平行世界の最弱の龍が重桜に『保護』されました。これより治療を始めます。 作:八意 颯人
注意事項と致しましては、今回の話には執筆中に起きた出来事である『かやのん』こと『茅野愛衣様が靖国神社に参拝した事』について私自身の考えと持論が『艦これ側の勇人』こと『博霊』が代わりに『キャラ崩壊覚悟』で熱弁している所があります。
勿論、茅野愛衣様を罵る訳では御座いませんし、寧ろ1人の日本人として茅野愛衣様に賞賛そして靖国神社に祀っている英霊の1人である『戦死した私の御先祖様』の『子孫』として大変感謝をしている位です。
前置きが長くなりましたが今から本編に入ります。
長文及び乱文失礼致しました。
勇人達が力也の強さに驚愕している頃 ロイヤルの現地時間 0700 ブレスト鎮守府 執務室にて……
「……みんな揃ったわね」
ブレスト鎮守府の新米指揮官であり、勇人を演習に誘った金髪の若き女性こと『アンジェ』は彼女の前に立っている『6人の艦船』こと『今回の演習艦隊の
勿論『アンジェ』と言う名前は『彼女の偽名』である事だけは先に言っておこう。
「……御主人様。昨夜は、あれ程『飲み過ぎ厳禁』と御忠告したのに……顔色が優れてないですよ」
ベルファストはアンジェの二日酔いを見破り、悪態を零す様に指摘を入れるとアンジェはベルファストの言葉に
「仕方無いじゃない!!もし演習場所が『
「「………」」
アンジェは仮に演習場所が佐世保になった場合での『
「御言葉ですが閣下!このアーク・ロイヤル、殿方に強○紛いな事は一度も行っては……」
アークは『自身の劣情で男性に淫らな行為を強要させた覚えが無い事』を物凄く強い口調で異議を唱えようとしたがアンジェは、アークの異議を被せる様に『彼女の性癖』そして『悪名』と共に反論した。
アズールレーンのプレイヤーである読者の皆様なら分かると思いますが、彼女の『性癖』そして『その悪名』とは……
「アンタの場合は過去に駆逐艦だけでは物足りず、一般の女子児童まで盗撮やらストーカーしたりして問題起したでしょ!!貴女、
そう、彼女は『
アンジェはアークの異議を被せる様に反論するとアークは……
「この私がロリコン!?心外だな!私は『
アンジェの言葉に心外し、先程以上に強い口調で自身の正当性を主張したのだ。
勿論、アンジェはアークの正当性を勿論……
「それを人は『ストーカー』と言うのよ!!あぁ……頭痛い……」
バッサリと否定した。
アンジェは『自身の二日酔い』と『問題児しか居ないメンバー』に頭痛が起き、頭を抱えていると演習メンバーの1人であり彼女の初期の秘書艦そして演習メンバーの中で数少ない
「指揮官、大丈夫ですか?ジャベリンが頭痛薬を持ってきましょうか?」
ジャベリンは先程の会話を聞き、アンジェに同情しつつも優しく声を掛けるとアンジェはジャベリンの優しさに甘える様に微笑みながら冗談を言った。
「それじゃ
「
ジャベリンはアンジェの冗談を真に受け、一喝しながらも備え付けられている冷蔵庫から『
「場所については十中八九『
アンジェは
「分かりました指揮官!では御言葉に甘えまーす♪指揮官、ジャベリンの耳元で、あの『
「「「え!?日本語ペラペラじゃないの!?いつの間に覚えてたの!?」」」
ジャベリンが流暢な日本語でアンジェに聞くと、それを聞いたアークと『露出度の高い白いドレスを着た艦船』こと『空母 セントー(以後 『セントー』)』そして今回の演習メンバーの旗艦である『大剣を持った軍服風のミニスカワンピース?を着た
「OK♪それじゃ行くわよ〜……ゴホン!」
アンジェはジャベリンの要望に答えるべく、彼女の耳元に『
だが、その口癖は偶然にも……
「フッ……『泣けるぜ』……」
「キャー!!この一昔前の重桜の男を表す様な短く控え目でありながら女性を『その気』にさせる様な男性特有の『優しさ』と『強さ』そして『
「私もよ♪あぁ〜……私も耳元で囁かれたいわ…」
……勇人そして博霊と同じ口癖だったのだ。
ジャベリンは『
「……御主人様にジャベリン様、盛り上がっている所、大変申し訳無いのですが、そろそろ出迎えの御時間になります」
