GATE 大日本帝国 彼の地にて、斯く戦えり   作:人斬り抜刀斎

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死亡フラグ回収!

地面の穴から出て来たエイリアンみたいな怪異が突如現れ、辺りにいる人間を片っ端から喰らい付いて行く。

 

「なんてことだ!早くどけろ!・・・・・・ジーザス・・・・・・」

 

グラハムはいち早くドームの扉から銀座へと出ようとしたが、彼が見たドームの外は摩天楼の建物が立ち並ぶ銀座ではなく真っ暗な世界だった。

 

一方銀座側の人々がドームの中を見れば、

 

「そこそこデカかったな地震」

 

「あれ!?真っ暗・・・・・・ドームの中も停電?」

 

「いや・・・・・・黒い霧?ガスかな?」

 

「え!?やだ、どうなってるの?」

 

ドームの中は黒いモヤ状の何かに覆われて全く中の状況がわからずパニックになっている。

ドームの中では、ロゥリィや、アルヌス傭兵団、カトー老師なども怪異に応戦する。

 

「なんだこいつら見たことねぇぞ!」

 

「後退!ドーム入口付近まで退がれ!戦車目標!前方地面の穴、連続射撃。部隊後退を援護せよ!

 

『了解』

 

全員を下がらせる様指示を出し無線で今村は、戦車に怪異に砲撃を指示する。ティーガーは主砲を怪異に向け

 

「戦車発砲する、離れろ!」

 

戦車長の号令でティーガーの88mm砲が火を吹き、榴弾は穴の中で爆発して触手は怯んで後退した。

 

「触手退いた!?何かにあったてんのか!?」

 

「知るか!ともかく撃ち続けろ!」

 

触手が怯んだのを見て戦車の乗員は次の弾を装填し、ティーガーとパンターが砲撃を開始する。

 

「ヨウジ!」

 

「なんだ?レレイ」

 

「今からギンザへの『門』を広げ直す。そうすれば他の世界に繋がる『門』は押しつぶされる」

 

「わかった、銀座は今入口側で揉めている。ドームの裏側にずらせないか?」

 

「やってみる」

 

そんな中、レレイは閉ざされた銀座への『門』を再び開通させ、それと同時に開いた別世界への『門』は消すと伊丹に告げる。そして、レレイが呪文を唱え巨大な『門』をドームの中に出現させる。

 

『ドーム内異常消失』

 

「よし、総員退去!『脱兎』を発令!」

 

ドーム内の穴が消え怪異も居なくなると今村大将は、退却命令を下す。

 

『『脱兎』だ!『脱兎』発令!』

 

退却命令が出て、『門』にはスチュードベーカUS-6の車列が出来、日本赤十字、従軍看護婦、PX関係者、軍属などが優先して『門』を通されその車列を今村や参謀、各連隊長らは敬礼して見送る。

 

「カトー先生どうすれば?」

 

「うーむ、強力な魔法陣は正確かつ緻密に作らねばならぬ。あれがこの陣地の鏡像と言うのなら壁か壕か一ヶ所でも壊すなり埋めるなりすればよい」

 

「ならば壁の爆破しかあるまい、伊丹中尉!」

 

「はっ、はいっ」

 

今村は、カトー老師に意見を仰ぎ、壁か壕を破壊すればいいと言われ破壊を決定して伊丹を呼びつける。

 

「必要と思われるあらゆる行動を許可する!」

 

「は?自分がですか!?」

 

「今君以外の将校で誰が動けるか?」

 

「そうなりますと・・・・・・自分は日本に戻れないのでは?」

 

「そのつもりで帰隊したのではないのかね?」

 

「いえ、自分はそのつもりで帰って来た訳じゃぁ・・・・・・・」

 

と伊丹が言葉を言い掛けた時、テュカ、ロゥリィの二人は頬を赤く染めて悲しそうな表情で伊丹を見つめていた。伊丹は観念したのか

 

「・・・・・・しょうがねぇな、富田、ついてこい。施設の倉庫で器材の調達と図面確認するぞ。爆破用の穴がある筈だ」

 

