GATE 大日本帝国 彼の地にて、斯く戦えり   作:人斬り抜刀斎

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合流

各合流地点で帝国軍に抑えられている出雲たち救出部隊は、ヘリとの最後の合流地点に向かっていた。しかし出雲達の行く先々に帝国軍の待ち伏せにあっていた。

 

「装填!最後の給弾ベルトだ」

 

「こっちも撃ち止めだ。合流しよう」

 

出雲達は、帝国軍の騎馬隊の遭遇し排除に掛かっていた。だが、あまりに敵の数が多く弾薬が底をつきかけていた。

 

「斥候だけ残して騎兵を下げよ。随時狼煙を上げ敵の場所を報せろ!奴等の飛び道具のせいで軽騎兵すら弓の射程に近づけん」

 

「フーオク殿合図を」

 

フードを被った魔導士が魔法で合図の狼煙をあげる。

 

「ボルホス隊長!第一大隊から合図です!敵は西に向かっています」

 

「西か、山に向かってどこへ逃げようと言うのだ?報告にあった空飛ぶ船でも迎えに来るのか?」

 

「む、奴等の行く先にエムロイ教団の修道院跡がある」

 

「教団の内乱で使徒に断罪されたと言う。そこにも一隊配しております」

 

「地理に疎いなら分かりやすい目印を選ぶ筈」

 

ボルホスは、地図を見て日本兵達が次にどこに向かっているのか予想してエムロイの修道院跡と推測する。

 

 

一方、出雲達の回収に向かうヘリでは、

 

『進路をD地点に変更する。この調子だとここにも敵が居そうだ』

 

目的地に近づくにつれて周りの皆が緊張する者もいれば冷静な者、気楽な者が居るがその中でも特に際立っているのが一人だけいた。

 

「ん・・・んっんっんっああん・・・」

 

ロゥリィだった。ロゥリィは、指を咥えながら喘ぎ声を漏らしていた。

 

「大丈夫ですか?お姉様」

 

「ん・・・ふぅ早くぅ・・・」

 

とロゥリィはいつものエムロイの亜神としての定めというべき衝動にかられていた。

 

「こちら隼、こちら隼、目標のD地点まで後5分です!どうぞ!」

 

『こちら出雲、D地点まで後約2キロ程だ。それにしても『隼』だって?陸軍の一式戦の名前からとったのか?加藤隼戦闘隊みたいでなかなか縁起がいい名前じゃないか』

 

と交信符丁に隼の名前を冠したヘリに出雲は称賛する。そして、伊丹は無線機を取り

 

「出雲少佐。こちら伊丹、負傷者は居ますか?」

 

「よぉ伊丹少尉。まだ生きてたか?こっちは怪我してない奴の方が少ないくらいだ」

 

伊丹が、出雲に負傷者がいるか確認して、出雲は負傷者が多勢いる事を報告する。

 

「こんな事もあろうかと怪我人と治療大好きな美男軍医と美人の助手を連れて来てるんです!あってがってやらないと俺達が怪我人にされちまいます」

 

「ハハッ、そりゃいいな。白衣の天使に介抱されるのも」

 

「なら全員生きて帰って来てください!」

 

「あぁ、任せろ」

 

そして、伊丹は無線機を切って後部座席の方に振り向く。

 

「みんないいか!俺達の仕事は降着地点の確保だ!!救出部隊が着陸地点に乗り込んだらさっさとずらかる。あんまり離れるな、黒川怪我人だらけだそうだ、手当てたの・・・む・・・」

 

と伊丹は、黒川に出雲達救出部隊に怪我人が続出しているので、手当てを頼もうとしたところ黒川は、笑顔で伊丹を見ていたがその目は、笑っておらず黒いオーラが漂っている感じだ。

 

「誰が怪我人治療大好き軍医ですって?」

 

「ちゃんと美男って付けただろう!ってか聞こえてたのかあれ!?ダメか!?ダメなのか!?あ、それとも優男の方が良かったか?」

 

「そう言う問題じゃありません!そもそも怪我人好きってそれただの変人じゃないですか!!私は、そんな性癖はありません!」

 

「治療好きなのは、否定しないんだな・・・・・」

 

とツッコミを入れる。まぁ、そんなこんなで気を取り直した伊丹は、

 

「てことで、養鳴教授とピニャ様達は黒川の手伝いお願いします」

 

「うむ、任せたまえ」

 

「クロカワなら死人も生き返らせそうだな」

 

伊丹は、教授とピニャに黒川のアシストを頼むと、ロゥリィの方に目をやる。

 

「ロゥリィ」

 

「なぁにぃ?」

 

「出てもいいけど、すぐに戻るんだぞ!いいな」

 

「わかってるわよぉ」

 

と伊丹は、ロゥリィに戦っていいけど出雲達を救出したら直ぐに飛び去るから程々にと念押し、ロゥリィはやれやれといった感じで返事をする。

 

一方、出雲達は、合流地点である大きな崖にあるエムロイの修道院跡に向かっているとデリラが敵を探知した。

 

「隊長さん、前に敵が伏せている気配が!」

 

「今更変更出来ん!このまま突破するぞ!」

 

「そんな、無茶なぁっ」

 

「いい加減逃げ回るのにも飽きただろ?」

 

そして、帝国兵達は、弓矢やクロスボーを一斉に放つ。矢の雨が出雲達に降り注ぐ。出雲達は帝国兵から鹵獲したスクトゥムの盾の使いテストゥドと言われる盾を前方・上方に掲げる陣形で矢を防ぐ。

 

「やって見せてこそ我々皇軍だ!行くぞ!!」

 

そう言って出雲達は、MP40短機関銃を撃ちまくりながら敵陣に正面突破を試みる。

 

「撃ちまくれ!敵を着陸地点に近寄らせるな!」

 

合流地点にやって来たヘリからも搭載されている機関銃で地上の敵を一掃して出雲達を支援する。

 

「ケツを崖につける」

 

「旋回します!」

 

「わかった!」

 

そして、ヘリはゆっくりと降下して高度を下げて行く。帝国兵達が身構えている時、ヘリからロゥリィが飛び降りて行き愛用のハルバートで敵を一刀両断していく。その時のロゥリィの顔は、清々しく生き生きしていた。

帝国の国歌を描こうと思うんですがどれを参考にしたらいいですかね?

  • 『廃墟からの復活』
  • 『皇帝陛下万歳』
  • 『神よ、皇帝フランツを守り給え』
  • どれでも良い
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