平行世界の最弱の龍が重桜に『保護』されました。これより治療を始めます。 作:八意 颯人
優と上城の仲が回復してから数時間後 1700 執務室にて……
「お……終わったぁ~……漸く、あの
勇人は『腹痛』と『二人の蟠りを取り除いた事』によって実施『4時間位』しか執務していない事に軍人として、そして大人として危機感を募らせていたのか、切羽詰まりながらも相当早いスピードで山の様に積み上がっている書類を赤城を初め加賀、三笠、土佐そして天城の補助のお陰で公務員の定時である『
「う……嘘だろ……あの書類の山を……僅か数時間で……」
「お疲れ様でした指揮官様。今日の業務は此れにて終了しました♪そして今から自由時間ですので、この赤城と共に業務の汗を流しに風呂場へ……」
「さりげに指揮官を誘惑するのでは無いぞ赤城。指揮官、本当に御主は『やれば出来る殿方』だ♪本当に彼方の……いや元居た世界の艦娘達から保護して正解だったな♪御主が我々の鎮守府に着任してくれるだけでも充分有難いのに、こんなに優秀過ぎる殿方だったなんて……漸く我の度重なる苦労が今日、報われた気がするぞ……」
「……天城さん。普通の一般男性が一週間分の業務を僅か数時間で終わらす事って……普通『有り得る』のか?」
「……『有り得ない』と言いたいが、現に指揮官様が本当に『僅かな時間』で一週間分の業務を終わらせたのですよ……これは私の常識を逸しています……何故、指揮官様は『僅かな時間』で一週間分の業務を終わらせる事が出来たのですか?」
天城は一航戦と三笠そして天城の補助があったものの勇人の『仕事』と『物覚え』の早さに只々、圧巻しながら勇人に聞くと、勇人は数時間前に鳳翔から貰った『ほうじ茶』をチビチビ飲み、みたらし団子を頬張りながら答えた。
「モグモグ……ゴクン!アッチでは『
「ありがとうございます♪では最後の一本を……」
「……地味に重々しい過去を暴露しますね。指揮官様……」
天城はナチュラルに勇人が自身のトラウマである嘗て居た世界の過去の一部を暴露した事に戸惑いながら言うと勇人は天城の言葉に嘗て居た世界に少し心残りがあるのか、少し俯きながら答えた。
「まぁ今じゃ僕には関係無い事だけどね。ただ亡くなった弟や妹達そしてプリンツさん達も生きたまま、この世界に連れて行きたかった事が心残りだけどね……」
勇人は少し悲しく俯きながら答えると赤城は勇人の心情を察し、励ます様に微笑みながら言った。
「……大丈夫ですよ指揮官様。彼らも天国で指揮官様の事を見守っていると思いますよ♪それに霊媒師の
「そうですね。全てが落ち着いたら博霊さんに御願いしてみますよ」
「……赤城、それは『励ましている』の?『トドメを刺している』様にしか聞こえないが?」
天城は赤城の励ましに首を傾げながら聞くと赤城は「勿論ですわ!」と即答すると加賀は天城の言葉に少し納得しつつも今現在の佐世保鎮守府の情勢と勇人の心情を理解した上で天城に言った。
「……天城さん。気持ちは分かるが、今の指揮官には姉様の言葉が一番の『励まし』になるんだ。
「……指揮業務や軍医、調理師、整備士だけでは無く『霊媒師』まで……本当に『重桜に特化した才能』を持った御方ですね……博霊様は……」
「……全くだ」
天城は博霊のスペックを聞き、考えるのを止めたかの様に苦笑しながら答えると勇人は『ある事』を思い出し、その事を三笠達に聞いた。
「……あ!?そう言えば聞くの忘れていたんだが、今回の演習相手であるロイヤルって、確か
勇人は今回の演習相手であり、対立している艦隊『ロイヤル』から連絡が来た事に、この世界の『情勢』と矛盾している事を首を傾げながら聞くと赤城は微笑みながら答えた。
「確かに
「まるで『
