『二人の気持ち』を拒絶するかの様に足を震わせ狼狽えながら答えると赤城は二人を試すかの様に懐から二本の小脇座(ナイフ)を取り出し、重く静かな声で土下座している二人に言った

 

「……なら貴女達も平行世界の私達なら『重桜(日本)の艦()』らしく小脇座(この刀)()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。そうすれば貴女達の事を許します。」

 

「「………」」

 

「ッ!?」

 

赤城は土下座している二人に小脇座(ナイフ)を渡し、二人を自決しかも侍が行う償いである『切腹』をする様に言うと二人は俯きながらも黙って受け取ると三笠は三人の行動に焦り、強い口調で言った

 

「赤城!!何を血迷った事を言っておるのだ!!彼女達は上城殿の艦娘なんだぞ!!彼方の金剛に榛名!御主達は何も悪くは無いのだぞ!!だから……その様な愚行をするのは止めろ!指揮官に上城殿それに朱里殿!御主達も何か言ったらどうなんだ!今の二人は本当に自殺しかけないぞ!!」

 

三笠は自決(自殺)を行おうとする二人を止めつつ勇人と上城(博霊)に言うと、勇人は赤城の事を信頼しているのか身体を震わせながらも覚悟が入った口調で上城(博霊)と朱里は赤城が二人に渡した小脇座(ナイフ)を見て()()()()()()()()()()()()()()()に気付き不敵な笑みを溢しながら三笠に言った

 

「……三笠さん、此処は赤城さん達の言う通りにしよ……赤城さん達も()()()()()()()から、()()()()をさせていると思いますよ」

 

「……それに俺と紫が居るんだ。最悪、隙間を使ってナイフの刃を消せば良いからな」

 

「……意外と強かな奴だな……いつの間にか準備していただなんて……」

 

「だからと言って彼女を……仕方ない!我が……」

 

三人は赤城の行動を見守りながら言うと三笠は血相を変えながら三人の間に入ろうとするが()()()()()()()()()()()()()()()愛宕と大鳳そして隼鷹が三笠を止める様に羽交い締めをし、静かに、そして重い口調で三笠に言った

 

「ッ!?は……離せ!愛宕に大鳳!それに其処を退くのだ隼鷹!!」

 

「……駄目よ三笠大先輩、此処は赤城に任せては良いわ」

 

「……平行世界とは言え彼女達が指揮官様に償う機会を奪う事は、この大鳳には出来ません……」

 

「それに、あの二人が本当に指揮官(オサナナジミ)……いえ、平行世界とは言え自身の悪行を償う覚悟があるか否か確かめたいのよ……邪魔しないでくれる?」

 

三人は三笠を窘めながら言うと三笠は「ふざけるな!!離せ!!」と喚きながら三人の束縛を振り払う様に暴れているとKC金剛と榛名は赤城の小脇座(ナイフ)を受け取り、刃を自身の腹に向け、神妙な表情になりながら勇人に言いながら……

 

「……parallel worldのテートク……いえ上城少尉……これが私達の『償い』デース……では!」

 

「上城少尉!本当に……スミマセンでしたぁ!!」

 

グサッ!!

 

「ッ!!!」

 

「「「………」」」

 

……自身の腹に刺したのだ

 

赤城と愛宕は二人が切腹したのを確認すると先程までの神妙な表情から一転し少し口角を上げ微笑み、切腹した二人と慌てている三笠に『ネタばらし』も兼ねて二人の覚悟を認めた

 

その『ネタばらし』とは……

 

「……ッ!?あ……あれ……」

 

「さ……()()()()()()()……これはどういう事

……ですか……赤城さん……」

 

「……貴女達を試したからです。そして二人の覚悟は『本物』だと言う事は、よく分かりました。では、その『()()』を返して頂けませんか?二人に渡した小脇座(ナイフ)は『女優』である『平行世界の指揮官様の妹』であり『上城様の妹』である『博霊(はくれい) 華龍(かりゅう)』様こと『上城 沙耶(さや)』様の『映画の撮影道具』なので二人には()()()()()()()()()()()……そして指揮官様、この赤城の事を信頼をして頂いて……あぁ♡この高揚感……堪りませんわぁ♡」

 

「「………ハァ~………」」

 

「……赤城、それを言うなら()()でしょ?それに指揮官や上城さん達も()()()()()()()()()()()()()()()()()から止めなかったのでしょ?」