ベルファストは2人の
「え……もう時間なの。この話は後にして皆で出迎えに行きましょ」
「はい……」
「後アーク、カメラは置いていきなさいよ」
「な!?そんな……」
アンジェはベルファストの報告を聞き、先程の和気藹々な雰囲気は消え、自身の帯を締め直す様に厳格な雰囲気を醸し出しながらジャベリン達と共に港に向かった。
そして場所は変わり、重桜の現地時間 2200『佐世保鎮守府 勇人の私室』にて……
「嘘……力也さんが博霊さんの師匠だなんて……」
「これは良い意味で予想外な報せね……」
「ええ。しかも、あの上城さんさえ一度も勝った事が無い実力者だったとは……意外ね」
「なのです」
「『なのです』って、『
上から勇人、赤城、愛宕、綾波そして加賀は『力也の実力』である『チートの塊である博霊相手に格闘戦ではあるが
「……そんなに驚く事か?俺だって完膚無き迄に負ける時もあるんだ」
「まぁ確かにそうかもしれないが……貴方の場合は『
加賀は博霊の言葉に困惑しながらも優しく反論を入れると天城は鍛え抜かれた博霊の身体を確認するかの様に彼の肉体もとい胸部を優しく撫でながら言った。
「確かに、この鬼神の様に逞しく、そして鋼の様な美しい肉体を持つ博霊様なら加賀に誤解されても可笑しくありませんね……」
「そうか?そして天城、必要以上に胸ばっか触るな。擽ったいぞ」
博霊は少し困惑しながら天城に言うと、天城は「ッ!?……こ……これは失礼しました」と今行っている行動によって『悶々とした妖艶な雰囲気』を察したのか、自身の行いを恥じらう様に赤面しながら慌てて手を離すと優は天城に呆れながら博霊に聞いた。
「流石、赤城ちゃんの姉ねぇ……随分、積極的な事で……まぁ力也さんの実力が分かった事で次の問題に取り掛かるわ。博霊君、もし仮に貴方が『
「是非、御教授を御願いします博霊さん」
優と勇人は平行世界とは言え、実戦経験が豊富な博霊に演習メンバーに関するアドバイスを聞くと博霊は勇人の丁寧語に苦笑しながらも自身が普段、行っている演習メンバーの選別方法を簡潔に纏めながら答えた。
「其処まで改めなくても良いんだぞ勇人……俺の
「……い……意外と普通ですね」
「期待してて損したわ……」
「悪かったな。普通で……」
2人は博霊の普通過ぎる選別方法に苦笑しながら答えると霊夢は何かを思いついたのか、その事を勇人に伝えた。
「……ならアッチの勇人。今、此処に居る者を演習メンバーとして加えれば良いのでは?」
霊夢はイレギュラーなビスを含め、此処に居る艦船及び
「何を馬鹿な事を……それじゃ主力艦隊と前衛艦隊とのバランスが崩れますよ霊夢様」
「「……え?『主力艦隊』に『前衛艦隊』?何それ?」」
「……『
勇人と霊夢は天城の聞き慣れない言葉に首を傾げ、博霊は自身の編成方法では駄目だと知り、2人同様、首を傾げながら聞くと天城は、ある意味『メタ発言』をした博霊に「メタ過ぎますよ……」と言わんばかりに軽く頭を抱えたが、自身の気持ちを切り替える様に咳払いをし、3人の疑問に答えた。
「ゴホン!そうです。主力艦隊とは『戦艦』『巡戦』『空母』『航空戦艦』『補給艦』そして『工作艦』だけで編成される艦隊で前衛艦隊は『重巡』『軽巡』そして『駆逐艦』だけで編成される艦隊です。博霊様の世界や指揮官様が嘗て居た世界での編成方法だと2つの艦隊のバランスが崩れ、そのまま自滅してしまう恐れがあるからです」
「成る程……ん?なら『潜水艦』はどうなるのですか?前の世界や博霊さんの世界なら普通に演習艦隊に編成してましたが……」
「そう言えばそうね……」
勇人と霊夢は天城の説明に『潜水艦』と言う言葉が出なかった事に首を傾げながら聞くと、博霊は先程の天城の説明を予想し、自身の予想を勇人に言った。
「多分、潜水艦は潜水艦で『別の艦隊』として編成しないといけない『
博霊は自身の予想を勇人に言うと天城は博霊の予想を肯定し、3人に分かり易く説明をした。
「その通りです。潜水艦だけは『潜水艦隊』……メインの艦隊を補助する為に編成された艦隊しか編成出来ません。そして演習メンバーから除外される事になっています。それを踏まえた上で編成を……」