勇人はアニメに喩えながらも、その原因となった事件について、お茶を飲みながら聞くと赤城は気不味そうに目を反らし、歯切れの悪い口調で答えた。
「あまり言いたくはありませんでしたが……
「ブッ!!!せ……せせせ……
勇人は赤城の説明に驚愕したのか茶を吹き溢し、狼狽えながら聞くと赤城は勇人の意見を同意するかの様に困惑した表情になりながら答えた。
「……細かく言うと『
「……全くだ。あの計画のせいで、無関係な私達さえ他陣営から強烈な
「……本当に此方としては
「……あの時は流石に我も『
赤城と加賀、天城そして三笠は『
「……心中察します」
「……私は当時、建造して居なかったが天城さん達の話を聞く限り、その大蛇計画って言うのは佐世保だけでは無く全陣営にとって『傍迷惑な計画』だと言うのは理解した………此処からは私の憶測だが、大本営は『事の終息』を急ぐ為に元凶である『黒いキューブ』の探索を破棄し、計画の一部である八百万神々による依存から脱却する事を条件に他陣営との仲を回復させて今に至る……と言う訳だな」
土佐は四人の心情を察し、その後の流れを憶測しながら天城達に聞くと天城は「『依存』と言うより『支配からの脱却』の方が正しいが概ね正解よ」と頭を軽く頷きながら言うと赤城は勇人自身が『赤城達の黒歴史を掘り起こしてしまった事による申し訳無さ』と『下らない理由で世界大戦になりかけた事による呆気』が混ざった『何とも言えない気不味い心情』を察し、それを一掃する為に微笑みながら勇人に聞いた。
だが、その内容が……
「まぁ幸い、民間人が巻き込まれた
「そうでs………ん?赤城さん、今何て言いました?」
「え?ですから今日は比叡お手製の『海軍カレー』ですよ」
「ッ!?う……嘘だろ……此処でも『あの地獄カレー』が……」
……勇人のトラウマを掘り起こしてしまったのだ。
勇人は軽い絶望感に陥り、少し顔を青ざめると赤城は笑みを崩さず、勇人を窘める様に言った。
「大丈夫ですよ指揮官様。嘗て居た世界の方の艦娘達みたいに
「いや……
「……大丈夫だ指揮官。此処は『そう言う事』には、ならない筈だ」
「「「そう言う意味では無い?それは一体?」」」
「……指揮官様の
勇人は赤城の説得に少し顔を青ざめながらも『自身の過去』は兎も角『博霊側も含めての艦娘の比叡の悪名』が頭に過った為、物凄く歯切れの悪い口調で答えると天城、土佐そして三笠は勇人の発言に首を傾げ、赤城は先程まで博霊側の世界に居た加賀に聞くと加賀もまた勇人と同じ様に物凄く歯切れの悪い口調で答えた。
「……まぁ……何て言うか……彼方も『
「そうですね………何せ『
「「あら?彼方も『御召艦』と言われていたのですか?」」
「何だ、彼方の比叡も立派な通り名を持っているではないか……何故、怖がる必要があるのだ?」
「そうだな……姉様に指揮官、勿体振らずに教えてくれないか?」
加賀と勇人は相当、言葉を濁らせながら言うと天城と赤城そして三笠は首を傾げ、土佐は痺れを切らしたのか少し苛ついた口調で加賀と勇人に聞くと二人は今現在、厨房に立っている比叡に申し訳無さそうに答えた。
そう『
「……艦娘の比叡は『飯マズ料理を作る艦娘』通称『
「……嘗て居た僕の世界だけでは無く、博霊さんの
「「なっ!?飯マズ料理!?そんな事……」」
「「………え"!?か……
……悪い意味での『
三笠と土佐は二人の発言に驚愕し、天城と赤城は二人の表現に軽く
「……残念ながら本当の事だ。現に、あの超人的な肉体を持った上城さんさえ嘗て『彼方の舞鶴の比叡と金剛』が作った『カレー』を食べて『
「……今思うと『彼方の比叡様の料理』こそが『博霊さんに対抗出来る唯一の
「「………其処まで言わせる程、酷いとは……良く生きて来れましたね指揮官様に加賀……」」