 

「え!?そうなの!?てっきり赤城さん達の事を信頼しているのかと……」

 

「……指揮官は見抜いていなかった様ね……残念ね……」

 

「え!?ほ……本当に!?」

 

「なっ!?そ……そうなのか上城殿に朱里殿!?」

 

……赤城が二人に渡した小脇座(ナイフ)は本物では無く『撮影道具用の模造刀(おもちゃ)』だったのだ

 

KC金剛と榛名は赤城のネタばらしに腰を抜かし、赤城は勇人に絶大に信頼を寄せられていた事に心の底から喜びを感じ高揚とした表情になり、愛宕は赤城の言葉を訂正しつつも上城(博霊)親子が止めに入らなかった理由を憶測で答え、三笠と勇人そして友伽里は愛宕の言葉に驚愕し、上城(博霊)親子に聞くと二人は然も当然かの様に平然とした表情で三笠の質問に答えた

 

「ええ、そうよ。これは私達の世界の沙耶が出演している映画の小道具よ」

 

「そう言う事だ……後、金剛に榛名……お前らは宴会の後で説教だ……分かったか?」

 

「「ッ!?は……はい……分かりました……」」

 

二人は三笠に分かりやすく教える為『上城(博霊)の世界の方』ではあるが勇人の亡き妹である『沙耶』の本業を交えながら説明すると『緑色の服を着た銀髪の少女』と『温和で朗らかな青年』『某美食家(ト〇コ)に似た筋骨隆々な青年』『逆立った髪型をした筋骨隆々の青年』そして『陰陽師服の服装を着た隼鷹を彷彿させる紫色の髪をした女性』が厨房からコッソリと現れ、先程の一部始終を見ていたのか安堵した表情で上城(博霊)に言った

 

「はぁ~……全く、勇人s……じゃなかった大将に彼方の赤城さん!!物凄く心臓に悪かったじゃないですか!!」

 

「そうだぞ()()!!見ててハラハラしたぞ!!」

 

「「「全く……生きた心地がしなかったぞ……()()()()()()……」」」

 

「……それ、金剛と榛名に言えよ。それを指示(めいれい)したのは俺じゃねぇよ」

 

上城(博霊)は少女達の安堵感が入った怒声に呆れながら言い返すと三笠は突如現れた少女達を見て少し警戒しながら少女に聞いた

 

「ッ!?御主達は……何者だ!」

 

三笠は刀に手を掛けながら少女に聞くと、少女は慌てながら三笠達に自己紹介を始めた

 

「お……落ち着いて下さい三笠さん、私達は敵ではありません。私は大将の部下……『佐世保鎮守府 第三前衛基地司令』の『白楼(はくろう) (みどり)』です。勿論、此方の世界の機密に則り『本名』ではなく『()()』を名乗らさせて頂きますので御理解の程、宜しくお願い致します。ちなみに階級は『少尉』です。そして、この人達は『來未さん達とは違う平行世界の未来の大将の孫達』と部下の艦娘『隼鷹』さんです。」

 

「そうか……上城殿の部下だったか、それは失礼………へ?」

 

「こんな無垢な少女が博霊さんの……なっ!?じ……隼鷹様!?しかし金剛様達みたいに『雰囲気』が……」

 

「え!?來未とは違う平行世界の……上城様に白楼様!それはどういう事ですか!?」

 

三笠、赤城そして勇人は少女『緑』の自己紹介に混乱し、慌てながら上城(博霊)に聞くと、上城(博霊)と緑そして紫色の髪の女性は困ったかの様に溜め息を吐き『自身の孫』と『勇人が感じた違和感』について説明した

 

「……寄りによって白楼だけでは無く()()()()()()()()()()が来るなんて……まぁ良い、先ずは『筋骨隆々の大男』が大鳳と俺の孫の『敦』で『温和そうな男』が愛宕と俺の孫の『翔一郎』そして……」

 

「私は艦娘の『隼鷹』さ、ちなみに私達の艦娘は『改2』此処でいう『近代化改修』を施されているから少尉が今まで見てきた私達とは姿が変わっているから違和感が出ても仕方無いんだ。ちなみに隣にいる逆立った髪をした男が私の孫の『準一』さ」

 