天城は博霊の予想を肯定し、『潜水艦専用の艦隊』がある事と『潜水艦は演習に参加出来無い事』を伝えると勇人は天城の説明を踏まえた上で大雑把ではあるが自身が考えた編成を伝えた。
「ん〜……それなら旗艦を『戦艦』にして『空母』を2人そして前衛艦隊を『駆逐艦』を1人、『重巡』を2人に編成したいが、誰が良いんですかね?」
勇人は、ある程度の構図が固まったが『細かい部分』である『誰を選ぶ』か迷っていると紀伊と愛宕そして綾波は我先に立候補を上げた。
「なら私が出るわ!久々に暴れたいからね!」
「私もよ。何か久々に動きたい気分なのよ」
「綾波もです!!」
紀伊と綾波は鼻息を荒くし、愛宕は微笑みながら勇人の案に立候補すると天城は紀伊の発言に反論があるのか、真剣な表情で紀伊に反論した。
「綾波と愛宕は分かりますが紀伊、貴女の練度ではベルファストに
「「なっ!?私達が!?」」
「「え!?天城さんと一航戦が……それは止めた方が……」」
「……相手にトラウマを与えるつもりですか?天城さん」
「え?天城さん自ら!?大丈夫なんですか?病み上がりじゃ……」
「……無理すんなよ」
天城は自身と一航戦を立候補すると一航戦の2人は急な指名に狼狽え、紀伊と愛宕そして綾波は天城の強さを知っているか少し冷や汗を流し、勇人と博霊は病み上がりの天城を気使うかの様に優しく言うと、天城は自信に満ちた笑みを溢しながら勇人に頭を下げながら言った。
「大丈夫ですよ指揮官様に博霊様。1ヶ月前には既に病弱体質が完治していますので
「……天城姉様が其処まで……指揮官様、この赤城からも御願い申し上げます。是非、天城姉様を旗艦に……」
「……私からも御願いだ。天城さんを今回の演習艦隊の旗艦として指名してくれないか?」
天城の懇願を皮切りに一航戦の2人までもが勇人に頭を下げると勇人は声を唸らせながら少し悩み、考えが纏まったのか、心配そうに答えた。
「……『無茶だけはしない』と言う条件のなら良いですよ。主力艦隊は『天城』さんを旗艦にし、一航戦の2人に編成します。赤城さんに加賀さん、天城さんを御願いします」
勇人は天城を気使い、彼女に『軽い条件』を掛ける事を条件で天城の要望を飲んだのだ。
天城と一航戦の2人は勇人の許しを得た事で喜ばしい感情を圧し殺すかの様に落ち着いた口調で「ッ!?ありがとうございます」と一言添え、頭を上げると優は『もう1つの艦隊』である『前衛艦隊』について聞いた。
「主力艦隊は、コレで決まりね……そんで前衛艦隊は綾波ちゃんと愛宕ちゃんと『誰』にするの?」
「其処なんですよね……博霊さんなら誰を選びますか?」
優と勇人は前衛艦隊の最後の席である『2人目の重巡』について博霊にアドバイスを求めると、博霊は先程の天城の説明を参考にし、勇人に助言した。
「フム……俺なら『足柄』を選ぶな」
「足柄かぁ……アイツの練度では些か不安があるんだが……」
「そうか……」
加賀は博霊のアドバイスを聞き、足柄の練度が少し足りないのか、その事を懸念していると閉じ忘れた隙間から『瑞鶴に似た声を持つ2人の女性』が興奮しながら隙間経由ではあるが博霊に言った。
「話は聞かせて貰ったわ!!勇人!!私が出るわ!!」
「提督、是非とも私達を!!」
『瑞鶴に似た声を持つ2人の女性』は興奮しながら博霊に言うと、博霊は頭を抱えながら石川弁で一喝した。
「駄目に決まってんだろ『那智』に『足柄』!お前らが出たら
博霊は『瑞鶴に似た声を持つ2人の女性』こと『KC那智』と『KC足柄』に一喝するとKC那智は我に返り……
「ッ!?そうだったな。私とした事がつい……驚かして済まない少尉」
……と勇人に謝罪し、潔く身を引いたが、KC足柄だけは自身の異名である『飢えた狼』を表したかの様に強い口調で博霊に反論した。
「だけど『アッチの
KC足柄は自身が『改二』になっている事そして『この世界の
「だからって、お前が出る事じゃないだろ!!それに此処の足柄は『
「大丈夫だって!私もまだイケるから!!」
「そう言う意味じゃねぇよ!!」
ワーワー!!