「……艦娘だけでは無く艦船まで一撃で沈めれる飯マズ料理……最早、料理では無く『兵器』の類いだぞ……」
「……あの強靭な肉体を持つ上城殿や同じ精神力を持った加賀でさえ……お……恐ろしい
赤城、天城、土佐そして三笠は勇人は兎も角、強靭な精神力を持った加賀でもさえ強いトラウマを与えた『博霊側の比叡カレー』に恐怖を覚えると共に二人を慰める様に優しく言うと勇人は三笠達の慰めによって精神的に少し回復したのか深呼吸をし、冷静さを取り戻す様に落ち着いた口調で聞いた。
「……あの時迄は仕方無かったのですよ。生きる為には……所で演習の件に戻りますが、二次災害の酷いロイヤルに対して何か対策を取りたいのですが、何か良い案がありますか?」
勇人は自身の
「失礼致しますわ……あれ?どうか為されたのですか?」
「業務、お疲れ様でs……ん?何か問題でも起きたの?」
二人は勇人達の困惑している表情に心配そうに聞くと、勇人は二人が持ってきた『比叡カレー』を見て内心、物凄く安堵しながらも二人の質問に答えた。
「……ホッ、良かった。普通のカレーで……実は……」
勇人、事情を説明中……
「……と言う訳です。何か良い案がありますか?」
勇人はロイヤルに対する『防衛対策』について聞くと二人もまた「ふむ……」と黙り込みながら思考を巡らせ、先に考えが纏まった榛名が真剣な表情になりながら答えた。
「……なら女装すれば良いのでは?そうすれば彼方は『指揮官が嘗てGD-Cellに感染した』と勘違いを起こし、襲って来ないのでは?現に軍曹が感染していた事例もあるのですし……」
榛名は優の経歴を参考にし、勇人を女装させる計画を伝えると赤城は真剣な表情で榛名の計画を一掃した。
「……それは却下よ榛名。数ヶ月前に鉄血所属の指揮官達が『
赤城は重桜の次に被害の少ない陣営『鉄血』言わば『ドイツ』が先程の榛名の計画を実行し、失敗いや『最悪の結果』に終わった事案を伝えると榛名は「……其処まで男に飢えているんだ。ロイヤルは……」とロイヤル陣営の『業の深い欲望』に戦慄を覚え、事の重大さを再確認すると金剛は榛名の計画にピンと来たのか、微笑みながら自身の策を言った。
「なら『
「ああ~……確かに実戦経験が豊富で女性社会に馴れている上城さんなら指揮官に演習に関するアドバイス出来たり、仮にも『平行世界の指揮官』だから影武者として『ピッタリ過ぎる人』ですからね……それに咲夜さんも嘗て上城さんと同じく『裏社会』で生きていた人ですから『
金剛は勇人の影武者として博霊を、そして勇人の護衛要員として博霊の実家である『上城財閥』の専属メイド長『
「なっ!?は……博霊様が……既に身を固めているとは……しかも既婚者でありながらメイド隊まで……どれだけ業の深い御方ですか……」
「……天城姉様。一応、言って起きますが上城様は戸籍上『独身』ですし『仮初めの既婚者』と言うのは艦娘達を更に強くする為の儀式『ケッコンカッコカリ』と言う儀式を行ったせいで『独身』でありながら『仮初めの既婚者』と言う奇妙な立ち位置に置かれているのですよ。それに咲夜様は自身が率いる……いえ『副業』として『彼方の世界の蔵王重工』こと『上城財閥』の傘下として経営している警備会社『株式会社 ガーディアン五十嵐』の『若き女社長』として経営しており、その会社の業務内容は主に『来賓や政府関係者等の最重要人を護衛する警備会社』言わば『
赤城は呆れながらも元の世界に居る博霊をフォローしながら天城に説明すると天城は我に返り、先程の誤解を恥じる様に慌てながら答えた。
「え!?あ……そうだったのですか!?私とした事が、とんだ早合点を……」
「……上城財閥の傘下と言うより『神城会のシノギの一部』と言った方が正しい気がするが……」
