平行世界の最弱の龍が重桜に『保護』されました。これより治療を始めます。 作:八意 颯人
「……どうした?私に何か不満でも?」
力也は困り果てている勇人達に首を傾げながら聞くと咲夜は頭を軽く抱えながら全く事情を知らない力也に頭を抱えながら説明した。
「よりによって………仕方無いわ。実は………」
咲夜 説明中…………
「………という訳よ。だから貴方には裏方に回って欲しかったのよ」
咲夜は『今の問題』と『力也の
「フム、成程………これは些か厄介な問題だな。いくら『
「『
「うむ!」
力也は勇人の悪態を力強く認めながらも勇人達と共に思考を巡らせていると天城は何かを思い付いたのか先程までの困惑な表情から一瞬、悪どい笑みに変わったが優しく微笑み直し、何時もの優しい笑みを溢しながら勇人に言った。
「フム……今回ばかりは辞退した方が……ん?待てよ……それを逆手に取れば……フフフ……指揮官様、この天城………良い策を思い付きました」
「え!?本当ですか天城さん!?」
「なぬ!?本当か!?」
「「え……マジで……こんな最悪な状況で!?」」
勇人達は絶体絶命な状況の中、解決策を思い付いた天城に驚愕しながら聞くと天城は余程、自身の解決策に自信があるのか笑みを崩さず、落ち着いた口調で勇人達に説明した。
「はい。意外と
「私の『存在』が鍵とは……では天城殿に問おう。御主の策とは?」
「「存在が鍵……まさか天城
力也は天城の言葉に首を傾げ、勇人と赤城は『天城の策』の『内容』を察し、狼狽えながら聞くと天城は微笑みながら二人の言葉を微笑みながら頷き、一呼吸置いてから『自身の解決策の内容』を説明し始めた。
そう、その『内容』とは……
「……そうです。筋骨粒々で大柄な力也様を『囮』にしてメイド隊の気を向かせる事で咲夜様達が容易に指揮官様を御守り通し易くなる……という案です」
「「「あぁ~……成程、そういう事でしたか……良い案ですね天城様。是非それで……」」」
「いやいやいや、これは流石に無理があるのでは?何せ彼は自他共に認める『変態』だから、ロイヤルの連中に引かれるのでは?」
「「「「……天城さん。それは流石に無理があるのでは?」」」」
「私は常に『バッチコイ』なんだが……何故、上城様では無く私を?」
……力也をロイヤルのメイド隊を『誘惑』言わば『
咲夜、富崎そして雪野は頷きながら天城の作戦に賛成の意を発し、三笠と土佐、加賀、金剛、榛名そして比叡は天城、咲夜、富崎そして雪野に「
「……確かに内容は『
「成程……彼女達の好みに合う私が彼女達を誘惑し、彼方の法律……確か『男性保護法』という法律を利用し、彼女達を理性と性欲の狭間に立たせる事……いや
力也は完全に天城の説明の真意を把握し、不敵な笑みを溢しながら天城に確認すると天城は不敵な笑みを溢しながら御願いした。
「フフフ……そうです。流石、博霊様に御仕えしている事だけはありますね。ではメイドの皆さん、この天城の策に乗って頂けませんか?」
「勿論だ。この力也、あらゆる手段を使ってても全身全霊を懸けてベルファスト達を我が物にしてみせよう!!フハハハハハ!!!」
「「「勿論、乗ります!!我々にお任せ下さい!!」」」
「頼みますよ。メイドの皆さん………フフフフ………」
咲夜達は天城の願いを承諾し、力也は高々に嘲笑い、天城は相変わらず不敵な笑みを溢していると勇人は二人の
「これじゃ、まるで
勇人は恐る恐る二人に聞くと赤城は………
「……一応、保険としてビス様を御呼びますね。応じるかどうかは分かりませんが……」
「そうですわね。彼女なら……」
……
そして10秒も経たない内に返信が着て、赤城はメールの内容を見て渋い表情になりながら勇人と金剛に御願いした。
何故なら……
「……指揮官様に金剛、大変申し訳ないのですが翻訳を御願いします。鉄血の言葉が分からないので……」
「……ごめんなさい。僕も分かりません」
……ドイツ語で『Verstanden,Ich gehe von jetzt an dorthin,』と返信されたからだ。
勇人は赤城の要望に応えれない不甲斐なさに只々申し訳無さそうに答えると金剛は……
「フムフム………『了解。今から向かうわ』と書いてありますわ」
「え!?読めるのですか!?凄いなぁ……良かった……ビスさんが来てくれるなんて……」
「……助かったわ金剛。これで不安材料が無くなったわ」
……余裕綽々で翻訳したからだ。
勇人と赤城は金剛のアシストによりビスが再び参戦する事に胸を撫で下ろすと金剛は苦笑しながら勇人達に言った。
「……こういう情勢に疎い指揮官は兎も角……赤城さん、貴女も『