「あ……赤城さん。もう……限界だ……」
博霊は困惑しながらKC足柄を説得していると赤城はKC足柄に対して怖がるかの様に小刻みに震えている勇人を見て、自身の怒りを表したかの様に艤装を展開しつつも黒みの掛かった赤いオーラを発し、その
「ッ!?指揮官様!?上城様。此処は、この赤城に御任せを……このままでは指揮官様の心情に宜しくありませんし、話が進みません」
「お……おう……分かった……あまり手荒にやらないでくれよ」
「……それは保証出来かねませんが努力します」
博霊は相当機嫌が悪い赤城を見て、狼狽えながら任せると赤城は自身が発している『殺意丸出しの禍々しいオーラ』を龍に変え、KC足柄に言った。
「艦娘の方の足柄、貴女、自身の上官である上城様の命令を背くつもり?上城様は『帰れ』と命令しているのよ」
「ウニャッ!?だ……だけど……」
赤城は殺意を露にしながらKC足柄に一喝するとKC足柄は赤城の殺意に少し臆しながらも反論しようとしたが赤城はKC足柄の反論を捻じ伏せる様に言葉を被せ、反論した。
「まだ話が終わってないわ。それに貴方が此処の足柄に変装した姿を想像すると『
「『見るに堪えない』って、酷くない!?」
「本当の事よ。分かったのなら指揮官様に干渉しないで」
赤城はKC足柄に対して愚直な迄の鋭い毒舌を吐くと天城はKC足柄の真意を察し、溜め息を溢しながら赤城を窘めた。
「……赤城、それは流石に言い過ぎなのでは?彼女も上官である博霊様の命令を背いてまで指揮官様の為に自ら動こうとしているのですよ。そんな彼女に『事実』とは言え『自身の本音』を吐き散らかすのは、あまり宜しくありませんよ」
「お前もナチュラルに毒を吐くなぁ……流石、姉妹艦だ」
博霊は天城の毒が入った説得に呆れながら呟くとKC足柄は2人の言葉に泣きべそをかきながら言った。
「2人揃って酷すぎない!!勇人も何か言って頂d……」
KC足柄は泣きべそをかきながら博霊に助けを求めようとしたが……
「諦めなさい足柄。此処はアッチの赤城さんの言う通りよ。貴女が干渉したら少尉だけでは無く、アッチの
「そうですよ。重桜の皆さん、姉が大変御迷惑をお掛けしました」
「ウミャッ!!何するのよ『妙高』姉さんに『羽黒』!?」
自身の姉である『KC妙高』と彼女の妹である『KC羽黒』はKC足柄に
KC足柄は自身に鉄拳制裁をした2人こと瑞鶴に似た声を持ちながら大人な雰囲気を醸し出している艦娘『KC妙高』と同じく瑞鶴に似た声を持ちながら少し消極的な雰囲気を持つ艦娘『KC羽黒』に聞くと2人は相当怒っているのか、少しドスの効いた声を発しながらも静かに一喝した。
「……まだ分からないの?彼方の赤城さんは『必要無い』と言っているのよ」
「……そうですよ姉さん。彼方の
KC羽黒が申し訳無さそうに謝罪すると2人はKC足柄の襟を掴み……
ズルズル……
「嫌!離して!!姉さんの説教は聞きたく無いわよ!!勇人!!助けてぇぇぇぇ………」
バタン……
……そのままKC足柄を引き摺りながら博霊の執務室を後にしたのだ。
赤城はKC妙高とKC羽黒に引き摺られながらも嵐が過ぎ去る様に退室したKC足柄に拍子が抜け、呆気に取られながらも気持ちを切り替える為に咳払いをし、身体を震わせている勇人に優しく言った。
「あははは……ゴホン!もう大丈夫ですよ指揮官様」
「スゥ〜……ハァ〜……ありがとうございます赤城さん。助かりました」
「まぁ、結果としては私が追い払った訳では無いが……まぁ良いでしょう。指揮官様が御無事なら……」
赤城は勇人に優しく言うと勇人は深呼吸をし、落ち着かせていると博霊は申し訳無さそうに言った。
「スマン。後でキツく言っておく」
「……貴方も部下に関して苦労しているのね。話を戻すけど、結局は誰を前衛艦隊に配置させるの?足柄ちゃん……いえ妙高型は練度不足だからベルファスト達にボコられるから除外するが……」
「う〜ん……そうですね……」
優は博霊の苦労に同情しつつも前衛艦隊の最後の席である『2人目の重巡』について聞くと勇人は精神的に落ち着いたのか再度、思考を巡らせる様に声を唸らせていた途端……
バン!!