「神城会にシノギって……まるでヤクザみたいな言い回しだな……」
土佐は加賀の言い回しに少し疑問を持ちつつ呆れながら呟くと三笠は少し困惑しながら『上城財閥の裏の顔』を説明した。
「……土佐、これは言いたくは無かったが上城財閥の裏の顔は『彼方の世界最強の極道組織』の『神城会』として活躍しておるのだ。しかも平行世界の指揮官こと上城殿もまた嘗て『神城会の組員』しかも『神城会本部』の『若頭』として活躍しておったのだ……本当に彼方の世界は文字通り『悪』が『悪』を裁いている奇妙過ぎる世界だからな……我も未だに戸惑っているが……」
「……何、この世紀末過ぎる世界観は……しかも彼方の指揮官は『世界最強の極道組織の元ナンバー2』だったとは……滅茶苦茶過ぎるぞ……ってか元とは言え、ヤクザ者が海軍に入れた事自体が有り得ない事案だぞ……第二次世界大戦時代では有るまいし……」
「「「「………」」」」
土佐は頭を抱えながら呆れ返り、彼方の世界の方の意味ではあるが『メタ発言』を溢すと加賀と金剛、天城そして榛名もまた土佐ど同意見なのか只々、呆れ返っていると勇人は脱線した話を戻す為に咳払いをし、赤城に聞いた。
「ゴホン。ま……まぁ……彼方には彼方の事情があるんだから此処までにして……それで赤城さん。その『株式会社 ガーディアン五十嵐』の社長である『咲夜さん』って……あの『銀髪で華奢な若いメイドさん』の事ですよね?本当に大丈夫ですかね?彼方のメイド隊は全員『艦船』だから『力負け』をすると思いますが……」
勇人は警戒対象であるブレスト鎮守府のベルファスト率いる『メイド隊』言わば『ロイヤルの艦船達で結成された部隊』相手だと一般人……しかも女性である咲夜を初め、彼女が率いる『
「それこそ『杞憂』でごさいますわ♪何せ上城様のメイド隊はメイド達『全員』が『傭兵』や『元テロリスト』『
「その通りですわ♪しかも彼女達のプロ意識と高い技術は私達『
「そして中でも『
赤城、金剛そして榛名の順に『
「あ……あの……赤城様に金剛様そして榛名様、其処までハードルを上げると今後の仕事に支障が出るので御止めになって下さい……物凄く恥ずかしいです……」
「……それに、いい加減召し上がっては?せっかくの料理が冷めますよ。それに変な物は入れていませんので御安心を……」
「ッ!?比叡に……」
「な……何故……お前が……」
天城と土佐は忍者の様に現れた比叡は兎も角、メイドの姿を見て狼狽え、そしてメイドに対して警戒心を示すかの様に艤装を展開し、二人はメイドの正体を重い口調で暴露した。
そう、何故なら……
「……何故、貴女が此処に居るのですか!!『ベルファスト』!!!」
「……返答次第では殺すぞ!!変態メイド長!!」
……一番警戒すべき艦船『ベルファスト』だったのだ。
二人はベルファストらしきメイドに牙を剥ける様に艤装を構えながら恫喝するとメイドは狼狽えながら二人に言った。
そう……
「ウェッ!?ちょ!?一体どうしたのですか天城様に土佐様!?それに私は『変態メイド長』こと『ベルファスト』では、ありません!!」
自身が『ベルファスト』では無い事を……
ベルファスト?は強い口調で自身が『ベルファストでは無い』言わば『人違い』だと言う事を伝えると勇人と赤城は天城と土佐を窘める様に苦笑しながら彼女を紹介した。
そう、彼女こそが……
「二人共、落ち着いて下さい。彼女は博霊さんのメイドですよ」
「そうですわ。彼女が先程紹介した『警備会社』の社長『五十嵐 咲夜』様であり上城様とスカーレット様の専属メイド長『十六夜 咲夜』様ですわ」
「………え!?ベルファストじゃ……無い?」
「なっ!?」
……先程、金剛と榛名が奨めた警備会社の社長であり博霊の専属メイド長『五十嵐 咲夜』こと『十六夜 咲夜』本人だったのだ。
