バンドリ 〜THE amazing〜   作:JOKER1011

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第3話

さて今私は一人でカフェにいる。今着いた所だ。

待ち合わせ場所の名は(羽沢珈琲店)だ。場所はフィルが決めた。どうやら近所らしい。

 

因みに待ち合わせの時間は12時だ。今日は土曜日だからかな。意外と人が居なくて静かだな。

 

「ちょっと聞いてよ、つぐ〜」

 

前言撤回だ。うるせえ。私はチラッと声のした方を見る。ピンクっぽい髪でガーリーな服に身を包んだ女の子が店員さんに愚痴を聞いてもらっている。

 

仲が良いな。と思いながら先に出された水を飲みながら見ていると視界の隅に注文を取りに来た女の子か。見えた。そちらを向こうとした瞬間「へいラッシェーイ!!なに握りやしょーか!」という恐らくこれまでもこれからも確実にカフェで聞くことはないだろうという言葉に飲んでいた水を吹いてしまった。

 

「だ、大丈夫ですか!お客様!」と先程まで友達に絡まれていた店員さんが走り寄って来た。

 

「ゲホッゲホッ!はい、なんとか。」

 

「大変申し訳ありません!すぐに代わりのお冷をお持ちいたします。」と厨房へ引っ込んでいった。

 

「あの…」と先程場違いなセリフで私を笑わせた店員さんが話しかけてきた。

 

「はい?」

 

「今の水の吹き方、かっこよかったです!どうやってやるんですか?」

 

あれは私がプ女子で、あるヒールの選手がやってたパフォーマンスを練習してたから咄嗟に出ただけなんだが…

この子…外国人か?ふふっ、からかってやるか。

 

「教えられません。私忍者だから。」

まあ、今時こんな嘘に引っかかるわけ…

 

「凄いです!!忍者さんなんですね!!」

信じちゃったよ。純粋過ぎんだろ。

 

「いや…今のは…」

 

「すいません、仮の世を忍んでる最中に」

もう、良いや。

 

その時キョロキョロと挙動不審な客が入ってきた。

 

誰だ?挙動不審な割には目深に被っている帽子が派手すぎるだろ。魔法使いみたいな形の白い帽子に色とりどりの星が付いてて、帽子の上の方の尖っている部分にも星が付いている奇妙な帽子だ。

一体どこで売ってるんだ?

 

かくいう私もプロレスラーのオメガ選手のTシャツだけど。

 

私がこの服を着ているのはちゃんと意味がある。

実は集合する際に目印として各々好きなものを身につけてくるようにと決まったのだ。言ってしまえばオタクなのだ。

 

確か…私がプ女子で、あとは(ゲーム)、(ミリタリー)、(特撮)、(コスプレ)が来るらしいが。

 

目の前の子が該当するとしたらゲームかコスプレだよね?

 

でもあの子が?

 

まあ、声掛けてみるか

 

「すいません」

 

「ひゃい!」

 

「あの〜」

 

「まさかとは思いますが…フィル?」

 

「えっ、何で知ってるんですか?」

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