「「「ッ!?」」」
「指揮官殿!!敵襲か!?」
『とある艦船』が先程の騒ぎを聞き付け、敵襲と勘違いしているのか艤装を展開し、慌ただしくも凄い剣幕になりながら勝手に勇人の私室に入ったのだ。
『その艦船』が勇人の身を案じているのか殺気を放しながら周囲を捜索していると勇人達は『その艦船』を見て『前衛艦隊の最後の席が埋まった事』もとい『高い練度を持った重巡が見つかった事』に微笑みながら会話し始めた。
「「……決まりですね」」
「「ああ」」
「「……彼女の練度なら申し分無いですね」」
「「そうね」」
上から綾波、勇人、加賀、博霊、天城、赤城、紀伊そして優が『その艦船』を見て口角を上げ、微笑むと『その艦船』は何故か微笑んでいる勇人達に戸惑い、狼狽えながら愛宕に聞いた。
「ん?ん?敵襲じゃないのか?それに
『その艦船』は先程『勇人が敵襲に遭った』と身構えていたのか『勇人達の和気藹々な雰囲気』に物凄く狼狽えながら確認すると、愛宕は微笑みながら『前衛艦隊の2人目の重巡』が『その艦船』に決まった事を伝えた。
そう、その『艦船』とは……
「ええ。後日行われるロイヤルとの演習に貴女が選ばれたのよ……『高雄』」
「なぬ!?拙者が……演習メンバーにか!?」
……愛宕の姉である『高雄』だったのだ。
高雄は愛宕の発言内容である『自身が演習メンバーに選ばれた事』に驚愕すると勇人は先程までの笑みが消え、真剣な表情で高雄に頭を下げ、御願いした。
「はい。今回の演習は是非とも高雄さんに出てもらいたいのです。御願いします」
勇人は頭を下げ、高雄に演習メンバーとして参戦して欲しい事を伝えると高雄は全てを察したのか了承しつつも先程の騒ぎについて首を傾げながら聞き返した。
「そう言う事なら喜んで参加するが、先程の騒ぎは一体?」
高雄は怪奇そうに首を傾げながら聞くと、先程の騒ぎの『ある意味"元凶"』とも言えるべき男である博霊が大変申し訳無さそうに経緯を簡潔に説明した。
「……スマン。あの騒ぎは俺のせいなんだ。前衛メンバーの候補に『足柄』を勧めたら、俺の所の足柄が独断で勇人の為に現れたんだ……誤解を招いてしまって悪かったな」
博霊は高雄に申し訳無さそうに頭を下げると高雄は博霊の謝罪に安堵感を零す様に溜め息を吐き、少し呆れた口調で博霊に言った。
「……そう言う事だったのか……しかし上城殿、今回の騒ぎは御主に非が無いのに何故、御主が謝罪を?本来なら上城殿の足柄が謝罪する筈だが?」
高雄は今回の騒ぎを起したKC足柄では無く博霊が謝罪した事に少し疑問に感じ取り、その事を博霊に優しく問い掛けると博霊は神妙な表情で高雄の質問に答えた。
「『部下の
「そう言う事なら致し方無い……しかし上城殿の信条が『
「上官としては非常に良い心構えだけど指揮官の為に無茶しないでね。お姉さんと約束よ」
高雄は博霊の信条に少し困惑し、愛宕は博霊の信条に好評しつつも勇人の為に無茶しない様に釘を打つと博霊は演習メンバーに関する会議が終わった事を察し、安堵し、微笑みながら愛宕に言った。
「安心しろ。無茶する気なんざ毛頭無ぇよ。さて、話も一段落着いた事で寛ぐか……」
博霊は微笑みながら愛宕に返すと愛宕は「なら安心ね♪」と微笑みながら返し、演習に関する会議が一段落着いた事を察し、笑みを崩さないまま綾波と天城と共にソファーで寛いでいる博霊に『雑談内容』である『演習とは別の話題』について聞いた。
「話は変わるけど上城さんって
愛宕が微笑みながら言うと天城、土佐そして優は愛宕の質問に食い付き、興味津々に博霊に聞いた。
「あら?それは聞きたいわね♪教えてくれないかしら?」
「博霊様の武勇伝!?是非とも聞きたいです!」
「私もだ!今後の参考に聞きたい!!」
上から優、天城そして土佐は胸を踊らせながら博霊に聞くと、博霊は少し乗り気では無いのか、呆れながら答えた。
「プライベートで起こした武勇伝って……」
「まぁ良いじゃない。私としては『
霊夢は乗り気では無い博霊に彼が起こした最近の武勇伝である『とある場所を訪れた時に起きた出来事』を話す様に促すと博霊は「……泣けるぜ」と呟き、苦笑しながら語り始めた。
「あれは俺的に『
「あ〜……何となく経緯と結果が予想出来ますね」
「……そうですわね指揮官様」
「……何故、上城さんか載せたブログが『大炎上』したの?」
「其処を知りたいな。教えてくれないか?」
勇人と赤城は博霊の武勇伝の切欠である『広報用のブログ』を聞いて大体、予想出来たのか苦笑しながら呟き、愛宕と加賀は何故、博霊のブログが『大炎上』言わば『大量の批難のコメント』が発生した理由について聞くと博霊は苦笑しながら2人の質問に答えた。