二人は勇人と赤城の説明に完全に牙を抜かれたのか先程迄の殺気漂う雰囲気は何処へ行ったのやら、目をパチクリと瞬きをし、狼狽えながら呟くと咲夜は二人に一礼し、改めて自己紹介を始めた。
「……そう言えば御二人には自己紹介がまだでしたね。では改めて自己紹介をさせて頂きます……私、上城財閥と紅魔館のメイド長であり警備会社の社長をしております『五十嵐』……いえ此処では本名を名乗らせて頂きますが私こそ先程、金剛様に御紹介された『十六夜 咲夜』と申します。以後、お見知り置きを……」
「あ!?……ご……御丁寧にどうも……私は天城と申します。妹が御迷惑を御掛けします……」
「と……土佐だ。先程は悪かったな十六夜さん」
二人は咲夜の堂々とした振舞いを見て慌てて謝罪をしながら自己紹介を終えると赤城は天城の言葉に不満があるのか、それを訂正するかの様に咲夜に聞いた。
「……迷惑を掛けたのは姉様の方でしょ!御免なさいね十六夜様。姉と土佐がとんだ早合点を起こしてしまって……所で何故、此処に?」
赤城は何故、咲夜が元の世界に帰っておらず此処に居る理由を聞くと咲夜は先程の天城と土佐の無礼を許すかの様に微笑みながら答えた。
「呼び捨てで『咲夜』で結構ですよ赤城様。レミリア御嬢様と御主人様……いえ飛龍様の命令で『暫くの間、御主人様と明石様の代わりに数名のメイドと同行し、上城様の治療や業務補佐を兼ねて彼方の世界に駐在し、護衛に専念してくれ』と命令されたので……」
「『御主人様の代わり』……って事は博霊様は……」
「……三笠元帥に押し付けらr……ゴホン!大本営からの勅令を一気に片付ける為、暫く来れないそうです」
「……平行世界とは言え、大本営からの勅令なら致し方無いですね」
「……ったく、またサボる為に上城殿に仕事を押し付けて……困った妹分だ……」
天城は咲夜の説明に肩をガックシと落とし、残念そうに呟き、三笠は博霊に業務を押し付けた本人である三笠元帥に頭を抱えながら呟くと勇人は博霊の多忙さを聞いて苦笑いをしつつも咲夜に改めてお願いした。
「あははは……アッチは相変わらず忙しそうですね……では咲夜さん、話を聞いたかも知れませんが、後日行われるロイヤルとの演習の時に僕の護衛を御願いしたいのですが大丈夫ですか?」
「……勿論『大丈夫』ですよ。我々の総力を持って上城様を御守り致します」
咲夜は勇人の願いを快く承諾をすると赤城は咲夜が発言した『咲夜以外の数名のメイドを連れて来た』と聞いて、咲夜が連れて来た『数名のメイド』に興味があるのか微笑みながら聞いた。
「我々の委託を承諾して頂き、ありがとうございます。咲夜様、少し御聞きしたい事がありますが、先程言ってた『数名のメイド』って今何処に?」
赤城は咲夜に微笑みながら聞くと咲夜は赤城に釣られる様に微笑み、比叡は少し困惑したかの様な笑みを溢しながら答えた。
「今、鳳翔様と共に厨房に立っています。後、私に『様付け』は御止め下さい。仮にもメイドなので」
「……彼女達の姿を見たら驚きますよ。色んな意味で……」
「「「ん?色んな意味で?」」」
「そう言われると余計見たくなるわね……咲夜さん、御手数を掛けますが呼んで下さる?」
「承知しました。今、御呼びしますので少々、お待ちを……」
二人は笑みを溢しながら答えると勇人達は首を傾げ、赤城が勇人達の代表として咲夜に聞くと咲夜はスマホで厨房にいる自身の部下達に電話した。
「……私よ。今すぐメイド全員、執務室に来て頂d……え?時雨様と雪風様が喧嘩!?なら『コガラシ』を二人の仲裁人として残し、来て頂戴」
咲夜は食堂で時雨と雪風が喧嘩し始めた事に冷静に指示を出し、少し呆れながら命令を出すと、それを聞いていた三笠は申し訳無さそうに咲夜に言った。