「……そうでしたね。忘れてました」
「そうですね。
勇人は『
ちなみに……
ガツガツガツガツ……
「ッ!?う……旨過ぎるッ!!比叡さん!!お代わりを御願いします!!」
「ごめんなさい比叡、この天城にも……」
「フフフ♪分かりましたわ♪」
高級レストラン顔負けの比叡カレーの旨さに成長期の少年の様に豪快に食べている勇人と少し恥ずかしそうに堪能している天城の『大皿に盛りに盛ったカレー』を平然と平らげながら御代わりを要求し、比叡は物凄く嬉しそうに二人の御代わりに応えている所を赤城達は……
「指揮官は兎も角、天城もよく食べるな……やはり病弱体質が治った反動なのか?」
「多分そうだろうな。しかし『アッチの
「「……そうですね加賀さん」」
「……藤田様と加賀美様を呼ばなくて良かったわ。でないと此処が食糧難になりそうだわ」
「『アッチの姉上達と同格の食欲』って……何か心配になってきたな……双方のエンゲル係数の上昇に……」
……新たな悩みである『今後の佐世保鎮守府の食費』が
そして場所は変わり、勇人達が『ロイヤル対策』を練っている頃、
「……どうやら『一つ目の厄介事』が済んだようね。良かったわ……」
王室に置かれている椅子に座って安堵の溜め息を溢している『蝙蝠の翼を持った女性』こと『レミリア・スカーレット』は『紅白に配色されている若い巫女』こと『博麗 霊夢』に自身の能力で『とある厄介事での最悪な運命』が無くなった事に胸を撫で下ろすと霊夢はレミリアの姿を見て、少し驚きながら聞いた。
「ええ……ってか、アンタ……何時の間にモリ〇ン並の『スケベボディ』に成長したのよ」
霊夢は『自身が知っているレミリアの姿』と『大きく異なっている姿』に戸惑いながら聞くとレミリアは微笑みながら言葉を濁らす様に答えた。
「何、『咲夜に関する交換条件』として『吸血鬼としての私の我が儘』を聞いて貰っただけよ」
「……勇人の血を飲んだ訳ね。ちなみに、どの位『飲んだ』の?」
「
「アンタだけでは無く、フランも飲んだのかい……ってか、アイツ………よく貧血にならなかったわね」
「そうね。まぁ彼の味は……あの時、彼は酒を飲んでいたせいでもあるが『高級ラム酒を贅沢に使った甘さを抑えたパウンドケーキ』と『ウイスキー』が混ざった『"甘美な甘さ"と"ほろ苦さ"が残る"大人の味"』だったわね……思い返すと、また飲みたくなるわ……洋酒を彷彿させる様な強い深味に、それに負けない甘美な味を腹一杯に……ジュルリ……」
「……そこまで聞いてないわよ。ってか止めなさい。ガチでアイツが貧血になるから……んで、話を戻すけど私に頼みたい事って?」
霊夢はレミリアの吸血鬼特有の『吸血衝動』に呆れながら忠告しつつ『本来の目的』である『レミリアからの依頼』について触れるとレミリアは先程までの物欲しそうな大人の色気を醸し出した妖艶な雰囲気を一掃するかの様に咳払いをし、威厳のある雰囲気を醸し出し、真剣な表情で霊夢に言った。
「ゴホン……そうだったわね。霊夢、咲夜は今、勇人の命令で数名のメイド達を連れて『艦船と言われている平行世界』……確か『アズールレーンの世界』だっけ?その世界に滞在しているの。それで貴女には……」
「……私も『二人の勇人』の為に『アズールレーンの世界に行け』と言う訳ね……答えは『
霊夢はレミリアの依頼内容を先読みをし、面倒臭そうに答えるとレミリアは「心の声が出てるわよ霊夢」と苦笑しながら
その条件とは……
「………
「ッ!?」
「しかも『俊夫さん』から聞いた話では『
「喜んで受けさせて貰うわ!すぐに紫に連絡して頂戴!!」
「……金絡みになると目の色が変わるわね貴女。本当に
……『この世界の上城一族』であり霊夢の親戚である『博霊一族』からの『高額報酬』がある事を提示したのだ。
レミリアは霊夢が巫女の身でありながら『醜い欲望丸出し』で自身の依頼を快く承諾した事に呆れながら毒を吐くと霊夢は……
「プライドだけで生活出来るかぁぁぁぁ!!しかも勇人の
……目の色を変え、息巻きながらレミリアの悪態に答えたのだ。
レミリアは先程までの『怠惰』で『やる気の無い雰囲気』を醸し出していた霊夢が目の色を変え、鼻息を荒くしている表情を見て物凄く呆れながら忠告した。
「………単純ね貴女。なら佐世保に居る優花に頼んで彼方に転送させて貰えれば良いわ。間違っても、あの隙間妖怪には
「あー……何となく想像付くわ……あの紫なら『それなら
霊夢は「……そして待ってなさい!!私のお小遣いィィィィ!!!」と完全に自身が『金の亡者』と主張するかの様に目の色を変えながら紅魔館を後にした………