その大炎上した原因とは……
「簡単な事だ。俺が艦娘達を連れて『靖国神社』に参拝した内容をブログに載せたら大炎上したんだ」
「「「え?参拝した事をブログに載せただけで大炎上?全く以て意味が分からないんだが?」」」
博霊が艦娘達を連れて戦時中に散った英霊達を祀っている神社『靖国神社』に参拝した事が原因だったのだ。
勇人達は博霊の『日本人として素晴らしい事』を行った筈なのに大炎上した理由について不思議そうに首を傾げると博霊は何故、大炎上した理由を呆れながら答えた。
「そう言われてもなぁ……大炎上した
「そうね、この世界みたいに『過去の
「そうだよなぁ……
博霊は当時を思い返し、自身の苦労を零す様に答え、ビスは博霊に同情するかの様に呆れながら同意すると愛宕は先程までの優しく柔らかい笑みが消え、神妙な表情で博霊に聞いた。
「そう……もし『上城さんが応援している芸能人』が靖国神社に参拝した事を知ったら、ファンとして『どう反応するの』?」
愛宕は神妙な表情で博霊に聞くと博霊は……
「その芸能人のファン……いや『
……満面な笑みで、その芸能人の行いを称え、絶賛し、全力で感謝の意を熱く示す事だったのだ。
博霊は『
「うわぁ……あの上城さんが、其処まで熱弁するとは……人は見掛けに寄らない者ね……加賀に天城さん」
「あ……ああ……あ……熱苦しい……」
「意外と複数の意味合いで『熱い殿方』だったのですね……博霊様は……」
3人は興奮した博霊に苦笑し、困惑していると勇人は博霊の
「一応、言っておくけど博霊さんの家元が『霊媒師一族』だと忘れてない?」
「それに私の又従兄妹であり『
「「「あ!?そう言えば、そうだった……」」」
3人は勇人と霊夢の説明に博霊の家元を思い出し、納得すると赤城は今現在、かなり熱苦しい雰囲気になっている部屋を冷やす為『ちょっとした悪戯』を思い出し、その『悪戯』を行う為に興奮した博霊を煽る様に微笑みながら聞いた。
「それで上城様。もし上城様が応援している芸能人を叩いた東煌の連中が居たら、この赤城が
赤城は博霊の意外な一面に、自身に共通する所があったのか、ちょっとした悪戯心で博霊の興奮を煽る様に笑みを溢しながら聞くと博霊は赤城の予想に反し、彼女に煽られた事により興奮状態から暴走状態になり……
「『
……今までに溜まりに溜った『
勿論、それを聞いた勇人達は……
「「「アッチは良いけど、この世界だけは本当に止めて!!!!只でさえ、この世界の東煌は『10年前の
「ッ!?……そうだったな。俺とした事が、つい……此処のC国の連中は関係無いもんな……」
……血相を変えながら暴走した博霊を羽交い締めをし、説得したのだ。
博霊は勇人達によって『羽交い締め』そして『説得』された事に我に返り、先程の自身の暴走を恥じる様に猛省しながら大きく展開した隙間を閉じさせると勇人と優そして天城は博霊の興奮を煽らせた赤城を睨み付けながら簡潔に叱った。
「「……赤城
「………赤城」
「……申し訳御座いません指揮官様に副指揮官様そして天城姉様。少し『お
赤城は先程の
「ホッ……怒りに任せて『
「いや、戻す所は『其処』では無い様な……まぁ良いか、出来れば先程みたいに過激な発言は止めてね」
愛宕は博霊が付喪神にならなかった事を安堵し、たわわ実った豊満な胸を撫で下ろすかの様に溜め息を溢しながらも彼女に
「……その芸能人を叩いた時点で国内外問わす、もうソイツは
「……芸能界って、難しい所ね」
「……ってか芸能界事情に詳し過ぎではありませんか博霊様?」
愛宕は博霊の持論に難しい表情になりながら呟き、天城は芸能界事情に詳しい博霊に苦笑しながら聞くと博霊は先程までの般若面から神妙な表情に変わり、天城の質問に答えた。
「妹が女優だからな。
「博霊様の妹様が……それなら事情に詳し過ぎるのも納得です」
「意外と兄貴らしい事をしているんだな上城さん」
天城は博霊の身内に芸能人が居る事に驚愕しつつも加賀と共に手をポンと打って納得すると博霊は勇人が先程、愛宕に
「……まぁ、さっき勇人がツッコミしたと思うが話を戻そう。俺が書いた広報用のブログが『大炎上』した後、上層部から日本海軍の広報用チャンネルとして登録した某動画サイトで謝罪会見を開く様に命令されたんだ。しかも生中継で……」
「だけど断ったんでしょ?上城さんの事だから……」
