平行世界の最弱の龍が重桜に『保護』されました。これより治療を始めます。 作:八意 颯人
この話は
勿論、今回は偽名ではありますがシークレットゲストが出ますが偽名で察して頂けたら幸いですm(_ _)m
1900 佐世保鎮守府内部の大型食堂室前の廊下にて
「………」
「……指揮官、大丈夫か?さっきから顔色が優れないが……」
「……やはり上城様の世界とは言え、指揮官様の
「……ええ、この状態じゃ……勇人、無理なら辞退しても良いのよ……彼方も此処の事情を分かっているから……」
三笠と赤城そして友伽里は勇人が身体を震わせ、顔面蒼白になっている事に気付き、心配そうに聞くと、勇人は自身の身体の震えを消すかの様に深呼吸をし、赤城達に言った
「……大丈夫です、博霊さんが僕の為に一番のトラウマである三笠様を駆除してくれたんだ……僕も、それに答え無くてはいけないんだ……博霊さん……覚悟は出来ましたので御願いします」
勇人は意を決し、
「「
ドサッ!!
「お……おい……何で『お前ら』が此処に居るんだ……それに何故土下座してんだ?」
……脱兎の如く勇人の前で土下座したのだ
二人の女性は勇人に土下座をし、
「ッ!?あ……貴女様は……」
「な!?貴女達は『あの時』上城様によって轟沈寸前になった……ん?『平行世界の
「……アレとのギャップの差が凄いわね……まさか、これが本来の……」
「何か我々が見た二人と比べて少し
勇人は声を震わせ、赤城達は『女性の正体』を知っているのか
そう、この二人の女性は……
「ええ、この二人は私達の世界の艦娘『金剛』に『榛名』よ……」
「「ッ!?やっぱり……」」
「……艤装展開、指揮官様は、この赤城の後ろに……大鳳、愛宕、隼鷹……今すぐ指揮官様の護衛に着いて……」
「「ええ、分かったわ」」
「……貴女の命令に従うのは癪ですが仕方無いですわ」
……そう、この二人は
三笠と友伽里は朱里の答えに先程見た『勇人の世界の二人』と目の前に居る『
尚『
「……
「……これで『全て』が許されるのなら……榛名達は……」
「ちょ!?御主達!少しは冷静にならぬか!!早まるな!!」
「赤城、大鳳、愛宕、隼鷹……今すぐ艤装を解除して、彼女は敵では無いわ……それに二人共、御願いだから顔を上げて……」
「金剛!!榛名!!三笠の言う通り少しは冷静になれ!それに赤城達も艤装を仕舞え!彼女は『俺の世界の方の金剛と榛名』だから勇人に危害を与える事は無ぇ!!」
友伽里と
「……なら何故、貴女達は
「……上城様には申し訳ありませんが、返答次第では貴女達を
二人は勇人のトラウマの元凶である『艦娘の方の金剛と榛名』が此処に来た理由を強く問い詰めるとKC金剛は二人の問い詰めに俯きながら自身が此処に来た目的を打ち明けた
「……分かりました。私達の目的は『
「『存在意義』に『償い』?貴女、嘗めているの!平行世界とは言え
隼鷹はKC金剛の言葉を聞いて彼女の
「……それは分かっています。平行世界とは言え私達が行って来た悪行を重桜の皆さんや少尉達に許して貰えるとは思っていません。ですが……これだけは知って欲しいのです。『本来の私達』は国や提督そして少尉達の為なら身を扮してまで守る艦娘……艦船と同じ『
「「「「…………」」」」
赤城、大鳳、愛宕そして隼鷹はKC榛名とKC金剛の嘘偽りの無い芯の入った決意ある強い口調に睨みはしなくなったが彼女達もまた自身と同じく『勇人を治したい』という気持ちに同感し、そして平行世界ではあるがKC榛名達が行った悪行を勇人達に償う事に悲しい表情になり沈黙をすると三笠はKC榛名の言葉を認めるかの様に、そして顔面蒼白になり今にも嘔吐しそうな勇人に優しく言った
「……それが御主達の……『本来の
「そ……それは分かっています……しかし……」
三笠は勇人に優しく言うと勇人は今、目の前に居る二人は
「……なら貴女達も平行世界の私達なら『
「「………」」
「ッ!?」
赤城は土下座している二人に
「赤城!!何を血迷った事を言っておるのだ!!彼女達は上城殿の艦娘なんだぞ!!彼方の金剛に榛名!御主達は何も悪くは無いのだぞ!!だから……その様な愚行をするのは止めろ!指揮官に上城殿それに朱里殿!御主達も何か言ったらどうなんだ!今の二人は本当に自殺しかけないぞ!!」
三笠は
「……三笠さん、此処は赤城さん達の言う通りにしよ……赤城さん達も
「……それに俺と紫が居るんだ。最悪、隙間を使ってナイフの刃を消せば良いからな」
「……意外と強かな奴だな……いつの間にか準備していただなんて……」
「だからと言って彼女を……仕方ない!我が……」
三人は赤城の行動を見守りながら言うと三笠は血相を変えながら三人の間に入ろうとするが
「ッ!?は……離せ!愛宕に大鳳!それに其処を退くのだ隼鷹!!」
「……駄目よ三笠大先輩、此処は赤城に任せては良いわ」
「……平行世界とは言え彼女達が指揮官様に償う機会を奪う事は、この大鳳には出来ません……」
「それに、あの二人が本当に
三人は三笠を窘めながら言うと三笠は「ふざけるな!!離せ!!」と喚きながら三人の束縛を振り払う様に暴れているとKC金剛と榛名は赤城の
「……parallel worldのテートク……いえ上城少尉……これが私達の『償い』デース……では!」
「上城少尉!本当に……スミマセンでしたぁ!!」
グサッ!!
