バンドリ 〜THE amazing〜   作:JOKER1011

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第6話

「それでね、りんりん!今回のイベントなんだけどね!」

 

「そうだね。今回魔竜バルボロス討伐の他にキラポン大量発生だもんね。」

 

うん?NFOの話か。私は声の方を見る。一人はゴスロリというか…何だろ?分かんない服装の元気な女の子とおとなし目の…どっかのお嬢様みたいな静かな女の子の一見不釣り合いなコンビか。

 

「まあ、それでね、バルボロスをどう叩くかなんだけどね」と爽が言う。

 

「まあ、イベント自体はまだ始まってないから分からないけど、いつもどおりのフォーメーションでいいんじゃない?」と響が提案する。

 

「2–1–2だよね。うん!分かった!」と話していると

 

「あの〜すいません。」と話しかけられる。やばっ!騒ぎすぎたか?

 

「皆さんもNFOやってるんですか?」とさっきの元気な方に声をかけられる。

 

「ええ、やってますが。失礼ですがあなたは?」と響が聞く。

 

「ふっふっふっ、よくぞ聞いてくれた!私は深淵の魔界より出でし魔界の使者、あこ!」とポーズを決めながら自己紹介をした。

 

私たちはあっけに取られるが「で?お名前は?」と何事もなかったかのように響が聞き返す。

 

「そうか。我が名が聞き取れなかったか。私は深淵の魔界より出でし魔界の使者!あこ!」

 

「ふ〜ん、で?お名前は?苗字込みで。」とまた響が聞く。

 

「だから私は…深淵のm…」

 

3分後

 

「宇田川あこです。」

あ〜あ、大人げねぇwあれからあこちゃんが厨二病真っ盛りな自己紹介をするたびに何度も名前を聞き返すという流れが続き、最終的にあこちゃんが折れた。心が。

 

あれからあこちゃんは30回も同じセリフをくりかえしたのだ。これは後で聞いたのだが初対面でこっちが全く名前が分からないのにちゃんと名前を言わないやつは腹たつらしい。

 

因みにサイン書く時の宛名やイベントで共演する同業者が使うニックネームは構わないらしい。

 

「あの…えっと…白金燐子です。」とオドオドしながらもう一人の子が挨拶する。ありゃあ、これ絶対響のせいだ。

 

「それでどうしたの?」と碧が聞く。

 

「実は…」どうやらバルボロスに挑みたいが前情報が正しければレベルが足りない。だから協力を申し込みたいらしいのだ。

 

「ねえねえ、それっていr…ムグッ!」と依頼と言いそうになった爽を私が急いで止めた。

 

「なんで邪魔すんの〜」

 

「私達は正体を隠して活動してんのよ?今ここで依頼の話なんかしたらバレちゃうじゃない。」

 

「あっ!そっか!」

 

「本当にこの子は…」

 

「ところで響さんは妹さんはいらっしゃるんですか?」と燐子が聞く。

 

「いないわ。それがどうしたの?」

 

「いえ…雰囲気が私が入ってるバンドのメンバーに似てて…」

 

「私に?ふ〜ん。」

 

「じゃあ明日は休みだから…明日の10時にゲーム内に集まりましょうか。」

 

「それではよろしくお願いします。」とあこちゃんと燐子さんは帰って行った。

 

「あの〜」と碧がおずおずと手をあげる。

 

「どうしたの?あおちゃん。」と映見が聞く。

 

「私達ってバレないようにするのならジョブは何にしたらいいですか?」

 

「あっ…」見事に全員がハモった。

 

そうじゃん!そのままで行ったらバレるじゃん!何で気がつかなかったんだ!

 

「じゃあ私はナイトで行くよ。」

 

「じゃあ私はアサシン!」

 

「じゃあ私はイェーガーで行くよ。」

 

「じゃあ私は灰魔導師!」

 

「じゃあ…ビーストテイマー!」

 

「各自明日までに操作に慣れておくように!解散!」と私の号令で急いで帰り各自いつもとは使い勝手が違うジョブに苦労した。

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