バンドリ 〜THE amazing〜   作:JOKER1011

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第13話

そして次の日、私は1人喫茶店に向かっていた。

 

ある人達と待ち合わせをしているからだ。

 

店に入ると、もう2人座っていた。

 

美波「すいません、遅れました。」

 

梶田「いや、そんなに待ってないよ。それより俺たちの事覚えてる?」

 

美波「‥すいません。」

 

梶田「まあ、そりゃそうだよね。俺たちが最後に会ったの君が1歳の時だもんな。」と眼鏡をかけた男性が笑う。

 

男達の面子は向かいの男が眼鏡をかけていて、その男の隣がキャップを被っている。

 

周りから見たら異様な光景だろう。

 

男2人が座る席に女子高校生が1人。

 

誰だって異様に思う。私だってそう思う。

 

梶田「じゃあ、自己紹介しておくね。僕がサンダーボルツのギターの梶田誠。隣がベースの宍戸悠人。」

 

梶田「君のお母さんから聞いたよ。バンドやるんだって?しかもボーカル&リードギター。健人を思い出すよ。」

 

宍戸「おい、今日はそんな話しにきたんじゃないだろ?」

 

梶田さんが宍戸さんに肘で突かれる。

 

梶田「ああ、そうだったな。これを見てくれるかい?」

 

そう言ってカバンからクリアファイルを出した。

 

サンダーボルツと大きく文字とロゴが描かれたクリアファイルだ。

 

梶田「中身は曲の楽譜だ。未発表のね。」

 

宍戸「サンダーボルツはあの日に解散した。しかし10年後にまた一日だけでも復活しようって話になってたんだ。」

 

梶田「その時にやろうと思って君のお父さんと僕が作った曲だ。もうそれは実現しないけどね。」

 

梶田「頼みがある。この曲をもらってくれないか。」

 

美波「え?」

 

いきなりの話に美波は戸惑う。

 

いきなりサンダーボルツのメンバーに呼び出されたと思えば、パパと梶田さんが作った曲を使ってくれと言われた。

 

美波「でも‥私‥」

 

梶田「たしかに君はギターを弾くことができないだろう。だけどそれなら僕が教える。だからお願いだ!」と頭を下げられる。

 

隣の宍戸さんにもだ。

 

美波「‥分かりました。」

 

そして店を出て二人と別れる。

 

どうしよっかな〜

 

せっかくだからギターのピックとか見にいこうかな。

 

そして江戸川楽器店に入り、ピックを見る。

 

ふむ。さっぱり分からない。

 

全部だいたい形一緒だしな〜

 

やっぱ、これかな!赤いし。

 

そしてレジに行こうとすると曲がり角から出てきた人にぶつかった。

 

私は大丈夫だったが、向こうは転んでしまった。

 

麻弥「イタタ‥」

 

美波「大丈夫ですか?」

 

私は、目の前の自分にぶつかって転んでしまった人に手を差し出す。

 

麻弥「いや〜すいません。自分が余所見して歩いてて。」

 

その人は手を掴み立ち上がりながら言う。

 

美波「いえ、私もすいません。」

 

美波「それでは。」

 

あの人、バチもってたな。バンドやってる方なのかな。

 

会計して店の外に出ると、電話がかかってきた。

 

 

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