「わかりました!」

 

「あ、じゃあ俺も・・・・・・」

 

栗林も残ろうと言おうとした所、伊丹からここに居ろと言われついでに今村大将当ての封書を手渡さられる。

 

「お前はここにいろ。あとこれ、大将に」

 

「なんで!?」

 

「お前は特地に残る理由があるのか?妹さんが心配じゃないのか?」

 

「え、うん・・・・・・・」

 

伊丹から特地に残る理由でもあるのかと問われ、唸りながら富田の方をチラッと見る。それに気づいた富田は

 

「栗林、お前は日本に帰れ」

 

「は!?」

 

「気持ちは有難いけど、もう俺ボーゼスに決めてるんだ。悪い」

 

「そうかよ・・・・・・・」

 

富田は自分はもう心に決めた人がいると断り、栗林は諦めたのかため息をついて去って行く。

 

「栗ボーの奴、本気でお前と妹と結婚させようとしてたのか?」

 

「まぁ、あいつの結婚条件は自分と同等かそれ以上の強い奴と決めていたみたいですから。隊長こそやっと観念した様で」

 

「そりゃあ、あいつらにあんな目で見られたらね・・・・・・・ヤオ、みんなを頼むぞ」

 

「此の身の命に代えても」

 

「特にテュカ、あいつなぜか死の暗示をさせてさ」

 

「・・・・・・それですが俺の死の暗示をどうにかしようと栗林とロゥリィが考えて、俺の前で隊長が死の暗示を言ったら厄を押し付けられるだろうって話を聞いたせいかと」

 

伊丹は、テュカがやたら死亡フラグ立ててくるのか疑問に思っていると富田がその訳を話す。富田の死亡フラグを伊丹に押し付けようと言う栗林とロゥリィの狂気の沙汰とは思えん発想に呆れる伊丹。

 

「あのバカ・・・・・・ロゥリィも・・・・・・」

 

「誤解されるな、御身が出陣しないと思っていたのだ。だがこうなっては、テュカは自分に厄を引き寄せようとしたのだろう」

 

「おい!テュカ!これが終わったらパーティーしようぜ!ケーキ食い放題だ!」

 

と突然伊丹は、下手な死亡フラグを立てた。その発言に富田は愕然とし、ロゥリィとテュカは慌てふためく。

 

「どうせ爆薬仕掛けて吹っ飛ばすだけだ。死ぬような事にはならねぇよ!ヨシ!」

 

どこからその自信が湧いて出るのかわからない伊丹の発言。しかし、その言葉が後々とんでもない形で返ってくることを知らない。

それから、日本軍はドームの前に防御陣地を構築していき、土嚢を積み上げ鉄条網を張り巡らせていき、あらゆる銃火器が設置されて行く。

 

「鉄条網の設置急げ!」

 

「対人、対戦車地雷、跳躍地雷もあるたけ仕掛けちまえ!」

 

「パンツァーファウスト、パンツァーシュレックはこっちだ」

 

陣地構築固めて行き、更には白兵戦を得意とするアルヌス傭兵団も加わる。

 

「敵の形態からして白兵戦はこちらに難がありそうですが」

 

「そこは傭兵団をあてにしていいわよぉ」

 

「今村大将!伊丹中尉から預かりました杉山陸軍大臣の封書です」

 

「なんだと!?」

 

すると、そこで栗林は伊丹から預かっていた陸軍大臣からの封書を今村に手渡す。受け取った今村は、封書の内容を開封する。

 

「なんですか?」

 

「政府回りの状態説明と陸軍大臣の命令書だ。特地方面派遣軍は国益確保のために必要なあらゆる処置を講ぜよ」

 

「それでは・・・・・・」

 

「うん、これをもって政府と連絡が回復したとみなし総員退去命令を一部変更、残留希望者を残すぞ!」

 

「しかし『門』が開いた現状、それだけで有効と言えるのでしょうか?」

 

「一時日本側に渡り、指示を仰ぐ事も可能では・・・・・・」

 