「どうも、祖父と曾祖母そして平行世界の俺達が大変ご迷惑を御掛けしてます……ちなみに全員の名字は『上城』です」

 

「「「お騒がせをさせてスミマセンでした……平行世界のお祖父ちゃんにお祖母ちゃん……」」」

 

上城(博霊)の孫達は先程の群像の件や勇人達を混乱させてしまった事について頭を下げながら赤城達に謝罪すると愛宕、大鳳そして隼鷹は來未や群像とは違う平行世界の……いや自身の孫を素直に受け入れてくれたのか、微笑みながら言った

 

「フフフ♪別に良いわよ♪私達も上城さん達のお陰で指揮官共々、助けられたんだし♪しかし……私に似て朗らかな青年ね♪翔一郎だっけ?私の事は『お姉s』……いえ『お祖母ちゃん』と言ってね♪」

 

「……最初から言っているのですが……まぁ認めてくれたから良いか……」

 

「貴方が、この大鳳と指揮官様の御孫様だったとは……良かった♪あのヤンデレ空母だけが指揮官様の孫だと思っていたわぁ♡宜しくお願いしますわ敦♪」

 

「アハハハ……宜しくお願いします……お祖母ちゃん」

 

「やっぱり私は指揮官(オサナナジミ)と結ばれる運命だったのね……まぁ平行世界の私は『何処かの世紀末の雑魚集団』みたいに『品の無い艦()』だったのは残念だが……」

 

「アァ?アンタみたいな『電波系ヤンデレ』よりかはマシだろ……なぁ準一」

 

「ッ!?こいつ飛鷹と同じ事を……貴方の意見を聞きたいわ準一!」

 

「まぁまぁ、平行世界とは言え自分自身に喧嘩を売らないでくれ……話が拗れるから……それに俺に振るなよ……」

 

ワイワイ……

 

ガヤガヤ……

 

「あの……皆さん『本来の目的』を忘れていませんか?」

 

緑は溜め息を吐きながら平行世界とは言え自分の孫に出会えた事に興奮している愛宕、大鳳そして隼鷹に言うと三人は正気に戻り「ッ!?ゴホン!そうでしたわね」と先程の興奮を隠す様に咳払いをすると三笠は目の前に起きた『奇想天外な数々の出来事』に完全に順応したのか苦笑しながらも先程の切腹未遂のネタばらしについて聞いた

 

「アハハハ……所で赤城、何故お主が『上城殿の妹』いや『平行世界の指揮官の妹』の……えーっと……流石に『沙耶』と呼ぶのは指揮官の心情に良くないから……『華龍』殿で良いかな?華龍殿の商売道具を持っていたのだ?」

 

「あ!?そう言えば……『あの時』何かあったのですか?」

 

三笠と勇人は上城(博霊)と紫によって隙間に閉じ込められた後の経緯について聞くと赤城は微笑みながら三笠達に簡潔に説明した

 

「実は、あの後……『上城様の祖母と名乗る女性』が八雲様の隙間内に現れ、上城様が何故『あんな御姿(改造人間)』になられた経緯や『上城様と藤田様そして白楼様が着任した当時の鎮守府の状態等の全て』を聞き、そして三人に助けられた方の彼女(艦娘)達の『覚悟』と『本音』を確かめたく、その女性に頼んで華龍様の商売道具を御借りしました。」

 

赤城は『上城(博霊)の祖母と名乗る女性』から『改造人間になった経緯』と『二人が着任した時の当時の佐世保鎮守府の現状』を聞き、二人に同情するかの様に哀しい表情になりながら説明すると上城(博霊)は勇人達に言いたく無かったのか、少し顔を歪ませながら言った

 

そう二人が着任した当時の佐世保鎮守府の現状は……

 

「……余計な事をするなよ……バーちゃん……って事は俺達が着任した鎮守府は『元ブラック鎮守府』になっていた事を聞いたんだな?」

 

「……はい、勿論()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ので指揮官様が曾て居た世界の彼女達みたいに憎しみを覚える事はありませんでしたが……」

 

「ッ!?」

 

「なっ!?か……上城殿の鎮守府も……」

 

「嘘……だろ……」

 

「「「………」」」

 

……そう、上城(博霊)、藤田そして緑が所属している佐世保鎮守府も曾て『ブラック鎮守府』と悪名高い鎮守府になっていた事に……

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