バンドリ 〜THE amazing〜   作:JOKER1011

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第17話

響「楽しかったね。初ライブ。」

 

響がこちらに目を向けずに携帯ゲーム機を操作しながら言う。

 

美波「え!?どうしたの、これ!?」

 

よく見ると響のギターにはアレンジが加えられていた。

 

ギターのヘッドがPS4のコントローラーの形になっていてネックには、そこから伸びたコードが描かれていたからだ。

 

爽「そんなに驚く事?」

 

そう言いながら出したベースはアレンジどころかベースの形をしておらず、ベースの長いネックを使ってスナイパーライフルの形をしていた。

 

美波「楽器に二人の趣味が‥ガチだ。」

 

まさかと思いバッと後ろを見る。

 

映美「♩〜」

 

碧「‥‥」

 

よかった、普通の楽器だ。

 

まあ、この二つはスタジオのレンタル品だから改造は不可能だよね。

 

自分もギターのチューニングなど諸々の準備を終え、練習を開始する。

 

もちろん私達が披露した3曲の【Masquerade】とカバー曲の【Get over】と父の曲【リバイバル ライトニング】だ。

 

練習の合間に次に私達はどんな曲をやりたいかを話し合う。

 

結果、カバー曲をやってみたいということで、後日やってみたい曲を各自3曲ずつ持ち寄る事にし、今日の練習はお開きとなった。

 

ライブハウスを出て、カフェでアイスティーを注文し、空いてる席に座る。

 

やってみたい曲を探し、めぼしいものをリストアップし、アイスティーを飲み干したところでカップをさげ、ある場所に向かう。

 

そこは墓地だ。

 

美波は歩き、永田家の墓の前に着く。

 

美波「お父さん、私バンド始めたよ。信頼できる仲間にも出会った。あとね!お父さんが遺してくれた曲も披露したんだよ。本当に‥ありがとう。」

 

もちろん返事が返ってくることはないが、ひとしきり言いたい事を伝え、墓地を後にした。

 

美波「ただいま。」

 

美波母「おかえり、美波。」

 

美波「今日お父さんのお墓に行ってきたよ。」

 

美波母「ちゃんと伝えられたのね?よかったわ。」

 

 

美波「お母さん。」

 

急に真面目なトーンで母の名を呼ぶ美波。

 

その変わりように母は動きを止め、美波を見た。

 

美波「私‥絶対お母さんの前からいなくならない!」

 

美波母「ふふ、そうね。でもお嫁にはちゃんと行くのよ?」

 

美波「もー!分かってるよ!」

 

二人で笑いあい、美波は二階の自分の部屋に上がっていった。

 

部屋に入り、背負っていたギターケースからギターを出し、立てかける。

 

そのまま、仰向けにベットへ寝転ぶ。

 

思えば、慌ただしく色んな出来事が過ぎていったなぁと考える。

 

アメイジング5のメンバーとの初のオフ会、私からみんなをバンドに誘った事、母に反対されたけど結果許してもらった事、父の死の真相を知った事、初ライブを成功させたこと。

 

色々あったな、ふふっ

 

美波「さて!いっちょ頑張りますか!」

 

 

The amazing バンドストーリー第1章 完

 

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