封書の内容を読んだ今村は、退去命令の一部変更特地残留を希望するものだけ残して他は本国へと帰還させる事を決定する。

 

「『門』は今、一方通行だ。それにこれによると東條は正常な政務判断が出来ない状態らしい。我々としては、これに従うしかないのだ。わかるな?」

 

「わかりました、大将!」

 

「陣地構築の進展を確認します!」

 

東條英機は最早失脚寸前の状態では今の政権は機能していないも同然のため現場の判断に任されている状態。

 

「まだ残留を希望する兵士はこっちに集まれ!」

 

「帰還する者は武器弾薬を置いて行け!」

 

「ドームが破られた時のために屋上にも銃座を構築するぞ!」

 

残留を希望する兵士は残され、帰還を希望する兵士は武装解除されてから『門』へと通される。『門』がもはやあまり機能していない状況で補給も行えない今、帰還する兵士の武器弾薬も貴重なのだ。

 

「第二連隊帰還しました!」

 

「不要車輛、装備を残置しそのまま銀座へ前進させろ」

 

ドームの前に帰還する兵士達が長蛇の列を成して並んでおりその列の中にはスチュードベーカーUS6の荷台に檜垣少佐や三偵のメンバーが乗っていた。

 

「檜垣少佐、ずっと鼻歌歌ってるんだけど」

 

「モルヒネのせいかな?」

 

「あれ?栗林!?」

 

すると、その列の通り過ぎる栗林を見つけ隊員が声を掛けた。

 

「何してんだ!?お前残るのか?」

 

「隊長と富田も残るぞ」

 

「富田も?」

 

「あっ・・・・」

 

三偵のメンバーは、隊長である伊丹が特地に残るのは分かっていたが富田も残るのかと疑問に思ったがすぐにその理由を察した。

 

「帰っても別に面白い事ないし、もう少しこっちで暴れて行くよ」

 

「テュワルが病院にいるから見舞ってやってな」

 

「わかったー」

 

と栗林は三偵のメンバーに特地に残る旨を伝え、走り去っていくスチュードベーカーUS6に手を振って見送る。

 

「大将!自分達もこの辺で失礼します。大将、ご家族は・・・・・・」

 

「息子の和男はもういい歳だ、下の二人も妻の久子に任せている。それより君達だ、向こうでの後始末を頼む」

 

「「「「「ハッ」」」」」

 

参謀は、今村大将に家族の事を聞くと今村は、長男の和男は子供ではないし、下の二人の子供も妻の久子に任せていると伝え、後の事を頼むと言われた参謀、連隊長らは敬礼をして去って行く。

 

 

一方、その頃古田を回収しアルヌスへと向かっている柳田達のヘリでは

 

『繰り返す、残留希望者は名乗り出ろまだいるか?』

 

「物好きが結構いるようだな」

 

「第四はほぼ全員残るようですね、俺は家族がいるんで・・・・・・ちょっと残念だけど」

 

「こっちの空は自由だしなぁ。まぁ、途中で事故ってた連中も拾ったし急ぐぞ」

 

無線から聞こえてくる残留希望者の連絡に操縦席の二人は、そんな事を話しながらこの空をもう飛べないんだと名残惜しいそうにしている後ろでは

 

「柳田中尉、自分は残ります。アルヌスで降ろして下さい」

 

「だめだ、もう降りる時間も無さそうだ。さっきも飛び出しそうとしやがって」

 

と古田は、虚な目で柳田に特地に残ると伝えるが柳田はその申し出を却下する。そんな古田を見てシェリーが

 

「・・・・・・フルタ様、それはテューレ様が望まれた事ではありませんわ。あなたには、国へ帰って夢を実現する義務がおありです!」

 

「義務?なんだよそれ、あんたに何がわかる?兎に角俺は残る!」

 

シェリーの言葉に眉をひそめて特地に残ると頑なに譲らない古田

 

「やっぱりあそこでぶっ殺しときゃよかったんだよ」

 

とデリラがあの時テューレを殺しておけばよかったなどと物騒な事を小声で愚痴る。未だ、デリラはテューレを許すことが出来ない。

 