「ッ!!!」
「「「………」」」
……自身の腹に刺したのだ
赤城と愛宕は二人が切腹したのを確認すると先程までの神妙な表情から一転し少し口角を上げ微笑み、切腹した二人と慌てている三笠に『ネタばらし』も兼ねて二人の覚悟を認めた
その『ネタばらし』とは……
「……ッ!?あ……あれ……」
「さ……
……ですか……赤城さん……」
「……貴女達を試したからです。そして二人の覚悟は『本物』だと言う事は、よく分かりました。では、その『
「「………ハァ~………」」
「……赤城、それを言うなら『
「え!?そうなの!?てっきり赤城さん達の事を信頼しているのかと……」
「……指揮官は見抜いていなかった様ね……残念ね……」
「え!?ほ……本当に!?」
「なっ!?そ……そうなのか上城殿に朱里殿!?」
……赤城が二人に渡した
KC金剛と榛名は赤城のネタばらしに腰を抜かし、赤城は勇人に絶大に信頼を寄せられていた事に心の底から喜びを感じ高揚とした表情になり、愛宕は赤城の言葉を訂正しつつも
「ええ、そうよ。これは私達の世界の沙耶が出演している映画の小道具よ」
「そう言う事だ……後、金剛に榛名……お前らは宴会の後で説教だ……分かったか?」
「「ッ!?は……はい……分かりました……」」
二人は三笠に分かりやすく教える為『
「はぁ~……全く、勇人s……じゃなかった大将に彼方の赤城さん!!物凄く心臓に悪かったじゃないですか!!」
「そうだぞ
「「「全く……生きた心地がしなかったぞ……
「……それ、金剛と榛名に言えよ。それを
「ッ!?御主達は……何者だ!」
三笠は刀に手を掛けながら少女に聞くと、少女は慌てながら三笠達に自己紹介を始めた
「お……落ち着いて下さい三笠さん、私達は敵ではありません。私は大将の部下……『佐世保鎮守府 第三前衛基地司令』の『
「そうか……上城殿の部下だったか、それは失礼………へ?」
「こんな無垢な少女が博霊さんの……なっ!?じ……隼鷹様!?しかし金剛様達みたいに『雰囲気』が……」
「え!?來未とは違う平行世界の……上城様に白楼様!それはどういう事ですか!?」
三笠、赤城そして勇人は少女『緑』の自己紹介に混乱し、慌てながら
「……寄りによって白楼だけでは無く
「私は艦娘の『隼鷹』さ、ちなみに私達の艦娘は『改2』此処でいう『近代化改修』を施されているから少尉が今まで見てきた私達とは姿が変わっているから違和感が出ても仕方無いんだ。ちなみに隣にいる逆立った髪をした男が私の孫の『準一』さ」
「どうも、祖父と曾祖母そして平行世界の俺達が大変ご迷惑を御掛けしてます……ちなみに全員の名字は『上城』です」
「「「お騒がせをさせてスミマセンでした……平行世界のお祖父ちゃんにお祖母ちゃん……」」」
「フフフ♪別に良いわよ♪私達も上城さん達のお陰で指揮官共々、助けられたんだし♪しかし……私に似て朗らかな青年ね♪翔一郎だっけ?私の事は『お姉s』……いえ『お祖母ちゃん』と言ってね♪」
「……最初から言っているのですが……まぁ認めてくれたから良いか……」
「貴方が、この大鳳と指揮官様の御孫様だったとは……良かった♪あのヤンデレ空母だけが指揮官様の孫だと思っていたわぁ♡宜しくお願いしますわ敦♪」
「アハハハ……宜しくお願いします……お祖母ちゃん」
「やっぱり私は
「アァ?アンタみたいな『電波系ヤンデレ』よりかはマシだろ……なぁ準一」
「ッ!?こいつ飛鷹と同じ事を……貴方の意見を聞きたいわ準一!」
「まぁまぁ、平行世界とは言え自分自身に喧嘩を売らないでくれ……話が拗れるから……それに俺に振るなよ……」
ワイワイ……
ガヤガヤ……
「あの……皆さん『本来の目的』を忘れていませんか?」
緑は溜め息を吐きながら平行世界とは言え自分の孫に出会えた事に興奮している愛宕、大鳳そして隼鷹に言うと三人は正気に戻り「ッ!?ゴホン!そうでしたわね」と先程の興奮を隠す様に咳払いをすると三笠は目の前に起きた『奇想天外な数々の出来事』に完全に順応したのか苦笑しながらも先程の切腹未遂のネタばらしについて聞いた
「アハハハ……所で赤城、何故お主が『上城殿の妹』いや『平行世界の指揮官の妹』の……えーっと……流石に『沙耶』と呼ぶのは指揮官の心情に良くないから……『華龍』殿で良いかな?華龍殿の商売道具を持っていたのだ?」
「あ!?そう言えば……『あの時』何かあったのですか?」
三笠と勇人は
「実は、あの後……『上城様の祖母と名乗る女性』が八雲様の隙間内に現れ、上城様が何故『
赤城は『
そう二人が着任した当時の佐世保鎮守府の現状は……
「……余計な事をするなよ……バーちゃん……って事は俺達が着任した鎮守府は『元ブラック鎮守府』になっていた事を聞いたんだな?」
「……はい、勿論
「ッ!?」
「なっ!?か……上城殿の鎮守府も……」
「嘘……だろ……」
「「「………」」」
……そう、