「……すまぬな咲夜殿。あの二人には手を焼いていたのだ……」
「御二人の喧嘩なんて私達の世界では、とても可愛らしい事ですよ……」
「そうですね。
「何だろ……今の発言に凄く納得した様な……」
咲夜と勇人は微笑みながら答えると扉のノック音が聞こえ、ノックした本人である『咲夜の部下らしき女性』が勇人達に言った。
「遅れて申し訳ございません。メイド長の命令により来ました。上城様、入室許可を御願いします」
「早ッ!?もう来たのですか!?どうぞどうぞ……」
勇人は咲夜が電話してから1分も経たない内に厨房から執務室まで来たメイド達に驚愕しながらも、某ダ〇ョウ倶〇部の御決まりの台詞を溢しながら慌てて入室する様、勧めるとメイド達は上品に「失礼致します」と言い、入室すると勇人達は入室してきた二人のメイドの外見を見て、目をパチクリと瞬きをし、狼狽えながら聞いた。
何故なら……
「……あの……二人は『ブラッ〇ラグー〇』に出てくる『化け物メイド達』か何かですか?」
「これ赤城!?何、失礼な事……訂正するわ赤城。明らかに、あの『化け物メイド達』に『瓜二つ』ですわね……コスプレですか?」
「……ふざけているのか?」
一人目は『三つ編みを施した黒髪の長髪に丸い眼鏡を掛けた長身の大人しそうな女性』と二人目は『ウェーブがかったセミロングをお団子にまとめているのが特徴の緑が掛かった黒色の髪型でダボダボなメイド服を着た小柄の女性』だったのだ。
勇人達……特に天城と赤城は二人の容姿が『
「よく言われますが、これは『コスプレ』では御座いませし、ふざけていません。私は彼方の世界の勇人様の弟君である勇次様……いえ飛龍様の弟君である『
「同じく飛龍様の妹『
「こ……此方こそ……宜しくお願い致します……〇ベルt……玲奈さん」
「玲奈って名前……何かヤバい笑顔を溢しながら鉈を持って振り回してそうな名前ですね……」
「……流石、上城さんだ……『ヤンデレの女子学生の名前を持つ殺戮メイド』を手懐けるなんて……怖い男だ」
「……そうですね」
「……だから私は『
「ね?言った通りでしょ?」
富崎は自身の『ロ〇ルタに瓜二つの容姿』のせいで勇人達を混乱させてしまった事に苦笑しつつ、優しく
「そうだな……まぁ皆が驚いた理由は分からぬが……それに『もう一人』居なかったか?確か……『コガラシ』と……」
「あ!?そう言えば……比叡さん、その『コガラシ』というメイドは一体どんな感じの人なんですか?」
三笠と勇人は先程の咲夜が発言した『コガラシ』というメイドについて触れると比叡は目を反らし、歯切れの悪い口調で答えた。
「あ……あの人は……まぁ一言で言えば……」
ドカン!!!
「「「「「ッ!?」」」」」
「………」
比叡は二人の質問に答えたく無いのか、言葉を濁らせる様に答えようとした途端、
そう、この
「断り無しで入室してきた事を詫びたい。私は飛龍様の祖父『俊夫』様と祖母『真琴』様の専属メイドであり、警備会社の副社長をしている『
「………『メイド服を着た"
咲夜が言ってた『三人目のメイド』だと言う事に……
勇人達は『コガラシ』こと力也を見て……
「「「「………この護衛任務に『
「「……恨みますよ
「終わったな……グッバイ貞操……」
「……泣けるな」
「「「スミマセンでした!ウチの副社長が勝手に来てしまって……」」」
咲夜と富崎そして雪野は力也が勝手に来た事に只々、勇人達に『平謝り』をし続け、勇人達は色んな意味で絶望したのは言うまでも無かった……
うぅ~……久々に『深夜テンション』で一気に執筆すると、どうも『ギャグ』になってしまうなぁ(((^_^;)
ちなみに三人のメイド(内一人は変態)の元ネタと名前の由来は……察して頂けたら幸いです(((^_^;)