「テューレ様は確信してらしたんですわ。フルタ様が夢を叶える事を、だから自分の事のように嬉しそうにしてらしたんです」

 

「テューレが嬉しそうだった!?どうして、そうなる!?テューレは幸せになってないじゃないか!」

 

「・・・・絶望の中に長くいるとね、幸せになれるかもって思っただけで満足しちまうのさ。あたいも長い間同じような暮らしをしてたからね。幸せになるのが怖いのさ、疑っちまうんだ。扉を開けたら何もないかもしれないって」

 

「・・・・・・そんなのありかよ・・・・・・」

 

どうしても、テューレが幸せになれる未来がない現実に憤慨する古田。日本軍とは知らないゾルザルに気に入られて皇太子付きの料理人として雇われ、その立場を利用して諜報活動を行ううちにテューレと心を通わせるも、その想いはテューレのあまりに重すぎる宿命のために叶うことはなかったのだ。

 

『アルヌスよりカラス、もう時間がないぞ、急げ!』

 

「柳田中尉!」

 

「このまま『門』に突っ込め!」

 

無線から最早一刻の猶予もなくと告げられ、アルヌスでの着陸を断念した柳田は、そのままヘリを『門』に突っ込む様指示する。

 

「おい、あれまさか・・・・・・」

 

「あのバカ来やがった!」

 

「危ねぇ!」

 

そのままヘリは、日本兵達の頭上の上をスレスレで飛んで『門』へと突入して行く。ヘリはそのまま銀座へと出たが、出た先の通りの並木にローターが接触してしまった。

 

「くそっ、引っ掛けた!つかまれ!着陸するぞ!」

 

機長は、そう言いヘリはバランスを崩しながら大通りに強行着陸を行った。機体は道路をスライドしながら墜落した。

 

「生きてるか?」

 

「お父様とお母様にまだ来るなって言われました」

 

「エンジン停止、死ぬかと思った・・・・・・」

 

柳田は、全員の安否を確認する。シェリーは墜落の瞬間一瞬両親の走馬灯でも見た様で、古田は銀座の街を見つめ悲しそうな表情をしていた。

一方、アルヌス側では『門』が段々と小さくなっていっていた。

 

「小さくなってる!?」

 

「やばい!」

 

『門』の開通にはかなりの体力を消費するようで持続時間はそれほど長くは持たないみたいだ。

 

「降車!走れ!走れ!」

 

「大丈夫?レレイ」

 

汗をかいて過呼吸になるレレイを心配するテュカ

 

「あとどれくらい保ちそうですか?」

 

「あと十分くらいか、もう数時間開き続けておる。さっき無理して広げたしの」

 

「カトー先生が代われませんか?」

 

「無理じゃ、あれはハーディからあの娘が授かった力じゃ。レレイしか使えん」

 

そろそろ体力に限界が来ているレレイを察した今村は、カトー老師に代わることは出来ないか聞いてみるが、カトーは首を横に振って『門』を開通させる力はハーディからレレイに授けられた力であり故にレレイしか使うことが出来ないと、

 

「どうしても帰らねばならない理由のある者以外は列を離れろ!装備を置いて手ぶらで走れ!」

 

「俺の嫁さん、そろそろ子供が産まれそうで」

 

「手紙がある奴は持って来い!」

 

「お前んとこ親が病気って言ってなかったか」

 

「速く、速く!」

 

「レレイちゃん、がんばれ!」

 

「もう少し・・・・・・」

 

など、日本兵たちの目の前で『門』は段々と小さくなっていき、既に四つん這いの状態で『門』を潜って行くぐらいまで小さくなっていた。

 

『引っ張ってくれ!』

 

その兵士の叫びと同時にレレイの体力に限界が来たのかレレイがキャパオーバーを起こし『門』は完全に消え『門』のあった所には最後に『門』を潜っていた兵士のジャックブーツの爪先だけが残されていた。『門』が消え再びドームの天井に六芒星のマークが現れ地面にまた穴が出現する。

 