愛宕は先程の博霊の持論を聞き、苦笑しながら自身の予想を博霊に言うと、霊夢が『動画内容』を知っているのか、その内容を思い出し、クスクスと笑いながら博霊の代わりに説明した。
「いや、受けたわよ。ただ『謝罪』では無いけどね。そして、これが動画よ」
霊夢は袖からスマホを取り出し、某動画サイトから保存した動画を勇人に見せた。
そして動画が再生すると動画内で軍服を着用し、ソファーに座っている博霊が少し機嫌悪そうに視聴者に言った。
「今回のブログの件の騒動につきまして、御騒がせをさせてしまった事を海軍の人間として……」
動画内での博霊は真剣な表情でブログでの騒動に関する内容を簡潔に説明し、視聴者を焦らす様に真剣な表情で言葉を溜め、そして口を開いた……
だが、博霊が口から出した言葉が………
「……
……『謝罪』では無く、ブログを叩いた連中に対しての『宣戦布告』だったのだ。
霊夢は動画を止め、悪役レスラー顔負けの博霊のマイクパフォーマンスに同感し、微笑みながら言った。
「……これが、その動画よ。いや〜何時見てても爽快だわ♪」
「うわぁ………正論とは言え、完全に開き直ったわね……」
「しかも逆に喧嘩を吹っ掛けるとは……上城さんらしいな」
愛宕と加賀は博霊の意見そして相手の怒りを逆撫でる様な過激過ぎるマイクパフォーマンスに苦笑し、霊夢は微笑みながら言うと勇人は苦笑しながら霊夢に言った。
「……更に炎上しそうな過激な動画だね。大丈夫だったの?」
「大丈夫だったわよ。寧ろ、この動画のお掛けで……」
霊夢は勇人の心配を他所にスッキリした爽快な笑みを溢し、スマホで『博霊側の海軍広報用SNSアカウント』を開き、先程の動画に関する感想が載っている記事を勇人達に見せながら言った。
「……かなりの『高評価』を得て、炎上問題を解決したわ♪」
霊夢は博霊の過激過ぎる動画に対する感想が載せてあるコメント欄を勇人達に見せると勇人達はコメント欄を読み始めた。
そのコメント欄には……
「どれどれ……『日本の英雄よ。良くぞ言ってくれた!貴方の高貴な行いに感謝する!!』に……『流石、救済龍ッ!!俺達に言えない事を平然と言いのけるッ!そこにシビれる!あこがれるゥ!』……うわぁ……凄い賞賛の嵐だな……」
「しかも
「……姉様、それは洒落にならんぞ」
「「「……凄い……」」」
博霊の世界ではあるが、C国以外の全ての人達が博霊に対して賞賛を送っていたからだ。
勇人達は驚愕し、只々絶句していると博霊は苦笑しながら言った。
「まぁ俺としては『当たり前』な事をやったんだがな……これが『霊夢が言ってた俺の武勇伝』だ」
博霊は苦笑しながら雑談を締めると天城と愛宕そして加賀は博霊の意外な一面に微笑みながら恥ずかしそうに苦笑している博霊言った。
「フフフ……博霊様、そんな恥ずかしがらないで下さい。貴方は『日本人』として『立派』な事を行ったのですよ。もっと胸を張って下さい」
「そうよ。それに感動したんだから……ね♪」
「……貴方も恥ずかしがる事もあるんだな……意外だな」
「いや〜……『そう言う意味』で恥ずかしがっているのでは……それに加賀、お前が思っている俺の第一印象は、どんな印象をしたんだ?」
博霊は先程までの加賀の少し辛辣な呟きに苦笑しながら聞くと、加賀は場の雰囲気を更に和やかにする為、軽い笑みを溢しながら『初めて出会った時の第一印象』を面白可笑しく伝えた。
「そうだな……三笠様の御言葉を借りるのなら『傍若無人』『豪快無欠』と言う言葉が合わさったイメージしか無いんだが?」
「酷ぇなオイ!!」
「……加賀さん、それ遠回しで僕の事を酷評してない!?」
「何故、指揮官が反応……そうだった。平行世界とは言え『同一人物』だと忘れてた……」
博霊と勇人は加賀の言葉に芸人顔負けの鋭いツッコミ、そして加賀のボケが入った事で場の雰囲気を和やかに、そして和気藹々になってくると天城は加賀に優しく一喝した。
「……加賀?流石に『豪快無欠』は兎も角『傍若無人』は言い過ぎですよ」
天城は加賀に優しく一喝すると赤城は苦笑しながら反論した。
「……いいえ、合っていますわ天城姉様。彼は当時、初対面の私に対して『アバズレ女狐』そして三笠様に対して『
「まぁ!?あの三笠様に!?恐れ多き事を……」
天城は博霊が初対面の三笠に対して『
「止めろ。その件については『母さん』と三笠に
「まぁ博霊さんの養母も『三笠さん』だからね……怒るのも無理ないよ……」
勇人は博霊の養母である朱里の正体が『博霊側の三笠』だと伝えると天城は「彼方の三笠様が博霊様のお母様だったとは……」と少し驚いていると突然……
ドカッ!!