『ドーム内異常再発!』

 

見張り員からの報告を聞いた今村は今残っている戦力を確認する。

 

「何人残った?」

 

「帰って来ていない第一連隊、第四戦闘航空団と合わせて我が陸軍一万人、海軍千二百人かと」

 

「物好きが予想以上に多い様だな。よし、総員配置につけ!」

 

派遣された日本軍約5万人の内特地に残ったのは一万千二百人が残った。今村の命令の下、日本軍兵士たちは小銃や機関銃を構えて準備する。

 

「また一緒に戦えるわねぇ、シン」

 

「あぁ、腕がなるぜ」

 

ロゥリィと栗林、この二人がこうして共に戦うのはアルヌスでの盗賊討伐の時以来だろう。

 

「扉を閉じろ」

 

今村は、ドームに入り切るだけの人数を入れてドームの扉を閉める様指示、ドームの外では戦車や装甲車、野砲などが主砲をドームに向けてもし、怪異が出て来た時のために備えている。

 

「伊丹中尉、進展はどうか?」

 

『爆薬の設置は完了しました。あとは、点火線を・・・・・・』

 

「では急ぎたまえ、あと十分で・・・・・・」

 

『怪異出現!』

 

その声と同時に穴から再び触手が現れ

 

「点火!!」

 

の号令と共に日本軍は穴の周りに設置していたダイナマイト起爆装置を押し、爆薬、地雷が起爆し大きな爆発を起こし炎に包まれた。

 

「やったか?」

 

「なぁ・・・・・・あの触手って本体があるんだよな?」

 

兵士達はあの爆発で怪異を倒したのかと思っていると、炎の中から触手の本体やカマキリに似た虫の怪異らが穴から現れて来た。皆が唖然とする中、

 

「ほらほらぁっ、壊れちゃいなさぁい」

 

先陣を切ったのはロゥリィだった、彼女は自身の得物のハルバートを振り翳し触手の本体や他の怪異へと切り掛かる。

 

「援護射撃!周りの敵を撃て!」

 

ロゥリィが先陣を切ったのを見た日本軍は一斉に機関銃と小銃で応戦していく。

 

「ってぇ!」

 

更に戦車長の合図と同時にティーガーの88mm砲とパンターの75mm砲、7.5cm Pank48が火を吹く。

 

「徹甲弾装填!続けて撃て!」

 

戦車隊や砲兵隊が徹甲弾で本体を仕留めていき、

 

「くっ、新手ぇ?さぁ、来なさぁ・・・・・・い!?」

 

ロゥリィは、次に穴から出て来た怪異にロゥリィは言葉を失った。何故なら、その怪異の見た目がゴキブリに似ていた為である。

 

『いやあああ』

 

「なんで別の異世界なのにゴキブリは同じなんだよ!」

 

声を上げるロゥリィ、流石のロゥリィでもゴキブリには嫌悪感を抱くらしい、男である栗林もゴキブリなどの気味悪い系の虫はアウトの様だ。

 

 

ロゥリィ達が虫の怪異と交戦している頃、伊丹と富田は要塞の壁を爆破する為に壁頂へと登っていた。

 

「隊長、どうしたんスか?早く発破母線を降ろして下さい」

 

「誰か見えてるか?援護射撃してくれ」

 

『だめだ!近すぎる!』

 

(後は外側の配線だけなのに、くそっ。こいつ・・・・・・壁登って来やがったのか?)

 

伊丹は無線で機銃者に何やら援護射撃を要請していたが伊丹と標的が近すぎ伊丹を巻き込みかねないとして却下される。内心そう呟く、伊丹の目の前にはダーの生き残りの一頭が伊丹と対峙していた。

 

「参ったなこんな事なら、死の暗示を引き取るんじゃなかった」

 

そう言いながら伊丹はトレンチガンを構える。

 

帝国の国歌を描こうと思うんですがどれを参考にしたらいいですかね?

  • 『廃墟からの復活』
  • 『皇帝陛下万歳』
  • 『神よ、皇帝フランツを守り給え』
  • どれでも良い
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