「「「「ッ!?」」」」
扉が突然、荒々しく開き、扉を荒々しく開けた『艦船』が血相を変えながら勇人達に怒鳴り付けたのだ。
その『艦船』とは……
「誰がババアだ!!我の事を陰口を叩きおって!!それに何時だと思っているんだ!!就寝時間が過ぎているぞ!!それに上城殿、『
「「「み……三笠
「……悪い。起こしてしまって……」
「スミマセン三笠さん」
愛宕程では無いが『少し露出度の高い寝間着を着た三笠』が一喝しに来たのだ。
三笠は勇人達に怒鳴り付けると勇人と博霊は三笠の服装を見て自身のせいで『寝ている三笠を起こしてしまった事』について軽く謝罪すると三笠は言いたい事が言えて気が晴れたのか、先程までの怒りが消え……
「……ったく、指揮官に上城殿、和気藹々に過ごすのも良いが、我を含め就寝している皆の事を考えてくれぬか?寝れなくて仕方無い……それでは、お休み……フワァ……」
……相当眠たいのか勇人達の前で大欠伸をしながら部屋を後にした。
勇人は三笠の一喝を聞き、壁に飾っている時計を確認すると、時刻が『2300』言わば1時間も就寝時間を過ぎている事を知り、申し訳無さそうに皆に言った。
「……今日は此処までにしよう。皆さん」
「そうだな」
「……名残惜しいのですが致し方ありませんね」
「うむ……」
加賀と高雄そして天城は勇人の御開発言に名残惜しそうに立ち上がり……
ガシッ!!
「「ッ!?ちょ!?」」
「「ほら、帰るぞ
「お休みなさいませ……」
……勇人と夜戦(意味深)を行おうとした
「……それじゃ私はビスさんと霊夢さんの部屋を案内してから戻るわ。では、お休み」
「ダブル勇人、お休み」
「
紀伊が霊夢とビスが泊まる部屋を案内する為に疲労した身体に鞭を打つかの様に溜め息を溢しながら部屋を後にし……
「綾波も寝ます。それでは皆さん、おやすみなさい……です」
「私も手伝うわ……それじゃ、チャオ♪」
綾波が眠たそうになりながらも陽気に挨拶した優と共に持参したゲーム機を抱え、部屋を後にすると博霊は苦笑しながら勇人に言った。
「演習の話に戻すが、日程は僕達の都合に合わせた方が良いんだよね?」
「ああ。
博霊は勇人に軽いアドバイスをし、隙間を使って元の世界に帰ると勇人の精神世界に待機している『この世界の本来の"上城勇人"』こと『上城』が博霊に違和感を感じ、不安そうに勇人に言った。
(……何か嫌な予感がするな)
「嫌な予感?演習に関する事ですか?」
勇人は独り言を行っているかの様に上城に聞くと、上城は勇人の質問を一部否定し、自身の予感を簡潔に教えた。
(No……彼についてだ。勇人、先程彼に質問した内容である『彼が個人的に抱えている"
上城は博霊が抱えている問題が気になっており、その事が原因で勇人達にも被害が出る事を懸念していると勇人は上城の不安を一掃するかの様に微笑みながら答えた。
「はは……上城さんが其処まで気に掛けているとは……大丈夫ですよ。何せ彼も『貴方本人』ですから、厄介事が此方に来る前に対処してくれますよ。では僕達もそろそろ寝ますかね。それじゃ……お休み……」
(……
勇人は上城に微笑みながら答え、そのままベットに横たわり、静かな